レノボThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)実機レビュー

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レノボThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)についてレビューします。
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レノボThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)実機レビュー

レノボThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)は、レノボのThinkPad Eシリーズの16インチノートPCです。

レノボ ThinkPad E16 Gen1 AMD レビュー
【プロモーション/貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社】
主な特徴は次のとおり。

・16インチという大型ディスプレイ搭載ノートPC
・AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultraプロセッサ搭載モデル
・使いやすいキーボード/タッチパッドを搭載
・ブラックをベースとした落ち着いたカラーリング
・ボディにアルミニウムを採用

メーカーからレノボThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)をお借りできたので、ここではThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)の特徴・スペック・使い勝手等について詳しくレビューします。

*レノボWebサイトの製品ページを確認する
ThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)詳細情報
【参考】レノボThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)動画
レノボThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずレノボ Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
【レビュー機のスペック】
インテルCore Ultra 5 125Hプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/CPU内蔵グラフィックス
1)16インチノートPC
本モデルは、16インチという大型パネルを搭載したノートPC。
14インチノートPCと比較してみました(上の画像の左が14インチノートPC、右がレビュー機(16インチパネル搭載))。やっぱり画面サイズが大きいと見やすいと思います。
パネルが大きいとボディも大型化されますが、 そんなに扱いづらさは感じないですね。
厚さは19.9mm。すごくスリムというわけではありませんが、掴みづらさは感じないです。
重量は1.876kg(実測値)。
気軽に持ち運ぶにはちょっと重いですが、16インチPCとしてはすごく重い、という感じはしないですね。
普段は据え置きタイプとして使用し、 必要に応じて室内を移動するという使い方がベターだと思います。
カスタマイズ画面を確認したところ、ボディに強度の高いアルニウムを採用。
堅牢性も高く、片手だけで持ってもボディのたわみ等は感じません。
アルミなので光が当たると反射し、綺麗ですね。
手で触るとさらさらして心地いい感じ。ただし、指紋や汚れはつきやすく感じました。
ThinkPad伝統のブラックを基調としたカラーリングを採用。 落ち着いた感じに仕上がっています。
キーボード面および
底面部もブラックで統一されています。
16インチノートですが、ボディがあまり大きくないので 僕の持っているビジネズバッグや
デイパックからも、それほどストレス無く取り出せました。
Webカメラ部分が少し飛び出すデザインになっていますね
2)スペックをチェック
ThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)の主なスペックは次のとおり。
ThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)
ディスプレイ
16.0型
WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit
WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチパネル, 45%NTSC, 300 nit
WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit
CPU

インテルCore Ultra 7 vPro Enterpriseプロセッサ 165U
インテルCore Ultra 7プロセッサ 155U
インテルCore Ultra 5 vPro Enterpriseプロセッサ 135U
インテルCore Ultra 5プロセッサ 125U
インテルCore Ultra 7プロセッサ 155H
インテルCore Ultra 5プロセッサ 125H

