DELL XPS 13(9370)(2018年モデル)レビュー

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XPS 13(9370)について詳しく解説します。
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DELL
XPS 13(9370)(2018年モデル)レビュー
XPS 13(9370)(2018年モデル)は、DELLのハイエンドシリーズ(XPS)に属する13.3インチ液晶を搭載したモバイルノート

XPS13(9360)の後継モデルに位置づけられます。
XPS13(9360)レビューはこちら
XPS 13(9360)とNew XPS 13(9370)の比較

XPSシリーズノートPC最新モデル一覧 / デル13インチノートPC最新モデル一覧
New XPS 13(9370)レビュー
液晶の枠(ベゼル)の幅が4mmという薄さを実現しているほか、ボディの最薄部が7.8mmという超スリムでコンパクトなボディになっています。13.3インチ液晶搭載ノートとしては世界最小サイズです。

それでいながら、第8世代インテルCoreプロセッサ+8/16GBメモリ+PCIe NVMe SSDという高い基本性能を誇っているほか、アルミ削り出しボディのスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

つまり、コンパクト/スリムボディ+高性能+スタイリッシュデザインという高い完成度を誇ります。

ここでは、XPS 13(9370)の特徴・スペック・使い勝手等について詳しくレビューしています。
*2020/2追記:XPS 13(9367)の販売は終了しており、最新モデルとしてNew XPS 13 9300(2020年モデル)が用意されています。ディスプレイの4辺の枠がすべてスリム化されているうえに、ディスプレイサイズが少しだけ大きくなっています(13.4インチパネル)。詳細情報については、New XPS 13 9300(2020年モデル)レビューを参照してください。

【レビュー目次】
*レビュー機はメーカーの貸出機です。
*DELL Webサイトの製品ページを確認する
New XPS 13(9370)
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1)ベゼル幅が4mmという狭額縁ボディを採用

XPS 13(9370)は、ベゼル幅が4mmという圧倒的な薄さを実現。見た目がすごくスタイリッシュです。


先代モデル(XPS 13(9360))もベゼル幅は5.2mmと薄かったのですが、それよりもさらに1.2mm薄くなっています。

 
XPS 13
(9360)
XPS 13
(9370)
ベゼル幅
5.2mm
4mm



もはやフレームレスといっても過言ではない薄さ。


指と比べるとその薄さがよくわかります。


フレーム幅が非常に薄いので、Webカメラは液晶の上部ではなく下部に配置されています。


2)シルバーとゴールドの2つのカラーリングを用意
XPS 13(9370)では、プラチナシルバー&ブラック/ローズゴールド&アルペンホワイトの2つのカラーリングを用意(発表会に2つのカラーリングモデルが展示されていました)。

オーソドックスなシルバーモデルに加えて、新たにホワイトを使ったモデルも提供することで女性への訴求力を高めています。

DELLといえば黒、ビジネス、男性というイメージ 脱却するためホワイトを投入したとのこと。ホワイトカラーについては、ユーザーから多くの要望が寄せられていたそうです。


