DELL Inspiron 13 2-in-1(7306)実機レビュー

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Inspiron 13 2-in-1(7306)について解説しています。
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Inspiron 13 2-in-1(7306)実機レビュー
DELL Inspiron 13 2-in-1(7306)は、13.3インチ液晶搭載ノートPC。液晶部分を360度回転させることのできる2-in-1タイプです。

Inspironシリーズの最上位に位置づけられる7000シリーズに属しています(→Inspiron 7000シリーズの特徴・モデル一覧はこちら)
Inspiron 13 2-in-1(7306)レビュー
シリーズ
 
特徴

Inspiron

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリシリーズ
5000シリーズ Inspironシリーズの中間に位置づけられるミッドレンジシリーズ
7000シリーズ Inspironの中で最も性能にこだわったシリーズ
XPS 美しいデザインと高性能を両立させたスタイリッシュなノートシリーズ
Gシリーズ 高い描画処理能力を発揮できるゲーミングシリーズ
Inspiron 13 2-in-1(7306)の主な特徴は次のとおり。

・13.3インチ液晶搭載のコンパクトノートPC
・液晶を360度回転できる2-in-1タイプのPC
・第11世代インテルCoreプロセッサ(Tiger Lake)搭載
・アクティブペンを標準で同梱
・ペンをヒンジ部分に格納できる
・ブラックを基調とした落ち着いたデザイン
・アルミニウムカバーを採用することで質感を高めている
・Thunderbolt 4端子を標準で装備


Inspiron 13 2-in-1(7306)は13.3インチ液晶搭載の2-in-1ノートPC。ノートPC/テント/スタンド/タブレットの4つのモードの中から、状況に応じて最適なモードを選べます。また、2-in-1ノートPCとしてはスリム/軽量/コンパクトなボディになっているので、携帯性に優れています。

あと、アクティブペンを標準で同梱。ヒンジ部分に収納できる仕様になっているため、使いたいときにペンをすぐ利用することができるほか、紛失してしまうリスクも減らせます。

ここではInspiron 13 2-in-1(7306)の特徴・スペック等について詳しく解説したいと思います。

(*DELLパソコンの4桁の型番(本モデルの場合「7306」)を確認する方法はこちら)
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機は貸出機です。

【レビュー機のスペック】プラチナパッケージ
第11世代インテルCore i7-1165G7/16GBメモリ/512GB SSD/インテル Iris Xe グラフィックス(CPU内蔵)
1)4つのスタイルで使える2-in-1ノートPC
Inspiron 13 2-in-1(7306)は、状況に応じてノートPC/テント/スタンド/タブレットの4つのモードに切り替えることのできる2-in-1タイプのノートPCです。
ノートPCモード。一般的なクラムシェル型のPCと同じ使い方をすることができます。4つの中で唯一キーボードを使えるモードです。
テントモード。4つのモードの中で最も専有面積が少ないので、狭い場所(台所など)で使う際に適しています。食事をしながら画面を見たいときにも重宝します。
スタンドモード。画面との距離が近いので、迫力ある映像を楽しめます。飛行機や新幹線などで移動中、座席の前の机に置いて安定した状態で画面を見たいときに便利。

ヒンジはしっかりしており、多少強く液晶をタッチ操作しても角度が変わることはありません。
タブレットモード。タブレットのように使えますが、重量が1.274kgあるので片手でずっと持つのは難しいと思います。
机や膝の上に置いて作業することになると思います。
もちろん縦横回転機能も備えています。
タブレットモードにすると、少しボディが反った状態になります。
2)スペックをチェック(第11世代インテルCoreプロセッサ搭載)
Inspiron 13 2-in-1(7306)の主なスペックは次のとおり。

【Inspiron 13 2-in-1(7306))の主なスペック】

 
Inspiron 13 2-in-1(7306)
液晶
13.3インチ FHD (1920 x 1080) Truelife スリムベゼル 300nits 100% sRGB広視野角 タッチディスプレイ (MPP2.0対応)

13.3インチ UHD (3840 x 2160) Truelife スリムベゼル 300nits 100% sRGB広視野角 タッチディスプレイ (MPP2.0対応)
CPU
第11世代インテルCore i5-1135G7(8MB キャッシュ, 最大 4.2GHzまで可能)