メモリ

8GB/16GB/32GB

GB

ストレージ
256GB/512GB/1TB SSD
グラフィックス

CPU内蔵

寸法
約 356.1 x 247.7 x 19.85mm
重量 (最小構成)
約 1.81kg~
【CPU】
CPUは、AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultraプロセッサ搭載モデルを選択可能。Uシリーズに加え、性能の高いHシリーズプロセッサも選べます。
【メモリ】
メモリは8GB/16GB/32GB搭載モデルを選択できます。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
コスパ重視なら8GB搭載モデルを選ぶのもありですが、 負荷がかかると動きがもっさりすることあるので、 性能を重視するのなら16GB以上を搭載したモデルがオススメ。
【ストレージ】
ストレージには、高速アクセス可能なSSDを搭載。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを選択可能。高性能グラフィックス搭載モデルは用意されていません。
グラフィックス
性能
主な用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce GTシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTXシリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTXシリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
【スペックまとめ】
個人的には、スタンダードPCとしては、 パフォーマンス面では十分な印象を受けました。
【価格】
この記事執筆時点では、 インテルCore Ultra 5 125U/8GBメモリ/256GB SSDという最小構成で116,688円(税込)のモデルが用意されています。実用性に優れたThinkPadシリーズの16インチノートPCのインテルCore Ultraプロセッサ搭載モデルをこの価格で購入できるのなら、「欲しい」と思う人も多いんじゃないでしょうか。
*レノボWebサイトの製品ページを確認する
ThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)詳細情報
3)ベンチマーク/ファンの音/熱
性能をベンチマークでテストしました。レビュー機のスペックはこのとおり。
【レビュー機のスペック】
インテルCore Ultra 5 125Hプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/CPU内蔵グラフィックス
ファイナルファンタジー14
漆黒の反逆者
画質
解像度
スコア
評価
高品質
(ノートPC)
1920×1080
3350
やや快適
最高品質
1920×1080
2645
やや快適
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。高品質で「やや快適」、最高品質で「やや快適」という結果。
ファイナルファンタジー15
画質
解像度
スコア
評価
軽量品質
1920×1080
1958
動作困難
重い負荷がかかる「ファイナルファンタジー15 」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。やはりCPU内蔵グラフィックスで、このクラスのゲームを快適に楽しむのは難しいという結果。
負荷が中程度のゲームならば、ある程度快適に楽しめるという結果です。
実際に、ネットを見る/動画を再生するといった スタンダードクラスのPCで行うことの多い、 負荷が軽めのタスクを実行している際、 大きなストレスを感じることはほとんどありませんでした。
ファンの音をスマホの騒音計アプリで計測してみました。ネットを見るなど一般的な使い方をしているときは 15-20dB程度で非常に静か。
FF15ベンチマークの実行時、25-30db程度。 静かな環境だと、少しファンの回転音が聞こえてくることがありますが、個人的にはうるさく感じませんでした。
熱については、FF15実行直後、通気孔のある底面部を触ると、 ちょっと温もりを感じますが、熱くて触れないほどではありません。
通気孔近くのキーボード上部も少し温かくなりますが、パームレスト部分に熱はほとんど感じませんでした。冷却は上手くいっている印象です
4)特徴・使い勝手をチェック
ThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)の特徴/使い勝手をチェックします。
■搭載している端子類
搭載している端子類は次のとおり。

・USB 3.2 Gen 1 x 1
・USB 3.2 Gen 2 x 1
・USB Type-C 3.2 Gen 2x2x 1
・USB Type-C 3.2 Gen 2x2 x 1
・HDMI
・マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
・LAN


LAN端子を搭載しているのは珍しいですね。SDカードリーダーは非搭載なので、SDカードを多用する人はご注意ください。
USB端子
最大転送速度
個数/場所
USB Type-A 3.2 Gen 1 5 Gbps 1個/右側面部
USB Type-C 3.2 Gen2 10 Gbps 1個/左側面部
USB Type-C 3.2 Gen 2x2 20 Gbps 1個/左側面部
USB Type-C (Thunderbolt4対応) 40 Gbps 1個/左側面部
一般的なモデルにはUSB端子は3個搭載されるケースが多いのですが、本モデルはUSB Type-Aを2個、Type-Cを2個の合計4個搭載。2つあるType-C端子は両方ともDisplayPort、PowerDeliveryに対応していますが、Thunderbolt 4に対応しているのは1つだけです。
■映像出力

HDMI端子と2個のUSB Type-C端子が映像出力に対応しています。

対応するモニタであればUSB Type-Cケーブル1本接続するだけで
外部映像出力と同時に充電を実行することができるので便利。
HDMI端子と2つあるUSB Type-C端子を使って4画面同時出力することが可能です。
【Webカメラ】
パネル上部にWebカメラを配置。
720p/1080pのカメラを選択できます。画質にこだわるなら1080pがオススメ。
レビュー機は1080pのカメラを搭載しており、 鮮明に撮影できる印象を受けました
【カメラシャッター/マイクオフ機能搭載】
カメラシャッター機能を搭載。カメラの上部にあるスライダを左にずらせば、
カメラに物理的にフタをすることができます。
マイクオフ機能(F4キー)も搭載しているので、映像/音声を即座にオフにできます
【認証機能】
IR付きカメラをオプションで選択すると、顔認証が利用可能です。
指紋認証機能もオプションで利用可能。
【サウンド】
底面部左右にスピーカーを配置。
実際に音楽を聴いてみましたが、ちょっとシャカシャする感じはあります。低音がもうちょっと響くといいかな。ただしスタンダードモデルとしては標準的なサウンドに感じました。
■バッテリ駆動時間
バッテリ容量は47Wh/57Wh搭載モデルを選択できます。
レビュー機は47Wh搭載モデルです。

