DELL Inspiron 15 Intel(5502) レビュー

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Inspiron 15 Intel(5502)について詳しく解説します。
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DELL
Inspiron 15 Intel(5502)購入レビュー
Inspiron 15 Intel(5502)は15.6インチ液晶を搭載したスタンダードノートPC。

InspironノートPCのミドルクラスのInspiron 5000シリーズに位置づけられており、性能と価格のバランスの取れた構成に仕上がっています。

Inspiron 5000シリーズ最新モデル一覧
デル15インチノートPC最新モデル一覧

Inspiron 15 Intel(5502)
シリーズ
 
特徴

Inspiron

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリシリーズ
5000シリーズ Inspironシリーズの中間に位置づけられるミッドレンジシリーズ
7000シリーズ Inspironの中で最も性能にこだわったシリーズ
XPS 美しいデザインと高性能を両立させたスタイリッシュなノートシリーズ
Inspiron 15 Intel(5502)の主な特徴は次のとおり。

・15インチ液晶搭載ノートPC
・アルミ製カバーを採用
・第10世代インテルCore i3/i5/i7(Ice Lake)プロセッサ搭載モデルを選択可能
・WiFi6対応モデルを選択可能

Inspiron 15 Intel(5502)を購入したので、ここではInspiron 15 Intel(5502)の特徴・スペック等について詳しく解説します。

【Inspiron 15 5000(5510)購入レビュー】
Inspiron 15 Intel(5502)の後継モデルとして、第11世代インテルCoreプロセッサ(Tiger Lake H35)を搭載したNew Inspiron 15 Intel(5510)が登場しました。詳しくはNew Inspiron 15 Intel(5510)購入レビューを参照してください。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機は購入機です。
1)15インチ液晶搭載ノートPC

Inspiron 15 Intel(5502)は15インチ液晶搭載ノートPC。大きめの液晶パネルを採用しているため、表示が大きく非常に見やすいですね。
13.3インチ、14インチ液晶搭載モデルとInspiron 15 Intel(5502)を比較してみました(写真の左から順に、Inspiron 13 5301(13.3インチ)/Inspiron 14 5406 2-in-1(14インチ)/Inspiron 15 5502(15インチ搭載))。

こうして比べてみると、やはり15インチ液晶は大きいのがわかりますね。
24インチ液晶モニタに接続するとこんな感じです。
B5サイズのノートと比べたところ。
液晶の外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用しているため、このクラスのノートPCとしてはコンパクト。なので扱いやすいです。
厚さは最厚部でも17.9mmしかありません。
15インチ液晶を搭載しているPCとしてはすごくスリムに仕上がっており、掴みやすいです。
重量は1.627kg(実測値)。一般的な15インチノートPCの重量は約2kgなので、それと比べると軽いですね。光学ドライブを非搭載にすることで、軽量化を実現しています。
脇に抱えて持ったところ。
このぐらい軽いと、ちょっと移動したい場合も苦になりません。
大きめの15インチ液晶を搭載していますが、コンパクトボディのため、ビジネスバックからの取り出しもスムーズに行えます。
ディパックからの出し入れもストレスなく行えます。15インチノートPCとしては機動性が高いと思います。
2)スペックをチェック(Tiger Lakeプロセッサを搭載)
Inspiron 15 Intel(5502)の主なスペックをチェックしてみましょう。AMD Ryzenプロセッサ搭載のInspiron 15 5000(5505)のスペックと比較してみました。

→参考:Inspiron 15 5000(5505)詳細情報

【Inspiron 15 Intel(5502)の主なスペック】
 
Inspiron 15 Intel(5502)
Inspiron 15 AMD(5505)
(参考)
 液晶
(最大解像度)
15.6インチ
非光沢
(1920×1080)
15.6インチ
非光沢
(1920×1080)
タッチパネル
×
×
CPU
第11世代 インテル Core i5-1135G7 プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.2 GHzまで可能)