第11世代インテルCore i7-1165G7(12MB キャッシュ, 最大 4.7GHzまで可能)
メモリ
8GB, オンボード, LPDDR4x, 4267MHz
16GB, オンボード, LPDDR4x, 4267MHz
ストレージ
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
光学ドライブ
グラフィックス
インテル Iris Xe グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き
搭載端子
1 x HDMI 2.0出力
1 x USB 3.2 Gen 1
1 x Thunderbolt 4(Type-C)ポート、電源供給およびDisplayPort搭載
1 x ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのセット)ポート
1 x microSDカードスロット
寸法
(mm)
高さ:15.94 mm〜16.74mm x 幅:305.19 mm x 奥行き:206.4 mm 
最小重量
(kg)
最小重量:1.274kg
最小構成価格
(税込・配送料込)
131.978円

(ここに記載されている価格は、クーポン適用前の価格です。実際に購入する際には、提供されているクーポン分の値引きの適用を受けることができます)

【CPU】
CPUには、インテル第11世代Core i5-1135G7/Core i7-1165G7プロセッサ(Tiger Lake)搭載モデルが用意されています。各プロセッサの主な詳細は次のとおりです。

CPU 第11世代インテルCore i5-1135G7 第11世代インテルCore i7-1165G7
コアの数 4 4
スレッドの数 8 8
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.20GHz 4.70GHz
キャッシュ 8MB 12MB
オペレーティングレンジ 12-28W 12-28W

【メモリ】
メモリは8GB/16GB搭載モデルを選択可能。

メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
Inspiron 13 2-in-1(7306)の主な用途であるWeb閲覧/ビジネスアプリ操作/動画再生といった比較的ライトなタスクを実行する際には、8GBのメモリ容量でパフォーマンス不足を感じるシーンは少ないと思います。コスパ重視なら8GBメモリ搭載モデルがオススメです。

ただし、マルチタスクを実行することが多い/描画処理能力を必要とするタスクを実行することがある、など負荷がかかる状況で快適に作業したいのであれば、16GBメモリ搭載モデルを選んだ方がストレスは少ないと思います。

【ストレージ】
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
ストレージは、SSDのみを搭載。512GB SSD搭載モデルを選択できます。

安価なHDD搭載モデルは用意されていないので、大容量のデータを保存したい場合には、別途外付けのストレージを用意するか、クラウドストレージを利用する必要があります。

【グラフィックス】
グラフィックスは、CPU内蔵タイプのインテル Iris Xe グラフィックスを利用可能。インテル Iris Xe グラフィックスは、第10世代インテルCoreプロセッサに搭載されていたUHDグラフィックスよりも性能が高く、描画処理能力に優れています。

グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX20シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×

高度な描画処理能力を備えたNVIDIA GeForce GTX/RTXシリーズを搭載したモデルは選択できないので、高度な描画処理能力を必要とするタスクには不向きです。

【光学ドライブ】
光学ドライブは搭載していません。

パッケージ別のスペックは次のとおり。

【Inspiron 13 2-in-1(7306)のパッケージ別のスペック】
 
プレミアム
(アクティブペン付)
プラチナ(4K・大容量メモリー・アクティブペン付)
 液晶
(最大解像度)
13.3インチ
(1920×1080)
13.3インチ
(3840×2160)
タッチパネル
CPU
第11世代 インテル Core i5-1135G7
第11世代 インテル Core i7-1165G7
メモリ
8GB, オンボード, LPDDR4x, 4267MHz
16GB, オンボード, LPDDR4x, 4267MHz
ストレージ
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテル Iris Xe グラフィックス
カラーリング
エレメントブラック
最小構成価格
(税込/配送料込)
131,978円
167,178円

(上記価格はクーポン適用前の価格です。クーポンを適用すれば、さらに安く購入できます)

現在、プレミアム(アクティブペン付き)/プラチナ(4K・大容量メモリー・アクティブペン付)の2つのパッケージが用意されています。

スペックが異なるのはCPU/メモリ容量/液晶の解像度の3つ。

価格重視であればプレミアム、性能に妥協したくなければプラチナがおすすめです。ただし、プラチナモデルでは、4K解像度(3840×2160ドット)のパネルしか選択できません。4Kパネルは高精細な表示が可能ですが、消費電力が大きいためバッテリ駆動時間が短くなるので注意が必要です。

