デルVostro 5620実機レビュー

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DELL
Vostro 16 5000(5620)実機レビュー
Vostro 16 5000(5620)は、16インチ液晶を搭載したノートPC。 第12世代インテルCoreプロセッサを搭載しています。

Vostroシリーズは、中小企業および個人事業主をターゲットにしたDELLの法人向けシリーズ。3000/5000シリーズが用意されていますが、その中で5000シリーズはデザインにこだわったプレミアムモデルに位置づけられています。

Vostro 16 5000(5620)レビュー
シリーズ
 
特徴

Vostro

3000シリーズ

上位
シリーズ
コストパフォーマンス重視のエントリシリーズ
5000シリーズ デザインにこだわったプレミアムシリーズ

Vostro 16 5000(5620)の主な特徴は次のとおり。

・16インチ液晶搭載
・縦横比16:10のパネルを採用
・第12世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルを用意
・スリムなボディ
・アルミカバーを採用することでスタイリッシュなデザインを実現

ここではVostro 16 5000(5620)の特徴・スペック・特徴/使い勝手等について解説したいと思います。

(2023/2/1追記:第13世代インテルCoreプロセッサ搭載のNew Vostro 16(5630)が登場しました。詳しくは、New Vostro 16(5630)詳細情報を参照してください)
【参考】Vostro 16 5620動画
Vostro 16 5620に関する動画をYouTubeにアップしています。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】プラチナ
インテル Core i7-1260Pプロセッサ/16GBメモリ(2x8GB)/512GB SSD/インテル Iris Xeグラフィックス
1)縦横比16:10の16インチ液晶搭載ノートPC

Vostro 16 5000(5620)は16インチ液晶を採用したノートPC。大きめのパネルを採用しているため、画面が見やすいと思います。

また、縦横比16:10という縦に広いパネルを採用(従来のパネルは16:9)しているため、縦方向に広く表示できます。
WEBブラウザなど縦にスクリールする回数の多いアプリケーションを使うときに便利です。
縦横比16:9の15.6インチパネル搭載ノートPC(上の写真の左)と比べてみました。本モデル(写真右)の方が縦にパネルが大きいのがわかりますね。表示領域も本モデルの方が広いです。
パネルの左右の外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用しているため、ボディの幅が抑えられています。
指と比べると、狭さがよくわかります。
B5サイズのノートと比べたところ。
大きいパネルを搭載していますが、このクラスとしてはコンパクトなので扱いにくい、という感じはしないですね。
ただし16インチノートなのでそこそこ存在感はあります。
厚さは18.3mm(最厚部)。
16インチという大きめのパネルを採用したノートPCとしてはスリムなボディです。
スリムなのでさっと持ちあげて移動させることが可能。
このくらいスリムだと掴みやすいですね。
重量は1.825kg(実測値)。
一般的な15インチノートPCと同じ位の重さです。外に気軽に持ち出すのは難しいので、室内で据え置きタイプとして使用し、必要な場合に室内を移動させるぐらいの使い方がベターだと思います。
脇に抱えて持ったところ。ちょっと移動させるぐらいであれば苦になりません。
ボディは大きめですが、 ビジネスバックからの取り出しは割とスムーズです。
ボディの奥行きがあるので、高さが結構ぎりぎりかな。
ディパックからもストレス無く取り出せました。
片手だけで持ってもボディのたわみを感じることはありません。一定の堅牢性は確保されています。
2)スペックをチェック(第12世代インテルCoreプロセッサ搭載)
Vostro 16 5000(5620)の主なスペックは次のとおり。同じVostro 5000シリーズに属する16インチノートPC Vostro 16 5000(5625)(AMD Ryzen 5000プロセッサ搭載モデル)と比較してみました。

→参考:Vostro 15 5000(5625)詳細情報

【Vostro 16 5000(5620)の主なスペック】
 

Vostro 16 5000(5620)

【参考】
Vostro 16 5000(5625)

 液晶
(最大解像度)
16インチ
16:10
非光沢
(1920×1200)
16インチ
16:10
非光沢
(1920×1200)
タッチパネル
×
×
CPU
第12世代 インテルCore i5-1240Pプロセッサ(12MB キャッシュ, 最大 4.4GHzまで可能)

