デル XPS 17(9710)実機レビュー

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デル XPS 17(9710)について詳しく解説します。
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デル XPS 17(9710)実機レビュー
XPS 17(9710)は、17.0インチ液晶を搭載したノートPC。デルのハイエンドブランドXPSシリーズに属しています。

XPSシリーズノートPC最新ラインアップ
デル17インチノートPC最新ラインアップ
XPS17(9710)レビュー
シリーズ
 
特徴

Inspiron

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリシリーズ
5000シリーズ Inspironシリーズの中間に位置づけられるミッドレンジシリーズ
7000シリーズ Inspironの中で最も性能にこだわったシリーズ
XPS 美しいデザインと高性能を両立させたスタイリッシュなノートシリーズ
XPS 17(9710)の主な特徴は次のとおり。

・4辺スリムベゼル採用
・非常にスリム/コンパクトな17インチノートPC
・アルミボディのスタイリッシュデザイン
・第11世代インテルCoreプロセッサを搭載
・4K+パネル搭載モデルが用意されている
・Adobe RGB100%カバー/DCI-P3 94%カバーのディスプレイ搭載
・NVIDIA GeForce RTX3050/3060グラフィックス搭載モデルを選択可能
・4つのUSB TypeC端子すべてがAlt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 4に対応


液晶の4つの外枠(ベゼル)がスリムな4辺スリムベゼルを実現。画面への没入度を高めることができるうえに、ボディのコンパクト化に貢献しています。

さらに第11世代インテルCoreプロセッサ+NVIDIA GeForce RTX3050/3060搭載モデルを選択できるため、高い処理能力/描画処理能力を発揮できる構成に仕上げることができます。

【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】スプレマシー
第11世代インテルCore i9-11980HKプロセッサ/32GBメモリ/512GB SSD//NVIDIA GeForce RTX3060
dell
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1)4辺スリムベゼルを採用
XPS 17(9710)では、パネルの4つの外枠(ベゼル)がすごく狭いスリムベゼルデザインを採用。
このおかげで、画面への没入度を高められるほか、ボディをコンパクトにすることができ、17インチディスプレイ搭載モデルでありながら、15インディスプレイ搭載モデルと同等のサイズを実現しています
また、一般的なパネルの縦横比率は16:9ですが、XPS 17(9710)では16:10のパネルを採用。縦方向に広く表示できるので、縦にスクロールすることの多いアプリケーションを使用するときなどに見やすいと思います。
縦に大きいパネルを採用していることに加えて、画面サイズが17インチとノートPCとしては大きいので、前に座るとパネルの存在感が半端ないです。なので画面への没入度も高めることができます。これだけパネルが大きいと、外部モニタに接続しなくても、ある程度快適に作業に打ち込めると思います。
縦横比16:9のパネルを搭載した24インチ液晶モニタと比較するとこんな感じ。やっぱり17インチは大きいですね。
2)アルミボディのスリムデザイン
XPS 17(9710)ではアルミニウムボディを採用。CNC機械加工で削り出されているため、精密な仕上がりになっています。
洗練されたデザインに仕上がっていますね。
天板部はマット調の仕上がりですが、側面部および背面部は光沢加工仕上げになっています。
光が当たると非常に煌びやか。デザイン上のアクセントになっています。
よく見ると、背面部にはヘアライン加工が施されています。細かいところまで配慮されたデザインです。
底面部にもアルミを採用。天板部と同じのため統一感があります。
照明の下では、また違った趣になります。やはりアルミボディは洗練された印象を与えますね。
カラーリングはシルバー&ブラックのみ。
ボディの外側にシルバー、内側にブラックを採用しており、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
キーボードの周囲(パームレスト部分)には、強度が高くて軽いカーボンファイバを採用することにより、軽量化を実現しています。上の画像を見ると、カーボンファイバ特有の模様が浮き出ているのがわかります。
厚さは約19.5mm。高性能グラフィックスを搭載できる17インチノートPCとしては非常にスリムなボディに仕上がっています。
なのですごく掴みやすい。
しっかりホールドできます。
シルエットもすごくシャープです。
B5サイズのノートと比べてみました。
Webサイトに掲載されている重量は、タッチ非対応モデルの最小重量が2.21kg、タッチ対応モデルが2.42kg。実際に測定したところ2.468kgでした(タッチ対応モデル)。
最小構成だと一般的な15インチノートPCと同じくらいか、ちょっと重いくらいの重量です。これぐらいの重さなら、がんばればなんとか外に持ち出して使えかな。
ただし、それなりに重いので気軽に持ち歩くのはちょっと厳しいと思います。
脇に抱えて持ったところ。これぐらいの重さであれば、通常は据え置きタイプとして使用し、必要に応じて室内を移動させる、どうしても必要なら覚悟して外に持ち出す、ぐらいの使い方が妥当でしょうね。
高い強度を誇るアルミニウム/カーボンファイバが採用されているため、ボディの強度は非常に高いですね。持ちあげているときにボディのよじれを感じることありません。安心して持ち運べます。
17インチという大きめのディスプレイを採用しているので、ボディもそれなりに大きいのですが、スリムベゼルを採用していること/縦長のパネルを採用していることから、左右の幅があまりなく、ビジネスバックからの出し入れも割とスムーズ。それほどボディの左右の部分が引っかかることなく取り出せます。
ディパックからもスムーズに取り出せます。ボディが重いので、持ち運ぶ際はディパックの方がいいかもしれません。
3)高パフォーマンスを発揮できるスペック
XPS 17(9710)の主なスペックは次のとおり。