3)ブラックを基調としたスリムなデザイン
Inspiron 13 2-in-1(7306)ではカラーリングとしてエレメントブラックのみを用意。
ブラックを基調とした落ち着いたデザインになっています。
光に当たり方によっては焦げ茶っぽいカラーリングに見えます。天板部にはアルミニウム製外部カバーを採用しているため、質感が高く、野暮ったい感じはないと思います。触るとさらっとして心地いいですね。汚れや指紋はつきにくいです。
光が当たったところの反射がとても綺麗。上質な仕上がりです。
キーボードの周囲も天板部と同じカラーリングを採用。
パームレスト部分の質感もいい感じです。
底面部も同じカラーリングを採用しており、統一感があります。
側面部は光沢感があり、光が当たると反射します。
4)13.3インチ液晶搭載のコンパクトノートPC
Inspiron 13 2-in-1(7306)は13.3インチ液晶搭載のノートPC。
液晶の左右の外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルを採用することでボディをコンパクト化しています。
B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。
コンパクトボディなので扱いやすいですね。
気軽にいろんなところに動かして使うことが可能。
厚みは15.94 mm〜16.74mm。
光学ドライブを非搭載とすることで、スリムなボディを実現。非常に掴みやすいです。
重量は1.316kg(実測値)。2-in-1タイプのノートPCのため、一般的な13インチノートPCと比べると若干重め。
持ってみると、ちょっとずしっとした感じがありますが、ちょっと持ち運ぶのであればそれほど苦になりません。
コンパクトボディなので、ビジネスバックから取り出すときも、出口の部分で引っかかることが無く、スムーズです。
ディパックからもストレス無く取り出せます。
ボディに強度のあるアルミを採用しているため、堅牢性は高いですね。片手だけで持っても、ボディのよじれ等を感じることはありません。
5)特徴/使い勝手をチェック
Inspiron 13 2-in-1(7306)の特徴をチェックします。
【搭載している端子類】
Inspiron 13 2-in-1(7306)に搭載されている端子類は次のとおり。

1×HDMI 2.0
1×Thunderbolt 4(Type-C)ポート、電源供給およびDisplayPort搭載
1×USB 3.2 Gen 1
1×MicroSDカード リーダー
1× ヘッドフォンおよびマイク オーディオ ジャック
1× 電源ジャック

LAN端子は搭載されていないため、有線でネットに接続する必要がある場合は、別途アダプタ等を用意する必要があります。
【搭載されているUSB端子類】
USB端子
個数/場所
USB Type-A 1個/右側面部
USB Type-C 1個/左側面部
従来からあるType-A端子が1個、前後の向きのないType-C端子が1個搭載されています。2個しかUSB端子を搭載していないので、多くのUSBデバイスを同時接続するニーズがある人は、別途USBハブを用意するなど、注意が必要です。
また充電時にUSB Type-C端子を占有する形になります。したがって、充電中に使えるUSB端子は、USB Type-A端子が1つだけとなるのでUSB端子を同時に多数使うことを想定している場合には事前に対応策を考えておく必要があります。
【USB Type-C端子の機能】
Inspiron 13 2-in-1(7306)にはUSB Type-C端子が1個搭載されていますが、次のような機能を備えています。
USB Type-C
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり
Alt Mode-DisplayPortに対応しているため、外部映像出力が可能。
さらにPowerDeliveryにも対応しているため、充電も可能です。
またThunderbolt 4にも対応。従来の規格であるThunderbolt 3と比べると、最大転送可能速度は40Gbpsで同じですが、Thunderbolt 3では40Gbpsの速度でデータ転送が可能なケーブルは最長0.8mでしたが、Thunderbolt 4では最長2mまで対応しています。
【外部映像出力】
Inspiron 13 2-in-1(7306)に搭載されている映像出力端子は次のとおり。
映像出力端子
個数/場所
用途
備考
HDMI 2.0 1個/左側面部 映像+音声 -
USB Type-C
(Alt Mode-DisplayPort対応)
1個/左側面部
映像+音声
本モデルはUSB Power Deliveryに対応してるので、ケーブル一本で映像出力と充電が可能
外部映像出力端子を使って、外部モニタに接続することにより、大きな画面にデータを表示できるようになるため、作業効率をアップできます。
USB Type-C入力端子を搭載したモニタを用意できる場合、対応するUSB Type-Cケーブルで接続すれば、外部映像出力と充電を一本のケーブルで実行することができるため、非常に便利です。

