Alienware 13 レビュー

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DELL
Alienware 13レビュー
Alienware 13は、13インチ液晶を搭載したコンパクトノート。現時点でAlienwareノートシリーズには、13インチ/15インチ/17インチの3つのモデルが用意されており、Alienware 13は、DELLが展開するAlienwareブランドのノートとしては最も小さなボディを備えたノートでありながら、デスクトップと同等クラスの性能を発揮できることを謳っています(Alienwareノートのラインアップについてはこちら)。

つまりコンパクトさゲームを快適に楽しめる性能の高さを両立させたノートだということができます。


またゲーミングノートらしい奇抜なデザインも大きな特徴の1つ。

なので、コンパクトな高性能ノートを探している人、他の人とはひと味違うノートを使いたい人、外出先でもゲームを楽しみたい人にお勧めしたいスペックに仕上がっています。

【レビュー目次】
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1)ゲーミングPCらしい近未来的なデザイン
デザインは、これまでのAlienwareノートを踏襲しています。

Alienware 13 レビュー
フレームにマグネシウム合金、ボディにアルミニウム素材を採用することで、Alienwareらしい近未来的なイメージを醸し出しています。

Alienware 13 レビュー
全体的によく作り込まれたデザインになっています。非常に完成度が高いですね。


天板部分は、3枚の板を貼り合わせたようなデザインになっています。


中央上部にあるAlienwareのマーク、その下の斜めのラインにはイルミネーションが配置されており、怪しく光ります。


このあたり、ゲーミングマシンらしい遊び心が盛り込まれていますね。


イルミネーションのカラーは、同梱されているソフトウェアを使って、各パーツごとに自在にカスタマイズできます。




こんな感じに怪しく光らせることが可能。暗い環境でゲームに専念したいとき、ゲームの世界に浸ることができます。
2)コンパクトなボディ


Alienware 13は、13.3インチ液晶搭載ノート。Alienwareブランドのノートの中では最も小さな液晶を搭載したコンパクトマシンです。


上の写真の左から順にAlienware 13/Alienware 15/Alienware 17が並んで展示されています(DELLイベントで撮影)。こうして比較するとAlienware 13の小ささがよくわかると思います。



重量は最小構成時で約2.06kg。一般的な13インチノートよりも重いですが、それでも高性能なゲーミングマシンということを踏まえれば、なんとか外に持ち出して楽しむことができる重さだと思います。外出先でもゲームを楽しみたいという人にとって、この軽さ/コンパクトさは魅力でしょう。


雑誌と比較するとこんな感じ。ボディが非常にコンパクトなのがわかります。


厚みは約27.9mm。最近は薄さにこだわったゲーミングノートが登場していますが、このAlienware 13では、性能を重視しており、放熱効果を高めるため、それほど薄くはなっていません。あくまで性能重視のマシンです。


液晶を開いたところ。


Alienware 13を持ってみました。ボディの小ささがわかると思います。


前から見たところ。




ボディが小さいので、操作中に片手で持ち歩くことも可能。ボディの剛性も高く、片手で持っているときにたわんだりする感じはありません。安心して持ち運べます。


この大きさであれば、デスクトップの横に置いてサブマシンとして使うのもありかも。


机の上に置いても、それほど大きな設置面積をとりません。

3)ALIENWARE Graphics Amplifierに接続して性能アップ可能

興味深いのは、グラフィックスブースター「ALIENWARE Graphics Amplifier」を選択することができ、専用ドッグを介して接続することでグラフィックの性能をアップさせることができる点です。

ALIENWARE Graphics Amplifierには、460Wの電源を内蔵。なので、デスクトップ用グラフィックスカード「NVIDIA GeForce」および「AMD Radeon」をそのまま装着してグラフィックパワーをアップできるというわけです。この結果、DELLが「デスクトップよりも"速い"」と謳う性能の高さを実現できます。

つまり、家で使うときはこのGraphics Amplifierに接続することで、ハイエンドデスクトップ並みのグラフィック処理能力を実現しつつ、外にも持ち歩けるコンパクトさを確保するという、ゲーム好きにはたまらない仕様になっています。


詳しくは、ALIENWARE Graphics Amplifierレビューを参照してください。
4)ハイパフォーマンスな構成
【Alienware 13のパッケージ別スペック一覧】
 
