デルXPS 16(9640)レビュー

DELLパソコンの購入に役立つ情報を提供するサイトです。
XPS 16(9640)について詳しく解説します。
HOME > DELLノートブック製品情報 > XPS 16(9640)レビュー
  • デル即納モデル
  • DELLデスクトップパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLノートブックパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLパソコンをインチで選ぶ
  • DELLパソコンを筐体で選ぶ
  • DELLパソコンをキャンペーンで選ぶ
  • DELLパソコンをランキングで選ぶ
  • DELLモニタを選ぶ
  • 法人向けデルパソコン
  • デルパソコンカスタマイズ講座
  • 他社パソコン比較購入ガイド
  • HP比較購入ガイド
  • レッツノート比較購入ガイド
  • 富士通パソコン比較購入ガイド
  • レノボ比較購入ガイド
  • Microsoft Surface
DELL
XPS 16(9640)レビュー

XPS 16(9640)は、DELLのハイエンドシリーズ(XPS)に属する16.3インチパネルを搭載したノートPCです。

XPSシリーズノートPC最新モデル一覧 / デル16インチノートPC最新モデル一覧

XPS 16(9640)
シリーズ
 
特徴

Inspiron

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリシリーズ
5000シリーズ Inspironシリーズの中間に位置づけられるミッドレンジシリーズ
7000シリーズ Inspironの中で最も性能にこだわったシリーズ
XPS 美しいデザインと高性能を両立させたスタイリッシュなノートシリーズ
Gシリーズ 高い描画処理能力を発揮できるゲーミングシリーズ
これまでXPSノートシリーズのラインアップは13インチ/15インチ/17インチパネル搭載モデルの3つだったのですが、今回より13インチ/14インチ/16インチパネル搭載モデルに変更されました。
僕が記憶している限りにおいて、XPSノートシリーズとして本モデルは初の16インチノートPCだと思います。
16インチノートの場合、17インチと比べて画面サイズは小さくなりますが、軽くて取り回しがしやすくなります。最近は17インチパネル搭載モデルが減ってきているので、16インチに軸足を移したということでしょうか。
XPS 16(9640)の主な特徴は次のとおり。

・16.3インチパネル搭載
・インテルCore Ultraプロセッサ搭載
・ボディにアルミとガラスを用いることでスタイリッシュなデザインに仕上がっている
・タッチファンクションメディアキー/ゼロラティスキーボード/シームレスタッチパッド搭載
・NVIDIA GeForce RTX 4050/4060/4070グラフィックス搭載モデルを選択可能


先進的なテクノロジーを採用しつつ、質感の高いデザインを備えたハイパフォーマンスノートです。高性能グラフィクス搭載モデルを選べば、ある程度のクリエイティブワークもこなせると思います。
イベントでXPS 16(9640)の展示機に触れることができたので、ここではXPS 16(9640)について詳しく解説したいと思います。
タッチファンクションメディアキー/ゼロラティスキーボード/シームレスタッチパッドについては、2022年に発売されたXPS 13 Plus(9320)で詳しく解説しているので是非レビューを参照してください。
【XPS 13 Plus(9320)レビュー】
XPS 13 Plus(9320)について解説しています。詳しくは、XPS 13 Plus(9320)レビューを参照してください。
(*DELLパソコンの4桁の型番(このモデルの場合は「9440」)を確認する方法はこちら)。
【参考】XPS 16(9640)動画
XPS 16(9640)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【参考】XPS 13/XPS 14/XPS 16に関する動画
Dell XPS13/XPS14/XPS16(2024年モデル)に関する動画をYouTubeにアップ。発表イベントでXPS 13/14/16に触ることができたので詳しく解説しています。
XPS 16(9640)の特徴
XPS 16(9640)は、ボディにCNC加工によるアルミ/パームレストにガラスを採用することでスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
キーボードの一番上にあるファンクションキーが、物理的なキーではなく、タッチタイプのキーになっており、指で触る形で操作します。
キー間の距離がほとんどないゼロラティスキーボードを採用。幾何学的なデザインになっています。
またシームレスタッチパッドを採用。上の画像を見ても、パームレスト部分にタッチパッドの領域が示されてないのがわかりますね。
カラーリングはプラチナシルバーとグラファイト。上の画像はプラチナシルバー。
展示機はグラファイト。
XPS 16(9640)の主なスペックをチェックしてみましょう。
 