第12世代インテルCore i7-1260Pプロセッサ(18MB キャッシュ, 最大 4.7GHzまで可能)
AMD Ryzen 5 5625U 6コア/12スレッドロセッサ
メモリ
8GB, 1x8GB, DDR4, 3200MHz/
16GB, 2x8GB, DDR4, 3200MHz
16GB, 2x8GB, DDR4, 3200MHz
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD/
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテルUHD グラフィックス (CPU内蔵)/
インテル Iris Xe グラフィックス (CPU内蔵)
AMD Radeon グラフィックス (CPU内蔵)
光学ドライブ
-
-
主な端子類
2 x USB 3.2 Gen1 Type-Aポート
1 x USB 3.2 Gen2 Type-Cポート(DisplayPortおよびPowerDelivery搭載)
1 x ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのコンボ)ポート
1 x HDMI 1.4ポート
1 x SDカード スロット
1×LANポート
2 x USB 3.2 Gen1 Type-Aポート
1 x USB 3.2 Gen2 Type-Cポート(DisplayPortおよびPowerDelivery搭載)
1 x ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのコンボ)ポート
1 x HDMI 1.4ポート
1 x SDカード スロット
1×LANポート
カラー
タイタン グレー/
ブラック
タイタン グレー/
エレメント
寸法
高さ: 15.67-18.3mm x 幅: 356.78mm x 奥行き: 251.9mm
高さ: 15.67-18.3mm x 幅: 356.78mm x 奥行き: 251.9mm
最小構成重量
1.91kg
1.91kg
【CPU】
第12世代インテルCore i5-1240P/Core i7-1260P搭載モデルが用意されています。
CPU 第12世代インテルCore i5-1240P 第12世代インテル Core i7-1260P
コアの数 12
(Performance-cores:4)
(Efficient-cores:8)
12
(Performance-cores:4)
(Efficient-cores:8)
スレッドの数 16 16
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.40GHz 4.70GHz
キャッシュ 12MB 18MB
【第12世代インテルCoreシリーズ一覧】
第12世代インテルCore 性能 特徴
Hシリーズ



ゲーマーやクエイティブワーカー向けのハイパフォーマンスモデル
Pシリーズ
一般的なユーザー向けのモデル
Uシリーズ
省電力が求められるモバイルPC/タブレットPC向けのモデル
第12世代プロセッサの主なシリーズとして、高性能マシンに搭載される「Hシリーズ」、標準的な使い方が想定されるPC向けの「Pシリーズ」、モバイルPC向けの「Uシリーズ」の3つが挙げられます。本モデルには、「Pシリーズ」のプロセッサが採用されています。
■第12世代インテルCoreプロセッサの特徴■
第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアを搭載していましたが、第12世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)を混在させています。コア数を単純に増やすとマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることが可能になっています。
レビュー機には、第12世代インテルCore7-1260Pプロセッサを搭載。
【メモリ】
メモリは8GB/16GB搭載モデルを用意。それほど負荷のかからない一般的なタスクであれば、8GBのメモリ容量で足りるシーンが多いと思います。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
■8GB, 8GB×1, DDR4, 3200MHz
■16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
を搭載したモデルを選択可能。
メモリスロットは2基搭載。8GBメモリ構成の場合は、8GB×1のシングルチャネル構成、 16GBメモリ構成の場合は、8GB×2のデュアルチャネル構成。
デュアルチャネル構成の方が、 一度に多くのデータをやりとりできるので、処理スピードにこだわるのであれば 大容量かつデュアルチャネル構成の16GBメモリ搭載モデルがおすすめです。
8GBメモリ搭載の場合、8GB×1の構成になりスロットに空きがあるため、自分での増設が可能です(増設作業は、保証の対象外となるため自己責任でお願いします)。
レビュー機には16GBメモリを搭載。
【ストレージ】
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
ストレージは256GB/512GB SSD搭載モデルを選択可能。HDD搭載モデルは用意されていません。SATA接続タイプよりも高速なM.2 PCIe NVMeタイプを採用しているため、起動やアプリケーションの立ち上げ時にストレスを感じることは少ないと思います。
選択できるストレージ容量
説明
256GB/512GB
256GBだと、大容量データを扱うことが多い場合や、長期間使用した場合 には、容量不足になる可能性があります。 容量に余裕を持たせたいなら、512GB搭載モデルがおすすめ。
レビュー機には、512GB SSDを搭載。KIOXIA製のSSDです。
レビュー機を使い始めのストレージ空き領域は420GBでした(空き領域は構成等により異なる可能性あるので参考程度にしてください)。
【グラフィックス】
グラフィックスは、CPU内蔵タイプのみを使用可能。より高性能なディスクリートタイプのグラフィックスを搭載したモデルは用意されていません。したがって、描画処理能力を必要とする動画/画像の編集作業をバリバリこなすのはちょっと厳しいと思います。
グラフィックス
性能
主な用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce GTシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTXシリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTXシリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
【まとめ】
Web/SNSを見る、表計算ソフトを使用する、動画を再生する、といった負荷がそれほ重くないタスクがメインの人向けの構成になっています。一般的なビジネスタスクを処理するには十分な構成だと思います。
3)パッケージ別のスペック
Vostro 16 5000(5620)のパッケージ別のスペックは次のとおり。
 
