デルInspiron 16 Plus(7610)実機レビュー

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Inspiron 16 Plus(7610)実機レビュー

DELL Inspiron 16 Plusは(7610)は、16インチ液晶搭載ノートPCです。Inspironシリーズの最上位に位置づけられる7000シリーズに属しています。

Inspiron 7000シリーズ最新モデル一覧

Inspiron 16 Plusは(7610)レビュー
シリーズ
 
特徴

Inspiron

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリシリーズ
5000シリーズ Inspironシリーズの中間に位置づけられるミッドレンジシリーズ
7000シリーズ Inspironの中で最も性能にこだわったシリーズ
XPS 美しいデザインと高性能を両立させたスタイリッシュなノートシリーズ
Inspiron 16 Plus(7610)の主な特徴は次のとおり。

・デル初となる16インチ液晶搭載ノートPC
・3K (3072 x 1920) の高解像度パネルを採用
・16:10のアスペクト比のパネルを採用しており、縦に広く表示できる
・第11世代インテルCore(H45)プロセッサを搭載
・グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 3050を搭載したモデルを選択可能
・スリムボディ

ここではInspiron 16 Plus(7610)の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説したいと思います。
【Inspiron 15 Plusレビュー】
Inspiron 16 Plusの兄弟モデルで、15.6インチというちょっと小さめのディスプレイを搭載したInspiron 15 Plusについて解説しています。詳しくは、Inspiron 15 Plusレビューを参照してください。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】プラチナ(大容量SSD・RTX3050搭載)
第11世代インテル Core i7-11800H/16GBメモリ/1TB SSD/NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6
dell
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1)デル初となる16インチパネル搭載モデル
液晶パネルに、デルでは初となる16.0インチパネルを搭載。従来の15.6インチパネルは16:9のアスペクト比でしたが、本モデルでは16:10のアスペクト比のパネルを採用。縦に広く表示することができます。
なぜ従来からある17.3インチではなく、16インチのパネルを搭載しているのか。想像ですが、15.6インチよりも大きいパネルを搭載したいが、あまりにボディが大きくなるのは避けたい、という判断があったのかもしれません。
15.6インチパネル搭載のノートPC(Inspiron 15 5515)と比較してみました。上の画像の左がInspiron 16 Plusです。Inspiron 16 Plusの方が、縦方向にパネルが大きいのがわかります。
横幅はほぼ同じです。
縦に広いおかげですごく画面を大きく感じます。とても見やすいですね。また液晶の向こう側が気になりにくくなるので没入感も高まります。
3Kの解像度(3072×1920ドット)という高精細のパネルを採用。
16インチノートPCとしては解像度が高すぎて、100%表示のままでは小さすぎて見づらいですね。
推奨値は200%に設定されていますが、ぼくは150%でも見づらく感じませんでした。折角の高解像度パネルなので、なるべく拡大率は低く抑えて、広い表示領域を確保したいですね。表示領域が広いと、複数のウィンドウを並べて表示できる範囲が広くなるため、作業効率をアップできます。
高精細パネルを採用しているため、精細感の高い表示が楽しめます。フルHD(1920×1080ドット)のパネルを搭載したモデルと見比べてみましたが、3Kパネルの方がきめ細やかな表現が可能です。
sRGB 100%のカラーカバレッジにより、より色鮮やかな表現が可能です。再現できる色の範囲が広いので、クリエイティブワークにも向いていると思います。自分が撮影した風景写真を映し出してみました。すごく色鮮やかです。黒い部分もしっかりめに描写されています。
視野角も広く斜め方向からでも見え方に変化はほとんどないですね。
輝度が300ニットという明るい液晶パネルを搭載しているので、すごく見やすいです。ちょっと明るすぎるくらい。
解像度が高いため文字も滑らかに表現されます。
非光沢タイプのパネルを採用しているため、映り込みが発生しにくく、長時間画面を見続けても目が疲れにくいです。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
タッチパネルは非搭載です。
2)充実したスペック(第11世代インテルCore(H45)プロセッサ搭載)
Inspiron 16 Plus(7610)の主なスペックは次のとおり。同時期に発売された15.6インチパネル搭載のInspiron 15 Plusと比較してみました。
【Inspiron 16 Plus(7610)の主なスペック】
 