(追記:後継モデルとしてNew XPS 17(9720)が登場したのでスペックを比較してみました。→参考:XPS 17(9720)詳細情報)
 
【参考】
XPS 17(9710)
New XPS 17(9720)
ディスプレイ
(最大解像度)
■17.0 FHD+ (1920 x 1200) フレームレス 非-タッチ非光沢 500-Nit ディスプレイ

■17.0インチ UHD+ (3840 x 2400) フレームレス タッチ 反射防止 500-Nit ディスプレイ
反射防止 500-Nit ディスプレイ
■17.0 FHD+ (1920 x 1200) フレームレス 非-タッチ非光沢 500-Nit ディスプレイ

■17.0インチ UHD+ (3840 x 2400) フレームレス タッチ 反射防止 500-Nit ディスプレイ
反射防止 500-Nit ディスプレイ
CPU
■第11世代インテル Core i7-11800H (24MB キャッシュ, 最大 4.6 GHzまで可能, 8 コア)
■第11世代インテル Core i9-11900H (24MB キャッシュ,最大 4.9 GHzまで可能, 8 コア)
■第11世代インテル Core i9-11980HK (24MB キャッシュ, 最大 5.0 GHzまで可能, 8 コア)
■第12世代 インテル Core i7-12700H (14 コア,24MB キャッシュ, 最大 4.7 GHz まで可能 )
メモリ
■16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
■32GB DDR4 3200MHz, 2x16GB
■64GB DDR4 3200MHz, 2x32GB
■16GB,2x8GB,DDR5,4800MHz
■32GB,2x16GB,DDR5,4800MHz
■64GB,2x32GB,DDR5,4800MHz
ストレージ
■512GB M.2 PCIe NVMe SSD
■1TB M.2 PCIe NVMe SSD
■2TB M.2 PCIe NVMe SSD
■512GB M.2 PCIe NVMe SSD
■1TB M.2 PCIe NVMe SSD
■2TB M.2 PCIe NVMe SSD
光学ドライブ
×
×
グラフィックス
■NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6 [60W]
■NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6 [70W]
■NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6
搭載端子
4 x Thunderbolt 4(USB Type-C)、DisplayPortおよび電源供給に対応
1 x 3.5mmヘッドフォン/マイクロフォン コンボ ジャック
1 x SDカード リーダー
4 x Thunderbolt 4(USB Type-C)、DisplayPortおよび電源供給に対応
1 x 3.5mmヘッドフォン/マイクロフォン コンボ ジャック
1 x SDカード リーダー
カラーリング
シルバー
シルバー
寸法
(cm)
248.05mm(奥行き) / 374.45mm(幅) / 19.5m(高さ)
248.05mm(奥行き) / 374.45mm(幅) / 19.5m(高さ)
最小重量
(kg)
2.21 kgi(タッチ非対応、97WHrバッテリー搭載時)2.42 kgi(タッチ対応、97WHrバッテリー搭載時)
2.21 kgi
■CPU
CPUは、第11世代Core i7/i9搭載モデルを用意。ノートパソコンに用いられることの多い末尾に「U」が付いた省電力タイプではなく、「H」の付いた高性能タイプのプロセッサを搭載しています。
CPU 第11世代インテル Core i7-11800H 第11世代インテル Core i9-11900H 第11世代インテルCore i9-11980HK
コアの数 8 8 8
スレッドの数 16 16 16
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.60GHz 4.90GHz 5.00GHz
キャッシュ 24MB 24MB 24MB
コア数が多いため、複数のタスクを同時処理する能力に優れています。

