DELL Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップ レビュー

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Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップの詳細なレビューを示します。
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Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップレビュー

DELLのInspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップは、液晶とPCが一体化したオールインワンデスクトップPC。24インチ液晶を搭載しています。

(DELLのオールインワンPCの最新ラインアップはこちら)

Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップレビュー
シリーズ
特徴
Inspironシリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリーシリーズ。他のシリーズと比べて価格が低めに設定されています。コンパクトタイプのボディに加え、スリムタイプのボディを採用したモデルが用意されています。
XPSシリーズ Inspironの上位に位置づけられるDELLのハイパフォーマンスシリーズ。ミニタワーボディを採用しており、一定の拡張性を確保。
Inspiron 24 5000(5490)の主な特徴は次のとおり。

・24インチパネルを搭載したオールインワンPC
・液晶の外枠(ベゼル)が極細のフレームレスデザイン
・第10世代インテルCoreプロセッサ搭載
・シルバーとブラックのカラーリングを用意


ここではInspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップの特徴・スペック・使い勝手等について詳しくレビューします。

(*DELLパソコンの4桁の型番(本モデルの場合「5490」)を確認する方法はこちら)。
【New Inspiron 24 5000(5400)登場】
(*追記)Inspiron 24 5000(5490)の後継モデルとしてNew Inspiron 24 5000(5400)が登場しました。ボディの大きさはまったく同じですが、5400は第11世代インテルCoreプロセッサを搭載することで性能アップを図っています。こちらで5490と5400のスペックを比較しています。
→参考:New Inspiron 24 5000 (5400)詳細情報
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)24インチ液晶搭載のオールインワンPC
Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップは24インチ液晶パネルを搭載したオールインワンPCです。
同じシリーズとして27インチ液晶パネルを搭載したInspiron 27 7000(7790)フレームレスデスクトップが用意されています(デザインは共通しています)。上の写真の左がInspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップです(イベントに展示されていました)。
こうして並べて見ると、大きさの違いがよくわかりますね。やはり27インチパネルは大きいです。
B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。
ただ、目の前に座ると、画面が結構大きく感じます。
Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップはスリムベゼルを採用。
指と比べると、フレームの薄さがよくわかりますね。 非常にフレームが薄いため、液晶を見ているときにフレームの存在が気になりにくく、画面への没入度を高めることができます。
またフレームが薄いと、デザインの野暮ったさがなくなり、スタイリッシュさが際立ちます。
洗練されたデザインのため、どこにでも違和感なく設置することが可能です。
2)第10世代インテルCoreプロセッサ搭載
Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップのスペックをチェックします。

(追記:後継モデルのNew Inspiron 24 5000(5400)のスペックも併記しました。5400は、 第11世代インテルCoreプロセッサ搭載しているという点以外は5490とほぼ同じです。ボディの大きさも全く同じです。)

 
Inspiron 24 5000(5490)
New Inspiron 24 5000(5400)
筐体
オールインワン
液晶
23.8-インチ FHD (1920 x 1080) 非光沢 スリム ベゼル Infinity 非 タッチ ディスプレイ
23.8-インチ FHD (1920 x 1080) 非光沢 スリムベゼル フレームレス 非-タッチ ディスプレイ
タッチパネル
×
×
CPU
第10世代 インテル Core i3-10110U プロセッサー (4MB キャッシュ, 最大 4.1 GHz まで可能)

第10世代 インテル Core i5-10210U プロセッサー (6MB キャッシュ, 最大 4.4 GHz まで可能)

第10世代 インテル Core i7-10510U プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.9 GHz まで可能)
第11世代インテル Core i3-1115G4 プロセッサー (6MB キャッシュ, 最大 4.1 GHzまで可能)

第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.2 GHzまで可能)

第11世代インテル Core i7-1165G7 プロセッサー (12MB キャッシュ, 最大 4.7 GHzまで可能)
メモリ
8GB, 8Gx1, DDR4, 2666MHz
8GB, 8Gx1, DDR4, 2666MHz
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD

256GB SSD + 1TB 5400 rpm ハードドライブ

512GB SSD + 1TB 5400 rpm ハードドライブ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD

256GB SSD + 1TB 5400 rpm ハードドライブ

512GB SSD + 1TB 5400 rpm ハードドライブ
グラフィックス
インテル UHD グラフィックス 620 共有 グラフィックス メモリー付き

NVIDIA GeForce MX110 2GB GDDR5 グラフィックス メモリー付き
インテル UHD グラフィックス 620 共有 グラフィックス メモリー付き

