DELL U3011モニタ レビュー

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U3011モニタの詳細なレビューを示します。
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DELL
DELL U3011モニタレビュー

U3011モニタは、30インチ液晶を搭載したモニタ。

dell U3011
イベントにU32011に触れることができたので、詳しくレビューしたいと思います。

【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの展示機です(記事執筆:2010年10月)。
1)30インチ液晶搭載の超解像度モニタU3011のイベントに参加
DELL 「"超"解像度ディスプレイで体験するPCの活用法」イベントに参加してきました。

dell U3011
このイベントでは、DELLのハイエンドシリーズモニタU3011に焦点を当てることで、DELLがいかにこだわりのあるモニタを提供しているのを明らかにします。

会場にはU3011が3台も展示されていました。一見しただけで、その大きさに圧倒されます。

dell U3011
写真ではなかなか、その大きさを実感できませんが、他に展示されている24インチ液晶なんかと比較してみると、その大きさに圧倒されます。
dell U3011
すごく描写が綺麗ですね。写真がリアルに再生されています。これだと、撮影した写真を再生するのが楽しいかも。

dell U3011
他の参加者も、その優れた描写力に感心していました。

デジタルハイエンドシリーズの液晶はすべて非光沢タイプのIPSパネルを搭載しているため、すごく見やすい!しかも視野角が非常に広いので、斜めからみても、くっきりと画面が表示されます。さすがデジタルハイエンドシリーズ、基本性能にはこだわっています。これだと作業がはかどりそうですね。目にも優しいし。

2)担当者が話してくれたU3011の魅力
ここでは、「"超"解像度ディスプレイで体験するPCの活用法」イベントで担当者が話してくれた30インチ液晶のU3011の魅力について詳しく見ていきたいと思います。

dell U3011レビュー
U3011説明
魅力について詳しく語ってくれたのは、DELLの北アジア地域公共事業マーケティング本部クライアント製品ソリューションマネージャの垂見氏。軽快なトークと豊富な知識で、参加者をぐいぐい引っ張っていってくれます。

デジタルハイエンドシリーズ
DELLでは、モニタとしてINシリーズ、STシリーズ、エンタテイメントシリーズ、デジタルハイエンドシリーズの4つのシリーズを提供していますが、今回のイベントでフューチャーするハイエンドシリーズは、最高クラスの画質と性能を実現したDELLのフラッグシップモデルです。

ラインアップとして、21.5インチ、23インチ、24インチ、27インチ、30インチの6つのモデルが提供されています。すべてIPSパネルを採用しています。

高い評価
その性能の高さゆえ、さまざまなメディアから高い評価を受けているそうです。

dell U3011 IPSパネル
エントリーシリーズのモニタとの最大の違いは、使用しているパネル。エントリーシリーズでは、低コストのTNパネルを使用していることが多いのですが、デジタルハイエンドシリーズではIPSパネルを使用しています。

IPSパネルの特徴として、視野角が広い正確な色表示が可能、の2点が挙げられます。

視野角が広いというのは、左右上下から斜め方向に見ても、表示をしっかり認識できるとうことです。TN方式のパネルだと、少し斜め方向からみただけで、モニタに何が表示されているのかがわからなくなりますが、IPSパネルだと、かなり斜め方向から見ても認識することが可能です。

DELLハイエンドシリーズでは、178度(垂直)/178度(水平)の最大角度を実現しているので、画面を認識できない角度は垂直/水平とも2度だけ。こんな角度から液晶を見ることはほとんどないため、実質的にどんな角度からもくっきりと表示を確認することができます。

もう1つの特徴として挙げられる正確な色表示ですが、これはパネルのどこの場所でも色が変化しないということです。TNパネルの場合、画面の上下左右で、同じ対象物の色味が変化することがあります。たとえば、画面の上では緑だったのが、下の方で表示するとちょっと深めの緑だったりすることがあります。

これは、正確な色表示を必要とするカメラマンやデザイナーにとっては厄介な問題ですが、IPSパネルではこうした問題は発生しません。画面上のどこで表示させても同じ色で表示されます。

なお、最近LEDパネルを使用したモニタが増えていますが、DELLデジタルハイエンドシリーズでは採用されていません。なぜかというと、色の再現性が、まだ納得できるレベルに達していないからだそうです。

dell U3011 10ビットカラー
10ビットカラーに対応しており、多様な色の表示が可能です。

dell U3011校正証明書
またデジタルハイエンドシリーズは、1台ずつ色校正を行っており、校正証明書が同梱されます。

さらに、他社製モニタの場合、ケーブルが同梱されていないことが多いのですが、Display portケーブル、DVIケーブル、VGAケーブルが標準で入っているので、すぐに接続して使用することができます。ただし、どこでも入手可能なHDMIケーブルは入っていません。HDMIケーブルで接続したい人は多いと思うので、HDMIケーブルも同梱してくれると助かるんですけどね。

ここまでは、デジタルハイエンドシリーズ全般の特徴について見てきました。次に、今日焦点を当てるU3011の特徴について見ていきます。

U3011の最大の特徴は、30インチという、現時点のモニタで最大レベルの大きさを実現しているということ。さらに大きいだけでなく、2560 x 1600ドットという最大解像度を実現します。

