DELL Inspiron 16 AMD(5645) 解説

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Inspiron 16 AMD(5645)について詳しく解説します。
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DELL
Inspiron 16 AMD(5645)の特徴解説
Inspiron 16 AMD(5645)は16インチパネルを搭載したノートPCです。AMD Ryzen 8000シリーズのプロセッサを採用しています(AMD Ryzen 7000シリーズ搭載の先代モデルInspiron 16 AMD(5635)の後継モデルだと思われます)。
InspironノートPCのミドルクラスであるInspiron 5000シリーズに位置づけられており、性能と価格のバランスの取れた構成に仕上がっています。
Inspiron 16 AMD(5645)
Inspiron 16 AMD(5645)の主な特徴は次のとおり。

・AMD Ryzen 8000シリーズプロセッサを搭載
・16インチ液晶搭載
・縦横比16:10の縦長パネルを採用
・テンキー搭載
・ボディにアルミ製カバーを採用
・アイスブルー/ミッドナイトブルーのカラーリングを用意

ここではInspiron 16 AMD(5645)の特徴・スペック等について詳しく解説します。

(*DELLパソコンの4桁の型番(本モデルの場合「5645」)を確認する方法はこちら)
【参考】Inspiron 16 AMD(5645)動画
Inspiron 16 AMD(5645)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【Inspiron 16 AMD(5635)レビュー】
Inspiron 16 AMD(5645)の先代モデルに位置づけられるInspiron 16 AMD(5635)について解説しています。詳細についてはInspiron 16 AMD(5635)レビューを参照してください。
【参考】Inspiron16 AMD(5635)動画
Inspiron16 AMD(5635)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。
1)縦横比16:10の16インチパネルを搭載
Inspiron 16 AMD(5645)は16インチという大きめの液晶を搭載。先代モデルと同じ縦横比16:10のパネルを採用しており、従来からある16:9のパネルと比べて、縦方向に広く表示することができます。
厚さは19.05mm。最小構成重量は約1.98kgあり、外に気軽に持ち運ぶのは厳しそう。基本的に室内で使うPCです。
アルミニウム製外部シェルを採用しており、質感の高いデザインを実現。
カラーリングはアイスブルーとミッドナイトブルーを用意。上の画像はアイスブルーですが、ちょっと青みがかったシルバー系のカラーリング。明るい色合いですね。
こちらは同時期に発売されたInspiron 14 Intel(5440)のアイスブルーカラー。イベントの展示機です。
こちらは先行展示されていたInspiron 16 5000のミッドナイトブルーモデル。
アイスブルーとミッドナイトブルーを並べてみました。
アイスブルーの方が明るい印象で、ミッドナイトブルーは落ち着いた雰囲気を出しています。
2)スペックをチェック
Inspiron 16 AMD(5645)の主なスペックをチェックしてみましょう。AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサ搭載の先代モデルInspiron 16 AMD(5635)と比較してみました。
【Inspiron 16 AMD(5645))の主なスペック】
 