インテル Iris Xe グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き(インテルCore i5/i7搭載時)
光学ドライブ
無し
搭載端子
1 x USB 2.0 Type A
3 x USB 3.1 Gen 1 Type A
1 x USB 3.1 Gen 2 Type-C
1 x RJ45 10/100/1000
1 x SDカード リーダー3.0
1 x マイク/ヘッドセット ジャック
1 x DC電源
1 x HDMI入力
1 x HDMI出力(1.4)
スピーカー
有(底面)
最小構成価格
(税抜・配送料込)
-
72,980円
CPUには、第10世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルが用意されています。各プロセッサの主な詳細は次のとおりです。

CPU 第10世代インテルCore i3-10110U 第10世代インテルCore i5-10210U 第10世代インテルCore i7-10510U
コアの数 2 4 4
スレッドの数 4 8 8
プロセッサー・ベース動作周波数 2.10GHz 1.60GHz 1.80GHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.10GHz 4.20GHz 4.90GHz
キャッシュ 4MB 6MB 8MB
メモリは8GBを搭載。Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップでは、Web閲覧/動画再生、といった比較的負荷が軽めのタスクをメインで行うことが多いと思うのですが、こうしたタスクの処理には8GBのメモリがあれば十分だと思います。
ストレージはSSDのみの構成に加えて、SSD+HDDのハイブリッド構成を選択可能。価格重視/あまり大きな容量のデータを扱わないのであれば、256GB SSDで十分だと思いますが、容量の大きなデータ(動画/画像)を扱うことが多いのであればハイブリッド構成がオススメです。
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
グラフィックスはCPU内蔵タイプに加えて、NVIDIA GeForce MX110 2GB GDDR5 グラフィックス搭載モデルを選択可能。
グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX20シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
このスペックを見る限り、Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップはミドルレンジに位置づけられるPCです。オールインワンPCに求められるタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生など)であれば、それほどストレスなく実行できると思います。
3)パフォーマンスをチェック
Inspiron 24 5000(5490)のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。

【プレミアム(SSD+HDD・シルバー)シルバー】
CPU:第10世代 インテル Core i5-10210U プロセッサ
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD + 1TB 5400 rpm ハードドライブ
グラフィックス:NVIDIA GeForce MX110 2GB GDDR5
CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。CPU:1080pts
負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質
解像度
スコア
評価
標準品質
1920×1080
5084
快適
最高品質
1920×1080
4601
普通
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレータ」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質
解像度
スコア
評価
標準品質
(デスクトップPC)
1920×1080
4365
快適
高品質
(デスクトップPC)
1920×1080
2031
普通
画質を抑えめにすることで、負荷が中程度までのゲームであれば快適に楽しめるという結果が出ています。
4)ブラックとシルバーのカラーリングを用意
Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップにはブラックとシルバーのカラーリングを用意。
こちらはシルバー。
こちらはブラック(写真はInspiron 27 7000フレームレスデスクトップ 7790。カラーリングについては両モデルとも同じです)。
カラーリングだけでなく、スタンド部分の形状も異なります。シルバーは丸みを帯びた形状をしていますが、ブラックはソリッドな仕上がりです。
シルバーモデルのスタンド。光が当たったときの反射が柔らかです。
背面部側から見たところ。
中央部分に「Inspiron」のロゴが刻み込まれています。
シルバーの背面部分はつや消し加工になっていますが、
ブラックの背面部分には光沢加工が施されています。
Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップには、ボディと同じカラーのワイヤレスキーボード/マウスが同梱されています。
5)使い勝手をチェック
Inspiron 24 5000(5490)の使い勝手をチェックします。
■Webカメラは収納可能
Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップでは、ポップアップ式のWebカメラを採用しており、使わないときはカメラを収納できます。
軽く押すだけで収納可能。使いたいときも、軽く押せば飛び出してきます。Webカメラを収納することにより、画像/映像の流出を防ぎ、プライバシーを保護できます。
■傾き調整機能のみ
Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップでは、高さ調整/左右回転機能は用意されておらず、ディスプレイ部分の傾き調整機能だけが利用可能です。
ここまで傾けることが可能。
■電源ケーブル1本のみで利用可能
Inspiron 24 5000(5490)はディスプレイとPC本体が一体となったオールインワンPCです。必要なケーブル類は電源ケーブルのみ。WiFi機能も搭載しているため、WiFi環境を構築していれば、ワイヤレスでネットに接続することができます。

なので好きな場所に気軽に移動させることができます。ボディもあまり大きくなく、両手で軽々持ち上げられる重さなので、移動も楽ちんです。
■外部映像出力可能
背面部にHDMI出力端子を搭載しているため、外部モニタに出力することが可能。
4Kテレビに接続したところ、4Kの解像度(3840×2160ドット)で出力することができました。大画面で映画などの映像を楽しみたいときに便利です。
■HDMI入力端子も装備
背面部にHDMI入力端子も搭載しているため、外部装置の画面をInspiron 24 5000(5490)で表示させることができます。
HDMIケーブルで接続して、ノートPCの映像を出力してみました。家に帰ったら、ノートPCをInspiron 24 5000(5490)に接続して大画面で効率的に作業することができます。