プラチナシルバー&ブラックモデル。

洗練されたシルバーとブラックのツートンカラーになっています。以前のモデルよりもシルバーの色合いはちょっと薄くなっています。


キーボードおよび液晶パネル周辺部はブラックを採用。落ち着いた質感です。


側面部はシルバーの間にブラックが挟み込まれたデザインになっています。


底面部も天板部分と同じデザインになっています。


ローズゴールド&アルペンホワイトモデル。


天板部分はちょっと淡い感じのゴールド。ギラギラした感じはないですね。


キーボードおよび液晶周辺部はホワイト。すごく純度の高いホワイトです。


シルバーモデルに比べてすごく軽い感じの仕上がりになっていますね。


底面部もゴールドを採用。


プラチナシルバー&ブラックモデルではACアダプタ/ケーブルはブラックですが、ローズゴールド&アルペンホワイトモデルでは本体に合わせてホワイトのカラーリングです。

折角本体がかわいくても、ACアダプタ/ケーブルが無骨なブラックだと雰囲気が台無しになるので、こうした配慮はいいですね。


ちなみにUSB変換アダプタもホワイトです。


発表会に2つのカラーリングモデルが展示されていました。


こうして2つのカラーリングモデルを並べてみると、印象が大きく異なるのがわかりますね。


シルバーモデルは落ち着いた印象を与える一方、ゴールドモデルはポップな感じです。

ちなみにホワイトモデルは汚れが気になりますが、担当者によると防汚コーティングが施されているため、汚れがつきにくい仕様になっているそうです。1000日経ってもきれいとのことです。
3)超スリムでコンパクトなボディ
XPS 13(9370)ではベゼル幅を狭薄くすることにより、ボディのコンパクト化を実現しています。


こうして持ってみると、その小ささがよくわかります。


スマホと比較してみました。


設置面積が少なくて済むので、こんなふうにメインマシンの横に置いて作業することも可能。


XPS 13(9370)ではスリム化も追求しています。ボディの厚みは7.8〜11.6mm。

 
XPS 13
(9360)
XPS 13
(9370)
寸法
高さ: 9〜15mm x 幅: 304mm x 奥行き: 200mm
高さ: 7.8〜11.6 mm x 幅: 302mm x 奥行き: 199 mm

先代モデルと比較すると上の表のとおり。幅と奥行きはちょっと小さくなってるだけですが、大幅にスリム化されています。約30%の薄型化を実現しています。


圧倒的な薄さです。


なので非常に掴みやすい!


液晶を開いたところ。薄さが際立ちます。


重量は約1.21kg。


持ち歩くのにそんなに苦にならない重さだと思います。




スリムなので鞄からの出し入れはすごくしやすいですね。


何かに引っかかることが少ないです。


ディパックからの出し入れもスムーズです。
4)スタイリッシュなデザイン

XPS 13では、アルミ削り出しボディを採用。アルミの質感が非常に美しく、高級感を醸し出しています。


ボディの周辺部は丸みを帯びた形状をしており、柔らかなフォルムを実現しています。触った感触がすごくいいですね。


見た目がいいのはもちろんですが、触った感触はちょっとざらざらしており滑りにくいですね。


また、指紋や汚れが目立ちにくいです。光が当たったときの反射がすごく綺麗。


側面部はアルミ素材でサンドイッチされた構造になっています。

デザインに関する満足度は非常に高いと思います。
5)高い堅牢性を確保

プラチナシルバーのボディには、軽量でありながらも強度に優れたカーボンファイバ素材を採用。


ローズゴールドモデルのパームレストには光沢の美しいグラスファイバーを採用。


ボディの剛性はすごく高いですね。片手で持ってもたわんだりする感じはありません。超スリムボディですが、安心して持ち歩けると思います。

6)充実した基本性能
【XPS 13(9370)の主なスペック】
 
プレミアム
プラチナ
プラチナハイエンド
 液晶
(最大解像度)
13.3インチ
(フルHD(1920×1080)/
4K Ultra HD(3840x2160)タッチディスプレイ)
13.3インチ
(4K Ultra HD(3840x2160)タッチディスプレイ)
CPU
第8世代インテルCore i5-8250U/
第8世代インテルCore i7-8550U
第8世代インテルCore i7-8550U
メモリ
8GB LPDDR3 1866MHz
16GB LPDDR3 2133MHz
ストレージ
256GB PCIe NVMe SSD
512GB/1TB PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテル UHDグラフィックス
光学ドライブ
-
主な端子類
2×Thunderbolt 3対応USB Type-C(電力供給およびDisplayPort対応)
1×USB-C 3.1(電力供給およびDisplayPort対応)
1×MicroSDカード リーダー
1×ヘッドフォン ジャック
カラー
プラチナシルバー&ブラック/ローズゴールド&アルペンホワイト
寸法
高さ: 7.8〜11.6 mm x 幅: 302 mmx 奥行き: 199 mm
重量
1.21Kg
現時点でプレミアム/プラチナ/プラチナプラチナハイエンドの3つのパッケージが用意されています。