【先代モデル/2023年モデル】
Inspiron 16 AMD(5635)
【2024年モデル】
Inspiron 16 AMD(5645)
 液晶
(最大解像度)
16.0インチ
16:10
非光沢
(1920×1200)
250ニット
16.0インチ
16:10
非光沢
(1920×1200)
250ニット
タッチパネル
×
×
CPU
AMD Ryzen 5 7530U 6コア/12スレッドプロセッサ
AMD Ryzen 7 7730U 8コア/16スレッドプロセッサ
AMD Ryzen 5 8540U 6コア/12スレッドプロセッサ
AMD Ryzen 7 8840U 8コア/16スレッドプロセッサ
メモリ
8GB 4266MHz LPDDR4x メモリー オンボード
16GB 4266MHz LPDDR4x メモリー オンボード
16GB, 2x8GB, DDR5, 5600 MT/s
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD/
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB/1TB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
AMD Radeon グラフィックス (CPU内蔵)
AMD Radeon グラフィックス (CPU内蔵)
テンキー
非搭載
搭載
主な端子類
2 x USB 3.2 Gen1 Type-Aポート
1 x USB 3.2 Gen2 Type-Cポート(DisplayPortおよびPowerDelivery搭載)
1 x ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのコンボ)ポート
1 x HDMI 1.4bポート
1 x SDカード スロット
2 x USB 3.2 Gen1 Type-Aポート
1 x USB 3.2 Gen2 Type-Cポート(DisplayPortおよびPowerDelivery搭載)
1 x ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのコンボ)ポート
1 x HDMI 1.4bポート
1 x SDカード スロット
カラー
プラチナシルバー
アイスブルー/ミッドナイトブルー
寸法
高さ:15.42mm〜18.2mm x 幅: 356.78mm x 奥行き: 251.7mm
高さ:19.05mm x 幅: 356.78mm x 奥行き: 250.6mm
最小構成重量
1.84kg
1.87kg
【CPU】
CPUにAMD Ryzen 8040シリーズプロッサ(Ryzen 5 8540U/Ryzen 7 8840Uプロセッサ)を搭載したモデルが用意されています。各プロセッサの主な詳細は次のとおりです(AMD Ryzen 7000シリーズの従来からあるRyzen 5-7530U/Ryzen 7-7730Uと比較しています)。
CPU
Ryzen 5 7530U
Ryzen 5 8540U
(本モデルに搭載)
Ryzen 7 7730U
Ryzen 7 8840U
(本モデルに搭載)
コアの数 6 6 8 8
スレッドの数 12 12 16 16
基本クロック 2.0GHz 3.2GHz 2.0GHz 3.3GHz
最大ブーストクロック 4.5Hz 4.9Hz 4.5GHz 5.1GHz
L2キャッシュ 3MB 6MB 4MB 8MB
L3キャッシュ 16MB 16MB 16MB 16MB
TDP 15W 28W 15W 28W
AI専用NPU × × ×
最大ブーストクロックがアップしているほか、L2キャッシュ容量が増えています。またRyzen 7 8840Uのみ、AI専用NPUを搭載しています。
【メモリ】
メモリは16GB搭載モデルを用意。16GBの容量があれば、高い負荷がかかったり、非常に多くのタスクを同時実行したりしない限り、ストレスを感じるシーンは少ないと思います。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
先代モデルではオンボードメモリを採用していたのすが、本モデルはスロットタイプのメモリを採用。したがって、購入後に自己責任でカスタマイズすることができます。
【ストレージ】
ストレージは512GB/1TB SSD搭載モデルを選択可能。SSDには、SATA接続タイプよりも高速なM.2 PCIe NVMeタイプを採用。なので起動やアプリケーションの立ち上げ時にストレスを感じるシーンは少ないと思います。
【グラフィックス】
グラフィックスは、CPU内蔵タイプのAMD Radeonグラフィックスのみを使用可能。高い描画処理能力を発揮できるディスクリートタイプのグラフィックス搭載モデルは用意されていません。
【パッケージ別のスペック】
パッケージ別のスペックは次のとおり。
 
1)AMD Ryzen 5搭載
2)AMD Ryzen 7搭載
 液晶
(最大解像度)
16.0インチ/ 非光沢/ (1920×1200)
CPU
AMD Ryzen 5 8540U
AMD Ryzen 7 8840U
メモリ
16GB, 2x8GB, DDR5
ストレージ
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
1TB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
AMD Radeon グラフィックス (CPU内蔵)
受注生産モデル(4/9時点)
109,000円
129,000円
受注生産モデル(4/22時点)
98,091円
129,000円
値下げ額
△10,909円/
10%オフ
-
設定あり
(価格は受注生産モデルと同じ)
設定あり
(価格は受注生産モデルと同じ)
(*価格は2024年4月22日時点。税込・配送料込の価格です。以前の価格よりも値下げされいるモデルがあり、お求めやすくなっています))
現在、2つのパッケージが用意されています。スペックが異なるのはCPU/SSD容量の2つ。
3)特徴をチェック
Inspiron 16 AMD(5645)の特徴をチェックします。
■テンキー搭載
先代モデルのInspiron 16 AMD(5635)ではテンキーは非搭載(上の画像はInspiron 16 AMD(5635))。空いたスペースにスピーカー穴が配置されていましたが、
本モデルにはテンキーを搭載。担当者によると、先代モデルのときから、ユーザーから「テンキーを搭載してほしい」という要望が寄せられており、今回それに応えたということなのだそう。
さらに、本モデルの発売に合わせて、法人向けのVostroと個人向けのInspironが統合され、Inspironが存続する形になったのですが、法人向けだとキーボードは必須だということでテンキーが採用されたという側面もあるようです。
ちなみに、上の画像は英語キーボードですが、国内販売モデルには日本語キーボードが搭載されます。
■Copilotキー搭載
本モデルでは、従来右側のCtlキーがあった場所に、Copilotキーを搭載。
このボタンを押すことで、AIアシスタント機能であるCopilot in Windowsをすぐに起動して使うことができます。
■リフトヒンジ採用
Inspiron 16 AMD(5645)はリフトヒンジを採用。ディスプレイを開くと、背面部が接地する形になります。この結果、キーボードと机の間にスペースができ、エアフローが改善されるほか、キーボードが傾斜する形になるためキー操作しやすくなります。
■搭載している端子類
搭載している端子類は、
・HDMI1.4×1
・USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort/PowerDelivery対応)×1
・USB 3.2 Gen 1 Type-A×2
・ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1
・SDカードリーダー