プレミアム
(SSD搭載)
プレミアム
(大容量SSD搭載)
プラチナ
(大容量メモリー・大容量SSD搭載)
 液晶
(最大解像度)
16インチ
非光沢
(1920×1200)
CPU
第12世代 インテルCore i5-1240Pプロセッサ
第12世代インテルCore i7-1260Pプロセッサ
メモリ
8GB メモリ
16GB メモリ
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
CPU内蔵
現在、プレミアム(SSD搭載)/プレミアム(大容量SSD)/プラチナ(大容量メモリー・大容量SSD)の3つのパッケージが用意されています。
スペックが異なるのはCPU/メモリ容量/SSD容量の3つ。
【プレミアム】
最も安価なパッケージですが、Core i5+8GBメモリ+SSDという構成は、Web閲覧/メール/SNS/動画再生といった一般的なタスクを処理するには十分なスペックだと思います。
【プレミアム(大容量SSD)】
プレミアムパッケージのSSDの容量を倍増させています。容量の大きなファイルを保存したい場合には、こちらの方が使い勝手がいいでしょう。
【プラチナ(大容量メモリー・大容量SSD)】
現時点での最上位パッケージ。インテルCore i7プロセッサを搭載しており、プレミアムよりもスペックが上なので、性能を重視したい人におすすめ。メモリ容量も16GBを搭載しており、余裕のあるパフォーマンスを確保できます。
■プレミアム→価格重視の人向け(おすすめ)
■プレミアム(大容量SSD)→価格を重視しつつ、容量の大きなストレージを必要とする人向け
■プラチナ(大容量メモリー・大容量SSD)→性能重視の人向け
4)スタイリッシュなデザイン
カラーリングはタイタングレーとブラック。ブラックを選択する際には追加料金がかかります。
レビュー機はタイタングレー。シックなグレー色です。
アルミ製カバーを採用しているため、樹脂製ボディに比べて質感は高いと思います。
アルミ使うと洗練された感じになりますね。野暮ったさ/安っぽさは微塵も感じません。ワンクラス上の上質さを実現しています。
アルミなので表面を触るとさらさらしています。触った感触もいいですね。
指紋や汚れも目立ちにくいです。
キーボード周囲はグレー、
底面部もグレーです。
落ち着いた色合いなので、ビジネスシーンで違和感なく使えると思います。
こちらはブラックカラー。
モノトーンの仕上がり。
キーボード周囲もブラックです。
5)特徴/使い勝手をチェック
Vostro 16 5000(5620)の特徴/使い勝手をチェックします。
■搭載している端子類

Vostro 16 5000(5620)には端子類として、

・USB 3.2 Gen1 Type-A×2
・USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort/Power Delivery対応)
・HDMI出力端子
・LAN端子
・SDカードスロット


を搭載しています。
ボディのスリム化を図るため、最近はLAN端子を省略するモデルも多いのですが、ビジネスシーンで使うことが想定されているVostroなので、LAN端子を搭載しています。
【搭載しているUSB端子の種類/配置場所】
USB端子
個数/場所
最大転送速度
USB 3.2 Gen 1 Type-A 1個/左側面部
1個/右側面部
5 Gbps
USB 3.1 Gen 2 Type-C 1個/左側面部 10 Gbps
USB端子は合計3つ。従来からあるUSB Type-A端子が2つ、USB Type−C端子が1つです。
【搭載されているUSB Type-Cで使える機能】
USB Type-C
説明
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 × -
Vostro 16 5000(5620)に搭載されているUSB Type-C端子で使える機能は上の表のとおり。外部モニタに出力できるほか、PowerDelivery(PD)に対応しているため、PC対応のバッテリを用意すれば、外出先でバッテリから充電することが可能です。
■映像出力
外部映像出力端子を経由して外部モニタに接続することで、大きな画面に表示できるようになるため、作業効率をアップできます。