Inspiron 15 Plus(7510)
(参考)
Inspiron 16 Plus(7610)
液晶
(最大解像度)
15.6インチ FHD (1920 x 1080) 非光沢 LEDバックライト ノンタッチ スリムベゼル 300nits 広視野角ディスプレイ
16.0インチ 3K (3072 x 1920) 非光沢 LEDバックライト ノンタッチ スリムベゼル 300nits 100% sRGB 広視野角ディスプレイ
CPU
第11世代インテル Core i5-11400H (12MB キャッシュ, 最大 4.5 GHzまで可能, 6 コア)

第11世代インテル Core i7-11800H (24MB キャッシュ, 最大 4.6 GHzまで可能, 8 コア)
第11世代インテル Core i5-11400H (12MB キャッシュ, 最大 4.5 GHzまで可能, 6 コア)

第11世代インテル Core i7-11800H (24MB キャッシュ, 最大 4.6 GHzまで可能, 8 コア)
メモリ
8GB DDR4 3200MHz/
16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
8GB, 2x4GB, DDR4, 3200MHz/
16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
ストレージ
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
1TB M.2 PCIe NVMe SSD
光学ドライブ
×
×
グラフィックス
NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6

NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti 4GB GDDR6
インテル UHD グラフィックス

NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6
搭載端子
2×USB 3.2 Gen1ポート
1×Thunderbolt 4ポート(DisplayPortおよび電源供給)
1×ユニバーサル オーディオ ジャック
1×HDMI 2.0ポート
1×電源アダプター ポート
SDカードスロット
2×USB 3.2 Gen1ポート
1×Thunderbolt 4ポート(DisplayPortおよび電源供給)
1×ユニバーサル オーディオ ジャック
1×HDMI 2.0ポート
1×電源アダプター ポート
SDカードスロット
カラーリング
プラチナシルバー
ミストブルー
寸法
高さ:16.72 mm〜18.99 mm x 幅:356.06 mm x 奥行き:228.9 mm
高さ:16.8 mm〜18.99 mm x 幅:355.28 mm x 奥行き:247.5 mm
最小重量
(kg)
1.895kg
2.011kg
■CPU
CPUには、第11世代インテル Core i5-11400H/第11世代インテル Core i7-11800Hプロセッサ(H45)搭載モデルを用意。消費電力を抑えられるよう調整された「U」シリーズではなく、パフォーマンス重視の「H」シリーズを搭載しています。
それぞれのプロセッサの主な詳細は次のとおりです。
CPU 第11世代インテル Core i5-11400H 第11世代インテル Core i7-11800H
コアの数 6 8
スレッドの数 12 16
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.50GHz 4.60GHz
キャッシュ 12MB 24MB
オペレーティングレンジ
(TDP)
35-45W 35-45W
インテルCore i5-11400Hではコアを6つ、Core i7-11800Hでは8つのコアを搭載。コアの数が多ければ多いほど、同時に処理できるタスクの数が増えるため、Core i7-11800Hの方がマルチタスク実行時の処理性能の向上が期待できます。
■メモリ
メモリは8GB/16GB搭載モデルを選択可能。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画再生といった一般的なタスクであれば8GBで十分だと思いますが、より負荷のかかる作業(画像/動画の編集など)を快適に処理したいのであれば、16GBメモリ搭載モデルがおすすめです。
■ストレージ
ストレージは高速アクセス可能なSSDを搭載。
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
容量は512GB/1TBを選択できます。このぐらいの容量を確保できるのであれば、一般的な使い方で容量不足に陥るケースは少ないでしょう。
■グラフィックス
グラフィックスに関しては、CPU内蔵タイプのインテルUHDグラフィックスを搭載したモデルと、より高性能なNVIDIA GeForce RTXシリーズのNVIDIA GeForce RTX 3050を搭載したモデルを選択可能。
グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTXシリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTXシリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
RTXシリーズは、NVIDIAのグラフィックスの最上位に位置づけられます。
Inspiron 15 Plus(7510)ではCPU内蔵グラフィックスのみを搭載したモデルは用意されていませんが、Inspiron 16 Plus(7610)では用意されています。このため、Inspiron 16 Plus(7610)の方が最小構成価格が安く設定されており、購入しやすくなっています。
光学ドライブは搭載されていません。
この構成を見る限り、基本性能はしっかりしています。高い描画処理能力が必要ないのであればCPU内蔵グラフィックス搭載モデル、描画処理能力を必要とするのであればNVIDIA GeForce RTX3050を搭載したモデルがオススメ。
パッケージ別のスペックをチェックしてみましょう。
【Inspiron 16 Plus(7610)のパッケージ別のスペック】
 
