デルVostro 15 3000(3500)購入レビュー

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DELL
Vostro 15 3000(3500)購入レビュー

Vostro 15 3000(3500)は、15インチ液晶を搭載したノートPC。

Vostroシリーズは、中小企業および個人事業主をターゲットにしたDELLの法人向けシリーズです。3000/5000/7000の3つのシリーズが用意されていますが、その中でも3000シリーズは、コストパフォーマンスを重視したエントリノートPCとして位置づけられます。

Vostro 15 3000(3500)レビュー
シリーズ
 
特徴

Vostro

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンス重視のエントリシリーズ
5000シリーズ デザインにこだわったプレミアムシリーズ
7000シリーズ 高性能グラフィックス搭載可能なVostroノートの最上位シリーズ
Vostro 15 3000(3500)の主な特徴は次のとおり。

・15インチ液晶搭載
・シンプルなデザイン
・液晶の左右の外枠(ベゼル)をスリムにすることでコンパクト化を実現
・インテルCeleronプロセッサ搭載モデルに加えて第11世代インテルCoreプロセッサ(Tiger Lake)搭載モデルを用意
・高いコストパフォーマンスを実現


Vostro 15 3000(3500)を購入したので、ここではVostro 15 3000(3500)の特徴・スペック等について解説したいと思います。

*Vostroシリーズは法人向けPCに位置づけられていますが、個人でも購入することが可能です。
【Vostro 14 3400レビュー】
同じVostro 3000シリーズに属し、Vostro 15 3500よりも一回り小さな14インチ液晶搭載のVostro 14 3400も購入したので詳しく解説しています。詳細は、Vostro 14 3400レビューを参照してください。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機は購入品です。

【レビュー機の構成】
第11世代 インテル Core i3-1115G4 プロセッサ/4GBメモリ/1TB HDD/インテルUHDグラフィックス(CPU内蔵)
dell
(*特別クーポンを利用すれば、Vostroデスクトップ/ノートPCをオンライン価格よりさらに3%オフで購入できます。通常よりもお得に購入できるクーポンなので是非ご活用ください。詳しくは、特別クーポン詳細ページを参照してください)
1)15インチ液晶搭載ノートPC
Vostro 15 3000(3500)は15インチ液晶を搭載したノートPC。
大きめのディスプレイを採用しており、据え置きで使うのに適していますが、液晶の左右のベゼルをスリム化したスリムベゼルを採用することにより、コンパクト化/軽量化を実現しています。
以前のエントリークラスのノートPCの場合、ベゼルの幅が広く、デザイン的にすごく野暮ったい感じに仕上がっていたケースが多かったのですが、このVostro 15 3000(3500)の場合、スリムベゼルなので野暮ったさは感じません。
B5サイズのノートと較べたところ。
15インチノートPCとしては、それほど大きくはないので扱いやすいです。
光学ドライブを非搭載とすることで厚さは18.0mm。スリムなボディになっています。
ボディがスリムなので掴みやすいですね。
このぐらいの厚さなら、さっと掴んで持ちあげることが可能。
重量は最小構成で1.78kg。レビュー機を実際に測ったところ1.866kgなのでちょっと重たい構成になっています。一般的な15インチノートPCの重量が約2kgですから軽量化が図られています。
脇に抱えて持ったところ。この状態で持つと、そんなに重さを感じないですね。ちょっと室内を移動するぐらいであれば、苦にならない重さだと思います。
スリムベゼルのおかげでボディがコンパクトになっているため、ビジネスバックからの出し入れも、スムーズ。取り出すときに入り口で引っかかりにくいです。
ディパックからのストレス無く取り出せます。
Vostro 15 3000(3500)(写真左)と14インチノートPC(真ん中)と13.3インチノートPC(右)を較べてみました。やはり15インチパネルは大きいので見やすいですね。
24インチ液晶モニタに接続したところ。
2)スペックをチェック(第10世代インテルCoreプロセッサ搭載)
Vostro 15 3000(3500)の主なスペックは次のとおり。

【Vostro 15 3000(3500)の主なスペック】
 
Vostro 15 3000(3500)
液晶
(最大解像度)
15.6インチ HD (1366 x 768) 非光沢 LED-バックライト 非-タッチ スリム ベゼル ディスプレイ
15.6-インチ FHD (1920 x 1080) 非光沢 LED バックライト 非-タッチ スリムベゼル WVA ディスプレイ
タッチ
パネル
×
OS
Windows 10 Home (64ビット) 日本語
Windows 10 Pro (64ビット) 日本語
CPU
*Tiger Lake搭載

