DELL Inspiron 15 3000(3583) 解説

DELLパソコンの購入に役立つ情報を提供するサイトです。
Inspiron 15 3000(3583)について詳しく解説します。
HOME > DELLノート製品情報 > Inspiron 15 3000(3583)の特徴解説
  • デル即納モデル
  • DELLデスクトップパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLノートブックパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLパソコンをインチで選ぶ
  • DELLパソコンを筐体で選ぶ
  • DELLパソコンをキャンペーンで選ぶ
  • DELLパソコンをランキングで選ぶ
  • DELLモニタを選ぶ
  • 法人向けデルパソコン
  • デルパソコンカスタマイズ講座
  • 他社パソコン比較購入ガイド
  • HP比較購入ガイド
  • レッツノート比較購入ガイド
  • 富士通パソコン比較購入ガイド
  • レノボ比較購入ガイド
  • Microsoft Surface
DELL
Inspiron 15 3000(3583)の特徴解説
Inspiron 15 3000(3583)は15インチ液晶を搭載したノートPC。

InspironノートのエントリーシリーズInspiron 3000シリーズに位置づけられており、コストパフォーマンスを重視した構成になっています(→参考:Inspiron 3000シリーズの特徴/ラインアップ)。3000シリーズは、価格の安さと実用性の高さからデルのノートPCで高い人気を誇るシリーズです。

(*DELLパソコンの4桁の型番(本モデルの場合「3583」)を確認する方法はこちら)
Inspiron 15 3000(3583)
シリーズ
 
特徴

Inspiron

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリシリーズ
5000シリーズ Inspironシリーズの中間に位置づけられるミッドレンジシリーズ
7000シリーズ Inspironの中で最も性能にこだわったシリーズ
XPS 美しいデザインと高性能を両立させたスタイリッシュなノートシリーズ
Inspiron 15 3000(3583)の主な特徴は次のとおり。

・15インチパネルを搭載
・CPUにCeleronプロセッサを搭載
・高いコスパを実現


ここでは、Inspiron 15 3000(3583)の特徴・スペック等について詳しく解説します。

*Inspiron 15 3000シリーズとして4つのモデル(3583/3502/3501/3505)が用意されています。各モデルの違いについては、次の記事を参照してください。

→参考:Inspiron 15 3000シリーズのスペック比較
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。
1)スペックをチェック(Celeronプロセッサ搭載)
【Inspiron 15 3000(3583)の主なスペック】

IInspiron 15 3000(3583)の主なスペックは次のとおり。価格重視の構成になっています。

 
Inspiron 15 3000(3583)
OS
Windows 10 Home (64ビット) 日本語
Windows 10 Pro (64ビット) 日本語
 液晶
(最大解像度)
15.6-インチ HD (1366 x 768) 非光沢 LED-バックライト 非-タッチ ディスプレイ
タッチパネル
×
CPU
インテル Celeron プロセッサー 4205U (2MB キャッシュ, 1.8 GHz)
メモリ
4GB 1x4GB DDR4 2666MHz
ストレージ
1TB 5400 rpm 2.5インチ SATA HDD
グラフィックス
インテル UHD グラフィックス 610
光学ドライブ
なし
主な端子類
1×SDカードリーダー
1×USB 2.0
1×ウェッジシェイプ ロック スロット
1×LAN
1×HDMI 1.4b
2×USB 3.1 Gen 1
1×ヘッドフォン/マイク オーディオ入力ジャック
カラー
ブラック、スパークリング ホワイト
寸法
高さ: 19.9 mm x 幅: 380.0 mm x 奥行き: 258.0 mm
最小重量
2.03kg

【CPU】
CPUは、Celeronプロセッサ搭載モデルを選択可能。

Inspiron 15 3000シリーズはエントリモデルに位置づけられ、コストパフォーマンスを重視するため、インテルのローエンドプロセッサであるCeleronプロセッサ搭載モデルが用意されています。

