DELL Inspironコンパクトデスクトップ(3030) レビュー

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コンパクトデスクトップ(3030)について解説します。
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Inspironコンパクトデスクトップ(3030)レビュー

Inspironコンパクトデスクトップ(3030)はDELLのエントリータイプに位置づけられるInspironシリーズに属するコンパクトデスクトップPCです。第14世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルです。

Inspironデスクトップ(3030)
シリーズ
特徴
Inspironシリーズ

上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリーシリーズ。他のシリーズと比べて価格が低めに設定されています。コンパクトタイプのボディに加え、スリムタイプのボディを採用したモデルが用意されています。
XPSシリーズ Inspironの上位に位置づけられるDELLのハイパフォーマンスシリーズ。ミニタワーボディを採用しており、一定の拡張性を確保。
Inspironコンパクトデスクトップ(3030)の主な特徴は次のとおり。

・コンパクトな筐体を採用
・第14世代インテルCoreプロセッサ搭載
・NVIDIA GeForce RTX 3050/4060グラフィックス搭載モデルを選択可能

イベントでInspironコンパクトデスクトップ(3030)の展示機に触ることができたので、ここではInspironコンパクトデスクトップ(3030)の特徴/スペック等について詳しく解説したいと思います。
【Inspironデスクトップ(3020)レビュー】
Inspironコンパクトデスクトップ(3030)の先代モデルInspironデスクトップ(3020)(第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデル)について解説しています。ボディの大きさ・デザイン等、3030と共通する部分があるので参考になると思います。詳しくは、Inspironデスクトップ(3020)レビューを参照してください。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はイベントの展示機です。
1)コンパクトなデスクトップPC

Inspironコンパクトデスクトップ(3030)は、デルのエントリシリーズInspironに属するデスクトップPCです。

ボディサイズは、幅154mm × 高さ324.3mm × 奥行き2932.8m(実機の写真はInspiron 3020(以下同じ))。
スリムタイプと比べると大きめですが、デスクトップPCとしてはコンパクトな方だと思います。幅は、なんとか片手で掴める大きさです。
22インチモニタに接続するとこんな感じ。
2)スペックをチェック(第13世代インテルCoreプロセッサ搭載)
【Inspironコンパクトデスクトップ(3030)の主なスペック】

Inspironコンパクトデスクトップ(3030)の主なスペックは次のとおり。先代モデルのInspironコンパクトデスクトップ(3020)と比較してみました。

 
【参考】
Inspironコンパクトデスクトップ(3020)
Inspironコンパクトデスクトップ(3030)
CPU
第13世代 インテルCore i5-13400プロセッサー(10コア,20MBキャッシュ,2.5GHz-4.6GHz)
第13世代 インテル Core i7-13700 プロセッサー (16-コア, 24MB キャッシュ, 2.1GHz − 5.1GHz)
第14世代インテルCore i5-14400F(10コア,16スレッド,20MB)
第14世代インテルCore i5-14400(10コア,16スレッド,20MB)
第14世代インテルCore i7-14700F(20コア,28スレッド,33MB)
第14世代インテルCore i7-14700(20コア,28スレッド,33MB)

メモリ
8 GB, 1 x 8 GB, DDR4, 3200 MHz
16 GB, 1 x 16 GB, DDR4, 3200 MHz
16GB, 1x16GB, DDR5, 4800MT/s
16GB, 1x16GB, DDR5, 5600MT/s
ストレージ
256GB SSD + 1TB HDD
512GB SSD + 1TB HDD
512GB SSD
1TB SSD
512GB/1TB SSD
グラフィックス
インテルUHDグラフィックス 730 共有 グラフィックス メモリー 付き(Core i5搭載時)
インテル UHD グラフィックス 770 共有 グラフィックス メモリー 付き(Core i7搭載時)
NVIDIA GeForce RTX 3050 8GB GDDR6
インテルUHDグラフィックス730(CPU内蔵)
インテルUHDグラフィックス770(CPU内蔵)
NVIDIA GeForce RTX 3050 8GB GDDR6
NVIDIA GeForce RTX 4060 8GB GDDR6
光学ドライブ

トレイロード式 DVD ドライブ (DVD±RW/CD-RW)

トレイロード式 DVD ドライブ (DVD±RW/CD-RW)