またゲーム機などを接続して大きな画面でゲームを楽しむことも可能です。
■スピーカーを搭載
ディスプレイ下部にスピーカーを搭載しているため、別途外付けのスピーカーを接続しなくてもデフォルトの状態で音楽/動画を楽しむことができます。

この位置にスピーカーがあると耳に音が直接響いてきます。実際に音楽を聴いてみましたが、すごく臨場感溢れるサウンド。広がりがあり、重低音もしっかり響きます。ただ、大きい音がするときに、ちょっと音割れを感じることがありました。
同梱されているMaxxAudioProツールを使えば、イコライザを使ってチューニングすることが可能。自分好みのサウンドに調整できます。
■キーボードは収納可能
キーボードを使わないときは、本体下のスペースに収納しておくことが可能です。
6)各パーツをチェック
Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップの各パーツをチェックします。
ディスプレイは23.8インチパネルを搭載。最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。
非光沢パネルを採用しているため、映り込みがほとんど発生しません。なので、長時間見続けたときの目の疲れを軽減できます。
自分で撮影した風景写真を映し出してみました。非常に精細感があるうえに、色の描画がとても綺麗。黒もしっかり表現できています。
視野角も広く、斜め方向から見ても見え方に変化はほとんどありません。
非常に見やすいディスプレイです。大きな画面で表示も綺麗なので、動画を堪能することができました。
タッチパネルは非搭載です。せっかくのオールインワンPCなので、タッチ操作できると、より利便性が高まったんですけどね。タッチパネルだと光沢パネルになることが多いので、実用性の高い非光沢パネル搭載にこだわったのかも。
左側面部。
右側面部。両側面部に端子類は配置されていません。
背面部。
中央下に端子類が配置されています。

写真左から順に、背面セキュリティ ロック スロット、電源端子、HDMI出力端子、HDMI入力端子、USB 3.1 Gen 2 Type-C端子、RJ45イーサネット10/100/1000端子、USB 2.0 Type-A端子、USB 3.1 Gen 1 Type-A端子×3、ユニバーサルヘッドフォンジャック、SDカードリーダーが配置されています。

側面部には端子類が配置されておらず、すべてこの位置にあるので、デバイス/ケーブルを接続するときは、背面部をのぞき込むか、本体を動かす必要があります。なので、ちょっと手間がかかります。
スピーカーの下部の右端に電源ボタン、その左に入力切替ボタンが配置されています。
正面からは見えない位置に電源ボタンがあるので、慣れないうちはちょっと押しづらいです。
入力切替ボタンは、HDMI入力端子にデバイスを接続したときに、接続したデバイスの画面を出力するのか、Inspiron 24 5000(5490)の画面を出力するのかを切り替えるときに使用します。
切り替える度に、画面右下に「PC」、「HDMI」が表示されるので、どちらの画面が表示されているのかを確認できます。
電源がオンになっていると、スピーカーの右下のステータスライトが点灯します。
7)同梱物をチェック
Inspiron 24 5000(5490)の同梱物をチェックします。
Inspiron 24 5000(5490)にはワイヤレスキーボード/マウスが同梱されています。

有線タイプだとケーブルが邪魔だし、見た目もよくないですが、ワイヤレスタイプだと、自分の好きな位置に置いて操作できます。また、使わないときは収納しておくことも可能。ただし、電池を定期的に交換する必要があります。
キーボードはキーピッチ(キー間の距離)も広く、キーストローク(キーを押し込む深さ)も深めなので、入力しやすいです。
マウスも掴みやすく、あまり重くないので、操作性はいいですね。
キーボード/マウスを使うときは、レシーバをUSB端子に接続します。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは平べったい形状をしています。ちょっと大きめ。
各部名称などを示したペーパーも同梱されています。
まとめ
以上、Inspiron 24 5000(5490)フレームレスデスクトップについて見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

・24インチパネルを搭載したオールインワンPC
・液晶の外枠(ベゼル)が極細のフレームレスデザイン
・スタイリッシュな仕上がり
・第10世代インテルCoreプロセッサ搭載
・シルバーとブラックのカラーリングを用意


第10世代インテルCoreプロセッサ+8GBメモリ+SSDという構成を実現しているため、基本性能は高め。また、非常にスタイリッシュなデザインのオールインワンPCに仕上がっており、置き場所を選びません。