デルVostro 5320実機レビュー

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DELL
Vostro 13 5000(5320)実機レビュー

Vostro 13 5000(5320)は、13インチ液晶を搭載したモバイルノートPC。第12世代インテルCoreプロセッサを搭載しています。

Vostroシリーズは、中小企業および個人事業主をターゲットにしたDELLの法人向けシリーズです。3000/5000シリーズが用意されていますが、その中で5000シリーズはデザインにこだわったプレミアムモデルに位置づけられています。

Vostro 13 5000(5320)レビュー
シリーズ
 
特徴

Vostro

3000シリーズ

上位
シリーズ
コストパフォーマンス重視のエントリシリーズ
5000シリーズ デザインにこだわったプレミアムシリーズ
Vostro 13 5000(5320)の主な特徴は次のとおり。

・13.3インチ液晶搭載のモバイルノートPC
・コンパクト/スリムなボディ
・従来よりも性能アップした第12世代インテルCoreプロセッサを搭載
・16:10のパネルを搭載しており、縦に広く表示される

ここではVostro 13 5000(5320)の特徴・スペック等について詳しく解説したいと思います。
【参考】Vostro 13 5320動画
Vostro 13 5320に関する動画をYouTubeにアップしています。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】プレミアムモデル(大容量メモリ・大容量SSD)
第12世代インテルCore i5-1240Pプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/インテル Iris Xe グラフィックス
dell
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1)13インチ液晶搭載ノートPC
Vostro 13 5000(5320)は13.3インチ液晶を搭載したモバイルノートPC。
液晶の外枠(ベゼル)部分がスリムなデザインを採用しており、ボディのコンパクト化に寄与しています。
24インチモニタに接続するとこんな感じ。
B5サイズのノートと比べたところ
コンパクトなボディなので非常に扱いやすいですね。
厚さは最厚部でも15.65mmしかなく、
非常にスリム。
これぐらいスリムだと掴みやすく、ホールドしやすいです。
シルエットも綺麗。
重量は実測値で1.218kg。
超軽量とまではいきませんが、
このぐらいの重さなら、外に持ち出すのもそんなに苦にならないと思います。
堅牢性もあり、片手で持ってもボディのたわみは感じません。
重くないので、こんな風に指だけで支えることも可能。
左右の幅が抑えられたコンパクトボディを実現しているため、ビジネスバックからスムーズに取り出せます。
ディパックからもスッと取り出すことが可能。
膝の上に置いて使用する際、ボディが足の幅からあまりはみ出ないので、安定した状態で使えます。
2)スペックをチェック(第12世代インテルCoreプロセッサ搭載)
New Vostro 13 5000(5320)の主なスペックは次のとおり。

【New Vostro 13 5000(5320)の主なスペック】
 
Vostro 13 5000(5320)
【参考】
Vostro 13 5000(5310)
 液晶
(最大解像度)
13.3-インチ
16:10 FHD+ (1920 x 1200)
非光沢 非-タッチ スリムベゼル
300nits WVA ディスプレイ
13.3-インチ
16:10 FHD+ (1920 x 1200)
非光沢 非-タッチ スリムベゼル
300nits WVA ディスプレイ
タッチパネル
×
×
CPU
第12世代 インテルCore i5-1240Pプロセッサ(12MB キャッシュ, 最大 4.4GHzまで可能)

