DELL Inspiron 14 5000(5480) レビュー

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Inspiron 14 5000(5480)について詳しく解説します。
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DELL
Inspiron 14 5000(5480)レビュー
Inspiron 14 5000(5480)は14インチ液晶を搭載したクラムシェル型のノートPCです。

InspironノートPCのミドルクラスのInspiron 5000シリーズに位置づけられており、性能と価格のバランスを考えた構成になっています(→参考:Inspiron 5000シリーズの特徴/ラインアップ)。
(#追記:Inspiron 14 5000(5480)の販売は終了し、後継モデルとしてInspiron 14 5000(5490)が提供されています→参考;Inspiron 14 5000(5490)レビュー)。

Inspiron 14 5000(5480) レビュー
Inspiron 14 5000(5480)の主な特徴は次のとおり。

・3辺狭額縁設計を採用
・コンパクト/スリムなボディ
・アルミニウム製カバーを採用することでスタイリッシュなデザインを実現
・第8世代インテルCore i5プロセッサ搭載
・SSDを搭載しており、高い基本性能を誇る

ここではInspiron 14 5000(5480)の特徴・スペック等について詳しくレビューします

(*DELLパソコンの4桁の型番(このモデルの場合は「5480」)を確認する方法はこちら) 。
*DELL Webサイトの製品ページを確認する
Inspiron 14 5000(5480)
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)極細のベゼル設計
Inspiron 14 5000(5480)では、液晶の外枠(ベゼル)の幅を薄くした設計(狭額縁設計)を採用しています。

これまでは、狭額縁設計は上位モデルのみに採用されることが多かったのですが、ここ最近のトレンドでは、ミドルクラスのノートPCにも採用されるケースが増えてきています。


液晶の上部と左右の3辺が狭くなっているのがわかります。


指と比べるとその薄さがよくわかります。

ベゼルが薄いデザインだと、ベゼルの存在が気にならず、画面への没入度を高めることができます。また、物理的にベゼルが狭いことで、一般的な外枠を採用したPCに比べて、ボディをコンパクトにすることができます。


液晶下の枠部分が広くなっています。このおかげで、液晶パネルが高い位置に設定されるため、目線が上になり見やすいです。


狭額縁設計のノートPCの場合、ベゼルが狭すぎてWebカメラを上部に配置することができないモデルがありますが、このInspiron 14 5000(5480)では、狭いながらも上部にカメラが配置されています。

カメラが上部にあった方が、下から見上げる形よりも自然な感じで撮影できます。
2)上質なデザイン

Inspiron 14 5000(5480)では、アルミ製のカバーを採用することで上質な質感を実現しています。

ミドルクラスのノートPCの場合、コストとの兼ね合いからボディに樹脂を採用するケースが多いのですが、やはりアルミの方が質感が上です。ワンランク上の仕上がりになっていると思います。


触った感触もさらさらして気持ちいいですね。


一見すると、ハイクラスのノートPCのようです。


縁の方はちょっと丸みを帯びたフォルムになっており、手にしたときの感触が心地いいです。


キーボード周辺部も天板部と同じカラーリングを採用


シルバーとキーボードのブラックのコントラストがいい感じです。


底面部もシルバーのため、統一感がありますね。


光が当たったときの反射がすごく綺麗です。


背面部は斜めにカットされており、


前面部は丸みを帯びた形状になっています。


カラーリングはプラチナシルバーに加えてバーガンディを用意。シルバーは明るくてシャープな印象 バーガンディは落ち着いた印象です。

(*2019/8追記:現時点で利用可能なカラーリングはプラチナシルバーだけです)


それぞれ大きく異なる趣になっています。


バーガンディはワイレッドのような色合いです。


なかなか渋めの色です。


キーボード周辺部も同じカラーリング。


ちょっと高級感がありますね。


バーガンディは、これまでのノートPCではあまり無かったカラーリングなんじゃないかな。シルバーは他の人が持っているので面白くない、落ち着いた色のPCがいい、という人には魅力的かもしれません。
3)コンパクト/スリムなボディ