第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサー (12MB キャッシュ, 最大 4.7 GHzまで可能)
AMD Ryzen 5 4500Uモバイルプロセッサー
AMD Ryzen 7 4700Uモバイルプロセッサー 
メモリ
8GB, 8Gx1, DDR4, 3200MHz
16GB, 2x8GB, DDR4, 3200MHz
8GB, 8Gx1, DDR4, 3200MHz
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
1TB M.2 PCIe NVMe SSD
256GB M.2 PCIe NVMe SSD/
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテル Iris Xe グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き
AMD Radeon グラフィックス (CPU内蔵)
光学ドライブ
-
-
主な端子類
2 x USB 3.2 Gen1ポート
1 x USB 3.2 Gen2 Type-Cポート(DisplayPortおよびPowerDelivery搭載)
1 x ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのコンボ)ポート
1 x HDMI 1.4ポート
1 x microSDカード スロット
2 x USB 3.2 Gen1ポート
1 x USB 3.2 Gen1 Type-Cポート(DisplayPortおよびPowerDelivery搭載)
1 x ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのコンボ)ポート
1 x HDMI 1.4ポート
1 x microSDカード スロット
WiFi6対応
WiFi 6対応モデルあり
WiFi6非対応
バッテリ容量
3セル バッテリー, 40WHr (内蔵)/
4セル バッテリー, 53WHr (内蔵)
3セル バッテリー, 40WHr (内蔵)
カラー
プラチナシルバー
リバーロック
エデン
プラチナシルバー
リバーロック
寸法
高さ: 14.15-17.90mm x 幅: 356.1mm x 奥行き: 234.5mm
高さ: 13.67-17.90mm x 幅: 356.1mm x 奥行き: 234.5mm
最小構成重量
1.714kg
1.714kg
最小構成価格
(税込・配送料込)
87,978円
67,078円

【CPU】
CPUには、インテル第11世代Core i5-1135G7/Core i7-1165G7プロセッサ(Tiger Lake)搭載モデルが用意されています。各プロセッサの主な詳細は次のとおりです。

CPU 第11世代インテルCore i5-1135G7 第11世代インテルCore i7-1165G7
コアの数 4 4
スレッドの数 8 8
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.20GHz 4.70GHz
キャッシュ 8MB 12MB
オペレーティングレンジ 12-28W 12-28W

【メモリ】
メモリは8GB/16GB搭載モデルを選択可能。8GBのメモリ容量があれば、このクラスのノートPCで実行するタスクは、問題なく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。負荷がかかるタスクを快適に処理したければ16GBメモリ搭載モデルを検討するのもありでしょう。

メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 3Dゲーム、動画/画像編集といった、負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。

【ストレージ】
ストレージはSSD搭載モデルを選択可能。HDD搭載モデルは用意されていません。高速アクセスできるPCIe NVMeタイプのSSDを搭載しています。
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
容量は256GB/512GB/1TB搭載モデルを選択できます。ぼくが購入したのは256GB搭載モデル。購入直後のストレージの空き容量は179GBでした。

大容量データを保存するには心許ないので、大きな容量のデータを保存するニーズがある人は、512GB/1TBのSSD搭載モデルを選択するか、別途外付けのストレージを用意した方がいいと思います。

【グラフィックス】
グラフィックスは、CPU内蔵タイプのインテル Iris Xe グラフィックスを搭載。従来のCPUに搭載されていたインテルUHDグラフィックスに比べて性能が向上しています。

選択できるのはCPU内蔵タイプのみ。高性能なカードタイプのグラフィックスは選択できない仕様になっているので、高い描画処理能力を必要とするクリエイティブワークやゲームのメインマシンとして使用するのはちょっと難しいと思います。

グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX20シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
【光学ドライブ】
光学ドライブは搭載していません。