第12世代インテルCore i7-1260Pプロセッサ(18MB キャッシュ, 最大 4.7GHzまで可能)
第11世代インテル Core i5-11300H プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.4GHzまで可能)
第11世代インテル Core i5-11320H プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.5GHzまで可能)
第11世代インテル Core i7-11370H プロセッサー (12MB キャッシュ, 最大 4.8GHzまで可能)
第11世代インテル Core i7-11390H プロセッサー (12MB キャッシュ, 最大 5.0GHzまで可能)
メモリ
8GB 4800MHz LPDDR5 メモリー オンボード
16GB 4800MHz LPDDR5 メモリー オンボード
8GB, オンボード, LPDDR4x, 4267MHz
16GB, オンボード, LPDDR4x, 4267MHz
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD/
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
256GB M.2 PCIe NVMe SSD/
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテル Iris Xe グラフィックス (CPU内蔵)
インテル Iris Xe グラフィックス (CPU内蔵)
光学ドライブ
-
-
主な端子類
1 x USB 3.2 Gen1ポート
2×Thunderbolt 4(Type-C)ポート(Power DeliveryおよびDisplayPort Altモード対応)
1 x ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのコンボ)ポート
1 x HDMI 1.4ポート
1 x USB 3.2 Gen1ポート
2×Thunderbolt 4(Type-C)ポート(Power DeliveryおよびDisplayPort Altモード対応)
1 x ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのコンボ)ポート
1 x HDMI 1.4bポート
カラー
タイタン グレー
タイタン グレー
寸法
高さ: 14.35-15.65mm x 幅: 296.68mm x 奥行き: 213.5mm
高さ: 13.9-15.9mm x 幅: 296.78mm x 奥行き: 210mm
最小構成重量
1.25kg
1.26kg
【CPU】
第12世代インテルCore i5-1240P/Core i7-1260P搭載モデルが用意されています。
CPU 第12世代インテルCore i5-1240P 第12世代インテル Core i7-1260P
コアの数 12
(Performance-cores:4)
(Efficient-cores:8)
12
(Performance-cores:4)
(Efficient-cores:8)
スレッドの数 16 16
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.40GHz 4.70GHz
キャッシュ 12MB 18MB
【第12世代インテルCoreシリーズ一覧】
第12世代インテルCore 性能 特徴
Hシリーズ



ゲーマーやクエイティブワーカー向けのハイパフォーマンスモデル
★Pシリーズ
一般的なユーザー向けのモデル
Uシリーズ
省電力が求められるモバイルPC/タブレットPC向けのモデル
第12世代プロセッサの主なシリーズとして、高性能マシンに搭載される「Hシリーズ」、標準的な使い方が想定されるPC向けの「Pシリーズ」、モバイルPC向けの「Uシリーズ」の3つが挙げられます。コンパクトノートPCの場合、バッテリ駆動時間を重視するため、Uシリーズを搭載するケースが多いのですが、本モデルには、Pシリーズを搭載。 性能面を重視しています。
■第12世代インテルCoreプロセッサの特徴■
第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアを搭載していましたが、第12世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)を混在させています。コア数を単純に増やすとマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることが可能になっています。
レビュー機はCore i5-1240Pプロセッサ搭載。
【メモリ】
メモリは8GB/16GB搭載モデルを用意。それほど負荷のかからない一般的なタスクであれば、8GBのメモリ容量で足りるシーンが多いと思いますが、負荷のかかる作業やマルチタスクを実行する場合には、16GBメモリ搭載モデルの方が快適でしょう。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
いずれのメモリ容量もオンボード構成のため、購入後に自分で交換・増設することはできません。
レビュー機は16GBメモリ搭載。
【ストレージ】
ストレージは256GB/512GB SSD搭載モデルを選択可能。HDD搭載モデルは用意されていません。SATA接続タイプよりも高速なM.2 PCIe NVMeタイプを採用しているため、起動やアプリケーションの立ち上げ時にストレスを感じることは少ないと思います。
選択できるストレージ容量
説明
256GB/512GB
256GBだと、大容量データを扱うことが多い場合や、長期間使用した場合 には、容量不足になる可能性があります。 容量に余裕を持たせたいなら、512GB搭載モデルがおすすめ。
レビュー機は512GB SSD搭載。KIOXIA製のSSDです。
ちなみに使い始めの空き領域は387GBでした(空き領域は、マシンの構成等によって異なる可能性あるので参考程度にしてください)。
【グラフィックス】
グラフィックスは、CPU内蔵タイプのみを使用可能。より高性能なディスクリートタイプのグラフィックスを搭載したモデルは用意されていません。したがって、描画処理能力を必要とする動画/画像の編集作業を快適にこなすのはちょっと厳しいでしょうね。
グラフィックス
性能
主な用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce GTシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTXシリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTXシリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
【まとめ】
描画処理能力はそれほど高くないものの、一般的なビジネスタスク(Webを見る、表計算ソフトを使う、動画を再生する等)を処理するには十分なレベルのパフォーマンスを発揮できると思います。
3)パッケージ別のスペック
Vostro 13 5000(5320)のパッケージ別のスペックは次のとおり。

