Dell 16 Plus(AMD)(DB16255)レビュー

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Dell 16 Plus(AMD)(DB16255)について詳しく解説します。
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Dell 16 Plus(AMD)(DB16255)レビュー

Dell 16 Plus(AMD)(DB16255)は16インチパネルを搭載したノートPCです

Dell 16 Plus(AMD)(DB16255)レビュー
Dell 16 Plus(AMD)(DB16255)の主な特徴は次のとおり。
・AI専用NPU内蔵のAMD Ryzen AIプロセッサ搭載
・Copilot+PC準拠モデル
・16インチパネル搭載
・スリムボディ
・ボディにアルミを採用
Dellでは従来のInspiron/XPSシリーズからのリブランドが実施され、 Dell Plusは、コスパ重視のDellシリーズ、ハイパフォーマンス/デザイン重視の Dell Premiumシリーズの中間に位置づけられるミドルパフォーマンスシリーズです。

本モデルはAMD Ryzen AIプロセッサ搭載のCopilot+PC準拠モデル。 16インチという大きめのパネルを搭載しつつ、スリムなボディを実現しています。

メーカーからDell 16 Plus(AMD)(DB16255)をお借りすることができたので、ここではDell 16 Plus(AMD)(DB16255)の特徴・スペック等について解説します。
【参考】Dell 16 Plus(AMD)動画
Dell 16 Plus(AMD)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)16インチパネル搭載/スリムなボディ
本モデルは16インチという大きめのパネルを搭載。
14インチPCを並べてみました(上の画像の左:14インチノートPC/右:レビュー機(16インチ) )。
スリムベゼルを採用することでコンパクト化が図られているため、
ボディはそんなに大きいという印象は受けないですね。
厚さは約17mm。
16インチPCとしてはスリムなつくりなので、非常につかみやすくハンドリングしやすいです。
したがって、ボディは大きめながら、あまり扱いづらさは感じないですね。
重量は1.823kg(実測値)。
16インチPCとしては標準的な重さかな。 気軽に持ち運ぶにはちょっと重いと思うので、 通常は据え置きタイプとして使用し、 必要に応じて室内を移動させる、という使い方がいいと思います。
ボディがそこまで大きくなくスリムなつくりなので、僕が持っているビジネスバッグや
デイパックからの出し入れは結構しやすいと感じました。
2)スペック/価格
スペックをチェックしてみましょう。同じDell 16 Plusシリーズでインテルプロセッサ搭載のDell 16 Plus(インテル)(DB16250)のスペックと比較してみました。
 