インテル Celeron プロセッサー 6305 (4MB キャッシュ, 1.8 GHz)

第11世代 インテル Core i3-1115G4 プロセッサー (6MB キャッシュ, 最大 4.1 GHzまで可能)

第11世代 インテル Core i5-1135G7 プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.2 GHzまで可能)

第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサー (12MB キャッシュ, 最大 4.7 GHzまで可能)
メモリ
4GB, 4Gx1, DDR4, 2666MHz
8GB, 8Gx1, DDR4, 2666MHz
ストレージ
1TB 5400RPM 2.5インチ SATA HDD
256GB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
光学ドライブ
無し
グラフィックス
インテル UHD グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き
インテル Iris Xe Graphics 共有 グラフィックス メモリー 付き
主なポート
1 x HDMI
2 x USB 3.2 Gen 1 Type-A
1 x USB 2.0
1 x 電源入力
SDカードリーダー
1 x LAN
1 x ヘッドセット ジャック
寸法
(cm)
幅: 363.96mm
高さ: 18.0mm
奥行き: 249mm
最小重量
(kg)
1.78kg
カラー
アセントブラック/
デューン
最小構成価格
(税込・配送料込)
54,978円

【CPU】
CPUには、インテルCeleron 6305プロセッサに加えて、インテル第11世代Core i3-1115G4/Core i5-1135G7/Core i7-1165G7プロセッサ(Tiger Lake)搭載モデルが用意されています。
CPU
性能
価格
Celeron
低い
低い
第11世代Core(Tiger Lake)
高い
高い
CeleronプロセッサはインテルのエントリCPUに位置づけられており、低価格モデルに搭載されることが多いです。価格の安さが売りですが、その分、性能は抑えめ。インテルCeleron 6305の詳細は次のとおり。

CPU インテルCeleron 6305
コアの数 2
スレッドの数 4
最大周波数 1.80Hz
キャッシュ 4MB
TDP 15W

インテルCoreプロセッサ搭載モデルの方が、高い性能を発揮できます。 インテルCoreプロセッサの主な詳細は次のとおりです。

CPU 第11世代インテルCore i3-1115G4 第11世代インテルCore i5-1135G7 第11世代インテルCore i7-1165G7
コアの数 2 4 4
スレッドの数 4 8 8
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.10GHz 4.20GHz 4.70GHz
キャッシュ 6MB 8MB 12MB
オペレーティングレンジ 12-28W 12-28W 12-28W

価格重視ならCeleronプロセッサですが、一定のパフォーマンスを確保したいのならインテルCoreプロセッサ搭載モデルを、できればCore i5以上のプロセッサを搭載した方が不満は少ないと思います。

【メモリ】
メモリは4GB/8GB搭載モデルを選択可能。Web閲覧、メール、ビジネスアプリケーションの操作といった、負荷が軽めのタスクを実行するには4GBのメモリ容量でも、それほどストレスを感じないケースもあると思います。しかし、負荷のかかるタスクを行う場合やマルチタスクを実行する場合には、4GBのメモリ容量だと、処理にもたつきが出るケースがあるので、快適な処理にこだわるのであれば8GBメモリ搭載モデルがオススメです。
メモリ容量  
説明

4GB

 


快適
価格重視のモデルで4GBメモリ搭載モデルが用意されることが多いです。価格が安く設定されるのがメリットですが、ちょっと負荷のかかる処理を実行しようとすると、動きがもっさりすることがあるので、できれば8GBメモリ以上のメモリ搭載モデルを選ぶのがおすすめ。
8GB 一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。

【ストレージ】
Vostro 15 3000(3500)で搭載できるストレージはSSDまたはHDD。SSDは高速アクセスできます。 容量は256GB/512GB搭載モデルを用意。HDDの場合、アクセスは遅くなりますが、1TBの大容量を確保できます。SSD+HDDのハイブリッド構成は選択できません。

 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
SSD搭載モデルを選択した方が、起動は高速なうえ、アクセス速度も速いので利便性は高まります。ただし、容量がHDDよりも少ないので、 パフォーマンスよりも、容量/価格重視であればHDD搭載モデルが選択肢になりますが、あまりオススメしはしません。