Alienware 13
 
スタンダード
プレミアム
プラチナ
液晶
(最大解像度)
■13インチ アンチグレア フルHD (1920 x 1080)IPS液晶ディスプレイ
■13.3インチ QHD+ (3200 x 1800) IGZO IPS TrueLife 400-nits ディスプレイ タッチ テクノロジー付き
■13.3インチ QHD+ (3200 x 1800) IGZO IPS TrueLife 400-nits ディスプレイ タッチ テクノロジー付き
CPU
第6世代インテル Core i5-6200U (デュアルコア, 3MB キャッシュ, 最大 2.8GHzまで可能 ターボ・ブースト付き)
■第6世代インテル Core i7-6500U (デュアルコア, 4MB キャッシュ, 最大 3.1GHzまで可能 ターボ・ブースト付き)
メモリ
■8GB DDR3L at 1600MHz (4Gx2)/
■16GB デュアルチャネル DDR3L at 1600MHz (8GBx2)
ストレージ
■500GB 5400RPM ハイブリッド (8GB キャッシュ) SSD SATA 6Gb/sD/
■256GB PCIe SSD/
■512GB PCIe SSD
■256GB PCIe SSD/
■512GB PCIe SSD
光学ドライブ
×
グラフィックス
■NVIDIA GeForce GTX 960M 2GB GDDR5
寸法
(cm)
幅: 328 mm
高さ: 27.9mm
奥行:235 mm
最小重量
(kg)
2.06kg
価格
(税抜/配送料込)
159,980円
179,980円
229,980円


最新モデルでは、CPUに第6世代インテルCore i5-6200U/Core i7-6500U を選択可能。グラフィックスには、ハイエンドな性能を誇るNVIDA GeForce GTX960Mを搭載できます。このCPU+グラフィックスの組み合わせにより、ゲームを楽しむ上で重要となる、高精細で滑らかな映像を再現することが可能です。

ストレージには、HDDの他に、高速アクセス可能なSSDを選択可能です。光学ドライブは搭載されていません。

また通常のUSB 3.0端子に加えて、USB Type-C端子が搭載されています。USB Type-C端子は、SuperSpeed USB 10 Gbps(USB 3.1)およびThunderbolt 3 テクノロジーをサポートしています。

映像出力端子としてHDMI端子を装備しているほか、LANポートも搭載しています。

次にAlienware 13のパフォーマンスをチェックしてみましょう。

レビューしたマシンはプレミアパッケージ。第6世代インテル Core i7-6500U+8GBメモリ+NVIDA GeForce GTX960Mグラフィックという構成になっています。ストレージには256GB PCIe SSDを搭載。


CINEBENCH R15ベンチマークで、グラフィック処理能力をテストしてみました。


グラフィック処理能力の結果は上のとおり。さすがにノートブックとしては高性能なGeForce GTX960Mを搭載しているだけあって、高い処理能力を発揮できるのがわかります。


バイオハザード6のベンチマークテストの結果はA。「現在の設定で、快適な動画が見込めます」。

ベンチマーク中は少し大きな音がしますが、負荷のかかっていない状況ではすごく静かです。あとずっと電源をオンにしていると底面部が少し熱くなります。


またAlienware 13ではサウンドにもこだわっています。スピーカーは両側面部に配置されています。


サウンドには、全米のオーディオ市場で高い評価を受けているKlipschのシステムを採用。重低音が響くほか、高音の伸びも素晴らしい。ゲームを楽しむ場合、映像に加えて、臨場感溢れるサウンドも重要ですが、その点でもAlienware 13に抜かりがありません。


同梱されている専用ツールを使って、サウンドを自分好みにカスタマイズすることも可能です。

5)各パーツをチェック
5-1)液晶


液晶は13インチパネルを搭載。非光沢のフルHD(1920×1080)ノングレア液晶パネル/光沢タイプのQHD+ (3200 x 1800)タッチパネルの選択が可能です(最上位モデルのプラチナではタッチパネルのみを選択可能)。


レビューしたマシンは非光沢パネルを搭載。非光沢パネルの場合、映り込みが少なくなるほか、目への負担も軽減されます。ゲームを楽しむときは画面を長時間見続けることになるので、ノングレアを選ぶゲーマーも多いみたいですね。

IPSパネルを搭載しているため、色の描写も鮮やかなうえに、広い視野角を確保。斜め方向からみても、表示が淡くなったりすることなく綺麗です。


ノングレア液晶の場合、最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。タッチパネルは非搭載です。

光沢パネルの場合は、より精細度の高いQHD+パネル (3200 x 1800ドット)を搭載。13インチノートとしては非常に広い表示領域を確保できますが、その分、表示は小さくなります。光沢パネルもIPSパネルを搭載。タッチパネルを搭載しているので、指による直感的な操作が可能です。