■メモリ
メモリは16GB/32GB/64GB搭載モデルを用意。一般的な用途(Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画再生など)であれば16GBの容量で十分だと思いますが、動画/画像の編集作業などのヘビーな作業を快適にこなしたい、という人向けに32GB/64GBメモリ搭載モデルも用意されています。
■ストレージ
ストレージはSSDのみを搭載。HDDは選択できません。
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
SSDは、HDDに比べて、高速アクセス可能/耐衝撃性に優れる/静か、というメリットがあります。容量512GB/1TB/2TB搭載モデルを選択可能。
■グラフィックス
グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生 ×
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX30シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
グラフィックスには、NVIDIAのハイエンドグラフィックスシリーズであるRTXのグラフィックカード搭載モデルを選択可能。GeForce RTX 3050 4GB GDDR6 /GeForce RTX 3060 6GB GDDR6搭載モデルを選択できます。高い描画処理能力を発揮できるので、動画/画像の編集作業を快適に行うことが可能。

描画処理能力にこだわる大画面液晶搭載ノートPCとして位置づけられています。
4)各パッケージのスペックをチェック
XPS 17 (9710)のパッケージをチェックしてみましょう。
 
プレミアム
プラチナ
スプレマシー
フルカスタマイズ
液晶解像度
17.0インチ
■FHD+ (1920 x 1200)
■UHD+ (3840 x 2400)
CPU
■第11世代インテル Core i7-11800H
■第11世代インテル Core i9-11900H
■第11世代インテル Core i9-11980HK
■第11世代インテル Core i9-11900H
■第11世代インテル Core i9-11980HK
■第11世代インテル Core i9-11980HK
■第11世代インテル Core i7-11800H
メモリ
■16GB
■32GB
■64GB
ストレージ
■512GB SSD
■1TB SSD
■2TB SSD
グラフィックス
NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6 [70W]
■NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6 [60W]
■NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6 [70W]
現時点では、プレミアム/プラチナ/スプレマシーに加えてフルカスタマイズの合計4つのパッケージが用意されています。
・ディスプレイの解像度
・CPUの種類
・メモリの容量
・SSDの容量
・グラフィクス
の5つの項目について選択肢が用意されています。
フルカスタマイズパッケージのみ、NVIDIA GeForce RTX3050をグラフィックスに選択できますが、CPUはCore i7のみが選択肢となります。フルカスタマイズという名前からすると、CPUも全種類選択できるといいんですけどね。
5)パフォーマンスをチェック
XPS 17(9710)のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
【スプレマシー】
第11世代インテルCore i9-11980HKプロセッサ/32GBメモリ/512GB SSD//NVIDIA GeForce RTX3060
ドラゴンクエストX
画質
解像度
スコア
評価
最高品質
1920×1080
10195
すごく快適

