DELL Latitude 7200 2-in-1レビュー

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Latitude 7200 2-in-1の詳細なレビューを示します。
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Latitude 7200 2-in-1レビュー/評価

Latitude 7200 2-in-1は、法人向けのハイパフォーマンスシリーズに位置づけられるLatitudeシリーズに属するPCです。12インチ液晶を搭載しています。

→参考:Lattitudeシリーズの特徴/モデル一覧

Latitude 7200 2-in-1レビュー
Latitude 7200 2-in-1の主な特徴は次のとおり。

・タブレットタイプのPC
・同梱されるトラベルキーボードを接合すればノートPCとして使用可能
・12インチ液晶パネル搭載のコンパクトなボディ
・シルバーを基調とした上質なデザインを採用

ここでは、Latitude 7200 2-in-1について詳しくレビューしたいと思います。
*DELL Webサイトの製品ページを確認する
Latitude 7200 2-in-1情報
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)2-in-1タイプのPC
Latitude 7200 2-in-1は、モデル名に「2-in-1」が付いていることからわかるとおり、タブレットPCまたはノートPCの2 wayで使うことができます。上の写真はトラベルキーボードを装着してノートPCとして使っている状態です。
こちらはトラベルキーボードを取り外して、タブレットPCとして使っている状態。状況に応じて使い分けられるのはすごく便利です。
長文を入力したい場合にはノートPCとして、指で直感的に操作したいときや立った状態で使いたいときにはタブレットPCとして使うことが可能。
もちろん表示は縦横回転することができます。
トラベルキーボードの脱着はすごく簡単。
磁石が配置されているため、接着部を近づけるだけで接合できます。磁石が強力なので簡単には外れません。しっかり両手で引っ張らないと外れないので、誤って外れてしまう可能性は少ないと思います。
本体背面部の下半分は動かすことができ、スタンドとして利用できます。
手で簡単に動かせます。
こんな感じで自立させることが可能。
スタンド部分しっかりしているので、指でタッチ操作していて簡単に角度が変わってしまうことはありません。スタンド部分はメタル製のため、接地する部分が机を傷つけないかちょっと心配。 引きずるとがりがりという音がするので、移動させる場合は本体を浮かした方がいいと思います。
狭い場所でも自立させることができます。
この角度まで倒すことが可能です。
タッチ操作するときは、ここまで傾けた方が自然な角度でタッチできるので使いやすいかもしれません。
なお、スタンド部分を収容した状態でも、ほとんど段差がないのでシルエットが綺麗。持ち運びしやすいうえ、デザインのスタイリッシュさを損ないません。

収納時も少し隙間があるので、スタンドを出したいときも指をひっかけてスムーズにスタンドを引き出すことができます。
前述したようにトラベルキーボードを接合すると、クラムシェル型のPCとして使うことができます。
キーボードには傾斜がつくよう設計されているので、入力しやすいです。
ただ、トラベルキーボードを閉じた状態から開いてキーボードを使いたいとき、いちいちスタンドを引き出さなければならないのはちょっと面倒。 クラムシェル型のくせで、スタンドを開けずにそのまま開いてしまうとボディが向こう側に倒れます。
キーボード裏面はスウェード生地になっています。
滑りにくく持ちやすいうえ、やわらかいので触り心地がいいですね。汗ですべることもありません。
トラベルキーボードを閉じると自動的にスリープ状態になり、 開くとスタンバイが解除されるので、すごく使いやすいです。
なお、トラベルキーボード接合時も背面部はむき出しの状態です。
2)コンパクト/スリムなボディ
Latitude 7200 2-in-1は12インチ液晶搭載PCということですごくコンパクトなつくりになっています。
Dell Webサイトで確認したところ、スリムタイプとセキュアタイプの2つが用意されています。それぞれの寸法は次のとおり。

スリム:高さ:9.35 mm x 幅:292 mm x 奥行き:208.8 mm 重量851g
セキュア:高さ:12.15 mm x 幅:292 mm x 奥行き:208.8 mm 重量935g

厚さが異なり、セキュアタイプの方が分厚くつくられています。当然重くなっています。
レビュー機はセキュアタイプ。
本体自体はキーボードが付いていないので、非常にスリムなつくりになっています。
したがって掴みやすいですね。
トラベルキーボードを装着しても、それほど分厚くないので持ち運びしやすいです。
本体の重量は886g(実測値)。
トラベルキーボードの重量は349g(実測値)。
両方合わせた重量は1.235kg。すごく軽い、というわけではありませんが、ちょっと持ち歩くぐらいであれば苦にならない重さです。
コンパクトなので扱いやすいですね。
*DELL Webサイトの製品ページを確認する
Latitude 7200 2-in-1情報
3)スペックをチェック
Latitude 7200 2-in-1の主なスペックは次のとおり。
 