です。
有線LAN端子は用意されていないので、有線でネットに接続する場合には注意が必要です。
Inspiron 16 AMD(5645)に搭載されているUSB端子は次のとおり。
USB端子
最大転送速度
個数/場所
USB 3.2 Gen 1 Type-A 5 Gbps 1個/左側面部
1個/右側面部
USB 3.2 Gen 2 Type-C 10 Gbps 1個/左側面部
従来から使われているUSB Type-A端子×2と、より小さくて前後の向きのないType-C端子を搭載。合計3つのUSB端子を利用することができます。左右の側面部に端子が配置されているため、使い勝手はいいと思います。
USB Type-C
説明
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 × Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり
Inspiron 16 AMD(5645)に搭載されているUSB Type-C端子で使える機能は上の表のとおり。Alit Mode DisplayPortとPowerDeliveryに対応しているため、USB TypeC端子を使って、外部映像出力および受給電が可能です。Thunderboltには非対応。
■外部映像出力
Inspiron 16 AMD(5645)に搭載されている映像出力端子は次のとおり。
映像出力端子
個数/場所
用途
備考
HDMI 1.4 1個/左側面部 映像+音声 -
USB Type-C
(Alt Mode-DisplayPort対応)
1個/左側面部
映像+音声
本モデルはUSB Power Deliveryに対応してるので、ケーブル一本で映像出力と充電が可能
外部映像出力端子を使って、外部モニタに接続することにより、大きな画面にデータを表示できるようになるため、作業効率をアップできます。
これまでのInspiron 5000シリーズでは、HDMI端子とUSB Type-C端子の両方の端子から同時にモニタに接続して3画面出力することができたので、おそらくこのInspiron 16 AMD(5645)でも、3画同時出力することができると思います。
またUSB Power Deliverにも対応しているので、要件を満たすモニタにUSB Type-Cケーブル経由で接続すれば、外部出力と同時にInspiron 16 AMD(5645)を充電することが可能。なのでケーブル1本で外部出力と充電を行うことができて非常に便利です。
■指紋認証
指紋認証センサーを標準で搭載しています。指紋認証センサーを使うと、キーボードを使わず認証できるため、安全性を高めつつ、手間無く使い始めることができます。
キーボード右上にある電源ボタンに指紋認証センサーが配置されています。
顔認証機能は用意されていないみたいです。
■カメラシャッター機能搭載
Webカメラが液晶上部に配置されています。FHD対応の1080pカメラを搭載。プライバシーシャッター機能も搭載しています。シャッターをスライドさせてカメラレンズを覆うことで、プライバシーを保護できます。
すぐにシャッターで覆うことができるので、家でオンライン会議に参加しているとき、誰かが訪問してきて対応する必要がある場合など、手軽に画像/映像をオフにすることができます。
■MIL規格準拠/TPM搭載
法人向けとしても利用できるよう、本モデルには、堅牢性を確保するため、アメリカ国防総省の品質基準MIL規格に準拠。さらにはセキュリティを確保できるよう、ディスクリートTPM(dTPM)を搭載しています。
4)各パーツをチェック
Inspiron 16 AMD(5645)の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
ディスプレイの主なスペックは次のとおり。
 
ディスプレイの主なスペック
パネル 16.0インチ
縦横比 16:10
最大解像度 1920×1200ドット
光沢/非光沢 非光沢
タッチ 非タッチ
輝度 250nit
ディスプレイには16.0インチパネルを搭載。縦横比16:10のパネルを採用。最大解像度はフルHD対応の1920×1200ドットです。縦方向に広く表示することができます。
折角16インチという大きいパネルを採用しているので、もっと最大解像度が高いオプションが用意されていてもいいと思うのですが、残念ながら現時点では用意されていません。
非光沢パネルを採用しています。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
非光沢パネルは、色の鮮やかさでは光沢パネルに劣りますが、映り込みが発生しにくく、長時間見続けたときの眼の疲れを軽減できます。
非タッチパネルです。輝度は250ニット。一般的な明るさです。
■キーボード
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
マニュアルによるとキーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。テンキー搭載モデルのため、フルサイズのキーボード(19mm)に比べて若干狭めです。
標準でバックライトを装備しているため、暗い環境でも快適にキー操作可能。
■右側面部
1)SDカードリーダー、2)ヘッドホン/マイクロフォンコンボ端子、3)USB Type-Aが配置されています。
■左側面部
5)電源端子、6)HDMI 1.4、7)USB Type-A、8)USB Type-Cが配置されています。
まとめ

以上、Inspiron 16 AMD(5645)について見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

・AMD Ryzen 8000シリーズプロセッサを搭載
・16インチ液晶搭載
・縦横比16:10の縦長パネルを採用
・テンキー搭載
・ボディにアルミ製カバーを採用
・アイスブルー/ミッドナイトブルーのカラーリングを用意

本モデルは、16インチの大きなパネルを搭載したスタンダードノートPC。テンキーも搭載しているので、作業のしやすさを重視したい人にオススメです。