プレミアム
プラチナ
プラチナ(大容量SSD・RTX3050搭載)
 液晶
(最大解像度)
16.0インチ 3K(3072 x 1920) 
CPU
第11世代 インテル Core i5-11400H 
第11世代 インテル Core i7-11800H
メモリ
8GB, 2x4GB
16GB, 8GBx2,
ストレージ
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
1TB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテルUHDグラフィックス
NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6
即納モデル
17%オフ
クーポン適用時価格
-
-
172,623円
(*価格は2022年5月17日時点。税込・配送料込の価格です)
プレミアムに加えて、2種類のプラチナの合計3つのパッケージが用意されています(現在利用可能なのは「プラチナ(大容量SSD・RTX3050搭載)」のみ)。性能的には、プレミアム<プラチナという順位付けとなり、プラチナが最も高いパフォーマンスを発揮できる仕様になっています。
スペックが異なるのはプロセッサ/メモリの容量/SSDの容量/グラフィックスの4つ。
■プレミアム→最もコストパフォーマンスに優れたパッケージ。Core i5+8GBメモリの組み合わせは、負荷のかからない一般的なタスクであれば快適に処理できるケースが多いと思います。グラフィックスはCPU内蔵タイプのインテルUHDグラフィックス。描画処理能力は低めのため、ヘビーな動画・画像編集作業には不向きです。
大きいパネルで映像を楽しみたいが、描画処理能力の必要なタスクを行うことは想定していない、さらには価格を重視したい人にオススメ。
■プラチナ→プレミアムよりもCPUがスペックアップしている、メモリ容量が倍になっているなど、より快適な処理が可能な設定になっています。ただし、グラフィックスはCPU内蔵タイプなので、このパッケージも描画処理能力を必要とするタスクには不向きです。
プレミアムよりも、もうちょっと余裕のあるパフォーマンスを確保したい人におすすめ。
■プラチナ(大容量SSD・RTX3050搭載)→Inspiron 16 Plus(7610)の最上位モデル。プラチナパッケージからストレージ容量が倍になっているほか、グラフィックスにNVIDIAのハイエンドRTXシリーズを搭載。高い描画処理能力を誇ります。
大きなパネルを搭載しつつスリムなボディに仕上がったノートパソコンで、負荷の高い作業を快適に処理したい人におすすめ。クリエイティブワークをメインに考えているのならこのパッケージでしょう。
3)パフォーマンスをチェック
Inspiron 16 Plusのパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
【プラチナ(大容量SSD・RTX3050搭載)】
第11世代インテル Core i7-11800H/16GBメモリ/1TB SSD/NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6
ドラゴンクエストX
画質
解像度
スコア/評価
最高品質
1920×1080
12838/
すごく快適