 
プレミアム
(SSD搭載)
プレミアム
(大容量メモリー・大容量SSD搭載)
プラチナ
(大容量メモリー・大容量SSD搭載)
 液晶
(最大解像度)
13.3インチ
非光沢
(1920×1200)
CPU
第12世代 インテルCore i5-1240Pプロセッサ
第12世代インテルCore i7-1260Pプロセッサ
メモリ
8GB メモリー オンボード
16GB メモリオンボード
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
CPU内蔵

現在、プレミアム(SSD搭載)/プレミアム(大容量メモリー・大容量SSD)/プラチナ(大容量メモリー・大容量SSD)の3つのパッケージが用意されています。

スペックが異なるのはCPU/メモリ容量/SSD容量の3つ。

【プレミアム】
最も安価なパッケージですが、Core i5+8GBメモリ+SSDという構成は、Web閲覧/メール/SNS/動画再生といった一般的なタスクを処理するには十分なスペックだと思います。モバイルノートPCなので、負荷のかかる作業を行うことがあまりない、というのであれば、価格の安いプレミアムがおすすめです。

【プレミアム(大容量メモリー・大容量SSD)】
プレミアムパッケージのメモリ/SSDの容量を倍増させています。より余裕のあるパフォーマンスを確保したい/容量の大きなファイルを保存したい場合には、こちらの方が使い勝手がいいでしょう。

【プラチナ(大容量メモリー・大容量SSD)】
現時点での最上位パッケージ。インテルCore i7プロセッサを搭載しており、プレミアムよりもスペックが上なので、性能を重視したい人におすすめ。

■プレミアム→価格重視の人向け(おすすめ)
■プレミアム(大容量メモリー・大容量SSD)→価格を重視しつつ、大容量のメモリを確保したい/容量の大きなストレージを必要とする人向け
■プラチナ(大容量メモリー・大容量SSD)→性能重視の人向け
4)スタイリッシュなデザイン
カラーリングはタイタングレーのみを用意。ビジネスノートPCらしく、落ち着いた色合いになっています。
天板部は上質な質感になっています。表面を触るとさらさらしており、指紋や汚れが目立ちにくいです。
光が当たったところの反射が綺麗。
照明が当たると、ちょっと煌びやかな感じになります。
上品な感じがしていいですね。
キーボード周囲もグレー、
底面部もグレーカラーです。
野暮ったい感じはまったくないです。スタイリッシュなデザインに仕上がっていると思います。
5)特徴/使い勝手をチェック
Vostro 13 5000(5320)の特徴/使い勝手をチェックします。
■搭載している端子類
Vostro 13 5000(5320)には端子類として、
・USB 3.2 Gen1 Type-A×1
・Thunderbolt 4(USB 3.2 Type-C)ポート(Power DeliveryおよびDisplayPort Altモード対応)×2
・HDMI出力端子
・ヘッドセットチャック

