DELL U2419HC USB-Cモニタ レビュー

DELL U2419HC USB-Cモニタは、24インチ液晶パネルを搭載したモニタ。


液晶の外枠が非常に狭くなったデザインを採用しているため、非常にスタイリッシュな仕上がりになっています。

また接続にUSB Type-Cケーブルを使用すると、データの送受信/給電を同時に行えるため、配線をスッキリさせることができます(PC側のUSB Type-C端子が外部出力に対応している必要あり)。

あとブルーライトの発生を抑制したり、ちらつきの少ない画面表示を実現したりすることで目への負担を軽減することができます。

ここでは、U2419HCの特徴について詳しく解説します。

【U2419HCの主なスペック】

	U2419HC
サイズ	24
パネル	IPSパネル/アンチグレア
最大解像度	1920×1080
接続性	HDMI, DisplayPort, USB-C

U2419HCは24インチ液晶パネルを搭載。B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。


最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドットです。


非光沢パネルを採用しているため映り込みが発生しにくいです。長時間見続けた場合の目への負担を軽減できます。


液晶の外枠(ベゼル)の幅が狭くなったデザインを採用。なので、フレームの存在を気にすることなく画面への没入感を高めることができます。


IPSパネルを搭載しているため表示はすごく綺麗。自分で撮影した写真を映し出してみましたが、非常に色鮮やかで、細かいところまでしっかり描写できています。


視野角も広く、斜め方向からでもはっきり表示を確認できます。




U2419HCでは、開梱してすぐに正確な色相が得られるように、出荷時にチェックが行われており、そのことを示すレポートが同梱されています。


背面部。グレーを基調とした落ち着いたデザインです。


背面下部に端子類が下向きに配置されています。

写真左から順に、AC電源ポート、HDMIポート、DisplayPort端子（入力）、USB-C/DisplayPort、DisplayPortポート（出力）、音声ライン出力ポート、USBダウンストリーム ポート×2（充電対応 x 1）が配置されています。

レガシータイプ映像出力端子であるVGAとDVI端子は備わっていないので注意が必要です。


標準の位置ではケーブルを接続しづらいですが、U2419HCは縦横回転が可能なため、回転させることで簡単にケーブルを接続できます。


スタンドにはケーブルを通すための穴が設けられており、配線をすっきり見せることができます。


左側面部。


USBダウンストリーム ポート×2（充電対応 x 1）が配置されています。


U2419HCのUSB端子を使うには、パソコンとUSB Type-Cケーブルで接続する必要があります。


右側面部に端子類は配置されていません。


U2419HCの最大の特徴として、PC側の映像出力に対応しているUSB Type-C端子とU2419HCのUSB Type-C端子を接続することで、給電しながら映像を出力できる点が挙げられます。


実際にUSB Type-Cで接続してみました。


一本のUSBケーブルだけで映像出力と給電を同時に行えるのはすごく快適です。USB Type-C端子は、前後の向きがないので差すときにまごつかなくて済みます。

ノートPCを持ち出すことが多い人の場合、外出先から帰ってきたときにケーブル一本接続するだけで、外部出力と給電ができるのはかなり便利だと思います。


USB Type-Cケーブルも同梱されています。ただし、長さが1m弱とちょっと短めです。


U2419HCには、入力端子(HDMI、DisplayPort、USB-C)に加えて、DispayPort出力端子も搭載されています。


この端子を使うことで3画面出力が可能。つまりPC側に映像出力端子が1つしかない場合でも、PCとU2419HCを接続し、U2419HCのDisplayPort出力端子と別のディスプレイのDisplayPort入力端子を接続するだけで、デュアルディスプレイ環境を簡単に構築できます。複数のモニタを使って作業効率をアップさせたいときにかなり便利です。

U2419HCには、液晶傾き調整、左右回転、高さ調整、縦横回転機能が備えられています。


液晶の傾き調整。


ここまで傾けることができます。


左右回転機能。


高さ調整機能。一番高い位置に設定したところ。


一番低い位置に設定したところ。


縦横回転機能も備わっています。


回転しただけで自動的に表示が切りかわることはありません。手動で切り替える必要があります。

「設定」メニューの「システム」-「ディスプレイ」の「向き」で設定を変更できます。


Webブラウザなど、表示が縦に長くなる場合に威力を発揮します。


これらの調整はすごくスムーズに行えます。力を入れたりする必要はないので、気軽に調整できて便利です。


明るさの設定などは、液晶右下に配置されているボタンで行います。

左に4つの設定ボタンが、右端に電源ボタンが配置されています。


いずれかの設定ボタンを押すと、設定アイコンが表示されます。


一番左のボタンを押すとモードを選べます。「ComfortVeiw」を選択すると、ちらつきのない画面を実現し、ブルーライトの発生を抑えることができます。


左から2番目のボタンを押すと、入力ソースを切り替えられます。USB Type-C、DisplayPort、HDMIのいずれかを選択できます。


左から3つ目のボタンを押すと、明るさ/コントラストなど、各種コントロールが可能です。


同梱される電源ケーブル。


USB Type-CケーブルとDisplayPortケーブルが付属します。HDMIケーブルは同梱されないので、HDMI端子で接続する際には、別途用意する必要があります。


スタンド/ベース部分は簡単に脱着可能です。VESA規格に対応しているため、モニターアームに接続することができます。


以上、 U2419HCについて詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

・24インチパネル搭載
・スタイリッシュなデザイン
・ベゼル幅が薄い
・USB Type-Cケーブルで接続することでデータの送受信と給電を同時に実行可能
・表示が綺麗なIPS液晶パネルを搭載

*詳しくは、U2419HCフレームレスUSB-Cモニタ(DELL Webページ)を参照してください。