【WiFi6対応モデル有り】
Inspiron 15 Intel(5502)には、最新の通信規格であるWiFi 6(IEEE802.11ax)に対応したモデルが用意されています。

規格
周波数
最大通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax(WiFi6) 2.4GHz/5GHz 9.6Gbps

WiFi6に対応した環境を構築している場合、WiFi6対応モデルを選択すると、従来と比べて最大通信速度がアップするため、快適なネット生活を楽しめます。

次に、パッケージ別のスペックをチェックしてみましょう。

【Inspiron 15 Intel(5502)のパッケージ別のスペック】
 
プレミアム
プラチナ(WiーFi6搭載)
プラチナ(大容量メモリー&SSD・WiーFi6搭載)
 液晶
(最大解像度)
15.6インチ
非光沢
(1920×1080)
CPU
第11世代 インテル Core i5-1135G7
第11世代 インテル Core i7-1165G7
メモリ
8GB, 1x8GB, DDR4, 3200MHz
16GB, 2x8GB, DDR4, 3200MHz
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
1TB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテル Iris Xe グラフィックス 
WiFi6
×
バッテリー
4セル バッテリー, 53WHr
3セル バッテリー, 40WHr 
4セル バッテリー, 53WHr
カラー
プラチナシルバー
プラチナシルバー
エデン
リバーロック
最小構成価格 (税込・配送料込)
87,978円
106,678円
124,278円

(上記価格はクーポン適用前の価格です。クーポン適用すると、さらに安く購入できます)

現在、プレミアム/プラチナ(WiーFi6搭載)/プラチナ(大容量メモリー&SSD・WiーFi6搭載)の3つのパッケージが用意されています(それぞれのパッケージには、Office無し/付きモデルが用意されています)。

スペックが異なるのはプロセッサ/メモリの容量/SSDの容量/バッテリ容量/WiFi6の対応の有無/カラーリングの6つ。性能的には、プレミアム<プラチナ(WiーFi6搭載)<プラチナ(大容量メモリー&SSD・WiーFi6搭載)という順位付けとなり、プラチナ(大容量メモリー&SSD・WiーFi6搭載)が最も高いパフォーマンスを発揮できる仕様になっています。

3)アルミカバーを採用することにより、高い質感を実現
Inspiron 15 Intel(5502)は、アルミニウム製のカバーを採用しているため、樹脂製ボディに比べて高い質感を実現しています。
光が当たったときのアルミニウム素材特有の反射がとても綺麗。
指紋や汚れもつきにくいです。
細かいところまでしっかり作り込まれたデザインです。
液晶の外枠は白、キーボードはシルバーのツートンカラーを採用。軽快な印象を与えます。
キーボードとパームレスト部分は同じカラーリングが採用されています。
パームレスト部分にもアルミニウムが用いられているため、触るとひんやりします。ずっと触っていてもべとつきにくいですね。
非常にスタイリッシュなデザインに仕上がっていると思います。
底面部も同じカラーリングを採用しているため統一感があります。触った感触では、底面部にはアルミではなく樹脂が用いられているようです。
カラーリングは、プラチナシルバー(上の画像の左)、エデン(真ん中)、リバーロック(右)の3色が用意されています(プレミアムモデルではプラチナシルバーのみ選択可能)。レビュー機はプラチナシルバーです。
4)使い勝手をチェック
Inspiron 15 Intel(5502)の使い勝手をチェックします。
■起動時間
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→16.77秒 / 2回目→16.58秒 / 3回目→16.71秒

このぐらいの速度で起動してくれるのであれば、それほど待たされる感じはしません。
■リフトヒンジを採用
Inspiron 15 Intel(5502)では、リフトヒンジを採用。
ディスプレイを開くと、ディスプレイの底の部分(背面部)が接地する形になり、キーボードと机の間にスペースができるため、エアフローが改善されます。