Inspiron 14 5000(5480)の厚さは18.77mm。スリムなボディを実現しています。


液晶を開いたところ。液晶はこの位置まで傾けることができます。


丁度つかみやすい厚みです。


前述したようにベゼル幅が狭くなっているため、ボディもコンパクト。


B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。


コンパクトなので取り回ししやすいですね。


イベントで女性担当者がInspiron 14 5000(5480) を持ったところ。コンパクトさがよくわかると思います。


さっと持ち上げて移動できます。堅牢性はあるので、片手で持ってもボディがたわんだりすることはありません。


重量は1.58kg。


すごく軽いというわけではありませんが、 ちょっと持ち歩くには問題ない重さだと思います。


上の写真のように、机の上に置いてサブマシンとして使うときもそれほど邪魔にならないですね。右の液晶モニタは24インチパネル搭載モデルです。


ボディの幅があまりないので、鞄からの出し入れもしやすいです。ストレス無く取り出せます。


ディパックからもスムーズに出し入れできます。

4)スペックをチェック
【Inspiron 14 5000(5480)の主なスペック】
 
Inspiron 14 5000(5480)
 液晶
(最大解像度)
14.0インチ
IPS
(1920×1080)
タッチパネル
×
CPU
第8世代インテルCore i5-8265U プロセッサー (6MB キャッシュ, 最大 3.9 GHz まで可能)

メモリ
8GB,1x8GB,DDR4, 2666MHz
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテル UHDグラフィックス
光学ドライブ
-
主な端子類
HDMI1.4a×1
USB 3.1 Gen 1 Type-C(DP/電源供給)×1
USB 3.1 Gen 1×2
USB 2.0×1
ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1
LAN
SDカードリーダー
カラー
プラチナシルバー
寸法
高さ: 18.77 mm x 幅: 324.3 mm x 奥行き: 232 mm
最小構成重量
1.49kg

CPUには、インテル第8世代Core i5-8265U搭載モデルが用意されています。

CPU 第8世代インテル Core i5-8265U
コアの数 4
スレッドの数 8
プロセッサー・ベース動作周波数 1.60GHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 3.90GHz
キャッシュ 6MB


インテルCore i5-8265Uではコアを4つを搭載しています。スレッド数は倍の8つです。

メモリは8GB搭載モデルを選択できます。Inspiron 14 5000(5480)で主に行うことが多いWeb閲覧/ビジネスアプリ操作/動画再生といった比較的ライトなタスクであれば、8GBのメモリ容量で十分だと思います。

ストレージは256GB SSD搭載モデルを選択可能。SATA接続タイプよりも高速なPCIe NVMeタイプを採用しています。

グラフィックスは、CPU内蔵タイプのインテルUHDグラフィックスを搭載。

搭載している端子類は、HDMI1.4a×1、USB 3.1 Gen 1 Type-C(DP/電源供給)×1、USB 3.1 Gen 1×2、USB 2.0×1、ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1、LAN、SDカードリーダーです。
*DELL Webサイトの製品ページを確認する
Inspiron 14 5000(5480)
5)パフォーマンスをチェック
Inspiron 14 5000(5480)のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。

【プラチナモデル】
CPU:第8世代インテルCore i7-8565U
メモリ:8GB
ストレージ:128GB M.2 PCIe NVMe SSD + 1TB 5400 rpm 2.5インチ SATA HDD
グラフィックス:NVIDIA GeForce MX150 2GB GDDR5 グラフィックス メモリ付き

(2019/8追記:プラチナモデルは現時点では購入できません)


CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。

CPU:542cb→500点台が出ているので、Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画再生といった、Inspiron 14 5000(5480)でメインに行うことが想定されるタスクは十分快適にこなせると思います。


ストレージの性能をチェックするCrystalDiskMarkベンチマークソフトのスコア。高速アクセスできるPCIe NVMe SSDを搭載しているだけあって高いスコアを記録しています。


負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。

画質
解像度
スコア
評価
最高品質
1280×720
8660
とても快適
標準品質
1920×1080
4723
普通
最高品質
1920×1080
4054
普通


負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレータ」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。

画質
解像度
スコア
評価
標準品質
(ノートPC)
1280×768
4637
快適
高品質
(ノートPC)
1280×768
3359
やや快適
最高品質
1280×768
2995
やや快適

いずれも解像度/画質を抑えめにすれば快適に楽しめるとの結果が出ています。

起動(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→16.40秒
2回目→15.87秒
3回目→14.32秒

それほど待たされることなく起動してくれるので、ストレスは感じません。

処理速度に関しては大きな不満はないですね。Inspiron 14 5000でメインに実行することの多いWeb閲覧/動画再生といった、それほど負荷のかからないタスクであれば、サクサク快適にこなすことができます。
6)DELL Cinemaで動画を堪能できる
Inspiron 14 5000(5480)では、DELLが打ち出した「DELL Cinema」というコンセプトに基づき、映像を堪能できるよう設計されています。

DELL Cinemaとは、CinemaColor、CinemaStream、CinemaSoundの3つの要素で構成さます。この3つの要素を組み合わせることにより、鮮やかでカクツキのない映像と高品質のサウンドを楽しむことができます。


