Inspironゲーミングデスクトップ(5675)について解説します。
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Inspironゲーミングデスクトップ(5675)は、DELLの個人向けエントリーシリーズInspironで初となるゲーミングマシンです。 【レビュー目次】
1)AMD Ryzenプロセッサ搭載
Inspironゲーミングデスクトップ(5675)の主なスペックは次のとおり。
CPUには、AMD Ryzenプロセッサを選択可能。
Inspironゲーミングデスクトップ(5675)は、ミニタワー型筐体を採用しているだけあって、高い拡張性を誇っています。
5つのストレージベイで最大3.5インチHDD × 2、2.5インチHDD/SSD × 1、M.2 SSD × 2までの拡張が可能です。 メモリスロットはDIMMスロットを2基搭載しています。最大32GBをサポートします。 拡張スロットは、PCI Express x16が2基、PCI Express x1が2基が2基搭載されています。
搭載している端子類は次のとおり。
背面: USB 2.0 x 2、USB 3.0 x 4、P/S 2ポート x 2、オーディオ入力/出力 × 5、1 ギガビットイーサネット × 1 前面: USB 2.0 x 2、USB 3.0 x 2、USB Type-C × 1(USB 3.1 Gen 1)、コンボジャック(ヘッドセット/マイク)× 1 、メディアカードリーダー × 1 通常のUSB端子に加え、最新のUSB 3.1 Type-Cポートも1基搭載しています。 次にInspironゲーミングデスクトップ(5675)のパフォーマンスをチェックしてみました。 レビュー機の構成は次のとおり。 【スプレマシー VR】 CPU:AMD Ryzen 7 1700X メモリ:16GB デュアル ストレージ 1TB 7200 rpm HDD + 256GB M.2 SSD グラフィック:NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB GDDR5 Windowsエクスペリエンスインデックスでパフォーマンスをチェックしてみました。 描画処理能力を計測するCENEBENCH R15の結果は上のとおり。 CPUのスコア比較。 グラフィックのスコア比較です。 バイオハザード6のベンチマーク結果は「S」。「現在の設定で、とても快適な動作が見込めます」 2)斬新なデザイン
Inspironゲーミングデスクトップ(5675)はゲーミングマシンということで、非常に斬新なデザインを採用。前面部には斜めにカットされており、下半分が通気孔になっています。 左側面部の下半分も通気孔になっており、高い冷却効果が期待できます。 側面部上部は丸みを帯びたデザインになっているのがわかります。 Inspironゲーミングデスクトップ(5675)では、LEDランプが配置されており、電源をオンにすると怪しく光ります。色はブルーで変更することはできません。 DELLのロゴが光るほか、 筐体内部にLEDランプが配置されており、中から発光します。通気孔から光が漏れ出す仕組みです。 暗い環境でゲームを楽しむときには、すごく環境に馴染みそう。いかにもゲーミングマシンらしいデザインですね。 ボディは結構大きめなので、購入する際は大きさを事前に確認しておくことをお勧めします。 雑誌と比較するとこんな感じ。 24インチ液晶モニタと接続するとこんな感じです。 前面部は少し傾いたデザインになっているのがわかります。 3)各パーツをチェック
Inspironゲーミングデスクトップ(5675)の各パーツについてチェックします。
前面部。 一番上に光学ドライブ。その下に拡張ベイ用のスペース。 さらには、コンボジャック(ヘッドセット/マイク、USB Type-C × 1(USB 3.1 Gen 1)、USB 3.0 × 2、USB 2.0 × 2、5.メディアカードリーダーが配置されています。 光学ドライブトレイを引き出したところ。 拡張ベイです。 前面部にUSB端子があると、接続しやすいので便利です。 真ん中にはDELLのロゴが拝披されています。 上面部には窪みが設定されており、小物を置いておくことが可能。 一番手前には電源ボタンが配置されています。 左側面部。下半分が通気孔になっています。 右側面部。 一番下の部分が通気孔になっています。 背面部。 右上にロックするためのリングが配置されています。 上段左に端子類、右には排気用のファンが見えます。 PS2端子 × 2、USB 3.0 × 4、LANポート、USB 2.0 × 2、オーディオ入力/出力が配置されています。 中段には拡張カードが配置されます。グラフィックカードが挿入されており、映像出力端子が見えます。 このマシンにはNVIDIA GeForceR GTX 1060 が搭載されており、DVI端子、DisplayPort×3、HDMI端子が配置されているのが見えます。 一番下には電源端子が配置されています。 4)筐体内部に簡単にアクセス可能
Inspironゲーミングデスクトップ(5675)では、左側面部が簡単に開けられる構造になっており、筐体内部にアクセスして容易にカスタマイズすることができます。
背面部右上と 右下にあるネジ(合計2つ)をドライバで外します。 背面部右にあるハンドルに指を入れ、背面部方向に側面部をずらせば、簡単に外れます。 側面部を外したところ。 側面部。 上部には、各パーツの取り外し方がイラストで示されています。 結構、重量があるうえに、 分厚いです。落としてしまわないよう注意が必要です。 筐体内部。ボディが大きめのため、内部も広め。これならカスタマイズ作業がしやすいと思います。 右上には、光学ドライブユニットとドライブベイが配置されています。 一番上に、ウルトラスリムタイプの光学ドライブが接続されています。 中央にはマザーボードを配置。 中心にCPU、その右にメモリスロットが2基、 さらにその右にはM.2スロットが配置されているのが見えます。 下にはグラフィックカードが配置されています。 拡張カードスロットはPCIex1 x 2 + PCIex16 x 2が搭載されています。 この構成では、PCIex16 ×1が使用されている状況です。上の写真の右の方に、もう1つのM.2スロットが見えています。 右下にはストレージ用のベイが配置されています。一番上が2.5インチドライブベイ、その下に3.5インチドライブベイが2つ配置されています。 左下には電源ユニット。460W電源を標準で搭載しています。 電源をオンにすると青色のネオンが光ります。 前面部のLEDランプは斜めに配置されていますね。 またマザーボードの上の部分にも、ランプバーが設置されており、下向きにLEDランプが配置されています。 5)同梱物をチェック
USB接続のキーボード/マウスが同梱されています。 キーボード。 マウス。 同梱される電源ケーブル。 まとめ
以上、 Inspironゲーミングデスクトップ(5675)の特徴について説明しました。まとめると次のとおり。 ・ゲーミングを堪能できるような高性能設計 ・コストパフォーマンスに優れたAMD Ryzenプロセッサを搭載 ・SSD搭載モデルも選択可能 ・ミニタワー型筐体を採用することにより、高い拡張性を確保 ・VRに対応 ・高性能なグラフィックスカードを搭載可能 ・容易にカスタマイズ可能 ・LEDランプを用いた斬新なデザイン このように、Inspironゲーミングデスクトップ(5675)は、ゲームを楽しみたいが、価格は抑えたいという人にオススメのゲーミングマシンに仕上がっています。 *詳しくは、Inspironゲーミング(5675)詳細情報(DELL Webサイト)を参照してください。 |