Dell G5 15(5587)レビュー

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ゲーミングノートDell G5 15について詳しくレビューします。
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DELL
Dell G5 15(5587)レビュー
Dell G5 15は15インチ液晶を搭載したノートPC。

Dell G5 15 レビュー

DELLで新たに導入されたGシリーズに属しています。Gシリーズは、手軽にゲームを楽しんだり、負荷のかかる動画/画像編集を快適に処理できるよう設計されたハイパフォーマンスシリーズです。

性能的には、従来からあるInspironシリーズとゲーミングに特化したAlienwareの中間に位置づけられています。Inspironシリーズよりも高いパフォーマンスが必要だが、Alienwareは価格が高くて手が出しにくい、という人向けの構成/デザインになっています。

Gシリーズには、■G3 15/■G5 15/■G7 15の3つのモデルが用意されていますが、G5 15はGシリーズの中間に位置づけられていますが、パワー的には最上位モデルのG7 15と遜色ありません。

→参考:G3 15レビュー / G7 15レビュー
→参考:Gシリーズ(G3 15/G5 15/G7 15)を比較

またG3シリーズの17インチ液晶搭載モデルとしてG3 17も用意されています。
→参考:G3 17レビュー

ここではDell G5 15の特徴・スペック等についてレビューしたいと思います。

(2019/2追記)G5 15(5587)の後継モデルとしてNew G5 15(5590)が登場しました。NVIDIAの最新グラフィックスGeForce RTX2060搭載モデルを選択できるなど、性能アップが図られています。比較および詳細についてはNew G5 15(5590)レビューを参照してください。


→参考:GシリーズノートPC最新モデルの比較
【レビュー目次】
1)ゲーミングPCらしさを抑えたデザイン

Gシリーズはゲーミングマシンとして位置づけられますが、従来のゲーミングPC(Alienwareなど)と比べて、ゲーミングPCらしさを抑えたデザインになっています。光が当たったときの反射が柔らくいい感じです。


天板部分中央に配置されている赤色のDELLのロゴマークがすごく目を引きます。


側面部は丸みを帯びた形状になっており、手で触ったときの感触が柔らかいです。


前面部は斜めにカットされたようなデザインを採用。


液晶の外枠/キーボード/周辺部はブラック。落ち着いた印象を与えます。


タッチパッドはレッドで縁取られており、デザイン上のアクセントになっています。


排熱問題を解決するため、背面部に広く配置されている通気孔のデザインはちょっとレーシンカーっぽいです。


この部分はゲーミングPCっぽさを感じます。


カラーリングはレッドとブラックの2色を用意。


レッドは鮮やかですが、ブラックは落ち着いた色合いです。

2)手頃な価格を実現したゲーミングPC
これまでDELLからはゲーミングPCとしてAlienwareが用意されていました。しかし、Alienwareは高性能ではあるけれども価格がちょっと高め。


(写真はAlienware 15)

Alienware 15(15インチノート)の最小構成が18万円台なのに対し、G5 15の最小構成は12万円台。性能面ではAlienwareの方が上ですが、それでもG5 15は、ゲームを楽しめる構成を実現しつつ、Alienwareよりも安い価格設定なので購入しやすいと思います。

3)ゲームを楽しむための充実したスペック/構成
Dell G5 15の主なスペックをチェックしてみましょう。Dell G5 15には次の3つのパッケージが用意されています。

【Dell G5 15の主なスペック】
 
プレミアム
GTX1050 Ti搭載
プレミアム
GTX1060搭載 VR
プラチナ
GTX 1060搭載 VR
液晶
(最大解像度)
15.6-インチ FHD (1920 x 1080) IPS アンチ-グレア LED-バックライト ディスプレイ
CPU
第8世代インテル Core i5-8300H プロセッサー (クワッド-コア, 8MB キャッシュ, 最大 3.9GHzまで可能 ターボ ブースト 付き
第8世代インテル Core i5-8300H プロセッサー (クワッド-コア, 8MB キャッシュ, 最大 3.9GHzまで可能 ターボ ブースト 付き
第8世代インテル Core i7-8750H プロセッサー (6-コア, 9MB キャッシュ, 最大 3.9GHzまで可能 ターボ ブースト 付き)
メモリ
8GB, DDR4, 2666MHz
16GB, 2x8GB,DDR4, 2666MHz
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD
128GB M.2 PCIe NVMe SSD + 1TB 5400RPM HDD
256GB M.2 PCIe NVMe SSD + 1TB 5400RPM HDD
光学ドライブ
×
グラフィックス
NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti 4GB GDDR5 グラフィックス メモリ付き
NVIDIA GeForce GTX 1060 NVIDIA Max Q デザイン テクノロジー , 6GB GDDR5 ビデオ メモリ付き
寸法
(cm)
幅: 389 mm
高さ: 24.95mm
奥行:274.7 mm
最小重量
(kg)
2.65kg