負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。最高画質で「すごく快適」に動作します。

ファイナルファンタジー14
漆黒の反逆者
画質
解像度
スコア/評価
高品質
(ノートPC)
1920×1080
12274/
非常に快適
最高品質
1920×1080
5622/
とても快適
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。最高品質で「とても快適」に動作します。
ファイナルファンタジー15
画質
解像度
スコア/評価
標準品質
1920×1080
6969/
快適
高品質
1920×1080
5158/
やや快適
重い負荷がかかる「ファイナルファンタジー15 」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。高画質でも「やや快適」に動作します。
さすがはNVIDIA GeForce RTX3050搭載モデル。負荷が高いゲームでも、ある程度快適に楽しめるという結果が出ました。
NVIDIA GeForce RTX3050搭載モデルであれば、高い描画処理能力を必要とする動画/画像編集などのクリエイティブワークでも一定のパフォーマンスを確保できると思います。
4)スリムボディ
Inspiron 16 Plus(7610)は、高性能グラフィックス搭載可能なノートPCに位置づけられていますが、スリムなボディを実現。凸凹のないフラットなデザインを採用しています。
最厚部でも18.99mmしかありません。
スリムなので非常に掴みやすいですね。
さっと掴んで持ちあげて移動できます。
シルエットがとても綺麗です。
ちなみに液晶は上の画像の角度まで傾けることが可能。
液晶の周囲の外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用しています。左右の外枠だけでなく、上下もスリムです。
指と比べると、その狭さがよくわかりますね。スリムベゼルデザインのおかげでボディがコンパクト化されています。
B5サイズのノートと比べたところ。
ボディはそんなに大きく感じません。16インチパネルを搭載しているモデルでありながら、扱いやすいと思います。
重量は2.069kg(実測値)。大きな液晶パネルを搭載しているため、一般的な15.6インチパネル搭載ノートPCよりも若干重めです。ただし、すごく重いという感じはないですね。15インチノートPCと同じように扱えます。
持ちあげると、2kgあるのでずしっとする感じはあります。気軽に外に持ち出す、とういのは難しいですが、室内移動ぐらいであれば特に苦にならないと思います。あと、がんばれば外に持ち出すのは可能。どうしても外で負荷の高い作業を行いたい場合でも、なんとか対応できると思います。
縦方向に大きいのですが、それほど持ちづらさは感じません。通常の15インチノートとそんなに変わらないですね。
左右の幅は15インチノートPCと同じなので、ビジネスバックからスムーズに取り出せます。
ディパックからもストレス無く取り出すことが可能です。
5)アルミニウム製カバーを採用
天板部にはアルミニウム製外部カバーを採用しているのでアルミニウム特有の高い質感を実現しています。カラーリングはミストブルーのみ。落ち着いたブルーカラーです。
照明を当てると煌びやかな印象を与えます。よりブルーが強くなるイメージ。光が当たったところの反射がとても綺麗です。
最近デルでは、安さとデザインの良さを両立させるために、アルミニウムカバーを採用するモデルが増えていますが、見た目がいいので満足度は高いですね。
キーボードの周囲も、天板部と同じカラーリングを採用。落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
キーボード面の周囲にはダイヤモンドカット加工が施されており、光の当たり方によっては綺麗に反射して、デザイン上のアクセントになっています。
タッチパッドの周囲にもダイヤモンドカット加工が施されています。
背面部は丸みを帯びたデザインを採用。
6)効率的な排熱を実行できる設計
Inspiron 16 Plusでは、高性能なグラフィックス(NVIDIA GeForce RTX3050)を搭載できるモデルが用意されているため、効率的に排熱できるしくみを採用しています。
底面部には3列通気孔が配置されているのですが、底面部の半分ぐらいを通気孔が占めています。
一般的な15インチノートPCのInspiron 15 5515の底面部と比較してみました。左がInspiron 16 Plusですが、より効果的なエアフローを確保できるよう、通気孔が大きく取られているのがわかります。
背面部中央にも通気孔を配置。
さらにはキーボード上部にも通気孔が配置されています(最初見たときはスピーカーがこの位置にあるのかと思いました)。
