DELL Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510) 解説

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Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)について詳しく解説します。
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DELL
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)の特徴解説
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)は15インチ液晶を搭載したノートPC。

InspironノートのエントリーシリーズであるInspiron 3000シリーズに位置づけられており、コストパフォーマンスを重視した構成になっています(→参考:Inspiron 3000シリーズの特徴/ラインアップ)。3000シリーズは、価格の安さと実用性の高さからデルのノートPCで高い人気を誇るシリーズです。

(*DELLパソコンの4桁の型番(本モデルの場合「3510」)を確認する方法はこちら)
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)
シリーズ
 
特徴

Inspiron

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリシリーズ
5000シリーズ Inspironシリーズの中間に位置づけられるミッドレンジシリーズ
7000シリーズ Inspironの中で最も性能にこだわったシリーズ
XPS 美しいデザインと高性能を両立させたスタイリッシュなノートシリーズ
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)の主な特徴は次のとおり。

・15インチパネルを搭載
・CPUにCeleronプロセッサを搭載
・メモリは4GB搭載モデルのみ
・価格重視の構成
・リフトヒンジ採用

ここでは、Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)の特徴・スペック等について詳しく解説します。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。
1)15インチ液晶搭載ノートPC
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)は15インチ液晶搭載ノートPC。大きめの画面を搭載しているため、ディスプレイを見やすいと思います。

ディスプレイの外枠(ベゼル)の幅が狭いスリムベゼルデザインを採用することで、ボディのコンパクト化を実現。
重量は最小構成で1.85kg。15インチノートPCとしてはちょっと軽めのボディに仕上がっています。
2)スペックをチェック
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)の主なスペックをチェックしてみましょう。同時期に発売された第11世代インテルCoreプロセッサ搭載のInspiron 15 3000 Intel(3511)と比較してみました。

Inspiron 15 3000 Intel(3511)詳細情報

【Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)の主なスペック】
 
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)
Inspiron 15 3000 Intel(3511)
【参考】
 液晶
(最大解像度)
■15.6-インチ HD (1366 x 768) 非光沢 LED-バックライト 非-タッチ スリム ベゼル ディスプレイ
■15.6インチ FHD (1920 x 1080) 非光沢 LED バックライト 非タッチ スリムベゼル 広視野角 ディスプレイ
■15.6インチ FHD (1920 x 1080) 非光沢 LED バックライト 非タッチ スリムベゼル 広視野角 ディスプレイ
タッチパネル
×
CPU
■インテル Celeron プロセッサー N4020 (4MB キャッシュ, 最大 2.8 GHz まで可能)
■第11世代インテル Core i3-1115G4 プロセッサー (6MB キャッシュ, 最大 4.1GHz まで可能)

■第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.2 GHzまで可能)

■第11世代インテル Core i7-1165G7 プロセッサー (12MB キャッシュ, 最大 4.7GHz まで可能)
メモリ
■4GB, 4Gx1, DDR4, 2666MHz
■4GB, 4Gx1, DDR4, 2666MHz
■8GB, 8Gx1, DDR4, 2666MHz
■16GB, 8GBx2, DDR4, 2666MHz
ストレージ
■256GB M.2 PCIe NVMe SSD
■256GB M.2 PCIe NVMe SSD
■512GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
■インテルUHDグラフィックス600共有グラフィックスメモリー付き
■インテルUHDグラフィックス共有グラフィックスメモリー付き
■インテルIris Xe グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き(第11世代インテルCore i5/i7搭載時)
光学ドライブ
-
主な端子類
2×USB 3.2 Gen 1ポート
1×USB 2.0ポート
1×ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのセット)ポート
1×HDMI 1.4ポート
1× 電源アダプターポート
1×SDメディア カードリーダー(SD、SDHC、SDXC)
2×USB 3.2 Gen 1ポート
1×USB 2.0ポート
1×ヘッドセット(ヘッドホンおよびマイクロフォンのセット)ポート
1×HDMI 1.4ポート
1× 電源アダプターポート
1×SDメディア カードリーダー(SD、SDHC、SDXC)
カラー
■カーボンブラック
■プラチナシルバー
■カーボンブラック
■ミストブルースパークル
寸法
高さ: 17.5 mm〜18.99 mm x 幅: 358.5mm x 奥行き: 235.56mm
高さ: 17.5 mm〜18.99 mm x 幅: 358.5mm x 奥行き: 235.56mm
最小構成重量
1.85kg
1.85kg
最小構成価格
(税込・配送料込)
53,934円
60,573円
【CPU】
CPUにインテルCeleron プロセッサー N4020搭載モデルが用意されています。
CPU
性能
価格
インテルCeleronプロセッサ
低い
低い
インテルCore i3プロセッサ
インテルCore i5プロセッサ
インテルCore i7プロセッサ
高い
高い
Celeronプロセッサは、インテルプロセッサシリーズの中でエントリーに位置づけられます。メインストリームであるインテルCoreシリーズと比べて低価格なのですが、性能も低め。したがって、価格重視のモデルに搭載されます。
インテルCeleron プロセッサー N4020プロセッサの主な詳細は次のとおりです。インテルCoreシリーズのCore i3/i5と比較してみました。
CPU インテル Celeron N4020 第11世代インテルCore i3-1115G4【参考】 第11世代インテルCore i5-1135G7【参考】
コアの数 2 2 4
スレッドの数 2 4 8
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 2.80GHz 4.10GHz 4.20GHz
キャッシュ 4MB 6MB 8MB
Celeron N4020はコア数が少ないため、複数の処理を同時実行する際にもたつきが発生しやすいです。性能重視なら、インテルCoreプロセッサ搭載したInspiron 15 3000 Intel(3511)がオススメです。
【メモリ】
メモリに関しては、4GB搭載モデルを選択可能。8GBメモリ搭載モデルは用意されていません。