液晶パネルとフレームが一体となったフレームレスデザインではないので、デザイン的にはちょっと野暮ったい感じがします。


文字つぶれもなく、精細感は高いですね。IPSパネル+非光沢パネルの組み合わせだと、目も疲れにくいうえに、表示も綺麗で鮮明なので、ゲームを長時間楽しむことができると思います。


動画も視聴してみました。


フル画面表示にしてもコマ落ちすることなく、綺麗な映像を楽しめます。これなら動画も堪能できそう。
5-2)キーボード/タッチパッド

キーボード、キーボード周辺部、タッチパッドは黒で統一されています。


テンキーは装備していません。


キーはセパレートタイプではなく、隣とのキーがつながっているタイプ。なので誤って隣のキーを押してしまうことも。最近のノートはセパレートタイプのキーを搭載していることが多いので珍しいですね。


Alienware 13は13インチ液晶搭載のコンパクトノートですが、小さなキーや変則的なキー配置はなく、使いやすいです。


キーの表面は適度なざらつきがあり、滑りにくくなっています。


キーストロークは結構深め。


打鍵感が固く、しっかり押し込まないと反応してくれないこともありました。このあたり、慣れが必要かもしれません。


キーピッチは、デスクトップのキーボー並みの約19mmを確保。


したがって、窮屈な感じはまったくしません。


タッチパッドは、クリックボタンと一体になったタイプを搭載しています。

広さは十分。反応もよく、思ったところにポインタを移動させることができます。


パームレスト部分も十分な広さを確保しています。


キーボードの上部には、エイリアンをあしらった電源ボタンを配置。


電源ボタンを押すと、ボタンが怪しく光ります。ちなみに、その上のAlienwareのロゴも点灯します。


キーボード左上には、各種ステータスランプが配置されており、マシンの状態をチェックできます。
5-3)側面部/底面部

左側面部。ヘッドホン端子、マイク端子、USB3.0端子、電源端子が配置されています。


右側面部にはLAN端子とUSB3.0端子、そしてUSB Type-C端子が配置されています。

USB Type-C端子は、SuperSpeed USB 10 Gbps(USB 3.1)およびThunderbolt 3 テクノロジーをサポートしています。


背面部中央にも端子が配置されています。


右から順にHDMI端子、Alienware Graphics Amplifierに接続するための専用端子が用意れています。


底面部。ブラックとシルバーのツートンカラーになっています。


底面部の3分の1ぐらいは通気孔で占められており、放熱効果を高めるような設計になっているのがわかります。


底面部の中央にあるネジ2つを外すと、筐体内部にアクセスできます。




写真の上にメモリモジュール、下にストレージが配置されているのが見えます。


メモリソケットは合計2つ搭載。メモリモジュールは簡単に取り外すことが可能です。


この構成ではストレージにPCIe SSDを搭載しています。


5-4)ACアダプタ

Alienwareシリーズは、グラフィック処理能力が高いため、多くの電力を消費します。したがって、ACアダプタが大きいモデルが多いのですが、Alienware 13では薄型のACアダプタを採用しています。




写真を見てもわかるとおり、薄型コンパクトです。


ベルトが付いているので、ケーブルを束ねることが可能。


電源ケーブルを含めた重量は約637g。すごく軽量というわけではありませんが、なんとか持ち歩ける重さだと思います。

Alienware 13はコンパクトなボディなので外に持ち出して使いたい人も多いと思います。特に外出先でゲームを楽しみたいときに、ACアダプタは必須となるので、ACアダプタが持ち歩ける重さなのはかなり大きなメリットでしょう。
まとめ


Alienware 13について詳しく解説してきました。特徴をまとめると次のとおり。

・インテル第6世代Core i5/7プロセッサ+NVIDA GeForce GTX960Mグラフィックの組み合わせにより、高い基本性能を誇る
・ALIENWARE Graphics Amplifierに接続することで、デスクトップPC並みの処理速度を実現できる
・コンパクトなボディのため、外への持ち出しが可能。外出先でもゲームを楽しめる
・ノングレア液晶を選択可能。ゲームを長時間楽しみたいときに目への負担を軽減できる
・スタイリッシュなデザイン


Alienware 13は、13インチノートのコンパクトなボディに、シャープで精悍なデザインを施したユニークなノートPCです。基本性能も高い上に、ALIENWARE Graphics Amplifierを接続することで、さらなる性能アップが可能。コンパクトさと高性能性を両立させたいゲーミングユーザーにお勧めです。

→参考:Alienwareトップページ(DELL Webサイト)