が搭載されています。

LAN端子、SDカードリーダーは搭載されていないので注意が必要です。
SDカードを利用するには、別途アダプタを用意する必要があります、
【搭載されているUSBの種類/配置場所】
USB端子
最大転送速度
個数/場所
USB 3.2 Gen 1 Type-A 5 Gbps 1個/
右側面部
USB 3.2 Gen 2 Type-C 10 Gbps 2個/左側面部
従来から使われているUSB Type-A端子×1と、より小さくて前後の向きのないType-C端子×2を搭載。合計3つのUSB端子を利用することができます。
【搭載されているUSB Type-Cで使える機能】
USB Type-C
説明
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり
Vostro 13 5000(5320)に搭載されているUSB Type-C端子で使える機能は上の表のとおり。
外部モニタに出力できるほか、PowerDelivery(PD)に対応しているため、PC対応のバッテリを用意すれば、外出先でバッテリから充電することが可能です。
またThunderbolt 4対応デバイスに接続すれば最大40gbpsの高速データ転送が可能です。
■映像出力
外部映像出力端子を経由して外部モニタに接続することで、大きな画面に表示できるようになるため、作業効率をアップできます。

Vostro 13 5320に搭載されている映像出力端子は次のとおり。
映像出力端子
個数/場所
用途
備考
HDMI 1.4 1個/左側面部 映像+音声 -
USB Type-C
(Alt Mode-DisplayPort対応)
2個/左側面部
映像+音声
本モデルはUSB Power Deliveryに対応しているので、ケーブル一本で映像出力と充電が可能
本モデルには、外部映像出力端子として、HDMI端子に加えて、DisplayPortに対応したUSB Type-C端子が2個搭載されています。

日常的に外部の大画面モニタに接続して作業する場合には、USB Type-C入力端子を備えたモニタに接続することにより、USB Type-Cケーブル一本接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に行うことができるので非常に便利です。
上の画像は、USB Type-C入力端子を搭載した24インチモニタにUSB Type-Cケーブル経由で外部出力したところ。
USB Type-Cケーブル1本接続するだけで、外部映像出力と
充電を同時に実行できています。

ただし、充電も同時に実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。Vostro 13 5320の場合、65W型のACアダプタを採用していますが、モニタは最大65Wの電源を使用できるため、充電可能です。
●USB Type-C端子→USB Type-Cケーブル→24インチモニタ
●USB Type-C端子→USB Type-C-HDMI変換アダプタ→HDMIケーブル→24インチモニタ
●HDMI端子→HDMIケーブル→4Kテレビ
で接続したところ
4画面同時出力を実行することができました。広い表示領域を確保できるため、作業効率をアップできます。
4K TVには4K(3840×2160)の解像度で出力可能。4K出力するとリフレッシュレートが30Hzに制限されてしまうモデルもありますが、本モデルは60Hzで出力できました。
なおF8キーに画面切り替え機能が割り当てられています。
一般的に画面切り替えを実行するには、「設定」画面から行う必要がありますが、F8キーを押せば、画面右に「表示」メニューが表示されます。ここから「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」を選択できます。
■指紋認証対応モデルを用意
オプションで指紋認証機能を搭載することができるモデルが用意されています(指紋認証を選択できないモデルもあります)。
指紋認証機能搭載モデルは、テンキー右上にある電源ボタン上に指紋認証センサーが配置されます。レビュー機は非搭載モデル。
指紋認証機能があると、セキュリティを向上させることができるうえ、キーボードを使わなくても指を押し当てるだけでログインできます。
■FHD Webカメラ搭載
ディスプレイの上部にWebカメラを配置。以前は720pのHDカメラが搭載されるケースが多かったのですが、本モデルには、より高精細な1080pのFHDカメラが搭載されており、 画質が向上しています。
内蔵カメラで撮影した画像です。従来モデルのカメラで撮影した場合と比べて 綺麗に撮影できました。
■プライバシー シャッター搭載
カメラにはプライバシーシャッターを搭載。
カメラの上にあるスライダを指で右にずらせばシャッターがオンになり、 左にずらせばオフになります。
スライドさせるだけで簡単にカメラを隠せるので、家でオンライン会議中に誰かが訪問してきたときなど、即座に映像をオフにしたいときに便利です。
物理的にフタがかかる形になるので画像・映像の流出問題を回避できます。
■リフトアップヒンジ採用
Vostro 13 5000(5320)は、ディスプレイを開くと背面部で本体を支えるリフトアップヒンジを採用しています。ディスプレイを開くと、底面部と机の間にスペースができるため、効率的なエアフローを確保できます。
またキーボードが傾斜するため、タイピングしやすくなります。
背面部は樹脂を押し当てたようなデザインを採用。
ちょっとデザイン的には微妙な感じがしますが、接地したときに傷がつきにくいようになっています。
背面部からは排気できないため、本体部分とパネル部分の間から排気する仕組みになっています。
ちなみパネル部分はこの角度まで傾けることができます。
■起動時間
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→17.32秒 / 2回目→16.51秒 / 3回目→16.41秒