Vostro 16 5620に搭載されている映像出力端子は次のとおり。
映像出力端子
個数/場所
用途
備考
HDMI 1.4 1個/左側面部 映像+音声 -
USB Type-C
(Alt Mode-DisplayPort対応)
1個/左側面部
映像+音声
本モデルはUSB Power Deliveryに対応しているので、ケーブル一本で映像出力と充電が可能
本モデルには、外部映像出力端子として、HDMI端子に加えて、DisplayPortに対応したUSB Type-C端子が搭載されています。

日常的に外部の大画面モニタに接続して作業する場合には、USB Type-C入力端子を備えたモニタに接続することにより、USB Type-Cケーブル一本接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に行うことができるので非常に便利です。
上の画像は、USB Type-C入力端子を搭載した24インチモニタにUSB Type-Cケーブル経由で外部出力したところ。
USB Type-Cケーブル1本接続するだけで、外部映像出力と
充電を同時に実行でています。

ただし、充電も同時に実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。Vostro 16 5620の場合、65W型のACアダプタを採用していますが、本モニタは最大65Wの電源を使用できるため、充電可能です。
USB Type-C端子に加えて、HDMI端子を介して外部モニタに接続することで
3画面同時出力を実行することができます。広い表示領域を確保できるため、作業効率をアップできます。
4K TVに接続してみましたが、4Kの解像度で出力可能。4K出力するとリフレッシュレートが30Hzに制限されてしまうモデルもありますが、本モデルは60Hzで出力できました。
なおF8キーに画面切り替え機能が割り当てられています。
一般的に画面切り替えを実行するには、「設定」画面から行う必要がありますが、F8キーを押せば、画面右に「表示」メニューが表示されます。ここから「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」を選択できます。
■指紋認証(オプション)
オプションで指紋認証機能を搭載することが可能。
指紋認証機能搭載モデルは、テンキー右上にある電源ボタン上に指紋認証センサーが配置されます。レビュー機は非搭載モデル。
指紋認証により、セキュリティを向上させることができるうえ、キーボードを使わなくても指を押し当てるだけでログインできます。
■FHD Webカメラ搭載
ディスプレイの上部にWebカメラを配置。以前は720pのHDカメラが搭載されるケースが多かったのですが、本モデルには、より高精細な1080pのFHDカメラが搭載されており、 画質が向上しています。
内蔵カメラで撮影した画像です。従来モデルのカメラで撮影した場合と比べて 綺麗に撮影できました。
■プライバシー シャッター搭載
カメラにはプライバシーシャッターを搭載。
カメラの上にあるスライダを指で右にずらせばシャッターがオンになり、 左にずらせばオフになります。
スライドさせるだけで簡単にカメラを隠せるので、家でオンライン会議中に誰かが訪問してきたときなど、一時的に映像をオフにしたいときに便利です。
物理的にフタがかかるので画像・映像の流出問題を回避できます。
■リフトアップヒンジ採用
本モデルでは、背面部が接地するリフトアップヒンジを採用。机と底面部の間にスペースができるため、エアフローが改善されます。
またキーボードが少し傾斜する形になるためタイピングしやすくなります。
背面部は樹脂を押し当てたようなデザインを採用。
ちょっとデザイン的には微妙な感じがしますが、接地したときに傷がつきにくいようになっています。
背面部からは排気できないため、本体部分とパネル部分の間から排気する仕組みになっています。
ちなみパネル部分はこの角度まで傾けることができます。
■起動時間
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→14.2秒 / 2回目→13.9秒 / 3回目→13.5秒

約14秒で起動します。それほど待たされる感じはありません。
■バッテリ駆動時間
DELL Webサイトの製品ページにバッテリ駆動時間の記載がなかったので、バッテリ駆動時間を実際に計測してみました。4-セル 54WHrのバッテリを内蔵。