XPS 16(9640)
ディスプレイ
16.3" FHD+ (1920 x 1200), 非タッチ, 非光沢, 500-nits
16.3" OLED UHD+ (3840 x 2400) , タッチ, 反射防止, 400-nits
CPU
インテルCore Ultra 7 155H
メモリ
16GB/
32GB(RTX構成向け)/
64GB(RTX4070構成向け)
ストレージ
512GB/1TB/2TB/4TB  M.2, PCIe NVMe, SSD
グラフィックス
インテル Arc グラフィックス
NVIDIA GeForce RTX 4050, 6 GB GDDR6
NVIDIA GeForce RTX 4060, 8 GB GDDR6
NVIDIA GeForce RTX 4070, 8 GB GDDR6
主な端子類
3 x USB Type-C(Power Delivery対応、DisplayPort搭載)
1 x ヘッドセット(ヘッドホン/マイク コンボ)ポート
microSDカード リーダー
カラー
プラチナシルバー/グラファイト
寸法
高さ:18.7mm x 幅: 358.18mmx 奥行き: 240.05 mm
最小重量
2.13 kg (FHD+ディスプレイの場合)
2.20 kg (OLEDディスプレイの場合)
【CPU】
CPUにインテルCore Ultra 7プロセッサを搭載したモデルが用意されています。Core Ultraプロセッサは、省電力を実現しているほか、CPU内蔵グラフィックスとしてインテルArcグラフィックスを採用しており、描画処理能力を高めています。またNPU AIエンジンを搭載しています。
インテルCore Ultra
性能
特徴
★Hシリーズ



高性能ノートPC向け/性能重視
Uシリーズ
スリムノートPC向け/消費電力重視
Core Ultraプロセッサには、「Hシリーズ」と「Uシリーズ」が用意されています(「Pシリーズ」は用意されていません)が、本モデルではHシリーズ搭載モデルを選べます。各プロセッサの主な詳細は次のとおりです。
CPU
インテルCore Ultra 7 155H
コアの数 16
(Performance-cores:6)
(Efficient-cores:8)
(低消費電力Efficient-core:2)
スレッドの数 22
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.80GHz
キャッシュ 24MB
【メモリ】
メモリは16GB/32GB/64GB搭載モデルを選択可能(16GBメモリは全モデル、32GBメモリはNVIDIA GeForce RTXグラフィックス搭載モデル、64GBはNVIDIA GeForce RTX 4070グラフィックス搭載モデルのみが利用可能)。
16GB容量があれば、負荷が軽めのタスクでストレスを感じるシーンは少ないでしょう。ただし、NVIDIA GeForce RTXグラフィックス搭載モデルで、負荷が重いクリエイティブワークなどを快適に処理したければ32GBメモリ、さらには64GBメモリ搭載モデルを検討するのも有りだと思います。ただし、オンボードタイプのため、購入後に増設・換装することはできません。
【ストレージ】
ストレージはSSD搭載モデルを選択可能。高速アクセスできるPCIe NVMeタイプのSSDを搭載しています。容量は512GB/1TB/2TB/4TB搭載モデルを選択できます。大容量の4TBが選択肢と用意されていますね。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプのIntel Arcグラフィックス搭載モデルを選択可能。
「Intel Arc」という名前は、以前はインテルの独立タイプのグラフィックスに付けられていたのですが、新しいCore Ultraプロセッサの内蔵グラフィックスにも使われるようになりました。インテル担当者によると、従来のCPU内蔵グラフィックスと比べて、描画処理能力がアップしているそうです。
CPU内蔵グラフィックスに加えて、NVIDIA GeForce RTX 4050/4060/4070搭載モデルも選択できます。高性能グラフィックス搭載モデルを選べば、動画・画像の編集などのヘビーな作業を快適にこなしたい人もメインマシンとして使えると思います。
【ディスプレイ】
16.3インチパネルを搭載。このサイズはあまり見かけないですね。一般的に16.0インチパネルを搭載するモデルが多いのですが。0.3インチ分パネルが大きいので、ちょっと見やすくなりそう。
 