今回は検証用にHDD搭載モデルを購入しましたが、やっぱりアクセス速度がすごく遅いです。なのでこのモデルの購入を検討しているのなら、多少価格が高くなろうとも是非ともSSD搭載モデルを選んでください。なぜなら、速さが段違いだから。SSD搭載モデルを選ばないと後で後悔すると思います。容量が足りなければ外部USBメモリを接続するなどで対処できます。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプを採用高性能なカードタイプのグラフィックスは用意されていないため、描画処理能力を必要とする動画/画像編集などのタスクには不向きです。
グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX20シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
【光学ドライブ】
光学ドライブは非搭載です。

パッケージ別のスペックは次のとおり。

【Vostro 15 3000(3500)のパッケージ別スペック】

 
エントリープラス
ベーシック
プレミアム
プラチナ
CPU
インテルCeleron 6305
第11世代 インテル Core i3-1115G4 
第11世代 インテル Core i5-1135G7
第11世代 インテル Core i7-1165G7 
パネル/メモリ/ストレージ/最小構成価格(税込/送料込)
■1366×768ドットパネル+
4GBメモリ+
256GB SSD
58,278円
■1366×768ドットパネル+
4GBメモリ+
1TB HDD
54,978円

■1366×768ドットパネル+
4GBメモリ+
256GB SSD
60,478円

■1920×1080ドットパネル+
8GBメモリ+
256GB SSD
71,478円
■1920×1080ドットパネル+
4GBメモリ+
256GB SSD
71,478円

■1920×1080ドットパネル+
8GBメモリ+
256GB SSD
76,978円

■1920×1080ドットパネル+
8GBメモリ+
512GB SSD
85,778円
■1920×1080ドットパネル+
8GBメモリ+
512GB SSD
104,478円
(上記価格はクーポン適用前の価格です。クーポン適用すると、さらに安く購入できます)

現在、ベースとしてエントリープラス/ベーシック/プレミアム/プラチナの4つのパッケージが用意されています。

エントリープラスはCeleron、ベーシックはCore i3、プレミアムはCore i5、プラチナはCore i7プロセッサを搭載しています。

エントリープラスは1つの組み合わせのみを用意。Celeronプロセッサを搭載することで一番安価な設定を実現しています。

ベーシックは3つの組み合わせを用意。4GBメモリ搭載モデルを用意することで、価格重視の人への訴求力を高めています。

プレミアムは3つの組み合わせを用意。4GBメモリ搭載モデルを用意。8GBメモリ搭載モデルの場合、ストレージ容量が256GB/512GBのいずれかモデルを選べます。

プラチナはハイエンドのモデル。1つの組み合わせしか用意されていません。

上記のスペック以外にも、
・Windowsの種類(Windows 10 Home/Pro)
・Officeの有無
・カラーリングの種類(アセントブラック/デューン)
・即納か注文モデルか
を選択することが可能なケースがあります。

*Vostro 15 3000(3500)はパッケージの数が非常に多いので、 候補となるパーツが決まっているのなら、そのパーツを選択することで、対象なるパッケージの数を絞ることができます。
上の画像の「ハードドライブ」、「メモリー」、「プロセッサー」で、候補としているパーツのチェックボックスにチェックを入れれば、そのパーツが含まれるパッケージのみが表示されます。また「比較」チェックボックスを入れると、チェックしたパッケージの詳細を比較することができます。
3)落ち着いたデザイン(アセントブラックモデル)
カラーリングはアセントブラックに加えてデューンを用意。
こちらはアセントブラック。「ブラック」が付いていますが、どちらかというと濃いグレーのカラーリングになっています。真っ黒なカラーリングに較べれば、ちょっと軽快な感じがします。ボディは樹脂製です。樹脂製だと簡単に傷が付きそうで怖い・・・
天板の中央にはDELLのロゴを配置。
天板部の表面には斜め細かい線が入ったデザインを採用。触ると少し凸凹しています。感触はさらっとしていますね。べとつきにくいうえ、持ちあげたときに滑りにくいです。
ただし、手にしたときに脂分が付くと、ちょっと目立ちますね。気になる人は、こまめに汚れを落とす必要があります。
カバーを開いたところ。キーボードおよび周辺部分・パームレスト、液晶の外枠もアッシュブラックを採用しているため、統一感があります。
キーボード周辺部分には、天板と同じ加工が施されていますが、
パームレスト部分はフラットな仕上がりです。触るとさらさらしていてべとつきにくいですね。
タッチパッド部分を長く使っていると、指の脂分などの汚れがつきます。
底面部も同じカラーリングを採用。この部分も、パームレストと同様、表面はフラットな仕上がりです。
上の画像がデューンカラー。アセントブラックが落ち着いた雰囲気なのに対し、デューンは明るめのカラーリングです。
画像を見る限り、デューンカラーモデルの場合、パームレストはデューンカラー、キーボードはブラックが採用されているようです。ただし、デューンカラーを選択できるパッケージはごくわずか。ほとんどのパッケージで選択できるのはアセントブラックのみです。
ボディが樹脂製なので、アルミなどのメタル製ボディと較べると、剛性はそこまで高くはないですね。ただ、片手で持っても、そんなにボディのたわみを感じることはありませんでした。一般的な使い方で不安を感じるシーンは少ないと思います。
アルミなどのメタルボディを採用したモデルと較べると、洗練された感じはなく、質感もそこまで高くありませんが、一昔前のエントリーモデルの野暮ったさは感じません。価格重視のモデルに位置づけられているので、個人的にはこれで十分だと思います。
4)使い勝手をチェック
Vostro 15 3000(3500)の使い勝手をチェックします。
■搭載している端子類
Vostro 15 3000(3500)に搭載されている端子類は次のとおり。