負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。「最高品質」で「すごく快適」という評価。

ファイナルファンタジー14
漆黒の反逆者
画質
解像度
スコア
評価
最高品質
1920×1080
9599
非常に快適
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。「最高品質」で「非常に快適」という評価です。
ファイナルファンタジー15
画質
解像度
スコア
評価
標準品質
1920×1080
7144
快適
高品質
1920×1080
6237
快適
重い負荷がかかる「ファイナルファンタジー15 」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。「高品質」でも「快適」に動作するという結果が出ています。
「3Dmark」の「Time Spy」
スコア
6462

描画処理能力を測定するベンチマークソフト「3Dmark」の「Time Spy」のスコアは「6462」。

「3Dmark」の「Fire Strike」
スコア
14473

同じく「3Dmark」の「Fire Strike」のスコアは「14473」。

このように、負荷が高いゲームでも快適に楽しめるという結果が出ています。
第11世代インテルCore i9-11980HKプロセッサ/32GBメモリ/SSD/NVIDIA GeForce RTX 3060グラフィックスというハイスペック構成のため、非常に高い描画処理能力を発揮できるのがわかります。
これなら、ゲームや動画/画像編集などのクリエイティブワークも快適にこなせると思います。
6)特徴/使い勝手をチェック
XPS 17(9710)の特徴/使い勝手をチェックします。
■搭載している端子類
XPS 17(9710)に搭載されている端子類は次のとおり。
・Thunderbolt 3(Power DeliveryおよびDisplayPort対応)×4
・SDカードリーダー
・ヘッドホン/マイクロフォンコンボジャック
USB端子は合計4つ(右側面部に2つ、左側面部に2つ)装備されていますが、すべてType-C端子。前後の向きのない小さな端子なのでデバイス/ケーブルを接続しやすいと思います。なお、従来からあるType-A端子は用意されていないので、Type-A端子を重用している場合は注意が必要です。
ちなみにXPS17(9710)には、「USB-C to USB-A v3.0およびHDMI v2.0変換アダプター」が同梱されています。このアダプタにはUSB Type-A端子とHDMI端子が搭載されています。したがって、このアダプタを介してUSB Type-A接続タイプのデバイスを利用できます。
XPS 17(9710)に搭載されている4つのUSB Type-C端子はすべて、Alt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 4に対応。
USB Type-C
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり
Thunderbolt 4端子と対応機器を接続することで、最大40 Gbpsという圧倒的速さでデータをやりとりすることが可能。これは一般的なUSB 3.1(Gen 1)の約8倍、高速なUSB 3.1(Gen 2)規格の約4倍の速さです。
XPS 17(9710)は、動画/画像編集を念頭に置いた設計になっているため、大容量データのやりとりをするケースが多いと思います。4つのUSB端子すべてがThunderbolt 4に対応していると、どの端子に接続しても高速データ転送できるので非常に便利だと思います。
■映像出力
XPS17(9710)には、外部映像出力端子として、USB Type-C(DisplayPort対応)端子が4個用意されています。一般的に搭載されていることの多いHDMI端子は搭載されていません。
ただし、前述したUSB-C to USB-A v3.0およびHDMI v2.0変換アダプターを使えば、HDMI端子が利用できるようになるため、HDMI入力端子を搭載したモニタに接続できます。
4個あるUSB Type-C端子のすべてで映像出力を試してみたところ、すべての端子で外部出力することができました。
日頃は、大画面モニタに接続して作業する場合には、USB Type-C入力端子を備えたモニタに接続することにより、USB Type-Cケーブル一本で接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に行うことができます。
配線をすっきりさせることができるうえ、個別にケーブルを抜き差しする必要がないのですごく便利だと思います。
ただし、通常速度で充電を実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。XPS17(9710)の場合、130W型のACアダプタを採用しているため、それを上回る電力を供給できる仕様のモニタを用意する必要があります。
試しに最大供給電力が65Wのモニタに接続してみたところ、充電は可能ですが、充電速度が遅くなるという警告が出ました。
HDMI入力端子しかないモニタに接続したい場合には、USB Type-C/HDMI変換アダプタを介してHDMIケーブル経由で接続すれば出力できます。
■USB Type-Cケーブル経由でモニタに接続
■USB Type-C/HDMI変換アダプタを介してHDMIケーブルで別のモニタに接続
を実施したところ。3画面同時出力可能でした。
この環境でさらに4KテレビにUSB Type-C/HDMI変換アダプタを介してHDMIケーブル経由で接続したところ、4画面同時出力に成功しました。4Kテレビには、4Kの解像度(3840×2160ドット)で出力することができています。
かなり広い表示領域を確保できるので、作業効率を大幅にアップさせることができます。
ちなみ、上の4画面同時出力できている状況で、残りの1つのUSB Type-C端子に、同梱されている「USB-C to USB-A v3.0およびHDMI v2.0変換アダプター」を介してHDMIケーブル経由でモニタに接続し、5画面同時出力を試してみましたが、最大4つの画面までしか出力することはできませんでした(ぼくが試した環境に依存するのかもしれないので、あくまで参考としてくださ)。
外付けの液晶モニタを接続した際、「設定」画面で表示方法を選択できますが、F8キーを押して表示方法を切り替えることもできます。
F8キーを押すと、画面の右側にメニューが表示され、「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」の中から選択できます。いちいち設定画面を開かなくても、すぐに切り替えられるのは便利です。
■指紋認証/顔認証対応
キーボード右上に配置されている電源ボタンに指紋認証リーダーが標準で装備されているので、指紋認証によるログインが可能です。
またスリムベゼルながら、ディスプレイ上部にIRカメラを搭載しており、顔認証も実行できます。
セキュリティを高めつつ、キーボードを使わずログインできるので、ストレス無く使い始めることができます。
■起動時間
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→15.27秒 / 2回目→13.24秒 / 3回目→13.75秒