[条件]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態でYouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
経過時間
バッテリ残量
バッテリ使用量
2時間
67%
36%
3時間
50%
50%
3時間で50%のバッテリを消費。単純計算で6時間バッテリが持つことになります。
なお、動画再生はバッテリを消費するので、一般的な作業を行う場合にはもっとバッテリ駆動時間は延びる可能性があります。
また、バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
■サウンド
スピーカーは底面部の左右に2つ配置。
2 W x 2のデュアルスピーカーシステムです。
この位置にスピーカーがあると机に音が反射する形になります。
実際に音楽を聴いてみましたが、少しこもった感じです。カシャカシャした感はありますが、広がりはありますね。低音部も結構響き、バランスはそれほど悪くないですね。高音質ではないが、バックグラウンドで聞いている分には特に気になりませんでした(あくまで個人的感想です)。
■ConfortVeiewソフト同梱
ConfortVeiewソフト同梱が同梱されており、ブルーライトの放出を減らすことができます。利用するには同梱されている「CinemaColor」ソフトの「COMFORTVIEW」をクリックします。
ConfortVeiewがオフの状態。
ConfortVeiewをオンにすると、少し表示が緑がかったような状態になります。表計算ソフトを使用するとか作業しているときはそんなに気にならないですが、動画を見るときはちょっと色表現が気になるかもしれないです。使い分けるといいでしょう。
■計算ツールボタンを配置
テンキー左上の計算ツールボタンを押すと、
計算機が起動します。すぐに計算できるのは便利です。
■ファンクションキーのロック/ロック解除の切り替えが可能
キーボードの一番上の列にファンクションキーが割り当てられています。デフォルトでは、キーに記載されているイラストの機能を利用することが可能。
ファンクションキーには別の機能も割り当てられています(F7キーを押すと全角カナに変換、F10キーを押すと半角英数に変換など)が、デフォルトではこれらの機能を利用できず、ファンクションキーのロックを解除する必要があります。
これまで、ロックの解除はBIOSでしかできないモデルもあったのですが、 Vostro 16 5620ではFnキーとescキーを同時に押すことで、簡単にファンクションキーのロック/ロック解除を切り替えることができます。
6)各パーツをチェック
Vostro 16 5000(5620)の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
Vostro 16 5000(5620)のディスプレイのスペックは次のとおり。
 