CPUには第8世代インテル i5-8300H/i7-8750H搭載モデルを選択可能。

CPU 第8世代インテル Core i5-8300H 第8世代インテル Core i7-8750H
コアの数 4 6
スレッドの数 8 12
プロセッサー・ベース動作周波数 2.30GHz 2.20GHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.00GHz 4.10GHz
キャッシュ 8MB 9MB
Core i5-8300Hは4つのコア、Core i7-8750H は6つのコアを搭載しています。

選択できるメモリ容量は8GB/16GBです。

ストレージは256GB SSDのみの構成に加えて、SSD+HDDのハイブリッド構成を選択可能。搭載されるSSDは、SATA接続タイプよりも高速なM.2 PCIe NVMeタイプを採用しています。

アクセス速度だけを求めるのであればSSD搭載モデル、アクセス速度+大容量データ保存を追い求めるのであれば、ハイブリッド構成、というようにニーズに合わせて選べます。

グラフィックスには、ハイパフォーマンスなNVIDIA GTXシリーズのNVIDIA GeForce GTX 1050 Ti/1060のいずれかを搭載したモデルを選べます。

光学ドライブは非搭載です。

4)パフォーマンスをチェック
G5 15のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機の構成は次のとおり。

・プロセッサ:インテルCore i7-8750H
・メモリ:16GB
・ストレージ:256GB SSD + 1TB 5400RPM ハードドライブ (ストレージ)
・グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1060 NVIDIA Max Q デザイン テクノロジー




CPUの性能をテストするCINEBENCHベンチマークのスコア。

CPU:1095cb
CPU(シングルコア):169cb
OpenGL(描画処理能力):111.38fps


「3Dmark」ベンチマークのスコア。Time Spyは3834。


Fire Strikeのスコアは10031。

かなり高い描画処理能力を発揮できるのがわかります。


負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークのスコア。

「最高品質」「1920×1080」でスコアは「19292」、評価は「すごく快適」。


バイオハザード6ベンチマークのスコアは、「1920×1080×32bit」「DirectX 9.0c」でランク「S」、スコアは「18705」、「現在の設定で、とても快適な動作が見込めます」という評価です。


負荷が中程度の「FINAL FANTASY 14 紅のリブレータ」のスコア。

「1920×1080」「最高品質」でスコアは「10815」、評価は「非常に快適」。



重い負荷がかかるFINAL FANTASY 15ベンチマークのスコア。

 
スコア
評価
1920×1080/高品質 4421 普通
1920×1080/標準品質 5912

やや快適

1280×720/高品質 6296 快適

負荷の高いゲームは、解像度を落とすか、品質を落とすかしないと、快適に楽しむことはできませんが、負荷が軽い〜中程度のゲームであれば快適に楽しめると思います。

5)ゲーミングノートPCとしてはスリム

G5 15は15.6インチ液晶を搭載したノートPC。


厚さは約25mm。


高性能なグラフィックを搭載したゲーミングノートPCとしてはスリムな部類に入ると思います。


液晶を開いたところ。液晶はここまで傾けることができます。


これぐらいの厚みであれば掴みやすいですね。




B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。


重量は約2.8kg


さすがはゲーミングPC。ずしっと重いです。片手でなんとか持ち上げられるぐらいの重さです。


脇に抱えて持ってみました。


重いですが、ちょっと移動するぐらいであれば問題はありません。


本体には、耐久性に優れたマグネシウム合金を採用しています。
6)優れた排熱設計
G5 15では、ゲームを快適に楽しめるよう、熱による性能低下を最小限に抑える構造を採用しています。


底面部の通気孔が大きめにとられているのがわかります。


左右にそれぞれ冷却用のファンが配置されており、


効果的に筐体内部を冷却できるようになっています。


ボディの背面部の左右に、排気口が配置されています。


排気の流れとディスプレイが干渉しないよう、シングルヒンジ設計を採用しています。



7)サウンドも充実
ゲーム楽しむには、映像に加えてサウンドも重要です。

Dell G5 15では、サウンドテクノロジーとしてWaves MaxxAudio Proを採用しています。


スピーカーは前面部の左右に配置されています。

自分の体に近いところで音が奏でられるので、結構迫力がありますね。音の広がりも感じます。


音のバランスは良く、低音部分も響きます。音に艶がある感じです。


同梱されるMaxxAudioProアプリケーションを使って、サウンドをチューニングすることができます。

イコライザをいじって自分好みのサウンドに仕上げることが可能。


事前に定義されたプロファイルから、最適なものを選択することもできます。
8)使い勝手をチェック
G5 15の使い勝手をチェックします。

■搭載している端子類は、HDMI 2.0、 SuperSpeed USB 3.1 Gen 1 Type-A×3(1つはPowerShare対応)、Thunderbolt 3ポート(40 Gbps ThunderboltおよびDisplayPort対応のUSB 3.1 Gen2 Type-C)、2-in-1 SDカードリーダー、ギガビットイーサネットRJ45端子、ヘッドホン/マイクコンボ端子です。