14-15秒程度で起動可能。このぐらいの速さで起動するのであれば、そんなに待たされる感じはないです。
■光学ドライブ非搭載
XPS17(9710)に光学ドライブは搭載されていません。非搭載にすることで、ボディをスリムにすることができます。光学ドライブ非搭載なので、DVDなどのメディアを使いたいときは、外付けの光学ドライブを接続する必要があります。
■強力な排熱機構■
XPS 17(9710)は高性能グラフィックスを搭載しているため、適切に排熱しなければ、処理速度が低下してしまいます。XPS 17(9710)では、デュアルオポジットアウトレットファンを搭載。全体的な通気量が増加するため、筐体内部の温度低下に寄与します。
また大きなベイパーチャンバーを搭載することで放熱効果を高めています。
背面部に通気孔を配置。ここから排熱されます。
■WiFi6対応
インテルWiFi6チップセットを搭載したKiller AX1650を採用しているため、WiFi6に対応する環境を構築していれば、より高速で安定したネット接続を実現できます。
【規格による通信速度の違い】
規格
周波数
最大通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax(WiFi 6) 2.4GHz/5GHz 9.6Gbps
■クワッドスピーカー搭載
スピーカーは4つ搭載。キーボードの左右に1つずつスピーカー(1.5W×2)、
底面の左右に1つずつスピーカー(2.5W×2)の 計4つのスピーカーを搭載したクワッドスピーカーシステムを採用(合計8W)。
この位置にスピーカーを配置することで、机に音が反射する形になり、広がりのあるサウンドを楽しめます。またウーファを搭載することでしっかりと重低音を響かせることができます。
実際に音楽を聴いてみましたが、高音が少しシャカシャカする感じがあります。クリア感はあるのですが、もう少しマイルドな方が耳に馴染んで聞きやすいかもしれません(このあたりの受け止め方には個人差があると思います)。
■ファンクションキーの機能を簡単に切り替え可能
キーボードの一番上の列にファンクションキーが配置されています。デフォルトでは、キーに記載されているイラストで示された機能を利用することができます(輝度/音量の調整など)。