CPU
性能
価格
Celeron
低い
低い
Pentium
第10世代Core
第11世代Core
高い
高い


Celeronプロセッサは、メインストリームのインテルCoreプロセッサと比べると非力のため、処理にもたつくことがあります。どうしても価格重視で、Web閲覧/動画再生といった負荷が軽めのタスクがメインであれば、Celeron搭載モデルを検討してみてもいいと思いますが、ある程度のパフォーマンスを確保したいのであれば、インテルCoreプロセッサ搭載モデルがオススメです。

【メモリ】
メモリは4GB搭載モデルを選択可能。4GBのメモリ容量だと、Web閲覧/動画再生といった、比較的負荷が軽めのタスクであれば、それほどストレス無く処理できることが多いと思いますが、ちょっと負荷がかかると処理に時間がかかるシーンに出くわすことがあります。処理性能を重視するのであれば8GBメモリ搭載パッケージが用意されているモデルを選ぶ方がいいと思います。

メモリ容量  
説明

4GB

 


快適
価格重視のモデルで4GBメモリ搭載モデルが用意されることが多いです。価格が安く設定されるのがメリットですが、ちょっと負荷のかかる処理を実行しようとすると、動きがもっさりすることがあるので、できれば8GBメモリ以上のメモリ搭載モデルを選ぶのがおすすめ。
8GB 一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。

【ストレージ】
ストレージはHDD搭載モデルを選択可能。SSD搭載モデルは用意されていません。HDDは、SSDと比べて、アクセスが遅い/衝撃に弱い、という特徴がありますが、容量あたりの価格が安い、ということでエントリーモデルに搭載されるケースが多いです。

 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。

【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを搭載。エントリータイプとして位置づけられているため、より高性能なカードタイプは選択肢として用意されていません。

【光学ドライブ】
光学ドライブ非搭載となっています。最近は、DVDを使うケースが少なくなってきているので、使用頻度の低い人は、別途外付けのドライブを用意することで、非搭載モデルを選択するのもありだと思います。

 
利便性
ボディのコンパクトさ/重量
価格
光学ドライブなし
(ボディが薄い/軽い)

(価格が安い)
光学ドライブあり
(いつでも使える)

非搭載モデルにすることで、ボディがスリム/軽量化されるので、扱いやすくなります。

Celeronプロセッサ+4GBメモリ+HDDという基本構成のため、性能的にはそれほど高くありません。しかしスペックを抑えることで安さを実現しているので、低価格の15インチノートPCを探している人には魅力的だと思います。
2)15インチ液晶搭載ノートPC
Inspiron 15 3000(3583)は、15インチ液晶パネルを搭載したノートPC。大きめの画面を搭載しているため、ディスプレイを見やすいと思います。
液晶の外枠(ベゼル)は厚め。今流行のスリムベゼルではありません。価格従姉のエントリーノートPCなので、デザイン面での配慮は二の次のようです。
重量は2.03kg。標準的な15インチノートPCと同程度の重さです。外に持ち出すにはちょっと重いので、据え置きタイプとして使うのが適しています。
カラーバリエーションはスパークリングホワイト/ブラックの2色が用意されています。

New Inspiron 15 3000
スパークリングホワイト。軽快な印象を与えます。

New Inspiron 15 3000
ブラック。落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
3)使い勝手をチェック
■搭載している端子類
搭載している端子類は、
・HDMI1.4×1
・USB 3.1 Gen 1 Type-A×2
・USB 2.0×1
・LANポート
・ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1
・SDカードリーダー
です。

