DELL Inspiron 15 5593レビュー

DELLパソコンの購入に役立つ情報を提供するサイトです。
Inspiron 15 5593について解説しています。
HOME > DELLノート製品情報 > Inspiron 15 5593レビュー
  • デル即納モデル
  • DELLデスクトップパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLノートブックパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLパソコンをインチで選ぶ
  • DELLパソコンを筐体で選ぶ
  • DELLパソコンをキャンペーンで選ぶ
  • DELLパソコンをランキングで選ぶ
  • DELLモニタを選ぶ
  • 法人向けデルパソコン
  • デルパソコンカスタマイズ講座
  • 他社パソコン比較購入ガイド
  • HP比較購入ガイド
  • レッツノート比較購入ガイド
  • 富士通パソコン比較購入ガイド
  • レノボ比較購入ガイド
  • Microsoft Surface
DELL
Inspiron 15 5593レビュー
DELL Inspiron 15 5593は15.6インチ液晶搭載ノートPCです(*DELLパソコンの4桁の型番(本モデルでは「5593」)を確認する方法はこちら)。

DELLのミドルレンジノートに位置づけられるInspiron 5000シリーズに属しています(→Inspiron 5000シリーズの特徴・モデル一覧はこちら)。

Inspiron 15 5593レビュー
Inspiron 15 5593の主な特徴は次のとおり。

・15.6インチ液晶搭載
・このクラスのノートPCとしては軽量・薄型ボディを実現
・第10世代インテルCoreプロセッサ搭載
・基本性能は充実している
・2つのカラーリングを用意


ここではInspiron 15 5593の特徴・スペック等について詳しく解説したいと思います。
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)15.6インチノートPCとしては薄型・軽量ボディ

Inspiron 15 5593は15.6インチ液晶を搭載したノートPC。大きめの液晶を搭載しているので、画面が見やすいうえ、迫力ある映像を楽しむことができます。

液晶が大きいと、その分、ボディも大きく/重くなり、扱いづらくなってしまうことが多いのですが、Inspiron 15 5593では光学ドライブを非搭載にするなどして、このクラスのノートPCとしては薄型・軽量ボディを実現しています。


厚みは最厚部で19.9mm。


ボディが分厚くないのですごく掴みやすいですね。


持ち歩く際もしっかりホールドできます。


ディスプレイ部分を開くと、スリムさがよくわかります。ちなみにディスプレイ部分は、ここまで開くことができます。


重量は1.806kg(実測値)。一般的な15インチノートPCの重量が2kg程度ですから、少し軽くなっています。


スリム・軽量化を実現しているため、非常に扱いやすいですね。


従来の15インチノートPCのように、重くて分厚いため据え置きタイプとしてのみ使うのではなく、必要に応じてちょっと移動させて使う、ということがしやすいと思います。


脇に抱えて持ったところ。それほどかさばらず、15インチノートPCとしてはコンパクトに仕上がっています。


なので、鞄からの出し入れもスムーズ。ビジネスバックから、ボディの左右が引っかかることなくサッと取り出せます。


ディパックからの出し入れも快適です。

2)スペックをチェック(第10世代インテルCoreプロセッサ搭載)
Inspiron 15 5593の主なスペックは次のとおり。

【Inspiron 15 5593)の主なスペック】

 
Inspiron 15 5593
液晶
15.6インチ FHD(1920x1080) 非光沢 LEDバックライト ノンタッチ スリムベゼルディスプレイ
CPU
第10世代インテルCore i5-1035G1 プロセッサー (6MB キャッシュ, 最大 3.6 GHz まで可能)

第10世代インテルCore i7-1065G7 プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 3.9 GHz まで可能)
メモリ
8GB, 8Gx1, DDR4, 2666MHz

16GB, 2x8GB, DDR4, 2666MHz
ストレージ
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
光学ドライブ
グラフィックス
インテル UHD グラフィックス 共有 グラフィックスメモリー

