レノボThinkPad X1 Carbonのレビューを掲載しています。
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ここでは、レノボThinkPad X1 Carbonについて詳しくレビューします。
レノボThinkPad X1 CarbonはXシリーズに属する14インチ液晶搭載ノート。 【レビュー目次】
・1)ボディに、強さと軽さを両立させたカーボンファイバを採用
・2)非常にスリム/軽量 ・3)高い基本性能 ・4)美しい液晶パネル ・5)操作性に優れたフルサイズキーボードを採用 ・6)側面部/底面部/ACアダプタをチェック ・7)まとめ [スポンサーリンク]
1)ボディに、強さと軽さを両立させたカーボンファイバを採用
ボディに、強さと軽さを両立させたカーボンファイバを採用しているため、高い堅牢性を確保しながら、薄く、軽い筐体に仕上がっています。
天板部分を触ってみるとちょっとざらざらした感じで、汚れや指紋はつきにくそうです。 確かに堅牢性は高いですね。片手で持っても、ボディがたわんだりすることはなく、安心して持つことができます。
ThinkPad X1 Carbonは持ち歩くことが多いモバイルノートなので、多少乱暴に扱っても問題のないボディの硬さを確保しているのはうれしいですね。 2)非常にスリム/軽量
上の画像を見てもわかるとおり、ThinkPad X1 Carbonはすごくスリム。最も薄い構成で厚さは17.72mmしかありません。
ボディは先端にいくほど薄くなる形状になっています。
横から見たところ。非常にスリムなのがわかります。
液晶を開いたところ。
また最小構成の重量は約1.31kg。14インチノートとしては非常に軽量なので、外出時に持ち歩くのも苦にならないと思います。
片手でも軽々持つことが可能。
雑誌と比較するとこんな感じ。
コンパクトなので、こんな感じで液晶モニタのに置いて作業することも可能。
これだけスリムで軽量だと、かばんからの出し入れもしやすいですね。ビジネスバックだと、さっと取り出せます。
ディパックの場合でも、簡単に出し入れ可能です。
3)高い基本性能
ThinkPad X1 Carbonの主なスペックは次のとおり。
CPUには、性能アップ/省電力を実現した第5世代i5/i7プロセッサを選択できます。
ストレージには高速アクセス可能なSSDのみを選択可能。容量は128/180/256/360/512GBの中から選べます。また接続方法も、OPAL2.0対応/PCIeのいずれかを選択できます。メモリは最大8GB。光学ドライブは搭載されていません。
最大バッテリ駆動時間は約17.8時間。このぐらい動作できるのであれば、1日中外出先で使用する場合でも、バッテリ残量を気にすることなく作業できますね。 次にThinkPad X1 Carbonのパフォーマンスをチェックしてみました。 レビューしたThinkPad X1 Carbonの構成は次のとおり。 CPU:インテルCore i7-5600U メモリ:8GB ストレージ:512GB SSD グラフィックス:インテルHDグラフィックス WIN SCORE SHAREでWindowsエクスペリエンスインデックスの値をチェックしてみました。
結果は上のとおり。グラフィックスがチップセット内蔵タイプのため相対的にスコアが低めですが、他のプロセッサ/メモリ/プライマリディスクでは高いスコアを記録しているのがわかります。 ストレージにSSDを搭載しているので、データのやりとりを高速で行うことができます。実際に操作していて、サクサク処理することができました。 描画処理能力の必要な画像/編集作業といった、比較的負荷のかかる作業を快適に処理するのはちょっと難しいかもしれませんが、それ以外の一般的なタスク(Web閲覧/メール/動画再生/ビジネスアプリの操作)であれば、快適にこなせると思います。 4)美しい液晶パネル
14インチ液晶を搭載。最大解像度WQHD(2560x1440ドット)の高精細パネルを選択することができ、広い表示領域を確保できます。
■WQHD IPS液晶 (2560x1440) マルチタッチパネル ■14.0型 WQHD IPS液晶 (2560x1440)、光沢なし ■14.0型 FHD 液晶 (1920×1080)、光沢なし の3種類のパネルの中から選択可能。 レビューしたマシンはFHD液晶を搭載。
非光沢パネルなので、映り込みが発生しにくく実用的です。
液晶を見て最初に思うのが、表示の綺麗さ。
精細感があるうえに色の描写もきれいです。これは見ていて楽しくなる液晶ですね。
この液晶であれば動画も存分に楽しめます。
色の表現がすばらしく、深みあるので、動画に没入できます。
なおThinkPad X1 Carbonでは、液晶の外枠がすごく狭くなっており、すごくスタイリッシュな仕上がりになっています。
5)操作性に優れたフルサイズキーボードを採用
ThinkPad X1 Carbonはコンパクトノートながらフルサイズのキーボードを採用。
人間工学に基づいたデザインになっているので、長時間タイピングしていても疲れにくい構造になっています。
特に小さなキーはありません。頻繁に使うEnterキーが大きめなのはうれしいですね。
窮屈さは微塵も感じません。快適なキータイピングが可能です。
キーストロークも適度に深くていいですね。
打鍵感も柔らかすぎず硬すぎずちょうどいい感じ。
キーを押していても、あまりカチャカチャという音がしません。また、キーボード強く押してもたわんだりしません。しっかり強度が確保されているので、安定したキー入力が可能です。 このあたり、さすがはキーボードに定評のあるThinkPadというところでしょうか。 ただし、CtrlキーとFnキーが、一般的なキーボードとは逆の位置になっているので、慣れないうちはちょっと使いづらいかも。
またThinkPadの代名詞であるトラックポインタも搭載。
タッチパッドの上部にもクリックボタンが配置されているため、トラックポインタと組み合わせて使用することで、キーボードから手を離すこと無く、画面上のポイントを移動させることができます。
こんな感じで操作できます。
2つのクリックボタンの真ん中にあるボタンを操作するとスクロールが可能です。
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
タッチパッドおよびクリックボタン部分の反応は良好です。ストレスを感じることなく作業することが可能。
パームレスト部分もさらっとしており、長時間操作していてもべとついたりしにくくなっています。
6)側面部/底面部/ACアダプタをチェック
左側面部。
マイクロフォン・ヘッドフォンコンボジャック、USB3.0、HDMI x1、miniDisplayPort x1、Lenovo OneLink x 1が配置されています。
右側面部。USB3.0、イーサネット拡張コネクターが配置されています。
底面部。継ぎ目のないデザインになっています。バッテリは内蔵されているため、交換することはできません。
底面部の左右にスピーカーが配置されています。
ThinkPad X1 Carbonに同梱されているACアダプタを確認してみましょう。
ACアダプタは平べったい形状をしています。これならかばんからも出し入れしやすいかも。
ACアダプタとケーブルを合わせた重量は295gです。
まとめ
以上、ThinkPad X1 Carbon(2015年モデル)のレビューでした。特徴をまとめると次のとおり。 【ThinkPad X1 Carbon(2017年モデル)レビュー】
X1 Carbon(2016年モデルの)の後継モデル(2017年モデル)についてレビューしています。詳しくは、ThinkPad X1 Carbon(2017年モデル)レビューを参照してください。 |