上の画像は、USB Type-C入力端子を搭載している24インチモニタ(U2421HE)にUSB Type-Cケーブル経由で外部出力しているところ。
USB Type-Cケーブル1本接続するだけで、外部映像出力と
充電を同時に実行できます。ただし、充電も実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。Inspiron 13 2-in-1(7306)の場合、65W型のACアダプタを採用していますが、モニタ(U2421HE)は最大65Wの電源を使用できるため、充電可能です。

→参考:USB TypeCケーブルでモニタに接続した状況を説明(DELL U2421HE)
USB Type-C端子に加えて、HDMI端子を介して外部モニタに接続することで3画面同時出力を実行することも可能。
3画面同時出力により、広い表示領域を確保できるため、多数のウィンドウを並べて表示することにより、作業効率をアップさせることができます。
一般的には、画面切り替えの操作は「設定」画面で行いますが、Inspiron 13 2-in-1(7306)では、F8キーで画面切り替え画面を表示できます。
F8キーを押すと、画面右に「映す」画面が表示され、「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」の中から選択可能。即座に画面表示を切り替えられるので便利です。
【リフトヒンジ採用】
Inspiron 13 2-in-1(7306)では、リフトヒンジを採用。
ディスプレイを開くと、ディスプレイの底の部分が接地する形になり、キーボードと机の間にスペースが生まれます。これにより、エアフローを改善できるほか、キーボードが傾斜するため、タイピングしやすくなります。
【プライバシーシャッター搭載】
Inspiron 13 2-in-1(7306)は、液晶上部にWebカメラを搭載していますが、プライバシーシャッターを採用しています。
カメラ上部にあるスライドを指で右方向にずらすだけで、簡単にWebカメラを使用できないようにすることができます。
これにより、画像・流出問題を回避することが可能となり、プライバシーを保護できます。
【起動時間】
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→18.8秒/2回目→18.7秒/3回目→17.1秒

約18秒で起動可能。すごく高速というわけではありませんが、それほど待たされる感じはありません。
【生体認証機能付き】
指紋認証リーダーを搭載しているため、指紋によるログインが可能。また液晶上部に赤外線カメラを搭載しているため、顔認証も使用できます。
【アクティブペン付き】
Inspiron 13 2-in-1(7306)には、アクティブペンが同梱されているので、手書きしたいときに便利。
しかも、キーボード上部のヒンジに挟まれた部分に収納できる仕組みになっています。
磁石でくっつく形を採用しているため、
ペンを近づけるとそのまま収納できます。
背面部から見るとこんな感じ。
多少傾ける程度で外れることはありません。
別途持ち歩いている場合には、ペンを使いたいときに、探してこないといけませんが、この位置に収納されていると、使いたいときにすぐ使い始めることができてすごく便利。しかも、紛失の危険性を減らせます。
タッチパネルを搭載した2-in-1ノートPCなので、ペンがあれば、いろいろと便利だと思います。
【サウンド】
スピーカーは、底面部の左右に配置されています。
2W×2のデュアルスピーカーシステムを採用。
この位置にスピーカーがあることで、音が机に反射して広がりが出ます。
実際に音楽を聴いたところと、ちょっとこもっており、高音がシャカシャカする感じです。
6)各パーツをチェック
Inspiron 13 2-in-1(7306)の各パーツをチェックします。
【液晶】
液晶は13.3インチパネルを搭載。最大解像度がフルHD対応(1920×1080ドット)/4K対応(3840×2160ドット)のいずれかのパネルを搭載したモデルを選べます。
 