Web閲覧/動画再生といった、比較的負荷のかからないタスクであれば4GBメモリでも、それほど動きが遅くなることはないと思いますが、複数の処理を同時に実行する際や負荷がかかった場合に処理に時間がかかかるケースが出てきます。
メモリ容量  
説明

4GB

 


快適
価格重視のモデルで4GBメモリ搭載モデルが用意されることが多いです。価格が安く設定されるのがメリットですが、ちょっと負荷のかかる処理を実行しようとすると、動きがもっさりすることがあるので、できれば8GBメモリ以上のメモリ搭載モデルを選ぶのがおすすめ。
8GB 一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
メモリスロットは2基搭載。4GBメモリ構成の場合、1つのメモリだけを搭載したシングルチャネル構成のため、メモリスロットに1つ空きがあります。したがって自分でメモリを増設することが可能です。ただし、自分で増設した場合、保証の対象外となるため、自己責任で行ってください。
【ストレージ】
ストレージについては、先代モデルではHDDのみの構成 or SSDのみの構成を選べましたが、本モデルではSSDのみの構成を選択できます。容量については、256GBのSSD搭載モデルを選べます。
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
Inspiron 3000シリーズは価格重視のモデルなので、長らく価格の安いHDDを搭載したモデルが用意されていましたが、ついにHDD搭載モデルは選択できなくなりました。
【グラフィックス】
グラフィックスに関しては、CPU内蔵タイプのみを選択可能。描画処理能力に優れたカードタイプのグラフィックスは選択できません。Inspiron 3000シリーズは、あくまでエントリシリーズに位置づけられているため、描画処理能力にはこだわらない仕様になっています。
グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX20シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
【光学ドライブ】
光学ドライブは搭載していません。光学ドライブを非搭載とすることで、価格を低く抑えられるうえ、ボディのコンパクト化/スリム化を実現できます。ただし、DVDを再生したいときにいちいち外付けの光学ドライブを接続する必要があるので利便性は下がります。
 
利便性
ボディのコンパクトさ/重量
価格
光学ドライブなし
(ボディが薄い/軽い)

(価格が安い)
光学ドライブあり
(いつでも使える)
3)パッケージ別のスペックをチェック
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)の パッケージ別のスペックをチェックしてみましょう。
【Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)のパッケージ別のスペック】
 
エントリー
エントリー(FHD搭載)
 液晶
(最大解像度)
15.6インチ
非光沢
(1366×768)
15.6インチ
非光沢
広視野角
(1920×1080)
CPU
インテルCeleron N4020
メモリ
4GB, 4Gx1, DDR4, 2400MHz
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテルUHDグラフィックス 600共有グラフィックス メモリー付き
現在、エントリー/エントリー(FHD搭載)の2つのパッケージが用意されています(*現在利用可能なのは「エントリー(FHD搭載)」のみ)。
液晶のスペックが違うだけで、CPU/メモリ容量/ストレージは同じです。FHDパネル搭載モデルの方が、解像度が高いため表示領域が広いうえ、液晶表示も綺麗です。
4)カーボンブラックのカラーリング
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)では、カーボンブラックのカラーリングを採用。
ブラックを基調とした落ち着いたデザインです。
キーボード周囲も天板と同じカラーリングを採用。
5)特徴をチェック
■搭載している端子類
搭載している端子類は、
HDMI1.4×1
USB 3.2 Gen 1 Type-A×2
USB 2.0×1
ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1
SDカードリーダー