インテル Iris Plus グラフィックス 共有 グラフィックスメモリー
搭載端子
2 x USB 3.1 Gen 1
1 x USB 2.0
1 x HDMI 1.4b
1 x SDメディア カード リーダー(SD、SDHC、SDXC)
1 x RJ45 - 10/100 Mbps
寸法
(mm)
364(幅)×249(奥行)×18.0-19.9(高さ)mm
最小重量
(kg)
1.83kg
最小構成価格
(税抜・配送料込)
62,980円

(ここに記載されている価格は、クーポン適用前の価格です。実際に購入する際には、提供されているクーポン分の値引きの適用を受けることができます)

CPUには、第10世代インテル Core i5-1035G1プロセッサ/第10世代Core i7-1065G7プロセッサ搭載モデルが用意されています。

CPU 第10世代インテルCore i5-1035G1  第10世代インテルCore i7-1065G7 
コアの数 4 4
スレッドの数 8 8
プロセッサー・ベース動作周波数 1.00GHz 1.30GHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 3.60GHz 3.90GHz
キャッシュ 6MB 8MB


メモリは標準で8GBを搭載。8GBのメモリ容量があれば、Web閲覧/動画再生といった、一般的なタスクは快適に処理できると思います。

16GB搭載モデルも用意されているので、性能にこだわるのであれば大容量メモリを搭載するのありだと思います。

ストレージは、SSDのみを搭載。HDDは選択できません。SSDの方が高速アクセスできるうえ、耐衝撃性に優れるため、HDDよりも使い勝手は上です。容量は512GBのみを用意。

SSDはHDDに比べて高価なため、128GBや256GBなど、少なめの容量を搭載しているモデルが多いのですが、512GBあれば、容量不足を感じるシーンは少ないと思います。

グラフィックスには、CPU内蔵タイプのみを選択可能。インテルCore i5-1035G1はインテルUHDグラフィックス、インテルCore i7-1065G7は、より高性能なインテルIris Plusグラフィックスを搭載。

光学ドライブは非搭載です。

グラフィックスがCPU内蔵タイプなので、高い描画処理能力が必要とされる動画/画像編集には不向きですが、第10世代インテルCoreプロッサ+8GBメモリ+SSDという構成は、負荷のかからない一般的なタスクであれば、十分な性能を発揮できる構成だと思います。

3)パフォーマンスをチェック
Inspiron 15 5593のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。

【プラチナ】
CPU:第10世代インテルCore i7-1065G7 
メモリ:16GB
ストレージ:512GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス:インテルIris Plusグラフィックス 
CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。

CPU:621cb→一般的な使い方をするノートPCとしては十分なスコアです。

ストレージの性能をチェックするCrystalDiskMarkベンチマークソフトのスコア。高速アクセスできるPCIe NVMe SSDを搭載しているだけあって高いスコアを記録しています。
負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質
解像度
スコア
評価
最高品質
1920×1080
7502
とても快適
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレータ」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質
解像度
スコア
評価
標準品質
(ノートPC)
1920×1080
3880
快適
高品質
(ノートPC)
1920×1080
2911
やや快適
最高品質
1920×1080
2071
普通
インテルUHDグラフィックスよりも性能が高いIris Plusグラフィックスを搭載しているため、スコアが高め。画質を抑えめにすれば快適に楽しめるという結果が出ています。
4)2つのカラーリングを用意

Inspiron 15 5593では、カラーリングとしてミッドナイトブループラチナシルバーを用意。レビュー機はミッドナイトブルーです。


名前のとおり、ちょっと濃いめのブルーになっています。とても綺麗なブルーです。


パームレスト部分はブルー、キーとディスプレイの外枠はグレーのツートンカラーを採用。派手さはなく落ち着いた色合いです。


こちらはイベントに展示されていたプラチナシルバー。


光が当たったときの反射が綺麗。上質なデザインに仕上がっています。


パームレスト部分はシルバー、キーとディスプレイの外枠はブラックのツートンカラーになっています。


ボディに樹脂を採用していると思われますが、チープな感じはありません。


上の写真のように、周囲のインテリアに溶け込んでいます。
5)使い勝手をチェック
Inspiron 15 5593の使い勝手をチェックします。
■起動時間
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→12.12秒 / 2回目→12.13秒 / 3回目→13.89秒