Vostro 16 5620のディスプレイのスペック
パネル 16.0インチ/16:10
最大解像度 1920×1200ドット
光沢/非光沢 非光沢
タッチ 非タッチ
輝度 250nit
色域 NTSC45%
液晶は16インチパネルを搭載。大きいパネルなので見やすいと思います。16:10の縦横比のパネルを採用。
縦方向に大きいパネルなので、16:9のパネルよりも大きく感じますね。目の前にパネルが広がる感じで没入感があります。
パネル表示は、色の表現が鮮やか。
黒い部分もしっかりめに描写されます。
ビビッドな感じはなく落ち着いた表現です。
自分で撮影した風景写真を映し出してみました。
IPSパネル搭載の24インチモニタと見比べてみました。ちょっと暖色系が黄色っく出る感じがありますが、全体的に綺麗だと思います。
マニュアルによると色域を示すNTSCは45%をカバー。表現できる色域はあまり広くありません。なので、忠実な色再現性が求められるクリエイティブワークに使うのは厳しいと思いますが、普通の使い方(Web閲覧/動画再生)をしていてい、色味が気になるシーンはほとんどありませんでした。
視野角も広めで、斜め方向から見ても見え方に大きな変化は感じません。
最大解像度はフルHD+対応の1920×1200ドット。
16:9のパネルの場合、1920×1080ドットが一般的なので、縦方向に広く表示することができます。16インチという大きいパネルを採用しているので、 100%表示のままで表示が小さいという感じはないです。
文字も認識しやすいです。
100%表示だと複数のウィンドウを並べて表示させることが可能。いちいちウィンドウの表示を切り替える必要がなく、作業効率をアップできます。
非光沢パネルを採用。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
非光沢パネルを採用しているため、照明などの映り込みが発生しにくく、長時間見続けたときの目の疲れを軽減できます。
光沢パネル搭載ノートと見比べてみました。上の写真の左が光沢パネル搭載、右が非光沢パネル搭載のレビュー機です。光沢パネルの方は映り込みが発生してますが、レビュー機はあまり気にならないレベルです。
非タッチパネルを搭載しているため、タッチ操作はできません。
■キーボード
個々のキーが独立したセパレートタイプのキーボードを採用。
半角/全角キーが小さめ。
テンキーを搭載しているので、数字を入力するときに便利。
BackspaceキーとEnterキーが、左のキーと隣接したDell独自のキーボード配置を採用。
BackspaceキーとEnterキーはちょっと小さめ。Enterキーと右横のテンキーの間のスペースが狭めのため、 慣れないうちはEnterキーを押そうとして、誤って右のテンキーを押してしまうかもしれません。
キートップを触った感触はさらっとしています。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は浅め。個人的には もう少し深い方が好きですが、最近のスリムタイプノートPCとしては標準的なレベルのキーストロークだと思います。
打鍵感は柔らかめ。軽く押せば反応してくれます。キーを押したときの音も、そんなに大きくない感じ。カチャカチャという音が、個人的にはそれほど気になりません。
キーボードに関しては、マニュアルによるとキーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。
フルサイズのキーボード(19mm)より若干狭めですが、これぐらいの差であれば、それほど窮屈感は感じないですね。
標準ではバックライトは搭載されていませんが、オプションで搭載することが可能。その際には追加料金がかかります。
■タッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。結構大きめなので使いやすいです。
クリックするときは、ちょっとしっかりめに押す必要があります。
パームレストが広いので
キータイピング時に手のひらをパームレストに置いておけるので 長時間タイピングするときに楽だと思います
■右側面部
右側面部。上の画像の左から順に、SDメディアカードリーダー、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子、Ethernet LANポート(RJ45)、グローバルヘッドセットジャック、セキュリティケーブルスロットが配置されています。
LAN端子は使用するときにフタを押し広げるタイプです。
右側面部のすべての端子類にケーブ・デバイスを接続したところ。 SDカードをスロットの一番奥まで差し込んでも、少しカードがはみ出します。なので、SDカードを装着したまま移動するときは、引っかけないよう注意が必要です。
■左側面部
左側面部。上の画像の左から順に、電源アダプタポート、電源およびバッテリーステータスライト、HDMI 1.4ポート、USB 3.2 Gen 1 Type-A、USB 3.2 Type-Cが配置されています。
左側面部のすべての端子類にデバイス・ケーブルを接続するとこんな感じ。端子間の距離があまりないので、ぎっちり詰まっています。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。本体の奥の方に端子類が集中的に配置されているので、タイピング時にケーブル類が邪魔になることは少ないと思います。
■前面部
前面部に端子類は配置されていません。
カバーを開けるときに、指を引っかけやすいデザインになっています。
■背面部
背面部にも端子類は配置されていません。
■底面部
底面部。左右にスピーカー、真ん中に通気孔が配置されています。
中央に「Vostro」のロゴが印字されています。
7)同梱物をチェック
Vostro 16 5000(5620)の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは片手で握れるぐらいのコンパクトさを実現。
ちょっと分厚いです。
65W型のACアダプタを採用。
結束ケーブルが付いているので、使わないときはケーブルを束ねておくことができます。
専用端子で接続するタイプ。
左側面部の一番奥にある電源端子にケーブルを接続して充電します。接続するのに、少し左側面部にスペースが必要になります。
電源ケーブルは、引っかけたりしたときに破断しないよう丈夫なつくり。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は330g。
各パーツ詳細などを示したペーパーも同梱されています。
まとめ

以上、Vostro 16 5000(5620)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・16インチ液晶搭載
・縦横比16:10のパネルを採用
・第12世代インテルCoreプロセッサモデルを用意
・スリムなボディ
・アルミカバーを採用することでスタイリッシュなデザインを実現

16インチという大きめのパネルを採用。さらに、縦横比16:10という縦に広いパネルなので、画面を見やすいと思います。

第12世代インテルCore Pシリーズプロセッサを搭載。一般的なビジネスシーンで実行するタスクであれば、十分なレベルのパフォーマンスを確保できると思います。

アルミを使うことでスタイリッシュなデザインに仕上がっているので、どこででも違和感無く使えるでしょう。ビジネスシーンで必要なパフォーマンスを確保でき、 デザインのいい大画面ノートPCを検討している人にオススメです。

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