[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)基本的に何もしない
条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
条件1
条件2
1時間経過したときのバッテリ使用量
10%
13%
推定バッテリ駆動時間
約10時間
約7.7時間
*推定バッテリ駆動時間は1時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出
*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
条件1の何もしない状態で約10時間、条件2の動画再生した状態で約7.7時間バッテリが駆動する計算です。
5)各パーツをチェック
ThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)の各パーツをチェックします。
【ディスプレイ】
16インチパネルを搭載。
カスタマイズページでは、3つのパネルの中から選択できます。
最大解像度1920×1200/2560×1600ドットのパネルを選択可能。
レビュー機は、WUXGA/タッチ非対応パネル搭載モデルだと思います。
レビュー機は1920×1200ドットパネル搭載モデルですが、 せっかく大きなパネルを搭載しているので、2560×1600ドットのパネルを選択すると、表示領域が広くなり、作業効率をアップできると思います。
IPSパネルを採用しているため、表示が綺麗。黒い部分もしっかりめに描写できるため、映像も楽しめると思います。
視野角は広め。
非光沢パネルを採用。照明などの映り込みはほとんど気にならず、目への負担を軽減できると思います。
輝度が300nit/400nitのパネルを用意。本モデルのパネルの輝度は300nitだと思いますが、 結構明るめで、室内で使っている際、暗く感じることはありませんでした。
タッチ対応/非対応パネルを選べますが、 レビュー機は非対応モデル。
パネルは180度近く傾けることが可能です。
【キーボード】
キーボードについて見ていきます。
日本語キーボード/英語キーボードを選択可能ですが、
レビュー機は日本語キーボードを搭載。
テンキーを搭載しているため、数字を入力するときに便利です。
CtrlキーとFnキーの位置が他社製PCとは逆のため 慣れないうちは押し間違えが発生しやすいかもしれません。
半角/全角キーが小さめ。
またEnterキーの左など、一部のキーも少し小さめ。
頻繁に利用するEnterキーは 標準的な大きさのため、押しづらさは感じませんでした。 隣のテンキーを誤って押してしまうこともほとんどなかったですね。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は、すごく深いわけでは ありませんが、浅すぎる感じもしません。 個人的には、そこそこしっかりめに押し込める感じ。キーは、軽く押すだけで反応してくれます。 打鍵感は柔らかめ。個人的にはもうちょっと反発がある方が好きかな。打鍵音は小さめで、カチャカチャという音はあまり気になりませんでした。
キーを強く押しても、ボディのたわみはあんまり感じないです。
製品ページにはフルサイズのキーボードを搭載と記載されており、 個人的にキーピッチ(キー間の距離)で窮屈な感じはしないですね。
キーボードの中央にThinkPadの代名詞である赤色の トラックポイントを配置。
通常のタッチパッドの上部にもクリックボタンを配置しているため、タイピング中、キーボードから手を離すことなく ポインタ移動/クリック操作をできます。
キーボードのバックライトの有無を選択可能。
レビュー機はバックライト搭載モデルです。
Fnキー+スペースキーでオン/オフの切り替え・2段階の明るさの設定が可能
【タッチパッド】
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプ。
表面がすべすべしていて、反応は良好です。
クリックボタン部分は、軽く押すだけで反応してくれます。押した感触は固すぎず柔らかすぎす、ちょうどいいですね。軽快にクリックできます。クリック音も小さめ。
キーボード/タッチパッドの操作感は非常にいい印象を受けました。さすがはThinkPad!
【左側面部】
USB Type-C×2、Type-A、HDMI、ヘッドホン・マイクコンボ端子を配置。
【右側面部】
USB Type-A、LAN端子を配置。
<
【前面部】
前面部に端子類はなし。中央部分が少し飛び出しているので、カバーを開けるとき指を引っかけやすいですね。
【背面部】
背面部に端子類はありません。
【底面部】
背面部には通気孔が配置されています。
6)同梱物をチェック
ThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
レビュー機には65W型のACアダプタを同梱。
片手で握れるくらいのコンパクトさです。
電源ケーブル。
USB Type-C端子で接続するタイプです。
左側面部に2つあるいずれのUSB Type-C端子に接続しても充電可能です。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は257g。
本体を合わせた重量は2.133kg。
まとめ
以上、ThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・16インチという大型ディスプレイ搭載ノートPC
・AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultraプロセッサ搭載モデル
・使いやすいキーボード/タッチパッドを搭載
・ブラックをベースとした落ち着いたカラーリング
・ボディにアルミニウムを採用

AI専用NPU内蔵のインテルCore Ultraプロセッサ搭載モデル 16インチという大きなパネルを採用しており、 画面の見やすさ/作業のしやすさを重視したスタンダードノートPCです。テンキーを搭載しているほか、キーボード/タッチパッドも使いやすくストレス無く作業できると思います。実用性に優れた16インチノートPCを探していて、 AI専用NPU内蔵モデルがいい、コスパも重視したい、という人にオススメです。
*レノボWebサイトの製品ページを確認する
ThinkPad E16 Gen2(Intel Core Ultra)詳細情報

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