Dell 16 Plus(AMD)(DB16255)
Dell 16 Plus(インテル)(DB16250)
ディスプレイ
16インチ 16:10
・FHD+ (1920x1200) 非光沢 300nits
・QHD+ (2.5K/2560x1600) 非光沢 300nits
16インチ 16:10 QHD+ (2560x1600) 非光沢 300nits
CPU
AMD Ryzen AI 5 340
AMD Ryzen AI 7 350
インテル
Core Ultra 5 226V
Core Ultra 7 256V
Core Ultra 7 258V
Core Ultra 9 288V
メモリ
16GB/32GB(オンボード)
16GB/32GB(オンボード)
Copilot+PC準拠
ストレージ
512GB/1TB SSD
512GB/1TB SSD
グラフィックス
CPU内蔵
CPU内蔵
主な端子類
1 x USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps)
2 x USB 3.2 Gen 2 (10 Gbps) Type-C(DisplayPortとPower Delivery対応)
1×HDMI 1.4
1× ユニバーサルオーディオ ジャック
1 x USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps)
1 x USB 3.2 Gen 2 (10 Gbps) Type-C(DisplayPortとPower Delivery対応)
1 x Thunderbolt 4(DisplayPort 2.1とPower Delivery対応)
1×HDMI 2.1
1× ユニバーサルオーディオ ジャック
カメラ
1080p (30 fps)FHD IRカメラ
1080p (30 fps)FHD IRカメラ
認証
指紋/顔認証
指紋/顔認証
カラー
アイスブルー
アイスブルー
寸法(幅×奥行×厚さ)/最小重量
約356.78×250.6×16.99mm/約1.83kg
約356.78×250.6×16.99mm/約1.87kg
CPUにAI専用NPU内蔵のAMD Ryzen AIプロセッサを採用。Copilot+PC準拠に準拠しており、AI処理に強みを持っています。
メモリはオンボードタイプの16GB/32GB搭載モデルを用意。
グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを搭載しており、高性能なグラフィックス搭載モデルは用意されていません。
動画撮影時点の最小構成(Ryzen AI 5 340/16GBメモリ/512GB SSD/FHD+パネル)の価格は138,586円(税込)。安いという印象は受けませんが、16インチパネル搭載のCopilot+PC準拠モデルである程度性能にこだわったつくりになっていることを考慮すれば、個人的にはまあまあいい価格設定だと思います。
なお姉妹モデルとしてインテルCore Ultraシリーズ2(Lunar Lake)搭載のDell 16 Plus(インテル)( DB16250)も用意されており、 インテルモデルは2つあるUSB Type-Cのうちの1つがThunderbolt 4に対応するなどスペックアップが図られていますが、 512GB SSDが用意されていない、ディスプレイに2.5Kパネルしか選択できないこともあり、 最小構成(インテルCore Ultra 5 226V/16GBメモリ/1TB SSD/2.5Kパネル)の価格は151,182円(税込)とAMDモデルに比べて価格は高く設定されています
3)ベンチマーク/ファンの回転音/熱
ベンチマークでパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックはこのとおり。
スペック:AMD Ryzen AI 7 350プロセッサ120U/32GBメモリ/1TB SSD/CPU内蔵グラフィックス
CPUの性能を測定するCINEBENCH R23のスコアは10731。同じAMD Ryzen AI 7 350プロセッサを搭載している他のモデルで測定した値を下回りました。
負荷が中程度のベンチマーク「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」の結果は、高品質、最高品質で「とても快適」。
重い負荷のかかるFF15ベンチマークの結果は 「軽量品質」、「標準品質」で「普通」、「高品質」で「重い」。
実際に、ネットを見る、動画を再生する、 といった一般的なタスクを実行しているときに、 大きなストレスを感じることはほとんどありませんでした。
ファンの音をスマホの騒音計アプリで計測してみました。 ネットを見るなど一般的な使い方をしているときは、18-22dB程度で静かです。
FF15ベンチマーク実行時は22-30dB程度。ファンの回転音が少し大きくなり、 静かな環境だと、ちょっと耳障りに感じるかもしれませんが、個人的にはうるさい、という印象は受けませんでした。
FF15終了直後、底面部の通気孔部分を触ると温かく感じますが、 熱いという印象は受けかったですね。
キーボード上部にも通気孔があるため、 この部分もちょっと温かくなりますが、熱くはないですね。 パームレスト部分に熱はほとんど感じませんでした。
4)デザイン
本モデルはボディにアルニウム/プラスチックを採用。
おそらく天板部にはアルミニウムが用いられており、 洗練された仕上がりで、質感は高めです。
光の当たったところの反射が綺麗。
天板部を触るとさらさらして心地いいです。指紋や汚れも目立ちにくい印象。
天板部のDELLのロゴはすごくシンプルですね
カラーリングはアイスブルーのみ。 ちょっと青みがかったシルバー系のカラーリングですっきりとした仕上がりです。
キーボードはグレー、周囲には天板部と同系色を採用。
底面部にも同系色が使われています。
カバーを開けるとき指をひっかけやすく、ゆっくりとであれば片手だけでカバーを開け切れました。
パネルは180度近く傾けられます。
5)ディスプレイ
