DELL Inspironデスクトップ(3668) レビュー

Inspironデスクトップ(3668)はDELLのエントリーデスクトップに位置づけられるモデルです。ミニタワー型の筐体を採用しています。


ここでは、Inspironデスクトップ(3668)の特徴/スペック等について詳しくレビューしたいと思います。

・1）エントリーデスクトップ
・2）スペックをチェック
・3）ブラックを基調とした落ち着いたデザイン
・4）各パーツをチェック
  (前面部 ｜ 上面部/側面部 ｜ 背面部 ｜ 筐体内部)
・5）まとめ

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Inspironデスクトップ(3668)は、デルのエントリシリーズInspironに属するデスクトップPC。


デスクトップInspironシリーズには、このInspironデスクトップ(3668)のほかにスモールデスクトップ(3268)が用意されていますが、スモールデスクトップがスリムタイプの筐体を採用した省スペースマシンなのに対し、このInspironデスクトップ(3668)はミニタワー型筐体を採用しており、より高いパフォーマンスを発揮できる仕様になっています。


ただし、ミニタワー型筐体を採用しているとはいっても、かなりコンパクトなつくりになっています。


奥行きもかなり狭まっています。雑誌と比較すると、その大きさがよくわかると思います。これなら設置面積も最小限で済ませることができます。

またより高性能なデスクトップとしてXPSタワーが用意されています。性能面ではXPSタワーの方が上で拡張性も優れているため、高い性能+拡張性を両立させたデスクトップを探している場合にはXPSタワーの方がオススメです(→XPSタワーのレビューはこちら)。

【Inspironデスクトップ(3668)の主なスペック】

	スタンダード	プレミアム・SSD	プレミアム・SSD・GT1030搭載	プラチナ・SSD
CPU	第7世代 インテル Core i5-7400 (6MB キャッシュ 最大 3.50 GHz まで可能)			第7世代 インテル Core i7-7700(8MB キャッシュ 最大4.20GHzまで可能)
メモリ	8GB DDR4			8/16GB DDR4
HDD	1TB (64MB キャッシュ) HDD(7200 回転)	128GB SSD+1TB HDD
グラフィックス	インテルHD グラフィックス	NVIDIA GeForce GT730 2GB GDDR3 グラフィックス メモリ付き	NVIDIA GeForce GT1030 2GB GDDR5 グラフィックス メモリ付き	NVIDIA GeForce GTX1050 2GB GDDR5 グラフィックス メモリ付き
光学ドライブ	DVDRW 光学ドライブ
無線LAN/ Bluetooth	○
メモリスロット	UDIMM×2
ポート類	背面: USB 2.0 x 4、HDMI、VGA、LAN、3極オーディオジャック 前面: USB 3.0 x 2、5-in-1メディアカードリーダー、マイク/ヘッドフォンジャック
寸法	幅154mm × 高さ352.9mm × 奥行き303mm

CPUにはインテル第7世代Core i5/i7プロセッサ、メモリは8/16GB、ストレージは1TB HDDに加えて、128GB SSD+1TB HDDのハイブリッド構成も選択可能。ハイブリッド構成にすれば、高速アクセス可能なSSDを利用可能です。

光学ドライブはDVDドライブを搭載しています。

グラフィックスには、CPU内蔵タイプのインテルHDグラフィックスに加え、NVIDA GeForceシリーズのGT730、さらにはハイエンドのGTXシリーズのGTX1030/1050搭載モデルを選択可能。

この構成を見る限り、エントリーレベルよりもちょっと上に位置づけられているのがわかります。一定のパフォーマンスを確保できるような構成になっています。

Inspironデスクトップ(3668)のパフォーマンスをチェックしてみました。


レビュー機の構成は次のとおり。

CPU:Core i5-7400→7.9
メモリ:8GB→7.9
HDD:128GB SSD+1TB 7200 rpm HDD→8.1

実際に作業してみて、Web閲覧/動画再生といった比較的負荷の軽いタスクであれば、ストレス無く快適に作業できました。普段使いなら十分な性能を発揮してくれると思います。