1920×1200ドット
(FHD+)
3,840×2,400ドット
(UHD+)
有機EL(OLED) ×
光沢/非光沢 非光沢 反射防止
タッチ 非タッチ タッチ
輝度 500nit 400nit
上記2つのパネルを搭載したモデルの中から選択可能。
【有機EL(OLED)】
本モデルでは3,840×2,400ドットのパネルのみ有機EL(OLED)を採用しています。有機ELパネルは、色の表現が鮮やか/黒い部分が白っぽくならないという特徴があります。
有機ELディスプレイの主なメリット/デメリットは次のとおり。
・高画質
・黒をしっかり表現できる
・レスポンスが速い
・焼き付きが発生しやすい
有機ELパネルは、描写がとても綺麗。液晶パネルとは一線を画する仕上がりなので、映画を綺麗な映像で楽しみたい人、とにかく画質にこだわる人なら有機EL搭載モデルがおすすめです。
■光沢/反射防止パネル
FHD+は非光沢パネル、UHD+パネルは反射防止パネルを採用。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
光沢パネル
(反射防止あり)
・光沢パネルよりも映り込みが発生しにくく、非光沢パネルよりも色の表現が鮮やか。
(光沢パネルと非光沢パネルのいいとこ取り)
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
非光沢パネルの場合、映り込みやぎらつきが少ないので長時間作業する際の眼の疲れを軽減できますが、色の鮮やかは光沢パネルに劣ります。
反射防止パネルは、光沢パネルと非光沢パネルのいいとこ取りをしたパネル。光沢パネルよりも映り込みが発生しづらく、非光沢パネルよりも色の表現が鮮やかです。
■タッチパネル
FHD+パネルは非タッチパネル、UHD+パネルはタッチパネルです。タッチパネルだと、直感的に操作したいときに便利ですね。
■輝度
輝度とは、ディスプレイの明るさのこと。数値が大きい方が明るいパネルであることを示します。明るいパネルの方が、色の表現が鮮やか/周りの環境が明るくても見やすい、という特徴があります。
一般的なノートPCの場合、約300nitという輝度のパネルを搭載していること多いのですが、本モデルの場合、FHD+パネルが最大輝度が500nit、UHD+パネルが400nitという明るいパネルを採用しています。
【端子類】
ヘッドホン・マイクコンボ端子、microSDカードリーダーを標準で搭載。USB Type-A/HDMI端子は非搭載です。
■インテルArc・NVIDIA GeForce RTX4050/4060グラフィックス搭載時
・Thunderbolt 4 Gen 2 Type-Cポート(DisplayPort Altモード/USB4およびPower Delivery対応)×3
■NVIDIA GeForce RTX4070グラフィックス搭載時
・Thunderbolt 4 Gen 2 Type-Cポート(DisplayPort Altモード/USB4およびPower Delivery対応)×2
・USB 3.2 Gen 2 Type-Cポート(Power DeliveryおよびDisplayPort対応)×1
RTX7040搭載時は、Thunderbolt端子が2つなので注意が必要です。
まとめ
以上、XPS 16(9640)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・16.3インチパネル搭載
・インテルCore Ultraプロセッサ搭載
・ボディにアルミとガラスを用いることでスタイリッシュなデザインに仕上がっている
・タッチファンクションメディアキー/ゼロラティスキーボード/シームレスタッチパッド搭載
・NVIDIA GeForce RTX 4050/4060/4070グラフィックス搭載モデルを選択可能


先進のテクノロジーを満載した16インチ大画面ノートPCです。インテルCore Ultraプロセッサを搭載しており、グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX4050/4060/4070搭載モデルを選択可能。性能にもこだわっており、クリエイティブワークに存分に使いたい人にオススメです。