現在のモニタの一般的な最大解像度は1920×1080に設定されていることが多いので、それに比べて横方向で約1.3倍、縦方向で約1.5倍大きな表示領域を確保できることになります。

ということは、いろいろなウィンドウを並べて表示できるということです。なので、ブラウザを2つ並べて表示し、メールソフトも表示させるという使い方ができるため、作業効率が大幅にアップします。

私は、24インチ液晶と20インチ液晶のデュアルモニタを使用していますが、2つの液晶を使用していると、液晶の枠(ベゼル)が気になります。このU3011 1台で済ますことができればベゼルが目に入らなくなるため、すごく作業しやすくなりますね。

U3011入力端子
あと、U3011では豊富な入力端子を搭載しています。HDMI端子が2つ、HDCP対応DVI-D端子が2つ、DisplayPortが1つ、VGA端子が1つ、 コンポーネントビデオ端子が1つ搭載されており、ほとんどのニーズに対応可能です。

またこれとは別にUSB 2.0ポートと7-in-1メディアカードリーダも搭載されているので、
USBメモリやメディアカードに収められた画像やファイルなどを表示することも可能です。

担当者のお話では、このU3011をマルチメディアのセンター(母艦)として使用できるようにしたとのこと。確かに豊富な端子を搭載しているので便利です。

西川氏
次にお話しされたのはテクニカルライターの西川善司氏。大画面映像機器評論家として活躍されています。

作業場
西川氏の自宅の作業環境。さまざまなモニタが2列に配置されています。さすがは大画面映像機器評論家です。下段の中央にあるのが、デルの30インチ液晶モニタの3008WFP。U3011の前のモデルにあたります。

モバイル
西川氏の外出先での仕事環境。モバイルノート+17インチノートに加えて、大型液晶モニタも持ち歩くそうです。確かに、作業効率は上がるでしょうが、液晶モニタも外に持ち出すとは。脱帽です。

U3011
西川氏が語ってくれたDELLハイエンド液晶の特徴・メリットは次のとおり。

・3008を使用して1年目で壊れたが、DELLでは良品先出しサービスを行っているため、中2日で代替液晶が送られてきた。その後、壊れたモニタを送ればいいので、すごく楽。
・色の再現性を重視する場合にはIPSパネルがお勧め。
・ゲームで使用するのは正直イマイチ。ただし、コントラストはいい。
・写真を表示したときの精細さがすばらしい。
・広い画面+高い解像度のため、非常に使いやすい

あと、同じDELLハイエンドシリーズの27インチ液晶U2711は、基本性能において若干U3011よりも劣りますが、最大解像度は2560×1440なので、U3011と比べて、縦方向が少し狭いだけ。なのに、価格は10万円近い差があるので、コストパフォーマンス面ではU2711がかなりお得とのこと。

この話をしたら、DELLの担当者は苦笑していましたが、これだけの価格差があるのであれば、確かにU2711の方に人気が集まるのではないかと思われます。

3)U3011に実際に触ってみました!
ここでは、DELL30インチ液晶U3011に実際に触ってみた感想について説明していきたいと思います。

U3011を初めて見たときに思ったのは、やっぱりでかい!ということ。我が家では、24インチ液晶を使用しているのですが、それと比べてもやっぱり大きい。

目を左右の端から端まで動かすのも結構な距離になります。

U3011と15インチ液晶
15インチノートと比べてみたところ。こうして比較してみると、U3011の大きさがわかりますね。

U3011たくさんのウィンドウ
たくさんのウィンドウを表示させてみました。それぞれのウィンドウは、詳細項目を表示できる十分な大きさを確保。それでいてこれだけの数のウィンドウを表示できるのですから、U3011の画面の広さを本物です。

これだけの数のウィンドウを同時に並べて表示できるので、作業効率を大幅にアップさせることができます。

2つのウィンドウ
ブラウザを左右に並べて表示してみました。
さすがは、最大解像度2560 x 1600ドット。縦方向も十分な表示領域を確保しているため、スクロール数も少なくて済みます。

みずみずしい描写
デジカメ写真を表示させてみたところ、そのみずみずしい描写にびっくり。家で使用しているTN方式パネルの液晶とはまったく異なる描写です。他の参加者も、写真の表示の綺麗さにはびっくりしていました。

色再現性
角度を変えて見ても色味は変化しません。優れた色再現性を実現しているのがわかります。

詳細な表示
Googleマップで衛星写真を表示したところ。すごく精細に表示されています。

U3011
色鮮やかな表示が可能です。

dell U3011
ノングレア液晶
U3011は非光沢(ノングレア)液晶を採用しているため、照明などによる映り込みが 発生しません。個人的には、ノングレアの方が映り込みがないため、作業しやすいと思います。

DELL担当者の話では、DELLハイエンドシリーズでは、使い勝手を考慮して、すべてのモデルにノングレア液晶を採用しているそうです。

U3011 視野角
また、視野角の広さも特筆ものです。IPSパネルを採用しているため、非常に視野角が広くなっており、かなり斜めから見ても、表示内容をはっきりと認識できます。