約13秒で起動可能。すぐに起動してくれるイメージです。
■バッテリ駆動時間
DELL Webサイトにはバッテリ駆動時間が記載されていなかったので、どのぐらいバッテリが持つのか実際に計測してみました。

ディスプレイの輝度:80% / 電源モード:高パフォーマンス

の状態で、ずっとYouTubeの動画(標準サイズ)を再生しながら、Web閲覧/テキスト入力を行ったところ、1時間でバッテリが21%減りました。単純計算で4.76時間バッテリが持つ計算になります(利用する状況に応じて駆動時間は変化すると思うので、あくまで参考値としてください)。

動画再生はバッテリを消費するので、動画を再生しない一般的な使い方であれば、もっと駆動時間は延びると思います。
■外部映像出力
外部映像出力端子として、HDMI端子を利用することができます。
HDMI端子に加えて、映像出力可能なUSB Type-C端子を搭載しているモデルもありますが、このInspiron 15 5593ではHDMI端子でしか映像を出力できないため、1つの外部モニタにしか出力できません。

また4Kテレビと接続したのですが、最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドットでした。
■電源ボタンと指紋認証リーダーを統合
電源ボタンはキーボードの右上隅に配置されています。以前は側面部に電源ボタンを配置するモデルが多かったのですが、最近のモデルはこの位置に配置されるようになっています。押し込むにはちょっと力が必要なうえに、テンキーの右上に配置されるため、キーボード操作時に誤動作させてしまうことは少ないと思います。

電源ボタンは、指紋認証リーダーを統合しており、指紋を登録することで、より安全にログインすることができます。
■電卓ボタンを用意
テンキーの上部に電卓ボタンを配置(上の写真の赤丸)。
テンキー上部に配置されるキーの種類が、従来モデルとは異なっています(上の画像はInspiron 15 5583)。
電源ボタンを押すと、電卓アプリケーションが起動します。即座に計算を実行できるのは便利ですね。
■CinemaColor対応
同梱されるCinemaColorツールを使って、画面に表示される色合いを変更することが可能。

次の4つのモードを選択できます。もちろんオフにすることも可能です。
・動画→コントラストが高くなる。より深みのある色合いになる
・夜間→暗めの画面になる
・スポーツ→よりくっきりとした表示になる
・アニメーション→色が鮮やか
■サーマル管理が可能
同梱されるPower Mangagerツールの「サーマル管理」を使えば、状況に応じて、熱(サーマル)設定を変更することができます。
最適化/低音/静音/超高パフォーマンスの4つの熱設定の中から選べます。
■サウンド
Inspiron 15 5593では、底面部の前面部寄りの左右にスピーカーが配置されています。
2つのスピーカーを搭載したデュアルスピーカーシステムを採用。
実際に音楽を聴いてみましたが、まずまずのサウンドです。ちょっとカシャカシャする感じはありますが、全体的なバランスはそれほど悪くありません。
同梱されるMaxxAudioProツールを使えば、イコライザを使ってチューニングしたり、事前定義されたプロファイルの中から選択したりすることができます。
6)各パーツをチェック
Inspiron 15 5593の各パーツをチェックします。


液晶は15.6インチパネルを搭載。目の前に座ると十分大きいですね。最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。

15.6インチパネルであれば、1920×1080ドットの解像度で100%表示でも小さすぎて見づらい、ということはないと思います。


非光沢パネルなので、映り込みが発生しにくく、目の負担を軽減できます。


自分で撮影した風景写真を映し出してみました。色の表現が鮮やかで、黒もしっかり表現できます。表示ムラのなく、見やすいパネルですね。音楽のライブ映像を流してみましたが、非常に綺麗で精細感があり、映像を堪能できました。


