Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)について詳しく解説します。
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Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)は14インチ液晶を搭載した2-in-1タイプのノートPC。
InspironノートPCのミドルクラスのInspiron 5000シリーズに位置づけられており、性能と価格のバランスを考えた構成になっています(→参考:Inspiron 5000シリーズの特徴/ラインアップ)。 Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)の主な特徴は次のとおり。 ・液晶を360度回転して、ノートPC/スタンド/テント/タブレットの4つのスタイルで利用可能 ・コンパクトなボディ ・スタイリッシュなデザイン ・第10世代インテルCore i3/i5/i7プロセッサ搭載モデルの中から選択可能 ここではInspiron 14 5000 2-in-1(5491)の特徴・スペック・使い勝手等について詳しくレビューします (2020/5追記:後継モデルとして第10世代インテルCore(Ice Lake)プロセッサ搭載のInspiron 14 5000 2-in-1(5400)が発売されました。詳細情報およびスペックの違いについてはInspiron 14 5000 2-in-1(5400)詳細情報を参照してください) DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)詳細情報 【レビュー目次】
・1)4つのスタイルで利用可能
・2)上質なデザイン ・3)シルバーとグレーモデルを用意 ・4)コンパクトなボディ ・5)スペックをチェック ・6)使い勝手をチェック ・7)DELL Cinema対応 ・8)各パーツをチェック ・9)同梱物をチェック ・10)まとめ *ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)4つのスタイルで利用可能
まずInspiron 14 5000 2-in-1の大きな特徴として、液晶部分を360度回転できる2-in-1ノートPCである点が挙げられます。
状況に合わせて、ノートPC/スタンド/テント/タブレットの4つのスタイルで利用することができます。 ノートPCスタイル。通常のノートPCのように使うことができます。 スタンドスタイル。タッチパネルを搭載しているので指による直感的な操作が可能です。 画面との距離が近いので、動画を視聴したいときに最適。飛行機や新幹線など、前の机に置いて指で操作したいときにも使えます。 またヒンジがしっかりしているため、多少画面を強く押しても、角度が変わってしまうことはありません。 テントスタイル。設置場所が狭いときに有用です。 タブレットスタイル。重量が1.75kg(公称値)あるので、片手でずっと持っているのは厳しいです。 机や膝の上に置いて作業することになると思います。 もちろん縦横回転表示も可能。縦に長いWebブラウザなどを見るときに便利です。 タブレットスタイルにした状態を横から見てみました。 このようにInspiron 14 5000 2-in-1(5491)は、状況に応じて最適なスタイルで使えます。 2)上質なデザイン
Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)は、上質なデザインを実現。 天板部分を触った感触はさらさらしています。指紋や汚れもつきにくいです。 側面部と底面部も天板部と同じカラーリングになっているいため、統一感があります。 パームレスト部分にはアルミ素材を採用。光が当たったときの反射がすごく綺麗です。 背面部のデザインがちょっとおもしろいですね。 2つのヒンジの間に通気孔が配置されており、効率的に排熱できる設計になっています。 ヒンジもちょっと大きめで存在感があります。 堅牢性は高く、片手で持っているときにボディのよじれを感じることはありません 3)シルバーとグレーモデルを用意
カラーリングはグレーとシルバーの2色を用意(写真は先代モデルのInspiron 14 5000 2-in-1(5482)です)。 グレーは落ち着いた雰囲気を醸し出しているのに対し、シルバーは鮮やかな印象を与えます。 キーボード周辺部も、天板部分と同じカラーリングです。 光が当たったときの反射はどちらも綺麗。 グレーはキーボード周辺部にヘアライン加工が施されていますが、シルバーには施されていません。 グレーモデルです。ヘアライン加工が施されていると、光の当たり方によって微妙に見え方が異なり、高級感があります。 シルバーモデルは、明るいですね。すごくシンプルな印象を受けます。 野暮ったい感じは全くなし。 少し軽快さを感じます。 ぼくの個人的な意見では、シルバーモデルの方がシャープな仕上がりになっており、好みかな。目立つのは嫌、落ち着いたカラーリングの方がいい、という人であればグレーの方がいいと思います。 4)コンパクトボディ
Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)はコンパクトボディを実現しています。 B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。 厚みは19.74mm。 2-in-1ノートPCとしてはスリムなボディに仕上がっていると思います。 液晶を開いたところ。 スリムなのでつかみやすいですね。 さっと持ち上げて携帯することができます。 スリムボディなのでシルエットがすごく綺麗。 重量は1.753kg(実測値)。 つかみやすいせいか、それほど重いとは感じません。ぎりぎり外に持ち出そうと思う重さかな。 27インチ液晶モニタの横に置いたところ。 コンパクト/スリムなので鞄からの出し入れもスムーズに行えます。仕事用の鞄に入れたときも、横幅がコンパクトになっているので、左右の部分が引っかかることなく、さっと取り出せます。 ディパックから取り出すときもストレスなしです。 膝の上に置いたところ。両足の幅から、ぎりぎりはみ出る程度です。 スタンドモードにすれば、画面が近くなるのですごく操作しやすいですね。 5)スペックをチェック
Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)の主なスペックをチェックしてみましょう。
【Inspiron 14 5000 2-in-1(5491))の主なスペック】
CPUには、インテル第10世代Core i3-10110U/Core i5-10210U/Core i7-10510Uプロセッサ搭載モデルが用意されています。各プロセッサの主な詳細は次のとおりです。