ファンクションキーには別の機能も割り当てられています(F7キーを押すと全角カナに変換、F10キーを押すと半角英数に変換など)が、デフォルトではこれらの機能を利用できず、ファンクションキーのロックを解除する必要があります。
これまで、ロックの解除はBIOSでしかできないモデルもあったのですが、XPS17(9710)ではFnキーとescキーを同時に押すことで、簡単にファンクションキーのロック/ロック解除を切り替えることができます。
7)各パーツをチェック
XPS 17(9710)の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
ディスプレイは17.0インチパネルを搭載。前述したとおり、16:10の縦横比率のパネルを採用しています。一般的な比率は16:9ですから、縦に広く表示できます。FHD+パネル搭載モデル/UHD+パネル搭載モデルを選択可能(レビュー機はUHD+パネル搭載モデル)。それそれの詳細なスペックは次のとおり。
 
FHD+
UHD+
最大解像度 1920×1200ドット 3840×2400ドット
光沢/非光沢 非光沢 光沢パネル(反射防止あり)
タッチ 非タッチ タッチ
輝度 500nit 500nit
Adobe RGB 100%カバー 100%カバー
DCI-P3 94%カバー 94%カバー
PPI(1インチあたりの画素数) 133 266
電力消費(最大) 5.06W 13.73W
UHD+パネルは、FHD+の4倍のドット数を実現。より精細感のある表示が可能です。
さすがに100%表示のままでは、さすがに小さすぎて見づらいですね。拡大表示して使うことになると思います。推奨値は250%ですが、この値だと個人的には大きすぎると感じました。150%ぐらいでも、なんとか使えると思います(この辺りの受け止め方には個人差があります)。
17インチという大きなパネルを採用しているので、FHD+の解像度ではちょっと物足りないかもしれません。広い表示領域を確保したいければ、UHD+パネルがオススメです。ただし、電力消費はUHD+パネルの方が大きいので、バッテリ駆動時間はUHD+パネル搭載モデルの方が短くなる可能性があります。
あと解像度が高いと、文字を滑らかに表現できるため、見やすいです。1インチあたりのドット数は、FHD+パネルが133なのに対し、UHD+パネルは266。倍の密度になっているので、滑らかな表現が可能です。
【光沢/反射防止パネル】
FHD+は非光沢パネル、UHD+パネルは光沢パネル(反射防止あり)を採用。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
光沢パネル
(反射防止あり)
・光沢パネルよりも映り込みが発生しにくく、非光沢パネルよりも色の表現が鮮やか。
(光沢パネルと非光沢パネルのいいとこ取り)
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
非光沢パネルの場合、映り込みやぎらつきが少ないので長時間作業する際の眼の疲れを軽減できますが、色の鮮やかは光沢パネルに劣ります。
光沢パネル(反射防止あり)は、光沢パネルと非光沢パネルのいいとこ取りをしたパネルで、光沢パネルよりも映り込みが発生しづらく、非光沢パネルよりも色の表現が鮮やかです。
ただ、そうは言っても、多少の映り込みは発生します。色の鮮やかを取るなら光沢パネル、目への負担を軽減したいのなら非光沢パネルを選ぶのが得策だと思います。
視野角は広く、斜め方向から見ても見え方に変化はほとんどありません。
【タッチパネル】
FHD+パネルは非タッチパネル、UHD+パネルはタッチパネルです。タッチパネルの場合、ちょっと指で操作したいときに便利です。
【輝度】
輝度が500ニットの明るいパネルを搭載しているため、くっきりと表示させることができるうえ、明るい環境でも見やすいと思います。
【色域】