約17秒で起動します。それほど待たされる感じはありません。
■バッテリ駆動時間
DELL Webサイトの製品ページにバッテリ駆動時間の記載がなかったので、バッテリ駆動時間を実際に計測してみました。4-セル 54WHrのバッテリを内蔵。

[条件]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態でYouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
経過時間
バッテリ残量
バッテリ使用量
2時間
76%
24%
3時間50分
50%
50%
3時間50分で50%のバッテリを消費。単純計算で7時間40分バッテリが持つことになります。
なお、動画再生はバッテリを消費するので、一般的な作業を行う場合にはもっとバッテリ駆動時間は延びる可能性があります。
また、バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
■バッテリ充電時間
Vostro 13 5000(5320)で実際に充電してみました。
充電モードは標準では「適応」にされており、このモードが「推奨」されています(充電モードは「My DELL」アプリで設定可能)。今回は急速充電できる「ExpressCharge」で充電を実行しました。
本体をスリープにした状態で充電を実行。
経過時間
充電率
0分 1%
1時間 82%(+81%)

結果は上の表のとおり。1時間分で約81%の充電完了。このぐらいの速さで充電できるのであれば、急いで外出する必要がある場合でも、ある程度バッテリを充電できると思います。

ただし、常にExpressChargeを実行すると、バッテリの寿命が短くなる可能性があるので、急いで充電する必要がある場合以外は、推奨されている「適応」を選択しておいた方がいいと思います。

■サウンド
スピーカーは底面部の左右に2つ配置。
2 W x 2のデュアルスピーカーシステムです。
この位置にスピーカーがあると机に音が反射する形になります。
実際に音楽を聴いてみましたが、少しカシャカシャした感はありますが、広がりは感じます。低音部も結構響き、バランスはそれほど悪くないですね。すごく高音質ではありませんが、スリムノートPCであることを考えれば、頑張っている方だと思います。バックグラウンドで聞いている分には音質は特に気になりませんでした(あくまで個人的感想です)。
■ファンの回転音・排熱
ベンチマーク実行時(FF15テスト実行時)など、重い負荷がかかると、ファンの回転数が上がり、風切り音が少し聞こえてきます。静かな環境の場合、ちょっと気になるかもしれないぐらいの音の大きさです。