■HDMI端子は4K出力をサポートしているため、4Kモニタを接続すれば、精細感の高い表示が可能。臨場感溢れるゲーミング環境を構築できます。

■バッテリをわずか15分で25%充電される急速充電に対応。急いで充電する必要があるときに便利です。

■指紋認証センサーを搭載しているので、ストレスフリーで安全にログインすることが可能。サッと起動できます。

■IEEE 802.11 ac規格に対応しているので、acが使える環境であれば、高速かつ安定した通信環境を構築できます。またSmartByteテクノロジーを利用することで、スムーズなゲーミング/ストリーミング環境を実現できます。
9)各パーツをチェック


液晶は15.6インチパネルを搭載。


表示が綺麗で視野角の広いIPSパネルを採用しています。非光沢タイプのノングレアパネルを採用しているため、映り込みが発生しにくくなっています。また長時間見続けても目が疲れにくので、ゲームに最適です。


最大解像度は1920×1080ドットです。


精細感も高いです。写真も細部まで綺麗に表現されます。

映像を視聴しましたが、動きは滑らかで、すごく表現が綺麗。色も鮮やかで臨場感があります。


IPSパネルのため視野角も広め。


斜め方向から見ても、


下から見ても、見づらさは感じません。


キーボード。防滴設計キーボードになっているいので、誤って飲み物をこぼした場合でも安心です。


個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。


Enterキー・BackSpaceキーがちょっと小さめですが、慣れればそんなに打ちづらくはないと思います。

テンキーを搭載しているので、数字を入力するときに便利。テンキーは他のキーと比べてちょっと小さめです。


キートップは少しざらついた仕上がりになっており、キーを触ったとき滑りにくく、指の収まりがいいです。


フルサイズのキーボードを搭載。


したがって、窮屈感はありません。


キーストロークは約1.4mm。


標準的なノートPCのキーボードと同程度の深さを確保。


Dell G5 15では日本語キーボードと英語キーボードのいずれかを選択できます(英語キーボードを選択すると+1,600円です)。

イベントに参加したときに展示されていたG5 15は英語キーボードを搭載していました。文字のフォントが赤色です。


英語キーボードのみバックライトが装備されているので、暗い環境でも快適に作業することができます。


キーボードの右上には電源ボタンが配置されています。このボタンは指紋認証センサーを兼ねています。


タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。表面は少しざらっとした感触になっています。


十分な広さを確保しています。タッチパネル部分およびクリックボタン部分とも反応はいいですね。クリックボタン部分の押し込む深さも丁度よく、ストレス無く使えます。


パームレストの表面は、触るとさらっとした仕上がりになっており、入力する際に手を置いたときの感触がいいですね。


右側面部。


ヘッドフォン/マイク端子、SuperSpeed USB 3.1 Gen 1 Type-A端子×2、Type-C Thunderbolt 3端子(40 Gbps ThunderboltおよびDisplayPortをサポート)、HDMI 2.0 出力端子が配置されています。


左側面部。


電源端子、ギガビットイーサネットRJ45端子、SuperSpeed USB 3.1 Gen 1 Type-A 端子、2-in-1 SDカードスロットが配置されています。


電源ケーブルを接続したところ。


カードスロットにSDカードを挿してみました。


奥まで差し込んでも、これだけSDカードがはみ出すので、SDカードを挿した状態で本体を動かす際には注意が必要です。


背面部の左右には通気孔が配置されています。


前面部。左右にスピーカー、


中央にLEDランプが配置されています。充電時に点灯します。


底面部。通気孔のみが配置されています。

10)筐体内部に容易にアクセスできる
G5 15では、底面部にあるネジを1つ外すだけで、簡単に底面部を外せます。したがって、カスタマイズも容易に行えます。


ドライバでネジを外します。


留め具を外していけば、簡単に底面部を外せます。


底面部の裏側には、冷却効果を高めるような施策が施されています。


筐体内部。


背面部寄りの部分の左右にはファンが1つずつ配置されています。


中央にはメモリスロットが2つ配置されています。この構成では、2つのスロットとも使われています。


左下には、SSDとHDDが配置されています。


右下を占めているのはバッテリです。
11)同梱物をチェック
G5 15の同梱物をチェックします。


ACアダプタと電源ケーブル。


持ってみたところ。


厚みもこんな感じ。平べったい形状をしています。


電源ケーブルはちょっと太めなので、束ねづらいかもしれません。


ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は約694g。高性能グラフィックスを搭載したノートPCだけに重量はありますね。
まとめ


以上、Dell G5 15について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

・第8世代インテルCore i5/i7プロセッサ+NVIDA GeForce GTX 1050Ti/1060グラフィックスを搭載可能
・充実した基本性能を誇る
・ゲーミングPCであるAlienwareに比べて低めの価格設定
・ゲーミングPCらしさを抑えたデザイン

ゲーミングマシンが欲しいが、デザインはおとなしめがいい人、価格を重視したい人にオススメです。

*詳しくは、Dell G5 15詳細情報(DELL Webサイトにジャンプします)を参照してください。

【New G5 15(5590)レビュー】
G5 15(5587)の後継モデルとしてNew G5 15(5590)の魅力に迫ります。詳しくはNew G5 15(5590)レビューを参照してください。
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