・HDMI×1
・USB 3.2 Gen 1 Type-A×1
・USB 2.0×1
・LAN×1
・ヘッドセット ジャック×1
USB端子
個数/場所
最大転送速度
USB 2.0 Type-A 1個/右側面部 0.48Gbps
USB 3.2 Gen 1(USB 3.0) Type-A 2個/左側面部 5 Gbps
搭載しているUSB端子類は全部で3個。すべて従来からあるType-A端子です。USB端子は左右の側面部に配置されています。
■搭載している映像出力端子
搭載している映像出力端子はHDMI端子1つのみ。
HDMIケーブル一本で、音声と映像の両方を出力できます。
24インチ液晶モニタに接続。フルHD対応の1920×1080ドットの解像度で表示することができました。室内でずっと作業するのであれば、大画面モニタに接続した方が作業効率はアップできると思います。
F8キーを押すと、画面の右側に、画面切り替えメニューが表示されます。
「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」の中から選択することで、外部モニタの表示方法を選べます。
■IEEE 802.11 ac規格に対応
Vostro 15 3000(3500)はエントリークラスのノートPCに位置づけられていますが、通信速度の速いIEEE 802.11 ac規格に対応しています。
【規格による通信速度の違い】
規格
周波数
最大通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax(WiFi6) 2.4GHz/5GHz 9.6Gbps
ただし、最新のWiFi6規格には非対応です。
■サウンド
スピーカーは、底面部の前面部寄りの左右に配置されています。
操作時、本体手前側にスピーカーが配置される形になるため、手で音が遮られるのではないかと思いましたが、実際に音を鳴らしてみると、遮られる感じはしません。
ちょうど底面部の端の斜めの部分にスピーカーが配置されているため、音が机に反射する形になり、広がりのあるサウンドを楽しめます。
音楽を聴いてみたところ、エントリPCなので正直あまりサウンドには期待していませんでしたが、 思っていたよりは、音質はいいと感じました。

サウンドに広がりがあるのに加え、音のこもりはそれほど気になりません。もちろんエントリノートPCのため、全体的にシャカシャカした感じはすますが、聞いていて心地悪い感じはしないですね。

エントリクラスのノートPCのサウンドとしては上出来だと思います(あくまで個人的感想です)。
ファンクションキーのF1キーを押せば音声オフ、F2キーを押せば音量下げ、F3キーを押せば音量上げを実行できます。気軽に音量を調整できるので便利。
これらのファンクションキーを押すと、画面左上にサウードの状態が表示されます。
■計算機ツールをすぐ使える
計算機ボタン(delteキーの右横のボタン)を押せば、計算機ツールを起動することができます。
テンキーを使って計算を行うことが可能。すぐに計算したいときに便利です。
■NumLockランプ/電源ランプなし
一般的には、テンキーの上の方にNumLockランプが配置されているケースが多いのですが、Vostro 15 3000(3500)にはNumLockランプは搭載されていません。また電源ランプも配置されていません。
5)各パーツをチェック
Vostro 15 3000(3500)の各パーツをチェックします。
【液晶】
液晶は15.6インチパネルを搭載。大きめのパネルを搭載しているので画面が見やすいですね。最大解像度が1366×768ドットパネルとフルHD対応の1920×1080ドットパネルを搭載したモデルを選択可能です(レビュー機は1366×768ドットパネル搭載)。
それぞれのメリット/デメリットは次のとおり。
最大解像度
メリット
デメリット