Latitude 7200 2-in-1スペック
液晶
(最大解像度)
12.3インチ FHD (1920 x 1280) タッチパネル
CPU
第8世代インテル Core i3-8145U プロセッサー (2 コア,4MB キャッシュ,2.1GHz,15W)
第8世代インテル Core i5-8265U プロセッサー (4 コア,4MB キャッシュ,1.6GHz,15W)
第8世代インテル Core i5-8365U プロセッサー (4 コア,6MB キャッシュ,1.6GHz,15W, vPro-Capable)
第8世代インテル Core i7-8665U プロセッサー (4 コア,8MB キャッシュ,1.8GHz,15W, vPro-Capable)
メモリ
8GB, オンボード, LPDDR3, 2133MHz
16GB, オンボード, LPDDR3, 2133MH
ストレージ
M.2 128GB PCle Class 35 SSD
M.2 256GB PCle Class 35 SSD
M.2 256GB SED 2230 PCIE NVME Class 35 SSD
M.2 512GB PCIe NVMe Class 35 SSD
M.2 1TB PCIe NVMe
グラフィックス
CPU内蔵タイプ
光学ドライブ
×
主なポート
Thunderbolt3(電源供給およびDisplayPort対応)(USB Type-C) x 2
USB 3.1 Gen 1(PowerShare仕様、USB Type-A) x 1
タッチ式指紋認証リーダー x 1(オプション)
ユニバーサル オーディオ ジャック x 1
nano SIMカード スロット x 1(オプション)
接触型または非接触型スマートカード リーダー x 1(オプション)
寸法
(cm)
スリム:高さ:9.35 mm x 幅:292 mm x 奥行き:208.8 mm
セキュア:高さ:12.15 mm x 幅:292 mm x 奥行き:208.8 mm
最小重量
(kg)
スリム:851g (+トラベルキーボード重量:約351.4g 前後)
セキュア:935g (+トラベルキーボード重量:約351.4g 前後)

CPUには、第8世代インテルCore i3/i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択可能。vPro対応モデルも選べます。

メモリは8/16GB搭載モデルを選べます。コスパ重視なら8GB、パフォーマンス重視なら16GB、というように、必要な容量を選択できます。

ストレージには高速アクセス可能なM.2 PCIe NVMeタイプのSSDを搭載しています。最大1TBのSSDを選択可能。

基本性能はかなり高いですね。

ただしグラフィックスはCPU内蔵タイプのため、カードタイプと比べると低め。高い描画処理能力を必要とするタスク(動画/画像の編集など)には不向きです。

4)パフォーマンスをチェック
Latitude 7200 2-in-1のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。

CPU:第8世代インテル Core i5-8365U プロセッサー (4 コア,6MB キャッシュ,1.6GHz)
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD
グラフィックス:インテルUHDグラフィックス620(CPU内蔵タイプ)
CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。

CPU:493cb→タブレットPCであることを考えれば、まずまずのスコア。
ストレージの性能をチェックするCrystalDiskMarkベンチマークソフトのスコア。高速アクセスできるPCIe SSDを搭載しているだけあって高いスコアを記録しています。
負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質
解像度
スコア
評価
標準品質
1920×1080
5117
快適
最高品質
1920×1080
4128
普通
負荷が軽いゲームであれば、画質を抑えめにすれば快適に楽しめるという結果が出ています。
5)上質なデザイン
Latitude 7200 2-in-1のボディにはアルミニウムとマグネシウムを採用しており、モダンなデザインに仕上がっています。
背面部の上半分はマット調のデザイン、下半分のスタンドに該当する部分にはヘアライン加工が施されており、違う質感の組み合わせになっています。表面はさらっとしているので汚れがつきにくいですね。
光が当たったときの反射がすごく綺麗。
シルバーをベースとしたデザインになっており、質感が高いですね。どこででも違和感なく使えるスタイリッシュな仕上がりです。
6)使い勝手をチェック
Latitude 7200 2-in-1の使い勝手をチェックします。
■起動時間■
起動(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→18.18秒 / 2回目→17.48秒 / 3回目→17.50秒

約18秒で起動できます。このぐらいの速さであれば、それほど待たされる感じはありません。
■指紋認証センサー(オプション)■
オプションで指紋認証センサーを搭載したモデルを選択可能。指紋認証センサーを搭載することでセキュリティを強化できるほか、手間をかけることなくログインできます。指紋認証センサーは背面部に配置されています。
■nanoSIMカードスロット(オプション)■
オプションでnanoSIMカードスロットを装備したモデルを選択できます。対応するSIMカード(契約済み)を装着すれば、WiFi環境がなくてもネットに接続することができ、使い勝手が大幅に向上します。
■背面カメラを搭載■
前面カメラに加えて背面カメラを搭載しています。あまり解像度は高くないのですが、記録用として撮影するには十分なレベルの画質を確保しているので、ちょっと撮影しておきたい、というニーズに応えることができます。
■サウンド■
スピーカーは両側面部に配置されていますが、側面部だけでなく、
スタンドを開いたときにも背面部から音が響く構造になっています。
なので、スタンドを使用するときは音に広がりが出ますが、 スタンドを閉じるとちょっとこもった感じになります。音楽を聴くときには、スタンドで立てたほうがクリアなサウンドを楽しめます。
実際に音楽を聴いてみましたが、広がりがあるサウンドで、カシャカシャした感じはありません。すごくつやがあるので、満足度高いですね。ずっと音楽を聴いていたいと思いました。