Inspiron 15 3000(3583)に搭載されているUSB端子は次のとおり。
USB端子
最大転送速度
本モデルでの搭載
個数/場所
USB 2.0 Type-A 0.48Gbps 1個/
右側面部
USB 3.2 Gen 1 Type-A 5 Gbps 2個/
左側面部
従来から使われているUSB Type-A端子を3個搭載。より小さくて前後の向きのないType-C端子は非搭載です。
■外部映像出力
Inspiron 15 3000(3583)に搭載されている映像出力端子はHDMIのみです。
映像出力端子
個数/場所
用途
HDMI 1.4 1個/左側面部 映像+音声
HDMI外部映像出力端子を経由して外部モニタに接続することで、大画面で表示できるようになるため、作業効率をアップできます。
■指紋認証
指紋認証リーダーがオプションとして用意されています。指紋認証リーダーはパームレストに配置されます。
4)各パーツをチェック

【液晶】
ディスプレイには15.6インチパネルを搭載。1366×768ドットのパネルを搭載したモデルを選べます。

最大解像度
メリット
デメリット

1366×768ドット

・価格が安い
・表示が大きく見やすい
・表示領域が狭い
・精細感が低い
1920×1080ドット ・表示領域が広い
・精細感が高い
・価格が高い
・表示が小さい
1366×768ドットパネルは価格は安いのですが、表示領域が狭くなる/精細感が低いというデメリットをもたらします。

価格重視のモデルなので1366×768ドットパネルのみを用意しているのだと思いますが、 せっかく15.6インチという大きめのパネルを搭載しているので、1920×1080ドットパネルのオプションも用意してくれるとありがたいんですけどね。
マニュアルで確認したところ、1366×768ドットのHDパネルはTNパネルを採用しているという記載がありました。
 
メリット
デメリット
TN ・価格が安い
・応答速度が速い
・色表現が淡い
・青みがかった表示
・視野角が狭い
IPS ・色表現が優れている
・視野角が広い
・価格が高い
TNパネルのメリット/デメリットは上のとおり。
 
画面表示
視野角
価格
TN 淡い


綺麗
狭い


広い
安い


高い
IPS
TNパネルはコストが安いため価格を重視するモデルに搭載されることが多いです。IPSパネルと比べると、若干ぼやけた表示になる/視野角が狭い/色の鮮やかさに劣る、といったデメリットがあります。


色の表現/視野角の広さではIPSパネルの方に軍配が上がります。価格の安さを追求するのであればTNパネルですが、映像を楽しみたいニーズがあるのなら、IPSパネル搭載モデルを選ぶことをオススメします。
Inspiron 15 3000(3583)では非光沢タイプのパネルを採用しています。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
非光沢パネルは、映り込みが発生しにくく、長時間見続けたときの眼の疲れを軽減できます。角度の調整も不要です。
タッチパネルは非搭載です。
【キーボード】
New Inspiron 15 3000
キーボードは個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。テンキーを搭載しているので、数字を頻繁に入力する必要がある場合に便利です。フルサイズなので窮屈さは感じないと思います。防滴キーボードなので、誤って飲み物をこぼしても安心です。

【右側面部】
New Inspiron 15 3000
右側面部。1. SDカード リーダー | 2.USB 2.0 | 3.ウェッジ型ロックスロットが配置されています

【左側面部】
New Inspiron 15 3000
左側面部。4.電源 | 5.HDMI 1.4b | 6.RJ45 | 7.USB 3.1 Gen 1 | 8.USB 3.1 Gen 1 | 9.ヘッドフォンとマイク入力ジャックが配置されています。

まとめ
New Inspiron 15 3000
以上、Inspiron 15 3000(3583)について解説しました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・15インチパネルを搭載
・CPUにCeleronプロセッサを搭載
・高いコスパを実現


Inspiron 15 3000(3583)は、スペックを抑えめにすることにより、安さを実現したエントリーノートPCです。 Celeronプロセッサ+4GBメモリ+HDDという構成のため、パフォーマンスにこだわる人には不向きですが、15インチという大型液晶パネルを搭載したノートPCがこの安さで手に入るのでお得感は高いと思います。低価格の大画面ノートPCを探している人にオススメです。