またファン/ヒートパイプの数も多め。
CPU内蔵グラフィックス搭載モデルの場合、2つのファンと3つのヒートパイプを採用(左の画像)。専用グラフィックス搭載モデルの場合、3つのファンと5つのヒートパイプを搭載しています(右の画像)。
7)特徴・使い勝手をチェック
Inspiron 16 Plusの特徴・使い勝手をチェックします。
■搭載している端子類
Inspiron 16 Plusに搭載されている端子類は、次のとおり。
・HDMI2.0×1
・USB 3.2 Gen 1 Type-A×2
・USB 4 Type-C×1(DisplayPort/Power Delivery/Thunderbolt 4対応)
・ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1
・SDカードリーダー
有線LAN端子は用意されていないので、有線でネットに接続する場合には別途アダプタを用意する必要があります。
Inspiron 16 Plus(7610)に搭載されているUSB端子の仕様は次のとおり。
USB端子
最大転送速度
本モデルでの搭載
個数/場所
USB 3.2 Gen 1 Type-A 5 Gbps 2個/
左側面部と
右側面部に1個ずつ
USB4 Type-C 40 Gbps 1個/左側面部
従来から使われているUSB Type-A端子を2つと、より小さくて前後の向きのないType-C端子を1つ搭載。
USB Type-C
説明
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 対応機器と接続する必要あり
Inspiron 16 Plus(7610)に搭載されているUSB Type-C端子で使える機能は上の表のとおり。Alit Mode DisplayPortとPowerDeliveryに対応しているため、USB Type-C端子を使って、外部映像出力および受給電が可能です。
またThunderbolt 4に対応しているため、対応器機を接続すれば最大40Gbpsでデータのやりとりが可能になります。
■外部映像出力
Inspiron 16 Plus(7610)に搭載されている映像出力端子は次のとおり。
映像出力端子
個数/場所
用途
備考
HDMI 2.0 1個/左側面部 映像+音声 -
USB Type-C
(Alt Mode-DisplayPort対応)
1個/左側面部
映像+音声
本モデルはUSB Power Deliveryに対応してるので、ケーブル一本で映像出力と充電が可能
外部映像出力端子を使って、外部モニタに接続することにより、大きな画面にデータを表示できるようになるため、作業効率をアップできます。
USB Type-C入力端子を搭載した、対応するモニタを持っている場合、USB Type-Cケーブルで接続すれば、外部映像出力と充電を一本のケーブルで済ますことができるため、非常に便利です。
上の画像は、USB Type-C入力端子を搭載した24インチモニタにUSB Type-Cケーブル経由で外部出力しているところ。
USB Type-Cケーブル1本接続するだけで、外部映像出力と
充電を同時に実行できます。ただし、充電も実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。レビューしているInspiron 16 Plusの場合、130W型のACアダプタを採用しているのに対し、モニタは最大65Wまでの電力しか供給できない仕様のため、接続するまでは充電できないと思っていました。しかし、実際に接続したところ低速ながらも充電できました(モニタの仕様によっては充電できない可能性もあるのでご注意ください)。
USB Type-C端子に加えて、HDMI端子を介して外部モニタに接続することで3画面同時出力を実行することができます。
3画面同時出力を実行すると、広い表示領域を確保できるので、多数のウィンドウを並べて表示することで作業効率をアップさせることができます。クリエイティブワークで威力を発揮すると思います。今回の環境では、HDMI端子経由で4Kテレビに出力したのですが、4Kの解像度で出力することができました。
一般的には、画面の操作は「設定」画面で行いますが、Inspiron 16 Plusでは、F8キーを押すと、画面切り替え画面が表示されます。
画面右に「映す」画面が表示され、「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」から選択可能。即座に画面表示を切り替えられるので便利です。
■起動時間
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→12.7秒 / 2回目→12.5秒 / 3回目→12.2秒