メモリは4GB/8GB/16GB搭載モデルを選択可能。Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)での主な用途であるWeb閲覧/ビジネスアプリ操作/動画再生といった比較的ライトなタスクであれば、4GBのメモリで処理できるケースもありますが、ちょっと負荷がかかると処理にもたつくこともあると思います。 できれば8GB以上のメモリを積んだ方が使い勝手はいいと思います。 ストレージは128GB/256GB/512GB SSD搭載モデルを選択可能。いずれのSSDも、SATA接続タイプよりも高速なPCIe NVMeタイプを採用。スピード重視の構成です。 HDD搭載モデルは用意されていないので、大容量データを保存したい場合には、別途外付けのストレージを用意するか、クラウドストレージを利用する必要があります。 グラフィックスは、CPU内蔵タイプのインテルUHDグラフィックスに加えて、より性能の高いNVIDIA GeForce MX230搭載モデルも選べます。 光学ドライブは搭載していません。 搭載している端子類は、HDMI1.4a×1、USB 3.1 Gen 1 Type-C(DisplayPort/電源供給対応)×1、USB 3.1 Gen 1×2、USB 2.0×1、ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1、SDカードリーダーです。 有線LAN端子は用意されていないので、有線でネットに接続する場合には注意が必要です。 DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)詳細情報 6)パフォーマンスをチェック
Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
【プラチナ(大容量メモリー&SSD・MX230搭載)】 CPU:第10世代インテルCore i7-10510U メモリ:16GB ストレージ:512GB M.2 PCIe NVMe SSD グラフィックス:NVIDIA GeForce MX230 2GB GDDR5 グラフィックス メモリ付き 負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレータ」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
負荷が中程度までのゲームであれば、快適に楽しめるという結果が出ています。
7)使い勝手をチェック
Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)の使い勝手をチェックします。
■起動時間 オフの状態から起動されるまでの時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。 1回目→20.90秒 / 2回目→20.09秒 / 3回目→19.97秒 約20秒で起動可能。すごく高速というわけではありませんが、そんなに待たされる感じはないですね。 ■バッテリ駆動時間 DELL Webサイトにバッテリ駆動時間の記載がなかったので計測してみました。 電力モード:高/輝度:80%の設定で、YouTubeの動画を標準サイズで再生しながら、Web閲覧/テキスト入力などの作業を実行。 この状態で1時間使ったところ、15%のバッテリ容量を消費しました。したがって、単純計算で6.67時間バッテリが持続することになります。 動画再生はバッテリを食うので、実際にはもっと駆動時間は延びると思います。あくまで参考値としてください。 ■DELL CinemaColor Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)では、DELLが打ち出した「DELL Cinema」というコンセプトに基づき、映像を楽しめるよう設計されています。 同梱されているCinemaColorツールを使って、状況に合わせて色合いを変更できます。 次の4つのモードを選択できます。オフにすることも可能です。 ・動画→コントラストが高くなる。より深みのある色合いになる ・夜間→暗めの画面になる ・スポーツ→よりくっきりとした表示になる ・アニメーション→色が鮮やか ■外部映像出力 Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)には、映像出力端子としてHDMI端子とUSB TYPE-C端子が用意されています。 HDMI端子経由で4Kテレビに接続したところ、4Kの解像度で出力することができました。 マルチモニタ環境を構築することにより、広い作業領域を確保できるので、作業効率をアップできます。外出先から帰ってきたら液晶モニタに接続すれば、大画面で作業できます。 さらに、USB Type-C-HDMI変換アダプタをUSB Type-C端子に接続して、モニタに接続したところ、 同時に外部出力することに成功。 3画面出力が可能なので、多くのウィンドウを並べて表示する必要があるのであれば、3画面出力にすることで快適な作業が可能になります。 ■サウンド スピーカーは、前面部寄りの左右に配置されています。 2つのスピーカーを搭載したデュアルスピーカーです。 この位置にスピーカーがあると、床に音が反射する形になり広がりが出ます。 実際に音楽を聴いてみましたが、ちょっと高音がシャカシャカする感じがありますが、高音と低音のバランスはいいですね。スリムタイプの2-in-1ノートPCとしては、ある程度満足できるレベルのサウンドに仕上がっていると思います。 プリインストールされているMaxxAudioProツールを使えば、自分好みのサウンドにチューニングしたり、事前定義されたプロファイルの中から選択したりすることができます。 8)各パーツをチェック
次にInspiron 14 5000 2-in-1(5491)の各パーツについて詳しく見ていきます。 9)同梱物をチェック
Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)の同梱物をチェックしてみましょう。
ACアダプタと電源ケーブル(*同梱されるACアダプタは、搭載するグラフィックスにより異なる場合があります。写真は、NVIDIA GeForce MX230 2GB GDDR5 グラフィックス搭載モデルのACアダプタ)。 ACアダプタは立方体の形状をしており、 簡単に掴める大きさです。 ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は331g。 Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)のレビューまとめ
以上、Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。 ・液晶を360度回転して、ノートPC/スタンド/テント/タブレットの4つのスタイルで利用可能 ・コンパクトなボディ ・スタイリッシュなデザイン ・第10世代インテルCore i3/i5/i7プロセッサ搭載モデルから選択できる Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)は4つのスタイルで利用できる2-in-1ノートPC。第10世代インテルCoreプロセッサを搭載しており、性能面も充実しています。いろんなシーンで快適に使えるコンパクトノートPCを探している人にオススメです。 DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 14 5000 2-in-1(5491)詳細情報 |