CPUは、高速処理が可能な第8世代Core i5/i7プロセッサ搭載モデルを用意。

インテル第7世代Coreプロセッサと第7世代Coreプロセッサを比較すると次のとおり。

CPU 第7世代インテル Core i5-7200U
第8世代インテル Core i5-8250U 第8世代インテル Core i7-8550U 第7世代インテル Core i7-7550U
(参考)
コアの数 2 4 4 2
スレッドの数 4 8 8 4
プロセッサー・ベース動作周波数 2.50GHz 1.60GHz 1.80GHz 2.70GHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 3.10GHz 3.40GHz 4.00GHz 3.50GHz
キャッシュ 3MB 6MB 8MB 4MB


インテルCore i5-8250U/i7-8550Uではコアを4つを搭載。1つ前の世代(第7世代)のCoreプロセッサでは2つのコアしか搭載していなかったため、コアの数が倍になっています。

基本的には、コアの数が多いほど、同時に処理できるタスクの数が増えるため、第7世代プロセッサに比べて、マルチタスクの処理性能の向上が期待できます。

メモリは8/16GB搭載モデルを選択可能。ストレージはSSDのみ。しかも、より高速アクセス可能なPCIe SSD搭載モデルを搭載しています。光学ドライブは搭載されていません。

液晶は、フルHDパネル搭載モデルか4Kパネルを選択可能。いずれも光沢パネルを採用。4Kパネルはタッチパネルです。

搭載している端子類は、Thunderbolt 3(電力供給およびDisplayPort対応)×2、USB-C 3.1(電力供給およびDisplayPort対応)×1、MicroSDカード リーダー、ヘッドフォン ジャック。

薄型ボディのため、最小限のポートのみを搭載しています。LANポートは搭載していません。なおワイヤレスは、 最新の規格IEEE802.11 acに対応しています。

バッテリ駆動時間は最大19時間を確保(フルHDモデルの場合。外出中もバッテリ切れの心配をすることなく作業できます。

また、デュアルファン+デュアル排熱パイプを搭載しています。ファンと排熱パイプを2つにすることで、冷却効果を最大限に高め、ファンのノイズを抑えています。

7)各パーツをチェック

液晶は13.3インチパネルを搭載。


ホワイトモデルだとだいぶ印象が違いますね。

液晶
フルHD(1920×1080)
4K Ultra HD(3840x2160)
タッチパネル
×
フルHD(1920×1080)/ 4K Ultra HD(3840x2160)のいずれかを搭載したモデルを選べます。


レビュー機は4Kパネルを搭載。


4Kパネルのみタッチ操作可能です。


IPSパネルを採用しているため、表示はすごく綺麗。自分で撮影した写真を表示してみましたが、すごく精細感が高いです。


視野角も広く、かなり斜め方向からでも表示を確認できます。


先代モデルではフルHDパネル搭載モデルは非光沢パネルでしたが、今回は非光沢パネルの設定はありません。すべて光沢パネルを搭載しています。

ただし光沢は抑えめにしてあります。なので照明などの映り込みが気になることはあまり多くありません。こうした配慮は、使い勝手の良さに直結するのですごくありがたいですね。