縦横比16:10の16インチパネルを搭載。
FHD+(1920×1200)パネル/QHD+(2.5K/2560×1600)パネル搭載モデルを選択できます。
レビュー機には、最大解像度が2560×1600ドットのQHD+高精細パネルを搭載。
文字表示も滑らかです。
画面が大きく、精細感が高いので、複数のウィンドウを並べて表示しても見づらくありません。 作業効率をアップできます。したがって、文字の見やすさ/表示領域の広さを重視するなら高精細のQHD+(2.5K/2560×1600)パネル搭載モデルがオススメ。
画面表示は結構綺麗。 色の表現も鮮やかで、黒もしっかりめに描写可能です。
映像も綺麗に表現できると思います。画面が大きいので、映像を見ていても、結構没入感があります。
色域も広め。色域の狭い45%NTSCのパネルを搭載した14インチPCに同じ画像を映し出してみました(上の画像の左:色域の狭い45%NTSCパネル搭載14インチPC/右:レビュー機(16インチパネル搭載))。
色域の狭いパネルでは暖色系が黄色っぽく表現されていますが、レビュー機は、より忠実に色を再現できています。
視野角は広め。
非光沢パネルを採用しているため、
周りの映り込みはほとんど気にならないです
輝度は300nit。実際にパネルを見ていて、室内で普通に使っている分には 暗く感じることはありませんでした。
タッチ操作には非対応です。
レビュー機には最大リフレッシュレート120Hzのパネルを搭載しているため、動きの速い映像を滑らかに表現できます
6)キーボード/タッチパッド
キーボードについて見ていきましょう。
本モデルではテンキーを搭載。数字を入力するときに便利です。
テンキーは通常キーよりもちょっと小さめですが、押しづらさは感じませんでした。
左端の半角キーが小さめ。
右側のBackspaceキーとEnterキーがすぐ左のキーと隣接している DELL独自のキーボード配置を採用しています。
Backspaceキーは小さめ。
Enterキーもそれほど大きくありませんが、個人的に押しづらさはそれほど感じませんでした。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は少し浅め。 打鍵感は柔らかめですが、ふにゃふにゃする感じではなく、反発が結構あるので 個人的にはきびきびタイピングできる印象。ちょっとパコパコする感じがあるかな。打鍵音は標準レベル。カチャカチャという音はそんなに気になりませんでした。
強くキーを押すと、ちょっとボディがたわみますが、僕はあんまり強く押さない方なので、タイピング時に気になることはほとんどありませんでした。
キーピッチ(キー間の距離)についてはそれほど窮屈感はないです。
リフトアップヒンジを採用しているため、カバーを開くと少しキーボードに傾斜が出ます。
ホワイトのキーボードバックライトを搭載。
F5キーで強-弱-オフの切り替えが可能です。
タッチパッドはクリックボタンが一体になったタイプを採用。
表面はすべすべしており、反応は良好です。
スリムボディということもあるせいか、クリックボタン部分を押し込む深さはちょっと浅め。 軽く押すだけで反応してくれます。押し込んでいる感覚は少なめですね クリック音は標準的レベルで、そんなにうるさくは感じませんでした。
パームレストは広めなので手を置いておきやすいですね。
7)端子類/カメラ/認証/バッテリ駆動時間/サウンド/WiFi
左側面部。HDMI、USB Type-C×2を配置。
右側面部。USB Type-A、ヘッドホン/マイクコンボ端子を配置。
USB端子はType-Cが2個、Type-Aが1個の合計3個搭載。カードリーダーは非搭載です。
Type-C端子は2つともDisplayPort/PowerDeliveryに対応していますが、2つともThunderbolt 4には非対応。
USB Type-C端子経由で27インチモニタに外部出力してみました。
対応するモニタと接続すれば、ケーブル1本接続するだけで 外部映像出力と同時に充電を実行できて便利。
HDMI端子とUSB Type-C×2端子を使って4画面同時出力することができました。
FHD1080pのカメラを搭載。
結構鮮明に撮影できる印象を受けました。
カメラシャッターを搭載。
電源ボタン上に指紋認証センサーを搭載。
本モデルには62.7Whバッテリを搭載。
バッテリ駆動時間を計測してみたところ、 条件1の何もしない状態で約14.3時間、条件2の動画再生した状態で 約11.1時間バッテリが駆動する計算です。
底面部の前面部寄りの左右にスピーカーを配置。
実際に音楽を聴いてみたところ、少しこもった感じはありますが、カシャカシャする感じは少なめ。 ナチュラルな感じで聞きやすく、個人的には好きなサウンドです。
WiFi 7に対応しています。
8)同梱物
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは直方体の形状をしており、ちょっと大きめ。
65W型のACアダプタを採用。
電源ケーブル。
接続端子にUSB Type-Cを採用。
左側面部に2つあるType-C端子のどちらに接続しても充電できます。
ACアタプタと電源ケーブルを合わせた重量は305g。
本体を合わせた重量は2.128kg。
まとめ

以上、Dell 16 Plus(AMD)(DB16255)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・AI専用NPU内蔵のAMD Ryzen AIプロセッサ搭載
・Copilot+PC準拠モデル
・16インチパネル搭載
・スリムボディ
・ボディにアルミを採用

AMD Ryzen AIプロセッサ搭載のCopilot+PC準拠モデル。 16インチという大きめの搭載しており、画面が見やすいです。 また高精細パネルを選択すれば、表示領域が広くなるため、作業効率をアップできます。

16インチPCとしては、スリムなボディを実現。 価格がちょっと高めの印象ですが、大きめのパネルを搭載したPCを探しているが、 スリムで扱いやすい方がいい、今から買うならAI対応PCがいい、という人は検討してみてはいかがでしょうか。