実際にネット動画を視聴してみましたが、精細感が高くて表示が綺麗。色も鮮やかでありながら、黒もしっかり表現されるので、すごく楽しめます。


スピーカーは、底面部の前面部寄りの左右に配置されています。


この位置にスピーカーがあると、音が床に反射する形になり広がりが出ます。

またキーボード操作中に手で音がさえぎられることがほとんどありません。重低音も響き、サウンドのクオリティは高いと思います 。


同梱されるMaxxAudioProアプリケーションを使えば、サウンドを自分好みにチューニングしたり、事前定義されたプロファイルの中から最適なものを選んだりすることが可能です。

7)各パーツをチェック

次にInspiron 14 5000(5480)の各パーツについて詳しく見ていきます。


液晶は14インチパネルを搭載。最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。


非光沢パネルを採用しているため、映り込みがほとんど発生しません。長時間見続けたときの目への負担も軽減できます。


IPSパネルを採用しているため表示はすごくきれいで精細感もあります。


視野角も広めです。斜め方向からでもしっかり表示を確認できます。前述したように、色の表現も鮮やかで、黒もしっかり表現できるため、動画も堪能できます。

タッチパネルは非搭載です。


キーボード。


個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。


テンキーは搭載していません。


バックスペースキーが小さめ。またEnterキーの形状がちょっと変わっており、隣のキーと隣接していますが、慣れればそれほど使いづらさは感じません。


キートップはざらざらした仕上がりになっており、滑りにくいです。


キーストロークは浅め。打鍵感はやわらかめですが、反発はしっかりあり、打ちやすいですね


キーピッチはデスクトップのキーボード並みの約19mmを確保。


十分な幅があるので窮屈さは感じません。快適なキータイピングが可能です。

なお、キーボードにバックライトは装備されていません。


タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。


タッチパッド部分の反応は良好です。思った通りにポインタを移動できます。


クリックボタン部分の押し込み幅もちょうどよく、クリック音もそれほど大きくないです。ほどよく押せば反応してくれるので、ストレスなく使えますね。

キーボードとタッチパッドは使いやすい仕上がりになっていると思います。


キーボード右上に電源ボタンを配置。電源ボタンを押してオンにしてもボタンは点灯しないタイプです。


右側面部。


写真左から順に、SDカードリーダー、USB 2.0端子、LAN端子、セキュリティ・ケーブル・スロットが配置されています。


SDカードをスロットに差し込んだところ。奥まで挿しても、これだけはみ出るので、SDカードを挿した状態で持ち運ぶ場合には注意が必要です。


左側面部。


写真左から順に、電源端子、USB 3.1 Gen 1 Type-C(DP/電源供給)端子、HDMI 1.4a端子、USB 3.1 Gen 1端子×2、ユニバーサル・オーディオ・ジャックが配置されています。


前面部。中央に、液晶を開くときに指を引っかけるための窪みが設定されています。


液晶を開くとき、片手だけでも開けることができます。いちいち両手を使わなくてもサッと開けることができるので快適です。


背面部に端子類は配置されていません。


底面部。通気孔が配置されているのが見えます。

継ぎ目はなく、簡単には筐体内部にアクセスできない仕様になっています。バッテリも内蔵されており、簡単には交換できません。


中央には、「Inspiron」のロゴが刻み込まれています。

8)同梱物をチェック
Inspiron 14 5000(5480)の同梱物をチェックします。


ACアダプタと電源ケーブル。


ACアダプタは縦長の形状をしています。


厚みは片手で握れるくらい。それほど大きくはありません。


ACアダプタから伸びているケーブルは、付属のバンドで束ねることができます。


こちらは電源ケーブル。バンドは付属していません。


電源ケーブルとACアダプタを合わせた重量は322g。


スタートガイド。各部の名称など、ごく基本的なことだけが説明されています。
まとめ

Inspiron 14 5000(5480)の特徴をまとめると次のとおり。

・3辺狭額縁設計を採用
・コンパクト/スリムななボディ
・アルミニウム製カバーを採用することでスタイリッシュなデザイン
・第8世代インテルCore i5プロセッサ搭載
・SSDを搭載しており、高い基本性能を誇る

Inspiron 14 5000(5480)は、極細のベゼルを採用することでコンパクト化を実現。さらに、第8世代インテルCoreプロセッサ+NVMe SSDストレージ+8GBメモリという、充実した基本構成となっています。

アルミ製のカバーを用いることでワンランク上のデザインを実現しているので、価格は重視したいが、ボディの仕上がりにもこだわりたい人にオススメです。

*詳しくは、Inspiron 14 5000(5480) 詳細情報 (DELL Webサイトにジャンプします)を参照してください。

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