ポート類
前面:
1 x グローバル ヘッドセット ジャック
2 x USB 2.0ポート
1 USB 3.2 Gen 1 Type-Cポート
1 x USB 3.2 Gen 1 Type-Aポート
背面:
1 x 音声ライン出力ポート
1 x HDMI 1.4bポート
1 x DisplayPort 1.4
2 x USB 3.2 Gen 1 Type-Aポート
2 x USB 2.0ポート
1 x LAN (RJ-45) Ethernetポート
1 x AC電源ポート
1 x Kensingtonケーブル ロック ポート
前面:
1 USB 3.2 Gen 1ポート
1 USB 3.2 Gen 1 Type-Cポート
2 USB 2.0ポート
1 グローバル ヘッドセット ジャック
1 SDカード スロット
背面:
2 USB 3.2 Gen 1ポート
2 USB 2.0ポート
1 音声ライン出力ポート
1 HDMI 1.4bポート
1 DisplayPort 1.4ポート
1 RJ45 Ethernetポート
1 AC電源ポート
寸法
幅154mm
×
高さ324.3mm
×
奥行き293mm
幅154mm
×
高さ324.3mm
×
奥行き292.8mm
【CPU】
CPUは、第14世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルを選択可能。インテルCore i5-14400/インテルCore i5-14400F/インテル Core i7-14700/インテル Core i7-14700Fプロセッサ搭載モデルが選べます。「F」が付いているモデルは、CPUにグラフィックスを内蔵していません
CPU 第14世代インテル Core i5-14400 第14世代インテル Core i7-14700
コアの数 10
(Performance-cores:6)
(Efficient-cores:4)
20
(Performance-cores:8)
(Efficient-cores:12)
スレッドの数 16 28
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.70GHz 5.40GHz
キャッシュ 20MB 33MB
■第14世代インテルCoreプロセッサの特徴■
第14世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)を混在させています。コア数を単純に増やすとマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第14世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることが可能になっています。
■ベンチマークのスコア■
各プロセッサの性能を確認するために、ベンチマークのスコアをチェックしました。
CPU
スコア
第13世代インテル Core i7-14700
51,516
第13世代インテル Core i7-13700(一世代前)
38,021
第12世代インテル Core i5-14400
26,767
第13世代インテル Core i5-13400(一世代前)
25,088
やはり第14世代プロセッサの方が、第13世代プロセッサよりもスコアが高くなっており、性能が向上しているのがわかります。特にCore i7-14700は、13700よりも約35%スコアがアップがしています。
【メモリ】
メモリはDDR5のシングルチャネル構成です。
メモリ1枚挿しのシングルチャネル構成よりも、2枚挿しのデュアルチャネル構成の方が、データへのアクセスが速くなるケースが多いのですが、Inspironコンパクトデスクトップ(3030)ではシングルチャネル構成しか選べません。マニュアル(英語版)を確認したところ、メモリスロットは2基搭載されているので、デュアルチャネル構成にしたければ購入後に増設することは可能だと思います(増設すると保証の対象外となるのでご注意ください)。
メモリ容量は 16GB搭載モデルを搭載可能。 エントリクラスに位置づけられるデスクトップPCなので、16GBのメモリを積んでいればストレスを感じるシーンは少ないと思います。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
【ストレージ】
ストレージは、512GB/1TB SSDを選択可能。高速アクセスできるM.2 PCIe NVMeタイプのSSDを採用しています。
【グラフィックス】
グラフィックスには、CPU内蔵タイプに加えて、ディスクリートタイプのNVIDIA GeForce RTX 3050/4060搭載モデルも選択可能。
グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX30シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
CPU内蔵タイプのグラフィックスは、高い描画処理能力を必要とする画像/動画の編集やゲームなどにはちょっと向いていないので、こうした用途に使いたいのなら、NVIDIA GeForce RTXシリーズグラフィックス搭載モデルを検討するといいでしょう。
【まとめ】
この構成を見る限り、Inspironコンパクトデスクトップ(3030)はエントリーレベルから、描画処理能力が必要なクリエイティブワーク向けの構成まで、多彩なニーズを満たせることがわかります。
3)各パーツをチェック
Inspironコンパクトデスクトップ(3030)の各パーツをチェックしてみましょう。
背面部。1.ライン出力、2.HDMI(注)、3.DisplayPort(注)、4. USB 3.2 Type-A Gen 1×2、5. USB 2.0×2、6. LANポート、7. 電源端子、8. ケンジントン ケーブル ロック、9. 電源インジケーターが配置されています。
前面部。10. 光学ドライブ、11.電源ボタン、12.メディア カードリーダー、13.グローバル ヘッドセット ジャック、 14. USB 2.0×2、15. USB 3.2 Type-C Gen 1 Type-C、16. USB 3.2 Type-A Gen 1が配置されています。
【USB端子】
USB端子
個数/場所
最大転送速度
USB 2.0 Type-A 2個/前面部
2個/背面部
0.48Gbps
USB 3.2 Gen 1 Type-A 1個/前面部
2個/背面部
5 Gbps
USB 3.2 Gen 1 Type-C 1個/前面部 5 Gbps
USB端子は全部で8個搭載しています(前面部4個/背面部4個)。そのうちType-A端子が7個、Type-C端子は1つだけです。
【映像出力端子】
 
個数/場所
DisplayPort 背面部/1個
HDMI 背面部/1個
映像出力端子は上の2種類が搭載されています。おそらくは2画面同時出力に対応していると思います。
(注:CPUにグラフィックスを内蔵していない第13世代インテル Core i5-14400F/i7-14700Fプロセッサ搭載モデルでは、背面部上部にあるHDMI端子/DisplayPort端子は利用できません。搭載しているNVIDIA GeForce RTX3050またはRTX4060グラフィックスの映像出力端子を利用します)
【同梱物】
Inspironコンパクトデスクトップ(3020)には、有線タイプのキーボード/マウスが同梱されます。ワイヤレスタイプのキーボード/マウスはオプションとして用意されていません。
まとめ

以上、Inspironコンパクトデスクトップ(3020)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・コンパクトな筐体を採用
・第14世代インテルCoreプロセッサ搭載
・NVIDIA GeForce RTX 3050/4060グラフィックス搭載モデルを選択可能

第14世代インテルCoreプロセッサを搭載しているのが最大の特徴です。