FHD+パネル/UHD+パネルの両方で、Adobe RGBカバー率100%を実現。さらにAdobe RGBよりも広い色域を表現できるデジタルシネマの規格DCI-P3のカバー率94%を実現し、広い色範囲を表示することができます。一般的なモニタよりも、多くの色を忠実に表現できるため、クリエイターワークにぴったりです。

【Dell PremierColorツールを利用可能】
Dell PremierColorツールを使って、ディスプレイの色調整を行うことができます。クイック色設定に加えて、詳細な色設定を実行することが可能。
「クイック色設定」では色域/明度/色温度の設定が可能です。上の画像は「色域設定」画面。多彩な色空間を指定できます。
「詳細な色設定」画面。色空間の指定のほかに、明度、コントラスト、色温度などを細かく指定できます。
【ディスプレイまとめ】
ディスプレイに関する満足度は非常に高いですね。高解像度で光沢パネル採用のUHD+パネル搭載モデルのため、映像が非常に綺麗。色の描写が鮮やかで深みがあり、黒もしっかり表現されるため、臨場感が半端ないです。17インチという大きいパネルを搭載していることもあって、映像の世界に浸ることができます。
【Webカメラ】
ディスプレイの上部にカメラ、マイクが配置されています。
カメラ使用時には、横にある白色のランプが点灯します。
■キーボード
■ブラックバックライトキーボード(日本語)
■ブラックバックライトキーボード(英語)
のいずれかを選択可能です。どちらを選択しても追加料金は発生しません。
デザイン重視の場合には、英語キーボードがオススメ。日本語表記がない方が洗練された感じに仕上がります。使い勝手重視なら日本語キーボードがおすすめ(レビュー機は日本語キーボード搭載)。
通常、17インチノートPCの場合、テンキーを搭載するモデルが多いのですが、XPS 17(9710)では非搭載です。
非搭載だと、数字入力する場合にちょっと面倒ですが、キーボードがボディの真ん中に配置されるため 、キー入力するときに画面の中心に体を配置できるというメリットがあります。
動画・画像の編集作業を行うときには、ずっと画面を見続けることになるので、画面の中心に体の軸を合わせることができるほうが、ストレスは少ないと思います。
テンキーが搭載されていないので、スペースに余裕があるせいか、小さいキーや変則的な配置のキーは見当たりません。
唯一、上下の矢印キーがちょっと小さめになっています。矢印ボタンがキーボード内に組み込まれているため、ちょっと押しづらいかもしれません。
Enterキーは大きめ。
キートップは平べったい形状をしています。触ると、すべすべしていて滑りがいいですね。指を動かしやすいです。
キーストローク(キーを押し込む深さ)はそれほど深くはありませんが、スリムノートPCとしては結構しっかり確保されていると思います。キーを押したときの反発もほどよい感じで、打鍵音もそれほど大きく感じません。心地よくタイピングできるので、長時間使っていても疲れにくいと思います。
キーピッチ(キー間の距離)は19.05mm。さすがは17インチノートPC。ボディが大きめのため、フルサイズのキーボードを採用しています。
なので、窮屈さはほとんど感じません。
キーボードにはホワイトのバックライトが装備されています。なので、暗い環境でも快適なキータイピングが可能。明るさは2段階の設定が可能です。
F5キーを押すことで、オン/オフの切り替え、明るさの設定が可能。
キーボードの右上に電源ボタンが配置されています。他のキーと比べて、ちょっと低くなっています。この位置に電源ボタンがあると、タイピング中に誤って押してしまう可能性がありますが、電源ボタンは強く押さないと反応しないので、タイピング中に誤動作する可能性は低いと思います。
キーボードに傾斜は設けられておらず、キーボード面はほぼフラットな状態です。
■タッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
縦長の液晶パネルを搭載しており、ボディの奥行きが長くなっているため、タッチパッドが非常に大きくなっています。
表面はつるつるしており、すごく滑りがいいですね。反応もよく、ストレス無くポインタを移動できます。
タッチパッドが大きいので、キーボード操作時に、親指の腹の部分がタッチパッドを触りそうになります。使い方によっては、タッチパッドに触ってしまい、ポインタがあらぬ方向に動いてしまうかもしれません。気になる人は、タッチパッドをオフにして、外付けのマウスを使うといいと思います。
