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XPS 16(9640)について詳しく解説します。
XPS 16(9640)について詳しく解説します。
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XPS 16(9640)は、DELLのハイエンドシリーズ(XPS)に属する16.3インチパネルを搭載したノートPCです。 【プロモーション/貸出機材提供:デル・テクノロジーズ(株)】
これまでXPSノートシリーズのラインアップは13インチ/15インチ/17インチパネル搭載モデルの3つだったのですが、今回より13インチ/14インチ/16インチパネル搭載モデルに変更されました。
僕が記憶している限りにおいて、XPSノートシリーズとして本モデルは初の16インチノートPCだと思います。
16インチノートの場合、17インチと比べて画面サイズは小さくなりますが、軽くて取り回しがしやすくなります。最近は17インチパネル搭載モデルが減ってきているので、16インチに軸足を移したということでしょうか。
XPS 16(9640)の主な特徴は次のとおり。
・16.3インチパネル搭載 ・インテルCore Ultraプロセッサ搭載 ・ボディにアルミとガラスを用いることでスタイリッシュなデザインに仕上がっている ・タッチファンクションメディアキー/ゼロラティスキーボード/シームレスタッチパッド搭載 ・NVIDIA GeForce RTX 4050/4060/4070グラフィックス搭載モデルを選択可能 先進的なテクノロジーを採用しつつ、質感の高いデザインを備えたハイパフォーマンスノートです。高性能グラフィクス搭載モデルを選べば、ある程度のクリエイティブワークもこなせると思います。 メーカーかXPS 16(9640)をお借りすることができたので、ここではXPS 16(9640)について詳しく解説したいと思います。イベント参加時に触れることのできた展示機の写真も使用しています(上の画像は展示機)。
タッチファンクションメディアキー/ゼロラティスキーボード/シームレスタッチパッドについては、2022年に発売されたXPS 13 Plus(9320)で詳しく解説しているので是非レビューを参照してください。
【XPS 13 Plus(9320)レビュー】
XPS 13 Plus(9320)について解説しています。詳しくは、XPS 13 Plus(9320)レビューを参照してください。
(*DELLパソコンの4桁の型番(このモデルの場合は「9440」)を確認する方法はこちら)。
DELL Webサイトの製品ページを確認する → XPS 16(9640)詳細情報 【参考】XPS 16(9640)動画
XPS 16(9640)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【参考】XPS 13/XPS 14/XPS 16に関する動画
Dell XPS13/XPS14/XPS16(2024年モデル)に関する動画をYouTubeにアップ。発表イベントでXPS 13/14/16に触ることができたので詳しく解説しています。
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
【レビュー機のスペック】 インテルCore Ultra 7 155H/16GBメモリ/512GB SSD/インテルArcグラフィックス(CPU内蔵) 1)XPS 16(9640)の特徴
XPS 16(9640)は、ボディにCNC加工によるアルミ/パームレストにガラスを採用することでスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
キーボードの一番上にあるファンクションキーが、物理的なキーではなく、タッチタイプのキーになっており、指で触る形で操作します。
キー間の距離がほとんどないゼロラティスキーボードを採用。幾何学的なデザインになっています。
またシームレスタッチパッドを採用。上の画像を見ても、パームレスト部分にタッチパッドの領域が示されてないのがわかりますね。
カラーリングはプラチナシルバーとグラファイト。上の画像はプラチナシルバー。
イベントに展示されていたグラファイト。
落ち着いたカラーリングです。
XPS 16(9640)の主なスペックをチェックしてみましょう。
【CPU】
CPUにインテルCore Ultra 7プロセッサを搭載したモデルが用意されています。Core Ultraプロセッサは、省電力を実現しているほか、CPU内蔵グラフィックスとしてインテルArcグラフィックスを採用しており、描画処理能力を高めています。またNPU AIエンジンを搭載しています。
Core Ultraプロセッサには、「Hシリーズ」と「Uシリーズ」が用意されています(「Pシリーズ」は用意されていません)が、本モデルではHシリーズ搭載モデルを選べます。各プロセッサの主な詳細は次のとおりです。
【メモリ】
メモリは16GB/32GB/64GB搭載モデルを選択可能(16GBメモリは全モデル、32GBメモリはNVIDIA GeForce RTXグラフィックス搭載モデル、64GBはNVIDIA GeForce RTX 4070グラフィックス搭載モデルのみが利用可能)。
16GB容量があれば、負荷が軽めのタスクでストレスを感じるシーンは少ないでしょう。ただし、NVIDIA GeForce RTXグラフィックス搭載モデルで、負荷が重いクリエイティブワークなどを快適に処理したければ32GBメモリ、さらには64GBメモリ搭載モデルを検討するのも有りだと思います。ただし、オンボードタイプのため、購入後に増設・換装することはできません。
【ストレージ】