U3011 視野角広い
斜め方向
これだけ斜めから見ても、まったく問題なく見ることができます。最大視野角は垂直/水平とも178度。つまり、ほとんどすべての角度からパネルの表示内容を見ることができます。

U3011では、高さを調整したり、液晶部分を左右に振ったりすることはできますが、残念ながらピボット(回転)機能はついていません。

これは液晶部分が重いため、それを支える構造を保ったまま、ピボット機能を実現することが難しかったからだそうです。

ただし、同じハイエンドシリーズの24インチ以下のモデルには、ピボット機能が付いており、画面を縦横で回転させることができます。

一番上
U3011を一番高い位置に設定したところ。

一番下
高さを一番下の位置にしたところ。かなり下の位置まで調整できるので、作業時に上を向かなくても済むようになるため、首の負担を軽減させることができます。

U3011背面
背面の構造です。上の写真は、液晶を一番上の位置にしたところ。

背面部
この写真は、一番下の位置にしたところ。高さを調整するのは簡単。画面の左右を持って、上または下に移動させてやるだけです。それほど力を入れる必要はないので、気軽に調整することができます。

角度調整
もちろん、液晶パネル自体の角度も調整できます。

角度
上の写真は、液晶の手前部分を一番前に引き出したところです。

U3011
土台部分は、丸いテーブル構造になっているため、軽い力で 液晶を左右に振ることができます。

土台
土台部分はすごくしっかりしていますね。多少液晶を触ったぐらいで、全体がふらつくことはありません。

指で押さえる
TN方式だと液晶パネル自体を強く押すと白くにじんでしまうのですが、IPS方式のパネルを採用しているU3011では白くにじむことはありません。

設置面積
横から見てみたところ。意外と省スペースなのがわかります。これなら、それほど設置スペースに悩まなくても済みそうです。

USBメモリ
本体の左側の一番上には7-in-1メディアカードリーダ、その下にはUSB端子が2つ配置されています。なので、写真の画像をすぐに表示したり、USBメモリ内のファイルを即座に使用したりするときに便利です。

U3011背面
背面部です。

背面
黒を基調としたすごくすっきりとしたデザインです。

dellロゴ
上部にはDELLロゴが配置されています。

dell U3011
端子類は背面下部に配置されています。

背面端子
端子類は下向きに配置されているので、接続するときは下から覗きこむ必要があります。ちょっと無理な姿勢になるのですが、デザイン性を考慮すれば致し方ないことかもしれません。ピボット機能があれば、簡単に接続できるんですけどね。。。

端子
U3011では豊富な入力端子を搭載しています。HDMI端子が2つ、HDCP対応DVI-D端子が2つ、DisplayPortが1つ、VGA端子が1つ、 コンポーネントビデオ端子が1つ搭載されており、
ほとんどのニーズに対応可能です。

メニュー
メニューが右下に配置されており、ここからさまざまな調整作業を行うことができます。

メニュー表示
上の写真の一番右にある青色のボタンがを使って操作します。ちょっと操作が独特なので、慣れるまでは使いづらいかもしれません。

ボタンを操作するたびに、小さく「プッ」という音がします。

メニュー操作
ボタンを操作しているところです。

メニュー1


4)U3011は買いか?
ここでは、果たしてU3011は買いか、について個人的に思ったことを書いていきたいと思います。

dell U3011
U3011のメリットを挙げると次のとおり。

【U3011のメリット】
・大きな液晶(30インチ)+高い解像度(2560×1600)の組み合わせにより、非常に広い表示領域を確保できるため、多数のウィンドウを並べて表示できるようになり、作業効率がアップする

・色再現性に優れており、画面のどの場所でも色の変化ない。なので、厳密な色の再現を必要とするデザイナーや写真家などのプロフェッショナルも使用できる

・最大視野角が178度と非常に広いので、左右上下、どの位置からでも表示内容をはっきりと認識できる

・接続端子が充実しているため、あらゆる接続ニーズに対応できる。つまり、多様なデバイスを接続して表示できる、マルチメディアセンターの役割を果たすことができる

・DisplayPortケーブル、DVIIケーブル、VGAケーブルが同梱されているため、開梱してすぐに使用することができる

これに対し、U3011のデメリットを挙げようとしたのですが、性能面でデメリットと感じるところはほとんどありません。細かいところでは、メニューの操作がしにくいとか、ピボット(回転)機能がないとか、あるのですが、メリットと比較すれば、そんなに大きなデメリットではないと思います。

一番の問題はコストかな。現時点のU3011の価格は159,170円(税込み)。一昔前から見れば随分安くなりましたが、それでも気軽に買える値段ではないですね。

U3011の性能を考慮すれば、コストパフォーマンスに優れていると思うのですが、なかなか手が出せないのも事実。私自身、性能だけ見れば飛びつきたいところですが、価格面がネックとなって二の足を踏んでいます。

上述した性能(メリット)を必要とし、この価格を出しても構わないというハイエンドユーザーが対象となるのでしょうね。

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