DELL Inspiron One 2310 レビュー パフォーマンスをチェック！

ここでは、Windowsエクスペリエンスインデックスの値を使ってInspiron One 2310のパフォーマンスについて説明します。この値は、各マシンの環境に応じて異なってくるので、あくまで参考としてください。

Windowsエクスペリエンスインデックスとは、コンピュータのハードウェアおよびソフトウェアの構成の機能を測定し、この測定値を基本スコアと呼ばれる数値で表したものです。現在、スコアの範囲は1.0〜7.9です。この数値が高ければ高いほど、処理性能が高いことを示します。

このInspiron One 2310の構成は次のとおり。

OS	Windows 7 HomePremium 64ビット
CPU	インテルCore i3-370M
メモリ	4GB(2GB×2)
HDD	1TB(7200回転)
グラフィック	ATI Radeon HD 5470 1GB

基本スコアの見方

6〜7	高速なHDDが備わっていて、マルチプレーヤーや3Dゲーム、HDTV(高精細テレビ)の録画や再生など、グラフィックを多用する高性能のエクスペリエンスをサポートできます。
4〜5	Windows 7の新機能を実行できます。また、複数のプログラムの同時実行をサポートできます。
3	Windows Aero と Windows 7の多くの新機能を基本レベルで実行できますが、Windows 7の新しい拡張機能の一部では、その機能性をすべて利用できない場合があります。
1〜2	オフィスの生産性向上アプリケーションの実行やインターネットの検索など、最も一般的なコンピューティング タスクを実行するための十分な性能が備わっています。ただし、この基本スコアのコンピュータは一般的に、Windows Aero や Windows Vista で利用可能な高度なマルチメディア エクスペリエンスを実行するための性能は不足しています。

CPUは6.6、メモリは5.9、HDDは5.9となっており、高いレベルの基本性能を確保していることがわかります。グラフィックスも、専用カードを搭載しているのですが、グラフィックスは4.9と唯一の4点台を記録。このため、基本スコアは4.9となっています。ATI Radeon HD 5470には1GBの専用メモリを搭載している、グラフィックス性能は高いと思っていたのですがちょっと意外。でもゲーム用グラフィックスは6.2というスコアを記録しています。総合的に見て、バランスの良い仕上がりになっていると思います。



同時に発売された21.5インチ液晶搭載のInspiron One 2205の値と比較してみました。

【Inspiron 2205の値】(スペックはこちら)

CPUは、AMD、インテルの違いがあるにせよ同じ値になっています。メモリも同じ容量なので同じ値。HDDは、容量が違いますが、回転数が同じのため、値も同じになっています。違いが出ているのが、グラフィックスの値。2205よりも、2310の方が高いスコアを記録しています。これは、2310では専用のグラフィックカードを搭載できるのに対し、2205ではチップセット内蔵型のグラフィックしか搭載できないため。この比較からは、より高い性能を期待するのならInspiron One 2310の方がおすすめであることがわかります。

【Inspiron One 2310と2205の値の比較】

	Inspiron One 2205	Inspiron One 2310
プロセッサ	6.6	6.6
メモリ	5.9	5.9
グラフィックス	4.3	4.9
ゲーム用 グラフィックス	5.4	6.2
HDD	5.9	5.9