またキーボードが少し傾斜するため操作がしやすくなります。
接地する背面部には、樹脂が用いられており、傷がつきにくような仕様になっています。
近づいてみると、多角形の形状をしており、安定性を確保できるようになっているのがわかります。
■搭載している端子類
搭載している端子類は、
HDMI1.4×1
USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort/PowerDelivery対応)×1
USB 3.2 Gen 1×2
ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1
microSDカードリーダー
です。

有線LAN端子は用意されていないので、有線でネットに接続する必要がある場合には注意が必要です。
Inspiron 15 Intel(5502)に搭載されているUSB端子は次のとおり。
USB端子
最大転送速度
本モデルでの搭載
個数/場所
USB 2.0 Type-A 0.48Gbps × -
USB 3.2 Gen 1 Type-A 5 Gbps 2個/
左側面部・
右側面部に1個ずつ
USB 3.2 Gen 2 Type-A 10 Gbps × -
USB 3.2 Gen 2 Type-C 10 Gbps 1個/左側面部
従来から使われているUSB Type-A端子(2個)と、より小さくて前後の向きのないType-C端子(1個)を搭載。
USB Type-C
説明
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 3 最大40Gbpsで転送可能 × Thunderbolt 3対応機器と接続する必要あり
Inspiron 15 Intel(5502)に搭載されているUSB Type-C端子で使える機能は上の表のとおり。Alit Mode DisplayPortとPowerDeliveryに対応しているため、USB TypeC-端子を使って、外部映像出力および受給電が可能です。
■外部映像出力
Inspiron 15 Intel(5502)に搭載されている映像出力端子は次のとおり。
映像出力端子
個数/場所
用途
備考
HDMI 1.4 1個/左側面部 映像+音声 -
USB Type-C
(Alt Mode-DisplayPort対応)
1個/左側面部
映像+音声
本モデルはUSB Power Deliveryに対応してるので、ケーブル一本で映像出力と充電が可能
外部映像出力端子を経由して外部モニタに接続することで、大画面にデータを表示できるようになるため、作業効率をアップできます。
USB Type-C入力端子を搭載したモニタを用意している場合、対応するUSB Type-Cケーブルを接続すれば、外部映像出力と充電を一本のケーブルで済ますことができるため、非常に便利です。
上の画像は、USB Type-C入力端子を搭載した24インチモニタ(U2421HE)にUSB Type-Cケーブル経由で外部出力しているところ。
USB Type-Cケーブル1本接続するだけで、外部映像出力と
充電を同時に実行しています。ただし、充電も同時に実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。Inspiron 15 5502の場合、65W型のACアダプタを採用していますが、モニタ(U2421HE)は最大65Wの電源を使用できるため、充電可能です。
USB TYPE-C端子に加えて、HDMI端子を介して外部モニタに接続することで3画面同時出力を実行することができます。
3画面同時出力を実行すると、かなり広い表示領域を確保できるので、作業効率をアップさせることができます。
■バッテリ駆動時間
Inspiron 15 Intel(5502)ではモデルに応じて、
・3セルバッテリー40WHr
・4セルバッテリー53WHr
を搭載しています。

Inspiron 15 Intel(5502)の場合、室内で使うことが多いでしょうから、あまりバッテリの持ちを気にしなくていいかもしれませんが、バッテリ駆動時間を重視する場合には、4セルバッテリ搭載モデルを選択してください(レビュー機は4セルバッテリー53WHr搭載モデルです)。