1366×768ドット

・価格が安い
・表示が大きく見やすい
・表示領域が狭い
・精細感が低い
1920×1080ドット ・表示領域が広い
・精細感が高い
・価格が高い
・表示が小さい
1366×768ドットパネルの方が安価なので安く購入できますが、解像度が低いため、精細感が乏しい、表示領域が狭くなる、というデメリットが生じます。
1366×768ドットパネルで100%表示するとこんな感じです。非常に大きく表示されるので文字が見やすいですが、ウィンドウを横に並べて表示するのは難しいですね。
15インチ液晶の場合、1920×1080ドットでも100%表示で文字が見づらくなることはないので、1920×1080ドットパネル搭載モデルを選択した方が、表示領域が広くなり、作業効率をアップさせることができます。
1366×768ドットパネルと1920×1080ドットパネルで同じWebサイトのページを表示してみました。右の1920×1080ドットパネルの方が広い範囲を表示できているのがわかります。
マニュアルによると、1366×768ドットパネルの方はTNパネルを、1920×1080ドットパネルの方はWVAパネル(広視野角パネル)を採用しています。それぞれの特徴を比較すると次のとおり。
 
画面表示
視野角
価格
TN 淡い


綺麗
狭い


広い
安い


高い
WVA
TNパネルはコストが安いため価格を重視するモデルに搭載されることが多いです。WVAパネルと比べると、青みがかった表示になる/若干ぼやけた表示になる/視野角が狭い/色の鮮やかさに劣る、といったデメリットがあります。
実際に画面を見てみると、青みがかった表示になっており、ちょっと淡い感じの表現でシャープ感が足りないです。
15.6インチのWVAパネル(最大解像度1920×1080ドット)を搭載したデルInspiron 15 5502と比較してみました(写真左がVostro 15 3000(3500))。やはり、WVAパネルを搭載したモデルと比べると精細感/鮮やかは劣ります。
視野角もチェックしてみました。斜め方向から見ると、少し見え方に変化がありますが、そんなには気にならないです。
ただし、上から見るとVostro 15 3000(3500)のパネルの方の視野角が狭く、見え方が大きく変化します。
ただし、こうした違いは実際にパネルを比較して感じることで、Vostro 15 3000(3500)の液晶パネルだけをずっと見ている分には、ちょっと表示が粗く感じますが、それもしばらく見ていると慣れてくるので、そこまで気にしなくてもいいと思います。
視野角の狭さも、しっかり角度調整して真正面から見るようにすれば、あんまり気にしなくても済むと思います。
表示の綺麗さにこだわるのであればWVAパネルを搭載したモデルをオススメしますが、そこまで高画質な表示を求めない/価格を重視したい、というのであれば、TNパネル搭載モデルでも十分だと思います。
前述したとおり、1366×768ドットパネルだと表示が大きいので、文字つぶれも発生せず、読みやすいです。
前述したとおり、斜め方向からでも、ある程度の角度までなら、表示内容をしっかり確認できます。
なお、1366×768ドットパネル/1920×1080ドットパネルの両方で非光沢パネルを採用しています。照明などの映り込みが発生しづらく、長時間見続けても目が疲れにくいです。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
光沢パネルを搭載したモデルと比較してみました。左がVostro 15 3000(3500)。右の光沢パネル搭載モデルでは、映り込みが発生していますが、Vostro 15 3000(3500)ではほとんど発生していないのがわかります。
実際、あんまり反射は気にならないですね。
上の画像は、背後の照明が映り込んだ状態。パネルの中央が少し明るくなっていますが、この部分が多少反射します。しかし、にぶく反射する程度のため、それほど見づらくはありません。
タッチパネルは非搭載です。
ファンクションキーのF6キーを押せばパネルの輝度を下げることが、F7キーを押せば輝度を上げることができます。
輝度の調整を実行中、画面左上に輝度を示すインジケータが表示されます。
【キーボード】
キーボードについて見ていきます。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
テンキーを搭載しているため、数字を入力する際に便利です。
EnterキーとBackspaceキーが小さめで、左のキーと隣接したデル独自のキー配列を採用しています。慣れるまでは打ち間違えが発生しやすいかもしれません。
またEnterキーとテンキーの間のスペースが狭いので、慣れないうちはEnterキーを押そうとして誤って「4」キーを押してしまう事態もたびたび発生しました。このあたり、キーに慣れる必要があると思います。
あとキーボード左上の半角/全角キーも小さめです。
キートップ(キーの表面)は、それほどつるつるしておらず、適度に滑る感じで、使いやすいです。キーの端の方を押してもしっかり反応してくれるのでストレス無くタイピングできます。