バックグランドで音楽を聴いてたりすると、そんなには気になりません。このあたりはの受け止め方は個人差が大きいと思います。

負荷がかからないライトなタスク(Web閲覧/動画再生など)を実行している状態だとファンの回転音はほとんど気になりませんでした。
ベンチマーク実行時など、重い負荷がかかると、底面部の通気孔部分を触ると少し熱さを感じますが、熱すぎて触れないというほどではありません。
*個人的感想です。騒音・熱は、マシンの構成・使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください
■ローブルーライトソリューション内蔵
Vostro 13 5000(5320)は、ローブルーライトソリューションを内蔵。液晶からは「ブルーライト」と呼ばれる青色の光が出ていますが、これを長時間見続けていると目の疲れを増大させてしまいます。ローブルーライトソリューションにより、目の疲れを軽減できます。
■ファンクションキーのロック/ロック解除の切り替えが可能
キーボードの一番上の列にファンクションキーが割り当てられています。デフォルトでは、キーに記載されているイラストの機能を利用することが可能。
ファンクションキーには別の機能も割り当てられています(F7キーを押すと全角カナに変換、F10キーを押すと半角英数に変換など)が、デフォルトではこれらの機能を利用できず、ファンクションキーのロックを解除する必要があります。
これまで、ロックの解除はBIOSでしかできないモデルもあったのですが、 Vostro 13 5320ではFnキーとescキーを同時に押すことで、簡単にファンクションキーのロック/ロック解除を切り替えることができます。
6)各パーツをチェック
Vostro 13 5000(5320)の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
 