パームレスト部分にはカーボンファイバを採用。 表面はしっとりとした感触で、手の平を置いておいてもべとつきにくく、ひんやりした感触がありません。長時間キータイピングする際にも、気持良く作業できると思います。
■右側面部
上の写真の左から順に、Thunderbolt 4(PowerDeliveryおよびDisplayPort対応)×2、フルサイズSDカードリーダー、3.5mmヘッドホン/マイクロフォンコンボジャックを配置。
右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。SDカードを一番奥まで挿しても、少しはみ出します。
■左側面部
上の写真の左から順に、くさび型ロックスロット、Thunderbolt 4(PowerDeliveryおよびDisplayPort対応)×2を配置。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じになります。
本体手前側に端子類が配置されていないので、キーボード操作時にケーブル類が邪魔になるケースは少ないと思います。
■前面部
前面部に端子類は配置されていません。
中央のLEDを配置。充電時に点灯します。
前面部はデザイン重視でぴったりと閉まっているため、カバーを開けるときにちょっと指を引っかけづらいですが、ゆっくりとであれば片手だけでカバーを開けきることができます。いちいち両手を使わなくてもいいのは便利です。
■背面部
背面部にも端子類はなし。
下の方に通気孔が配置されているのが見えます。
■底面部
底面部。背面部側に通気孔が配置されています。
8)同梱物をチェック
XPS17(9710)の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
この構成ではグラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載しており、消費電力が大きいため、ACアダプタも大きめ(同梱されるACアダプタは、構成により異なる可能性があります)。
平べったい形状をしています。
ケーブルをACアダプタに巻きつけることが可能。
ストッパが付いているので固定できます。このスタイルだと、コンパクトに収めることができますが、いちいちケーブルを巻きつける必要があるうえに、ストッパが外れやすいので、個人的にはマジックテープで留めるタイプの方が好きかな。
130W型のACアダプタを採用。
接続端子には、USB Type-C端子を使っています。
XPS17(9710)には、USB Type-C端子が4つ搭載されていますが、いずれの端子でも充電可能。
電源ケーブルは、足を引っかけたりしたときに破断しないよう丈夫なつくりになっています。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は445g。ちょっと重めです。
前述したとおり、「USB-C to USB-A v3.0およびHDMI v2.0変換アダプター」が同梱されています。
このアダプタを活用することで1つのUSB Type-C端子を介してUSB Type-A端子とHDMI端子が利用可能になります。
持ち歩くときはケーブルを収納できますが、
使うときにはケーブルを伸ばします。
重量は23g。軽くてコンパクトなので携帯しやすいと思います。
最初から同梱されているので、別途アダプタを購入しなくても、USB Type-A端子/HDMI端子が利用可能になるのはすごく便利。
各部名称などを示したペーパーも同梱されています。
まとめ
以上、XPS 17(9710)について解説しました。主な特徴をまとめると次のとおりです。

・4辺スリムベゼル採用
・非常にスリム/コンパクトな17インチノートPC
・アルミボディのスタイリッシュデザイン
・第11世代インテルCoreプロセッサを搭載
・4K+パネル搭載モデルが用意されている
・Adobe RGB100%カバー/DCI-P3 94%カバーのディスプレイ搭載
・NVIDIA GeForce RTX3050/3060グラフィックス搭載モデルを選択可能
・4つのUSB TypeC端子すべてがAlt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 4に対応


大きなパネルを搭載しているうえ、性能も充実しているため、 動画/画像の編集作業などのクリエイティブワークがメインのユーザー層にとっては非常に魅力的なPCだと思います。

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