ストレージはSSD搭載モデルを選択可能。高速アクセスできるPCIe NVMeタイプのSSDを搭載しています。容量は512GB/1TB/2TB/4TB搭載モデルを選択できます。大容量の4TBが選択肢と用意されていますね。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプのIntel Arcグラフィックス搭載モデルを選択可能。 「Intel Arc」という名前は、以前はインテルの独立タイプのグラフィックスに付けられていたのですが、新しいCore Ultraプロセッサの内蔵グラフィックスにも使われるようになりました。インテル担当者によると、従来のCPU内蔵グラフィックスと比べて、描画処理能力がアップしているそうです。
CPU内蔵グラフィックスに加えて、NVIDIA GeForce RTX 4050/4060/4070搭載モデルも選択できます。高性能グラフィックス搭載モデルを選べば、動画・画像の編集などのヘビーな作業を快適にこなしたい人もメインマシンとして使えると思います。
【ディスプレイ】
16.3インチパネルを搭載。このサイズはあまり見かけないですね。一般的に16.0インチパネルを搭載するモデルが多いのですが。0.3インチ分パネルが大きいので、ちょっと見やすくなりそう。
上記2つのパネルを搭載したモデルの中から選択可能。レビュー機は、FHDパネル搭載。
【有機EL(OLED)】
本モデルでは3,840×2,400ドットのパネルのみ有機EL(OLED)を採用しています。有機ELパネルは、色の表現が鮮やか/黒い部分が白っぽくならないという特徴があります。
有機ELディスプレイの主なメリット/デメリットは次のとおり。
・高画質 ・黒をしっかり表現できる ・レスポンスが速い ・焼き付きが発生しやすい 有機ELパネルは、描写がとても綺麗。液晶パネルとは一線を画する仕上がりなので、映画を綺麗な映像で楽しみたい人、とにかく画質にこだわる人なら有機EL搭載モデルがおすすめです。
■光沢/反射防止パネル
FHD+は非光沢パネル、UHD+パネルは反射防止パネルを採用。
非光沢パネルの場合、映り込みやぎらつきが少ないので長時間作業する際の眼の疲れを軽減できますが、色の鮮やかさは光沢パネルに劣ります(レビュー機は非光沢パネル搭載モデル)。
反射防止パネルは、光沢パネルと非光沢パネルのいいとこ取りをしたパネル。光沢パネルよりも映り込みが発生しづらく、非光沢パネルよりも色の表現が鮮やかです。
■タッチパネル
FHD+パネルは非タッチパネル、UHD+パネルはタッチパネルです。タッチパネルだと、直感的に操作したいときに便利ですね。
■輝度
輝度とは、ディスプレイの明るさのこと。数値が大きい方が明るいパネルであることを示します。明るいパネルの方が、色の表現が鮮やか/周りの環境が明るくても見やすい、という特徴があります。
一般的なノートPCの場合、約300nitという輝度のパネルを搭載していること多いのですが、本モデルの場合、FHD+パネルが最大輝度が500nit、UHD+パネルが400nitという明るいパネルを採用しています。
【端子類】
ヘッドホン・マイクコンボ端子、microSDカードリーダーを標準で搭載。USB Type-A/HDMI端子は非搭載です。
■インテルArc・NVIDIA GeForce RTX4050/4060グラフィックス搭載時
・Thunderbolt 4 Gen 2 Type-Cポート(DisplayPort Altモード/USB4およびPower Delivery対応)×3 ■NVIDIA GeForce RTX4070グラフィックス搭載時
・Thunderbolt 4 Gen 2 Type-Cポート(DisplayPort Altモード/USB4およびPower Delivery対応)×2 ・USB 3.2 Gen 2 Type-Cポート(Power DeliveryおよびDisplayPort対応)×1 RTX4070搭載時は、Thunderbolt端子が2つなので注意が必要です。
【バッテリ駆動時間】
DELL Webサイトの製品ページにバッテリ駆動時間の記載がなかったので、バッテリ駆動時間を実際に計測してみました。98.3Whのバッテリを内蔵。
[設定] ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態 条件1)基本的に何もしない 条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
*推定バッテリ駆動時間は1時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出
*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
条件1の何もしない状態で約25時間、条件2の動画再生した状態で約10時間バッテリが駆動する計算です。
【変換アダプタ】
本モデルには変換アダタプが同梱されているので、
本体のUSB Type-C端子に接続して、HDMI端子とUSB Type-A端子を利用できるようになります。
まとめ
以上、XPS 16(9640)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。
・16.3インチパネル搭載 ・インテルCore Ultraプロセッサ搭載 ・ボディにアルミとガラスを用いることでスタイリッシュなデザインに仕上がっている ・タッチファンクションメディアキー/ゼロラティスキーボード/シームレスタッチパッド搭載 ・NVIDIA GeForce RTX 4050/4060/4070グラフィックス搭載モデルを選択可能 先進のテクノロジーを満載した16インチ大画面ノートPCです。インテルCore Ultraプロセッサを搭載しており、グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX4050/4060/4070搭載モデルを選択可能。性能にもこだわっており、クリエイティブワークに存分に使いたい人にオススメです。
DELL Webサイトの製品ページを確認する → XPS 16(9640)詳細情報 |