New Alienware 15 レビュー

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DELL
New Alienware 15レビュー
Alienware 15は、15インチ液晶を搭載した高性能ノートPC。ゲームを快適に楽しめるよう設計されており、いかにもゲーミングマシンらしいデザインを備えています。
Alienware 15レビュー
現時点では、第8世代インテルCoreプロセッサ搭載のNew Alienware 15が販売されています。シルバーモデルに加えて、ブラックモデルも用意されています。

New Alienware 15の主な特徴は次のとおり。

・第8世代Core iプロセッサ+NVIDA GeForce GTX 10 グラフィックスを搭載しており、高い基本性能を誇る
・15インチ液晶を搭載。4Kパネル搭載モデルを選択でき、高精細な映像を堪能できる
・スタイリッシュなデザイン
・イルミネーションのカラーをカスタマイズ可能
・VRに対応


ここでは、New Alienware 15の特徴・スペック等について詳しくレビューしたいと思います。

*17インチ液晶搭載のAlienware 17の特徴についてはAlienware 17レビューを参照してください。

(2018/11追記:Alienware 15より薄型化/軽量化されたボディを採用したAlienware M15が登場しました。詳しくはAlienware M15詳細情報を参照してください。Alienware 15とM15の主なスペックを比較しています)
【レビュー目次】
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1)美しいデザイン
Alienware 15の天板部分は、3枚をつなぎ合わせたようなつくりになっており、光の当たり方によって見え方が異なります。
ボディは、高い質感を誇ります。また堅牢性も十分です。
メタリック感がいいですね。
キーボード/周辺部はブラックで統一されています。
なお、New Alienware 15ではシルバーのカラーリングモデルに加えて、一部のパッケージでブラックモデルも用意されています。
ブラックの方がより精悍な印象を与えます。
2)15インチ液晶を搭載/4Kパネル選択可能
Alienware 15は15インチ液晶を搭載。Alienwareシリーズの中ではミドルレンジに位置づけられます。大きさはそこそこコンパクトですが重量は約3.49kgあり、片手で持つのはちょっとつらいですね。

その分、堅牢性は非常に高いです。
脇に抱えて持ったところ。Alienware 15の大きさがよくわかると思います。
24インチ液晶モニタの横に置くとこんな感じ。
Alienware 15の大きな特徴の1つとして、1920×1080ドットのフルHD対応パネルに加えて、解像度3,840 x 2,160ドットのウルトラHD液晶パネル搭載モデルを選べる点が挙げられます。4Kパネルを選べば、より精細な表現が可能となり、ゲームへの没入感を高めることができます。

3)ハイパフォーマンス
【Alienware 15のスペック一覧】
 
Alienware 15
液晶
(最大解像度)
■15.6 インチ FHD (1920 x 1080) 60Hz IPS ディスプレイ NVIDIA G-SYNC 有効
■15.6 インチ FHD (1920 x 1080) 120Hz TN ディスプレイ 5ms response time, NVIDIA G-SYNC 有効
■15.6 インチ UHD (3840 x 2160) 60Hz IPS ディスプレイ NVIDIA G-SYNC 有効
CPU
■第8世代インテルCore i5-8300H
(クワッド -コア, 8MB キャッシュ, 最大 4.0GHz まで可能 ターボ ブースト 付き)
■第8世代インテル Core i7-8750H
(6-コア, 9MB キャッシュ, 最大 4.1GHz まで可能 ターボ ブースト 付き)
■第8世代 インテル Core i9-8950HK
(6-コア, 12MB キャッシュ, Overclocking 最大 5.0GHz まで可能)
メモリ
■8GB DDR4 at 2666MHz (8Gx1)/
■16GB DDR4 at 2666MHz (8Gx2)/
■32GB DDR4 at 2666MHz (16Gx2)/
ストレージ
■1TB (+8GB SSD) ハイブリッド ドライブ
■256GB M.2 PCIe NVMe SSD
■128GB SATA M.2 SSD + 1TB 7200RPM HDD
■256GB PCIe M.2 SSD + 1TB 7200RPM HDD
■512GB PCIe M.2 SSD Class 40 + 1TB 7200RPM HDD
■512GB PCIe M.2 Class 50 SSD + 1TB 7200RPM HDD
■1TB PCIe M.2 SSD + 1TB 7200RPM HDD
■1TB PCIe M.2 SSD + 1TB PCIe M.2 SSD + 1TB 7200RPM HDD
光学ドライブ
×
グラフィックス
■NVIDIA GeForce GTX 1060 OC 6GB GDDR5 付き
■NVIDIA GeForce GTX 1070 OC 8GB GDDR5 付き
■NVIDIA GeForce GTX 1080 8GB GDDR5X 付き
寸法
(cm)
幅: 389 mm
高さ: 25.4mm
奥行:305mm
最小重量
(kg)
3.49kg

CPUには、第8世代インテルCore i5/i7/i9搭載モデルを選択可能。グラフィックスには、ハイエンドな性能を誇るNVIDIA GeForce GTX 1060/1070/1080 を搭載できます。このCPU+グラフィックスの組み合わせにより、高精細で滑らかな映像を楽しめます。

メモリは最大32GBを搭載可能。ストレージには、HDDの他に、高速アクセス可能なSSDとHDDのハイブリッド構成、SSDのみ構成が選択可能です。なお光学ドライブは搭載されていません。
Alienware 15のパフォーマンスをチェックしてみました。