広視野角のパネルを採用しているため、斜め方向から見ても表示に変化はほとんどありません。


文字潰れも発生しておらず、文字も見やすいです。なお、タッチパネルは選択できません。


Webカメラは、ディスプレイ上部に配置されているため、自然な角度で撮影することが可能。


キーボード。


個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。左上に配置されている半角/全角キーがちょっと小さめです。


テンキーが配置されています。


BackSpaceキーとEnterキーがちょっと小さめなうえに左隣のキーと隣接したDELL独自のキーボード配列を採用。


キートップは滑りにくく、押しやすいです。キーストローク(キーを押す深さ)はちょっと浅めですが、標準的なノートPCと同程度を確保していると思います。

キーの端の方を押してもしっかり反応してくれるため、ストレス無くタイピングできます。


キーピッチは18.7mm。


デスクトップPCに付属するキーボードと同程度のキーピッチを確保しており、窮屈な感じはしません。


タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。


表面がさらさらしていて滑りがよく、思ったところにピタッとポインタを移動できます。


クリックボタン部分の反応も良好。一番下の部分を押さなくても反応してくれるので、快適に操作できます。


パームレストが広めなので、タイピング中に手を置いておきやすいです。


右側面部。


写真左から順に、SDカードリーダー、USB 2.0端子が配置されています。


SDカードリーダーにSDカードを奥まで差し込んでも、これだけはみ出します。SDカードを挿した状態で本体を動かす場合には、引っかけないよう注意が必要です。


左側面部。


写真左から順に、電源端子、HDMI 1.4b端子、LANポート、USB 3.1 Gen 1×2、ヘッドフォン/マイクロフォンコンボジャックが配置されています。

スリムボディを実現するため、LANポートは、使うときに押し広げるタイプを採用しています。


電源端子に電源ケーブルを接続したところ。電源ケーブルを接続する際には、左側面部に一定のスペースが必要になるのがわかります。


左右の側面部のすべての端子類にケーブル/デバイスを接続してみました。

本体手前側に端子類が配置されていないため、キーボード操作中にケーブル/デバイスが邪魔になることはないと思います。

USB端子は、従来からあるType-Aタイプが3つ配置(右側面部に1つ、左側面部に2つ)されています。Type-C端子は搭載されていません。


前面部に端子類は配置されていません。ディスプレイを開くときに指がひっかかりやすいよう、窪みが設定されています。


背面部。中央に通気孔が配置されています。


背面部だけでなく底面部にも通気孔が配置されており、より効率的に排熱できるよう設計されているのがわかります。


底面部。中央に「Inspiron」のロゴが刻み込まれているほか、通気孔が配置されています。


底面部は、少しざらざらした仕上がりになっているため、持ち歩く際、滑りづらく落下の危険性を減らせます。
7)同梱物をチェック
Inspiron 15 5593の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは非常にコンパクトなつくりになっています。
直方体の形状をしており、手のひらに収まる大きさです。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は274g。
各部名称などを示したペーパーも同梱されています。
シンプルなつくりなので、詳細についてはDELL Webサイトのマニュアルを参照した方がいいと思います。

(*マニュアルを参照するには、New Inspiron 15 5000 5593詳細情報をクリックします。下の方に表示される「ドライバ、マニュアル、サポート」欄の「詳細はこちら」ボタンをクリックし、メニューの「マニュアル」をクリックすると、マニュアルの一覧が表示されます)
まとめ

以上、Inspiron 15 5593について解説しました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・15.6インチ液晶搭載
・このクラスのノートPCとしては軽量・薄型ボディを実現
・第10世代インテルCoreプロセッサ搭載
・基本性能は充実している
・2つのカラーリングを用意


15インチノートPCとしてはコンパクト/スリムなつくりになっていますが、第10世代インテルCoreプロセッサを搭載するなど、基本性能は充実しています。

気軽に扱える15インチノートPCを探している人にオススメです。