実際にどのくらいバッテリが駆動するのか、計測してみました。
レビュー機で、輝度80%/電源モード(バッテリー):高パフォーマンスの状態で、YouTubeで標準サイズの動画を視聴しながら、文字入力/Web閲覧を実行した場合、1時間で約7%、3時間45分で50%のバッテリを消費しました。
経過時間
バッテリ使用率
経過時間
バッテリ使用率
30分 7% 3時間 40%
1時間 14% 3時間45分 50%
2時間 27% 4時間 53%
これに基づくと、フル充電の状態から約7.5時間バッテリを駆動させることができる計算になります。
バッテリ消費の大きい動画をずっと視聴し続けるケースはあまりないと思うので、実際にはもう少しバッテリ駆動時間は延びると思います(バッテリ駆動時間は、使い方・環境によって大きく異なるので、あくまで参考としてください)。
■充電時間をチェック
Inspiron 15 Intel(5502)で実際に充電してみました。バッテリ残量0%の状態から、本体をスリープにした状態で充電を実行。
経過時間
充電率
経過時間
充電率
10分 8% 90分 71%
30分 24% 120分 92%
60分 47% 150分 97%
結果は上の表のとおり。60分で約47%の充電完了。10分で約8%充電できています。充電率90%ぐらいまではこのスピードで充電できますが、90%を超えると充電スピードが落ちるので、それもよりも充電に時間がかかります。

(前述したように、Inspiron 15 Intel(5502)には、4セルバッテリ搭載モデルと3セルバッテリ搭載モデルが用意されています。レビュー機は4セルバッテリ搭載モデル。容量の小さな3セルバッテリ搭載モデルの場合、もっと短時間で充電できる可能性があります)
Webサイトの説明によると、Inspiron 15 Intel(5502)は急速充電に対応しています。ExpressChargeにより、最短60分で最大80%の充電が可能とのこと。
ExpressChargeを利用するには、同梱されるDell Power Mangerツール(利用するには最新版のダウンロードが必要)で「ExpressCharge」をオンにする必要があります。
「バッテリ情報」-「バッテリ設定」を確認すると、デフォルトでは「適応」になっています。バッテリ設定の最適化が実行されるため、このモードが推奨されています。前述した充電も、この「適応」で実行しました。
急速充電したい場合には、「ExpressCharge」を選択して「適用」をクリックします。
■指紋認証
オプションで指紋認証センサーを搭載可能。レビュー機はセンサー搭載モデルです。
キーボード右上の電源ボタンにセンサーが配置されています。

指紋認証を使うことで、セキュリティを強化できるうえ、キーボードなしでログインできるようになります。
■サウンド
スピーカーを2つ搭載したデュアルスピーカーシステムを採用。
スピーカーは底面部の左右に配置されています。この位置にスピーカーがあると、机に反射する形になり、音に広がりが出ます。