FHDパネル
UHD(4K対応)パネル
解像度 1920×1080 3840×2160
sRGB 100% 100%
輝度 300ニット 300ニット
輝度およびSRGBの値は、いずれのパネルも同じです。
レビュー機は、4K対応パネル搭載モデル。
解像度が高いため、非常に精細感のある表示が可能。
sRGB 100%を実現しているため、広い範囲の色を表現可能。色の描写が鮮やかです。
広視野角パネルのため、斜め方向からでも表示の変化は少ないです。
輝度が300nitという明るいパネルを採用しているため、くっきり表示できるほか、明るい野外でも見やすいと思います。2-in-1ノートPCのためタッチパネルを搭載。
光沢パネルを採用しています。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
光沢パネルは、映り込みが発生しやすいため、長時間見続けると目が疲れやすいですが、色の鮮やかさでは非光沢パネルよりも上です。
非光沢パネルを搭載したモニタと並べてみました。下側がInspiron 13 2-in-1(7306)。同じ角度から見ても、Inspiron 13 2-in-1(7306)の液晶パネルでは映り込みが発生しているのがわかります。
【キーボード】
テンキーは非搭載です。
キーボードは個々のキーが独立したタイプを採用。
EnterキーとBackSpaceキーが左隣のキーと隣接した、DELL独自のキーボード配置を採用。
この2つのキーは少し小さめなので、慣れるまでは打ち間違えが発生しやすいかもしれません。
キートップはちょっとつるつるしていて滑りがいいので 、指を動かしやすいです。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は浅めに感じますが、このクラスのノートPCとしては標準的かな。押した時の反発はそれほど強くはありません。
キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm(マニュアル参照)。
フルサイズのキーボード(19mm)と同程度のキーピッチを確保しています。なので窮屈な感じはしないですね。
白色のバックライトが装備されているため、暗い環境でも快適に操作できます。明るさは2段階の設定が可能。
F5キーで、バックライトのオン/オフの切り替え、明るさの設定が可能です。
【タッチパッド】
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。表面は非常にすべすべしていて、反応も良好です。
クリックボタンも、軽く押すだけで反応してくれるのでストレス無く操作できます。
【右側面部】
写真左から順に、3-in-1 MicroSDカード リーダー、3.5 mmヘッドホン/マイクロフォンコンビネーションジャック、USB 3.2 Gen1 Type-Aを搭載。
SDカードリーダーにmciroSDカードを奥まで差し込んだところ。カードの大部分が収納されます。
右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。
【左側面部】
写真左から順に、HDMI 2.0出力、Thunderbolt 4(Type-C)ポートを搭載。
左側面部のすべての端子類にケーブルを接続したところ。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続してみました。搭載している端子の数が少ないのがわかります。
【背面部】
背面部中央に、ペンを収納するための窪みが設けられています。
窪みの左右に通気孔が配置されているのが見えます。
【底面部】
通気孔が配置されています。
中央に「Inspiron」のロゴが刻み込まれています。
7)同梱物をチェック
Inspiron 13 2-in-1(7306)の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは片手で掴める大きさ。
結構厚みがあります。
使わないときは、ケーブルをアダプタに巻きつけて収納することが可能。ストッパでケーブルを留めることができます。ただし、いちいち巻きつけるのが面倒なんですよね。接続端子はUSB Type-C。
左側面部にあるUSB Type-C端子に接続して充電します。前述したとおり、充電時は、使えるUSB端子が、右側面部のUSB Type-A 1つだけになります。
65W型のACアダプタを採用。
電源ケーブル。充電時に引っかけたりしたときに破断しないよう太めのつくりです。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は297g。
各部名称などを示したペーパーも同梱されています。
Inspiron 13 2-in-1(7306)のレビューまとめ

以上、Inspiron 13 2-in-1(7306)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・13.3インチ液晶搭載のコンパクトノートPC
・液晶を360度回転できる2-in-1タイプのPC
・第11世代インテルCoreプロセッサ(Tiger Lake)搭載
・アクティブペンを標準で同梱
・ペンをヒンジ部分に格納できる
・ブラックを基調とした落ち着いたデザイン
・アルミニウムカバーを採用することで質感を高めている
・Thunderbolt 4端子を標準で装備

Inspiron 13 2-in-1(7306)はスリム/コンパクトな2-in-1ノートPCに仕上がっています。第11世代インテルCoreプロセッサを搭載しており、基本性能も充実。状況に応じて4つのモードを使い分けることが可能です。

標準でペンが同梱されており、本体に収納した形で持ち歩けるので、いろんな使い方のできるコンパクトノートPCを探している人にオススメです。