レビュー機のスペックは次のとおり。

■Alienware 15 プレミアムVR
・CPU:インテルCore i9-8950HK
・メモリ:16GB
・グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1070 8GB GDDR5
・ストレージ:256GB PCIe M.2 SSD + 1TB 7200RPM HDD
Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア。

CPU:9.2/メモリ:9.2/ストレージ:8.55/グラフィックス:9
CINEBENCHの結果は上のとおり。
ストレージの性能をチェックするCrystalDiskMarkベンチマークの結果は上のとおり。1stストレージに高速アクセス可能なPCIe M.2 SSDを搭載しているだけあって、非常に高いスコアを記録しています。
3D Markの「Time Spy」のスコア。
スコアを比較すると上のとおり。通常のゲーミングノートよりも高いスコアを記録しています。
「Fire Strike」のスコア。
他のマシンとの比較。
ベンチマーク実行時に気になったのが、ファンの回転音。高い負荷がかかった状態になると、結構大きめの回転音がします。ただし、その分、排気がしっかりできているみたいで、通気孔のある底面部/背面部がそれほど熱くなることはありませんでした。
4)イルミネーションはカスタマイズ可能
Alienware 15では、ボディ各所にイルミネーションが配置されており、光らせることが可能。いかにもゲーミングマシンらしいこだわりです。
側面部と液晶の脇が光っています。
直線状に光るのですごくスタイリッシュ。
天板部分のAlienwareのマークも光ります。
キーボード、タッチパッド、液晶下のAlienwareロゴも点灯します。
同梱されるAlienwareのソフトウェアを使って、各色をカスタマイズすることが可能。自分の好きな色を選べます。気分や環境に応じて変えるのもありでしょうね。

ライティング変更機能に加え、パフォーマンス管理・電源管理/ライブラリ/オーバークロック管理/状態管理などが可能です。
暗い環境ではイルミネーションが映えますね。
5)優れたサーマルコントロール
Alienware 15は、ゲームを快適に楽しめるよう高い性能を発揮できる構成になっているため、適切に排熱できることが重要になってきます。
Alienware 15では、ヒンジ部分を奥に出すことで、通気孔を大きくし、優れたサーマルコントロールを可能にしたほか、筐体の薄型化を実現しています。

上の画像を見ると、ヒンジ部分が出っ張っているのがわかりますね。
このヒンジ部分に通気孔が配置されています。
両側に配置されています。ちょっとレーシングカーっぽい感じですね。
底面部も半分が通気孔になっており、排熱を念頭に置いた設計になっているのがわかります。
6)VR対応
Alienware 15はVR(仮想現実)に対応したノートパソコンです。具体的には、VRテクノロジーを牽引している OculusとHTCの要件をクリアする認定(「Oculus Ready」と「Vive Optimized」)を取得しています。
今後普及が見込まれるVRを、誰よりも早く体験することができます。
7)各パーツをチェック
液晶は15.6インチパネルを搭載。FHD (1920 x 1080)/UHD (3840 x 2160)のいずれかを選択できます。
レビュー機では非光沢パネルを採用しています。
非常に精細感のある表示が可能。
黒もしっかり表現できています。
キーボード。
キーに印字されている文字のフォントは大きめ。
Nキーロールオーバーを採用しており、各キーのスキャンを独立して行えます。したがって、同時に複数のキーを押しても、すべての打鍵を認識できます。
一番左にマクロキーが配置されており、特定のアクションを設定できる仕様になっています。
キーの表面はすべりにくいので打ちやすいです。
キーピッチも広く、すごく快適なキータイピングが可能。
キーストロークは深め。しっかりと押し込むことができます。打鍵感はやらかめです。

ボディの堅牢性が高いため、強く押してもキーボードがたわんだりすることはありません。
タッチパッドはクリックボタンが別になったタイプを採用。
タッチパッド/クリックボタンとも、反応は良好です。
パームレストは表面がさらさらしています。
右側面部。USB3.0端子が配置されています。
左側面部。Type-C USB 3.0ポート、USB3.0ポート、ヘッドホン端子、マイク端子が配置されています。
背面部。両脇に通気孔、真ん中に端子類が配置されています。
LAN端子、miniDisplayPort、HDMI、Thunderbolt 3ポート、Alienware Graphics Amplifier接続用ポート、電源端子が利用可能です。
前面部の左右にスピーカーが配置されています。この位置にスピーカーがあると、操作中に手が邪魔になって、音が遮られることがあります。
音楽を聞いてみましたが、高音がシャカシャカしたりすることなく、しっとりと落ち着いたサウンドを楽しめました。
底面部。
半分を通気孔が占めています。
同梱されるACアダプタは、平べったい形状をしています。
結構大きめ。
電源ケーブルを含めた重量は約991g。
電源ケーブルは背面部に差し込みます。
まとめ
New Alienware 15の特徴をまとめると次のとおり。

・第8世代Core iプロセッサ+NVIDA GeForce GTX 10 グラフィックスを搭載しており、高い基本性能を誇る
・15インチ液晶を搭載。4Kパネル搭載モデルを選択でき、高精細な映像を堪能できる
・スタイリッシュなデザイン
・イルミネーションのカラーをカスタマイズ可能
・VRに対応


Alienware 15は、15インチ液晶搭載のA4サイズゲーミングノート。高性能グラフィックを搭載できるので、ゲームを堪能したい人にオススメです。

→参考:Alienwareトップページ(DELL Webサイト)