Vostro 13 5320のディスプレイのスペック
パネル 13.3インチ/16:10
最大解像度 1920×1200ドット
光沢/非光沢 非光沢
タッチ 非タッチ
輝度 300nit
色域 sRGB 100%
液晶は13.3インチパネルを搭載。
縦横比16:10という縦長パネルを採用しています。一般的に使われることの多い16:9パネルと比べて縦方向に大きくなっており、より広い表示領域を確保できます。
最大解像度は1920×1200ドットで、16:9のパネルの場合の1920×1080ドットに比べて縦方向に広く表示可能です。
縦横比16:9/1920×1080ドットの14インチノートPC(上の画像の左)と比較してみました。Vostro 13 5000(5320)(上の画像の右)のパネルの方が縦方向に大きいてため、縦方向に広く表示できています。
レビュー機のほうは、2段目の動画の説明まで表示されていますが、左のモデルは説明までは表示されていないのがわかりますね。
Webブラウザや表計算ソフトを使うとき、縦に広く表示できるため、 スクロール数が少なくて済みます。なのでビジネスシーンでは16:10パネルの方が実用性が高いと思います。
個人的には、拡大表示せず100%表示のままでも文字が小さすぎて見づらいという感じはしませんでした(このあたりの受け止め方には個人差があると思います)。
100%表示だと、複数のウインドウを並べて表示できるため、いろんなウィンドウを見ながら作業でき、作業効率をアップできます。
文字も認識しやすいです。
色の表現も鮮やかで、精細感も高く、綺麗に表現できています。
黒い部分もしっかり表現されています。
色域はsRGB 100%で、このクラスのPCとしては色域が広めなので、色もある程度忠実に表現できます。
自分が撮影した風景写真をディスプレイに映し出してみました。発色が綺麗。
上の画像の左は色域が狭めのパネル搭載モデル。色域が狭いと暖色系が黄色っぽく表現されます。赤い部分が少し黄色っぽくなっているのがわかりますね。右のレビュー機では、そうした現象は発生していません。
表示の綺麗なIPSパネル搭載の24インチモニタに接続するとこんな感じ。見え方に大きな差は感じないですね。
精細感が高く、色の表現が鮮やかなので動画も堪能できます。
視野角は広め。斜め方向から見ても見え方に大きな変化は感じません。
非光沢パネルを採用しているため、照明などの映り込みが発生しにくく、長時間見続けたときの目の疲れを軽減できます。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
左は光沢パネル搭載モデル。映り込みが発生していますね。右のレビュー機では発生していません。
タッチパネルは非搭載です。
■キーボード
テンキーは非搭載。
マニュアルによると、キーピッチ(キー間の距離)は19.05mm。
コンパクトノートPCながら、フルサイズのキーボード(19mm)と同程度のキーピッチを確保しているため、窮屈な感じはしないですね。
ボディの端のぎりぎりまでキーボードが占めているのが分かります。これで広いキーピッチを確保しているんですね。
右端のBackspaceキーとEnterキーが、左のキーと隣接したDell独自の キーボード配置を採用。
Enterキーは大きめなので押しやすいです。
半角・全角キーなど左端のキーも大きめ
キートップは、ほどよく滑るので、指を移動させやすいですね。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は浅めですが、最近のスリムノートPCとしては標準的な深さかな。
強く押すとちょっとボディがたわみます。もう少し剛性がある方がいいかも。打鍵感は柔らかめ。個人的にはもうちょっと反発があってもいいかもと思います。
全体的に見て、13インチのコンパクトPCとしては、キーボードの出来はいいと思います。とても打ちやすい。ストレスを感じること無くタイピングできました。
コンパクトノートであっても、タイピングのしやすさに妥協したくない人におすすめです。
■タッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体になったタイプを採用。多数のノートPCをレビューしていると、タッチパッドの使いやすさはモデルによって 大きく異なるのを実感しますが、本モデルは使った瞬間使いやすい!と感じました。
滑りが良く、思ったところにポインタをスムーズに移動できます。
クリックボタン部分の押し込み幅も丁度良く、押した感じがあっていいですね。このタイプのタッチパッドは、クリックしても上手く反応してくれないケースがあるのですが、本モデルの場合、そうした事態はほとんど発生しませんでした。なので作業に集中できます。
■右側面部
写真左から順にUSB 3.2 Gen 1 Type-A端子、ヘッドセットジャックが配置されています。
スリムさを追求するため、USB Type-C端子は、使うときにフタを押し広げるタイプを採用。
右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
■左側面部
写真左から順に、HDMI端子、USB 3.2 Type-C×2、電源およびバッテリーステータスライトが配置されています。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイス類を接続してみました。
ボディの奥の方に端子類が配置されているので、タイピング時にケーブル類が邪魔になることはないと思います。
■前面部
前面部に端子類は配置されていません。
カバーを開けるときに指を引っかけやすい構造になっています。
■背面部
前述したように、背面部が接地する形になります。
■底面部
通気孔のほか、スピーカー、サービスタグラベルが配置されています。
7)同梱物をチェック
Vostro 13 5320の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは片手でなんとか握れるくらいのサイズです。ちょっと縦に大きいかな。
立方体の形状をしています。モバイルノートPCに同梱されるACアダプタとしてはちょっと大きめかな、という感じがします。
ACアダプタに付いているケーブルは細めなので取り回ししやすいと思います。
ケーブルにストッパが付いているので、ケーブルをACアダプタに巻きつけることが可能。
ストッパでケーブルを固定することができます。いちいち巻きつけるのが面倒/外れてしまうとやり直しになるので、個人的にはマジックテープで束ねる結束バンドがある方が使いやすいかな(本モデルのACアダプタに結束バンドは付いていません)。
65W型のACアダプタを採用。
電源ケーブルの接続端子にはUSB Type-C端子を採用。
Vostro 13 5000(5320)には、左側面部にUSB Type-C端子を2つ配置していますが、どちらに接続しても充電可能です。
ただし、充電時には、2つあるUSB Tupe-C端子の1つを占有する形になるため、利用できるType-C端子は1つだけになります。
電源ケーブル。引っかけたときに破断しないよう、丈夫なつくりになっています。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は304g。本体を合わせた重量は約1.52kg。
まとめ
以上、Vostro 13 5000(5320)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・13.3インチ液晶搭載のモバイルノートPC
・コンパクト/スリムなボディ
・従来よりも性能アップした第12世代インテルCoreプロセッサを搭載
・16:10のパネルを搭載しており、縦に広く表示される
・キーボード/タッチパッドが使いやすい

外に持ち出して作業することを想定したモバイルノートPCです。基本構成が充実してるので、モバイルノートPCとしての使い方であれば、ストレスを感じるシーンは少ないと思います。キーボード・タッチパッドも使いやすいので、実用性重視の人にオススメです。
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