です。

先代モデルにはLAN端子が用意されていましたが、本モデルでは搭載されていません。したがって、有線でネットに接続する必要がある場合はアダプタ等を用意する必要があります。
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)に搭載されているUSB端子は次のとおり。
USB端子
最大転送速度
本モデルでの搭載
個数/場所
USB 2.0 Type-A 0.48Gbps 1個/
右側面部
USB 3.2 Gen 1 Type-A 5 Gbps 2個/
左側面部
従来から使われているUSB Type-A端子を3個搭載。より小さくて前後の向きのないType-C端子は非搭載です。

最近では、多彩な機能を備えることのできるType-C端子が搭載するモデルが増えていますが、Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)では、価格重視ということで採用されていません。
■外部映像出力
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)に搭載されている映像出力端子はHDMIのみです。
映像出力端子
個数/場所
用途
HDMI 1.4 1個/左側面部 映像+音声
外部映像出力端子を経由して外部モニタに接続することで、大画面で表示できるようになるため、作業効率をアップできます。
■リフトヒンジ採用
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)では、天板部の背面部分が接地するリフトヒンジを採用。机と底面部の間にスペースができるため、エアフローを改善できます。またキーボードが傾斜する形になるため入力しやすくなります。
■急速充電対応
ExpressCharge機能を装備しているため、60分で最大80%の充電を実行することが可能。短時間で充電することができます。
■指紋認証センサー搭載(オプション)
オプションで電源ボタンに指紋認証センサーを搭載できます(+2,200円)。登録した指紋をセンサーに押し当てるだけで、ログインすることが可能。いちいちキーボードを使わなくても済むため、手間無くログインできます。さらにセキュリティも高められます。
6)各パーツをチェック
Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
ディスプレイには15.6インチパネルを搭載。Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)では、1920×1080ドットのパネルに加えて、1366×768ドットのパネルを搭載したモデルも選べます。
最大解像度
メリット
デメリット

1366×768ドット

・価格が安い
・表示が大きく見やすい
・表示領域が狭い
・精細感が低い
1920×1080ドット ・表示領域が広い
・精細感が高い
・価格が高い
・表示が小さい
1920×1080ドットのパネルには「広視野角」の記載がありますが、1366×768ドットのパネルには「広視野角」の記載がないため、パネルの種類が異なる可能性があります。
マニュアルで確認したところ、1366×768ドットのHDパネルはTNパネルを採用しているという記載がありました。
 
メリット
デメリット
TN ・価格が安い
・応答速度が速い
・色表現が淡い
・青みがかった表示
・視野角が狭い
IPS ・色表現が優れている
・視野角が広い
・価格が高い
TNパネルのメリット/デメリットは上のとおり。フルHDの広視野角パネルはおそらくIPSパネルだと思われます。
 
画面表示
視野角
価格
TN 淡い


綺麗
狭い


広い
安い


高い
IPS
色の表現/視野角の広さではIPSパネルの方に軍配が上がります。価格の安さを追求するのであればTNパネルですが、映像を楽しみたいニーズがあるのなら、フルHDの広視野角パネル搭載モデルがオススメです。
いずれも非光沢タイプのパネルを採用しています。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
非光沢パネルは、映り込みが発生しにくく、長時間見続けたときの眼の疲れを軽減できます。
タッチパネルは非搭載です。なお、Dell ComfortView Low Blue Light (LBL)ソリューションを導入しており、有害なブルーライトの放出を軽減します。
■キーボード
キーボード(写真は英語キーボードですが、販売モデルには日本語キーボードが搭載されています)。テンキーを搭載しているので、数字を入力しやすいと思います。

マニュアルによるとキーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。フルサイズのキーボード(19mm)と比べると若干狭めですが、このぐらいの差であれば、そんなに窮屈な感じはしないと思います。バックライトの設定はありません。

タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
■右側面部
右側面部。1)SDカードリーダー、2)USB 2.0、3)ヘッドセットポートが配置されています。
■左側面部
左側面部。1)電源アダプターポート、2)バッテリーステータスライト/ハードドライブアクティビティーライト、3)HDMIポート、4)5)USB 3.2 Gen 1が配置されています。
■底面部
中央に通気孔、左右にスピーカーが配置されています。2W×2のステレオスピーカーシステムを採用。
まとめ
以上、Inspiron 15 3000 Intel N-series(3510)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・15インチパネルを搭載
・CPUにCeleronプロセッサを搭載
・メモリは4GB搭載モデルのみ
・価格重視の構成
・リフトヒンジ採用

価格重視なら検討してもいいと思いますが、Celeronプロセッサ+4GBメモリの組み合わせなので、性能面では不足を感じるケースが出てくると思います。パフォーマンス重視ならインテルCoreプロセッサ搭載のInspiron 15 3000 Intel(3511)を検討してみることをオススメします。