また黒のキーに白い文字が印字されているのですごく文字が見やすいです。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は、このクラスのノートPCとしては標準的な深さだと思います。
打鍵感はやわらかめに感じました。
キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。
フルサイズのキーボードのキーピッチは約19mmですから、若干狭くなっていますが、わずかなのでそれほど窮屈感はありません。
テンキーのキーピッチは約16.4mm。標準キーよりも小さめになっています。
レビュー機は、キーボードにバックライトを装備していませんが、バックライトを装備できるモデルも用意されています。バックライトがあると、暗い環境で作業するときに便利です。
キーボードの右上に電源ボタンを配置。前述したように電源ランプは搭載されていません。
■タッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
表面はつるつるしており滑りがいいですね。反応も良好で、思ったところにポインタをピタッと移動させることが可能。
クリックボタン部分の押し込み幅もちょうどいい感じ。 軽く押すだけで反応してくれます。
パームレストが広いので作業しやすいですね。ずっとキータイピングしている状態でも、手首の部分をしっかり支えてくれるので疲れにくく快適です。
【Webカメラ】
液晶上部にWebカメラが配置されています。Webカメラの使用中、カメラ右のランプが点灯するため、カメラがどの状態にあるのかをすぐに確認できます。ライトの右にマイクが配置されています。
【右側面部】
右側面部に配置されている端子類をチェックします。
写真左から順に、SDカードリーダー、USB2.0端子、くさび型ロックスロットを配置。
SDカードをカードリーダーの一番奥まで差し込んでみました。上の写真のように、SDカードがはみ出しているので、この状態で動かすときはカードを引っかけないよう注意が必要です。
右側面部の端子類にデバイスを接続したところ。
【左側面部】
左側面部の端子類をチェックします。
写真左から順に、電源ジャック、HDMI出力端子、LAN端子、USB 3.2 Gen1 Type-A端子、USB 3.2 Gen1 Type-A端子、ヘッドフォン/マイク入力端子が配置されています。LAN端子は、ケーブルを接続するといにフタを開けて使うタイプです。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
左右の側面部にあるすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。左側面部に多くの端子類が配置されているのがわかります。
【前面部】
前面部に端子類は配置されていません。
カバーを開くときに指が引っかかりやすい構造になっていますが、片手だけでカバーを開けきることはできません。両手を使う必要があります。
【背面部】
背面部の真ん中に通気孔が配置されています。
背面部だけでなく、底面部にも通気孔が配置されており、効率よく熱を排出できる設計になっているのがわかります。
【底面部】
通気孔が配置されているほか、中央に「Vostro」のロゴが刻み込まれています。継ぎ目はなく、簡単には筐体内部にアクセスできない仕様になっています。バッテリは内蔵されています。
6)同梱物をチェック
Vostro 15 3000(3500)の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタはコンパクトなつくりになっており、手の平に収まるサイズです(ACアダプタはモデルによって異なる場合があります)。
直方体の形状をしており、ちょっと厚みがあります。
45W型のACアダプタを採用。
専用端子で接続するタイプです。
充電するときは、左側面部にある電源端子に接続します。
電源ケーブル。足で引っかけたりしたときに破断しないよう、太めのつくりです。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は270g。
各部名称などを示したペーパーも同梱されています。簡素な説明しか掲載されていないので、詳しくはDELL Webサイトにあるマニュアルを確認する必要があります。
なお梱包される箱は段ボールそのままという感じ。質実剛健です。
まとめ
以上、Vostro 15 3000(3500)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・15インチ液晶搭載
・液晶の左右の外枠(ベゼル)をスリムにすることでコンパクト化を実現
・インテルCeleronプロセッサ搭載モデルに加えて第11世代インテルCoreプロセッサ(Tiger Lake)搭載モデルを用意
・高いコストパフォーマンスを実現
・ブラックとデューンの2色を用意


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