キーボード。


ホワイトモデルの場合はキーボードとキーがホワイトです。




ENTERキーが先代モデルに比べて大きくなっています。


こちらが先代モデル。比べてみると確かに大きくなっています。頻繁に利用するキーなので、こうした改良はうれしいですね。

また新モデルでは、キーボードの右下に新たにPageupボタンとPagedownボタンが追加されています。


さらに新モデルではキートップの幅が先代モデルに比べて1mm広くなっています。つまりキーが大型化されたため打ちやすさが向上しています。安定した入力操作が可能。


フルサイズのキーボードを搭載しているため、窮屈さは感じません。非常に使いやすいと思います。

キーストロークは1.3mm。スリムノートのわりにはしっかりめに押し込めるので打ちやすいです。


キーボードにはバックライトが装備されているので暗い環境でも快適な操作が可能。明るさは2段階調整できます。


タッチパッドはクリックボタンと一体になったタイプを採用。

タッチパッドの表面は滑りが良く、ストレスなしに操作できます。思ったところにピタッとポインタを移動させることができます。


クリックボタンの押し込み幅も丁度いい感じ。


パームレストはさらっとしています。


キーボードの右上に電源ボタンを配置。指紋認証リーダーも兼ねています。


右側面部。


スピーカー、microSDカードリーダー、USB 3.1 Type-C端子(電力供給およびDisplayPort対応)、ヘッドホン端子が配置されています。


左側面部。


スピーカー、バッテリ残量チェッカー、Thunderbolt 3対応USB Type-C端子(電力供給およびDisplayPort対応)×2が配置されています。


バッテリ残量チェッカーは、ボタンを押すとバッテリ残量が5段階で表示されます。電源オフの状態でもバッテリ残量をチェックできるので便利です。


背面部。端子類は配置されていません。


底面部。


通気孔が配置されています。


背面部の手前側にも通気孔が配置されているのが見えます。


XPS 13はボディがコンパクトなだけにACアダプタもコンパクトになっています。


すごく小さいですね。ケーブルを本体まわりに巻き付けておくことが可能。ストッパーも付いています。




ただし電源ケーブルはちょっと太め。

できればケーブルももっと細くしてもらえると持ち歩きしやすいんですけどね・・・

接続端子はUSB Type-C。XPS 13本体にはUSB Type-Cが合計3つ搭載されていますが、どの端子に接続しても充電可能です。


ACアダプタとケーブルを合わせた重量は217gと軽量。この軽さだと携帯しやすいと思います。


XPS 13(9370)のUSB端子はすべてType-Cタイプで、通常のUSB端子は搭載されていません。なので、USB Type-Cと通常タイプを変換するアダプタが1つ付属しています。


これを使えば、従来のUSBデバイスを利用することが可能。ただし、このアダプタを使うときには一定のスペースが必要になります。
まとめ


以上、XPS 13(9370)について詳しくレビューしました。特徴をまとめると次のとおり。

・ベゼル幅が非常に狭く、スタイリッシュなデザインになっている
・最薄部7.8mm/最厚部11.6mm、重量1.21kgのスリムで軽量なボディを実現
・第8世代インテルCore i5/7プロセッサ+SSDの組み合わせにより高いパフォーマンスを発揮できる
・4Kパネル/タッチパネル搭載モデルが用意されている
・長時間のバッテリ駆動を実現。外出先でも安心して使用できる
・シルバー/ゴールドのカラーリングを用意。ゴールドは女性を意識したつくり

このように、XPS 13(9370)は、圧倒的な薄さを実現した世界最小サイズのコンパクトPCに仕上がっています。スペックも充実しており、モバイルノートとしては十分な性能を発揮できるうえ、デザイン性にも優れています。

性能/コンパクトさ/デザイン性のいずれにも妥協したくない人にオススメです。ローズゴールド&アルペンホワイトモデルなら女性の方にも受け入れられやすいと思います。

*詳しくは、XPS 13(9370)詳細情報 (DELL Webサイトにジャンプします)を参照してください。

【3つのXPS 13モデルの比較】
現在XPS 13には9360/9370/9380の3つのモデルが用意されているので、それぞれのスペックを比較しました。
XPS 13の比較(9360/9370/9380)

【New XPS 13(9380)レビュー】
XPS 13(9370)の後継モデルNew XPS 13(9380)の特徴について解説しています。詳しくはNew XPS 13(9380)レビューを参照してください。
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