このクラスのPCとしてはなかなかのレベルだと思います。
同梱されるアプリを使えば、自分好みのサウンドにチューニングできます。
7)各パーツをチェック
Latitude 7200 2-in-1の各パーツをチェックします。
液晶は12.3インチパネルを搭載。2-in-1ノートPCなのでタッチパネルを採用しています。
表示はすごく鮮明。自分で撮影した写真を映し出してみましたが、精細感が高く、細かい所までしっかり描写されています。
視野角も広く、色の表現も鮮やかなので、おそらくはIPSパネルを搭載していると思われます。 動画を見てみましたが、色の描写が綺麗で黒もしっかり表現されるので堪能できると思います。
最大解像度は1920×1080ドット。12.3インチパネルとしては、非常に解像度が高めです。パネルが小さめなので100%表示ではちょっと見づらいですね。125%ぐらいが妥当かな。
光沢パネルを採用しているため、瑞々しい表現が可能。ただし、映り込みが発生しやすいので、適宜角度を調整する必要があります。
キーボード。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
Enterキーの左隣のキーが少し小さめですが、
それほど頻繁に利用するキーではないため、使いづらさはあまり感じません。
キートップはさらっとしており、あまり滑りません。キーストロークも、分離型のキーボードとしてはしっかり確保されており、 打鍵感もしっかりめ。クラムシェル型のノートPCのキーボードと遜色ないと感じました。キーの端のほうを押してもしっかり反応してくれるのでストレスなく作業できます。
キーピッチは約19mmを確保(実測値)。デスクトップパソコンに同梱されるキーボードと同程度のキーピッチを確保しているため、窮屈な感じはしません。
クラムシェル型のキーボードとほとんど使い勝手は変わりません。非常に使いやすいです。剛性は高く、キーを強く押してもたわみを感じることはありません。
キーボードにはバックライトを装備。明るさは2段階の調整が可能です。
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
タッチパッドの表面はさらさらしており、滑りがいいです。反応も良好。クリックボタンを押す感触もほどよい深さ。
パームレスト部分にはヘアライン加工が施されており、ボディと統一感があります。触るとさらさらしていて心地いいですね。
左側面部。写真右から順に、ユニバーサルオーディオジャック、ボリュームコントロール、microSDカードリーダー、Thunderbolt3(電源供給およびDisplayPort対応)(USB Type-C)×2が配置されています。
microSDカードリーダーにはダミーカードが装着されているので、microSDカードを挿入する際には、ダミーカードを取り外す必要があります。
microSDカードを装着したところ。カード全体がほぼ収まっているのがわかります。
上面部の一番右端に電源ボタンを配置。トラベルキーボードを装着した状態では、この面が上に来るため、電源ボタンを押しやすいです。
右側面部。写真右から順に、Noble Wedgeロック スロット、USB 3.1 Gen 1(PowerShare対応)が配置されています。
電源ケーブルをUSB Type-C端子に、USBメモリをUSB端子に接続したところ。タブレットPCのため、こんな風に液晶部分の左右にケーブル/デバイスを接続する形になります。
8)同梱物をチェック
Latitude 7200 2-in-1の同梱物をチェックします。
ACアダプタ。手のひらに収まる大きさ。
コンパクトなつくりになっているので携帯しやすいと思います。ケーブルはACアダプタに巻きつけることが可能です。
電源ケーブル。破断しないよう、ちょっと太めのつくり。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は300g。
セットアップ方法/各パーツ詳細などを示したペーパーも同梱されています。
Latitude 7200 2-in-1のレビューまとめ
Latitude 7200 2-in-1のレビューまとめ
以上、Latitude 7200 2-in-1について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

・タブレットタイプのPC
・同梱されるトラベルキーボードを接合すればノートPCとして使用可能
・12インチ液晶パネル搭載のコンパクトなボディ
・シルバーを基調とした上質なデザインを採用


状況に応じてタブレットPC/ノートPCを使い分けられるのが大きな特徴です。しかもキーボードを使わない時は取り外すことで軽量化することが可能。機動性を重視したい人にオススメです。。

*詳細については、Latitude 7200 2-in-1情報(DELL Webページ)を参照してください。

*記載された情報は記事記載時点のものです。お読みいただいた時点の製品構成とは異なる可能性がありますので、必ずDELL公式サイトをご確認頂くようお願い致します。