Inspironデスクトップ(3668)は、有線LAN端子に加え、ワイヤレス機能(WiFi/Bluetooth)を標準で装備しています。

したがって、有線LANのケーブルを接続できない場所でも、ワイヤレス環境があれば、インターネットにアクセスできます。ケーブルが不要になり、好きな場所に設置できるのでいいですね。

前面部には光沢のあるブラックを採用。非常にツヤがあります。ちょっと映り込みがありますが、見ていて綺麗です。


24インチ液晶モニタと接続してセットアップしたところ。

前面部。



前面部上部の中央に光学ドライブが縦向きに配置されています。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブのみを搭載可能。ブルーレイドライブは選択できません。


光学ドライブのトレイを取り出したところ。



前面部の右上には、電源ボタン、メディアカードリーダー、ヘッドホン/マイク端子、USB 3.0×2が配置されています。



この位置にUSB端子があると、差しやすくていいですね。



前面部の一番下は通気孔になっています。


第7世代インテルCore i5プロセッサを搭載していることを示すシールが貼り付けられています。

上面部。


左側面部。


通気孔が配置されています。



右側面部に通気孔は配置されていません。

背面部。


上段の左には各種端子類が配置されています。

上から順にオーディオ端子、VGA端子、HDMI端子、USB2.0×4、LAN端子が配置されています。


中段には拡張カード用のカバーが配置されています。この構成では、グラフィックカード(NVIDIA GeForce GT 730 )が挿入されています。DVI、HDMI、VGA端子が使用可能です。


下段には電源端子が配置されています。

背面部の上と



右下に配置されているネジ(2つ)をドライバで緩めれば、側面部を簡単に外すことができます。





上面部の一部も側面部と一体化しているのがわかります。




外した側面部の裏側に、各パーツの取り外し方が図入りで説明されています。



ボディがコンパクトなだけに、各パーツも密集して格納されています。ボディを小型化するため、右半分を手前側にずらせる仕様になっています。


まず前面部のカバーを取り外します。


右側にある鉄製のボックスを手前側に引き出して、

留め具を外すと・・・


右半分が手前のほうに動きます。

動かすのにそんなに力はいりません。


一番奥まで動かすと、ここまで内部構造が見えるようになりました。


これだけスペースがあれば、カスタマイズも容易に行えます。



可動部分のボックスの一番上には、光学ドライブとHDDが収納されています。パーツ類は簡単に取り外せるような仕様になっており、容易にカスタマイズできます。


ちょっと横から見たところ。


ボックスの下には、2.5インチドライブベイが2つ配置されており、この構成ではSSDが1つ接続されています。



マザーボード。中央にCPU、その右にメモリスロット×2が見えます。またM.2接続用のスロットも1つ配置されています。



下には拡張カードスロットが配置されています。グラフィックカードが刺さっているのが見えますね。

PCIe x16スロットが1つ、PCIe x1スロットが2つ搭載されています。レビュー機では、PCIe x16スロットがグラフィックカードに使用されている状態です。


左下に電源ユニットが配置されています。

以上、Inspironデスクトップ(3668)のレビューでした。まとめると次のとおり。

・ミニタワー型筐体を採用
・第7世代インテルCoreプロセッサを搭載
・SSD+HDDのハイブリッド構成を選択可能
・グラフィクスにNVIDIA GeForce GTXを選べる

Inspironデスクトップ(3668)は、一般的なエントリマシンよりも高いパフォーマンスを発揮できるよう設計されたデスクトップです。比較的負荷の軽いタスク(Web閲覧/メール/動画再生/ビジネスアプリの操作など)をサクサク快適にこなしたい人にオススメです。

→DELLデスクトップ一覧ページ(DELL Webサイト)