実際に音楽を聴いてみましたが、クリア感はあります。ちょっと重低音が足りない感じはしますが、高音がシャカシャカしたり、こもったりすることはありません。Inspiron 15 5502は音質にこだわるPCとしては位置づけられてないので、個人的にはこのレベルで十分だと感じました。
同梱されているツール内のプロファイルやイコライザを使えば、自分好みのサウンドにチューニングすることができます。
■計算機ツールを用意
計算機ボタン(delteキーの右横のボタン)を押せば、すぐに計算機ツールを起動することができます。
ちょっと計算したいときに便利です。
5)各パーツをチェック
Inspiron 15 Intel(5502)の各パーツをチェックします。
ディスプレイには15.6インチパネルを搭載。最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。
大きめの画面のため、すごく見やすいですね。
非光沢パネルを採用しています。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
非光沢パネルは、映り込みが発生しにくいため、角度を調整する必要がないうえ、長時間見続けたときの眼の疲れを軽減できます。
自分で撮影した風景写真を映し出してみましたが、精細感が高く、色の表現も鮮やか。黒もしっかり表現できています。
広視野角パネルを採用しているため、斜め方向から見ても表示に変化はほとんどありません。
文字潰れもほとんど発生しないので、文字も鮮明に表示されます。
液晶上部にWebカメラを配置。
カメラ使用中は、カメラ右のライトが点灯するため、カメラがどの状態にあるかを確認できます。
キーボード。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
テンキーを搭載しているため、数字を入力する際に便利です。テンキーはちょっと小さめです。
backspaceキー、Enterキーが左のキーと隣接する、デル独自のキーボード配列を採用。backspaceキーとEnterキーが小さめのため、慣れるまではちょっと押しづらいかもしれません。
キートップはそれほどつるつるしていません。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は、標準的なノートPCと同程度。
個人的にはちょっと浅めに感じますが、使いづらさは感じません。ボディがすごくスリムに仕上がっているので、キーストロークがある程度浅くなるのは仕方ないですね。カチャカチャという打鍵音もそれほど大きくありません。打鍵感は柔らかめ。
キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。
フルサイズのキーボード(19mm)と比べると若干狭めですが、このぐらいの差であれば、そんなに窮屈な感じはしません。
キーボードには白色のバックライトを装備。暗い環境でも快適にキーボードを使うことができます。明るさは2段階の設定が可能。
F5キーを押すことで、明るさの設定・オン/オフの切り替えを実行できます。
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
表面がすごくすべすべしていて滑りがいいです。反応も良好で、思ったところにポインタをさっと移動することが可能。
クリックボタン部分の反応も良好。押しても反応しなかったり、反応が遅かったりすることはほとんどありません。押し込む深さもちょうどいい感じ。軽く押すだけで反応してくれます。押した時の音もそれほど大きくありません。
右側面部。
写真左から順に、microSDカードリーダー、USB 3.2 Gen 1、ヘッドホン/マイクロフォンコンボ端子が配置されています。
microSDカードリーダーにmicroSDカードを奥まで差し込んだところ。少しだけカードがはみ出しているのがわかります。
右側面部のすべての端子類にデバイス・ケーブルを接続してみました。
左側面部。
写真左から順に、電源ジャック、HDMI 1.4、USB 3.2 Gen 1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort/PowerDelivery対応)が配置されています。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
左右の側面部の端子類にケーブル/デバイスを接続するとこんな感じになります。キーボード手前側に端子類が配置されていないので、キーボードを操作するときにケーブル/デバイスが邪魔になることはないと思います。
前面部。液晶を開くときに指が引っかかりやすいよう設計されています。
背面部に端子類は配置されていません。
底面部。通気孔が大きめにとられているのがわかります。継ぎ目はない仕様になっているので、簡単には筐体内部にアクセスできない構造になっています。天板部と同じカラーですが、天板部にはアルミカバーが使われているのに対し、底面部にはおそらく樹脂製が用いられています。
6)同梱物をチェック
Inspiron 15 Intel(5502)の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。 。
ACアダプタは軽く握れる程度の大きさ。
立方体の形状をしています。
レビュー機は、4セルバッテリを搭載しているため、65W型のACアダプタを採用。マニュアルを確認したところ、45W型のACアダプタの記載もあるので、容量の小さな3セルバッテリ搭載モデルには45W型のACアダプタが同梱されるのかもしれません。
ケーブルは専用端子を採用。
左側面部にある電源端子に接続して使用します。充電時、端子の右にあるランプが点灯します。
電源ケーブルは破断を防ぐため太めのつくり。
各部名称などを示したペーパーも同梱されています。簡易なつくりなので、詳細な情報を入手したければ、Webサイトのマニュアルを参照する必要があります。
まとめ
以上、Inspiron 15 Intel(5502)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・15.6インチ液晶搭載ノートPC
・アルミ製カバーを採用
・第11世代インテルCore i5/i7(Tiger Lake)プロセッサ搭載モデルを選択可能
・WiFi6対応モデルを用意

15.6インチという大きめのパネルを採用。アルミ製カバーを採用することでスタイリッシュなデザインを実現しています。

第11世代インテルCore(Tiger Lake)プロセッサを搭載しており、Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生といったライトユースでは十分な性能を発揮することが可能です。

15インチノートとしてはボディはコンパクト/スリムなので、いろんなシーンで使いたい大画面ノートPCを探している人にオススメです。