このぐらいの速度で起動してくれるのであれば、ほとんど待たされる感じはしません。すぐに使い始めることができます。 またカバーを閉じた状態で電源がオフになっている場合、カバーを開くだけでPCが起動します。
■バッテリ駆動時間
Inspiron 16 Plusではすべてのパッケージで6セル86WHrバッテリーを搭載。デルの他の15インチInspironシリーズの場合54Whrのバッテリを搭載することが多いのですが、それと比べて大容量のバッテリを搭載しています。解像度が高いパネルの場合、電力消費量も多いので、大容量バッテリを搭載しているのだと思います。
レビュー機で、輝度80%/電源モード(バッテリー):高パフォーマンスの状態で、YouTubeで標準サイズの動画を視聴しながら、文字入力/Web閲覧を実行した場合のバッテリ使用率は次のとおり。
経過時間
バッテリ使用率
30分 6%
1時間 12%
1時間30分 19%
2時間 26%
2時間で26%バッテリを消費しているので、単純計算で、フル充電している状態から7時間40分バッテリを駆動させることができる計算になります。
バッテリ消費の大きい動画を外出先でずっと視聴し続けるケースはあまりないと思うので、実際にはもう少しバッテリ駆動時間は延びると思います(バッテリ駆動時間は、使い方・環境によって大きく異なるので、あくまで参考としてください)。
■充電時間
Inspiron 16 Plusで実際に充電してみました。バッテリ残2%の状態から、本体をスリープにした状態で充電を実行。
経過時間
充電率
60分 50%
90分 78%
結果は上の表のとおり。90分で約78%の充電完了。10分で約8.7%充電できています。充電率90%ぐらいまではこのスピードで充電できますが、90%を超えると充電スピードが落ちるので、それもよりも充電に時間がかかります。
1時間で約50%なのでバッテリ半分の充電が可能。前述のとおりフル充電で約7時間40分使える計算だと、1時間充電で約3時間50分駆動させることが可能です。このぐらいのスピードで充電できるのであれば、急いで充電する必要があるときも、そんなに慌てなくて済むと思います。
■Webカメラにプライバシーシャッター搭載
Webカメラが液晶上部に配置されていますが、カメラシャッター機能を搭載しています。
カメラ上部にあるシャッターを横にスライドさせてカメラレンズを覆うことで、プライバシーを保護できます。
力を入れなくてもシャッターをずらすことが可能。
すぐにカメラをオフにすることができます。
家でオンライン会議に参加している状態で、誰かが訪問してきて対応する必要がある場合などに、手軽に画像/映像を見えなくすることができるので便利だと思います。物理的にカメラが使えなくなるので、ハッキングによる映像・画像の流出問題を回避できます。
■WiFi6に対応
Inspiron 16 Plus(7610)はWiFi6(IEEE802.11 ax規格)に対応しているので、WiFi6が使える環境であれば、高速にネット接続できます。
【規格による通信速度の違い】
規格
周波数
最大通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax 2.4GHz/5GHz 9.6Gbps
■ローブルーライトソリューション内蔵
Inspiron 16 Plusは、ローブルーライトソリューションを内蔵しています。液晶からは「ブルーライト」と呼ばれる青色の光が出ていますが、これを長時間見続けていると目の疲れを増大させてしまいます。ローブルーライトソリューションにより、目の疲れを軽減できます。
■サウンド
スピーカーは、底面部の左右に配置されています。
実際に音楽を聞いてみましたが、シャカシャカする感じはあまりなく、こもっっている感じもないです。くせのないサウンドで、聞いていて不満を感じることはありませんでした(個人的な感想です)。
同梱されているMaxxAudioProツールを使えば、イコライザや事前定義されたプロファイルを利用して自分好みのサウンドにチューニングできます。
■指紋認証利用可能
キーボードの右上に電源ボタンを配置。電源ボタンには指紋認証リーダーが内蔵されており、指紋認証によるログインが可能です。
電源ボタンは固めのため、誤って押しても誤動作しづらい構造になっています。
■計算機ツールを利用可能
テンキーの左上に配置されている電卓ボタンを押すと、計算機ツールが起動します。
ちょっと計算したいときに便利です。
■ファンクションキーのロック/ロック解除の切り替えが可能
キーボードの一番上の列にファンクションキーが配置されています。デフォルトでは、キーに記載されているイラストの機能を利用することが可能です。
ファンクションキーには別の機能も割り当てられています(F7キーを押すと全角カナに変換、F10キーを押すと半角英数に変換など)が、デフォルトではこれらの機能を利用できず、ファンクションキーのロックを解除する必要があります。
これまで、ロックの解除はBIOSでしかできないモデルもあったのですが、 Inspiron 16 PlusではFnキーとescキーを同時に押すことで、簡単にファンクションキーのロック/ロック解除を切り替えることができます。
8)各パーツをチェック
Inspiron 16 Plusの各パーツをチェックします。
【キーボード】
テンキー付きのキーボードを採用。
個々のキーが独立したセパレートタイプのキーボードです。
テンキーは、通常キーと比べて若干幅が狭め。
頻繁に利用するBackspaceキー/Enterキーが小さめで、左のキーと隣接しているデル独自のキーボード配置を採用。また右隣のテンキーとの間のスペースもあまりありません。慣れるまでは、Backspaceキー/Enterキーを押しづらいかもしれません。
キートップはすべすべしているので指を動かしやすいですね。かといって、滑りやすくはありません。
キーストロークは1.3mm。スリムタイプのノートPCとしては一般的なレベルの深さですが、個人的にはちょっと浅く感じました。打鍵感もやわらかめで、ちょっとふにゃふにゃする印象を受けました。個人的にはもうちょっと固めで、反発が強い方が好きかな(このあたりの受け止め方には個人差があると思います)。
キーピッチ(キー間の横の距離)は18.7mm(マニュアル参照)。
フルサイズキーボードのキーピッチが19mmなので、それよりも0.3mmだけ狭くなっていますが、これぐらいの差であれば窮屈さは感じません。
ホワイトのバックライトが標準で装備されているので、暗い環境でも快適にキータイピングできます。明るさは2段階の設定が可能。
オン/オフの切り替え、明るさの設定はF5キーを押して実行します。
【タッチパッド】
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。表面はすべすべして滑りがいいですね。反応も良好です。
クリックボタン部分の押し込み幅もちょうどいい感じ。クリックするのに力は不要です。軽く押すだけで反応してくれます。
前述したように、16:10という縦長のパネルを採用することでボディの奥行きが長くなっています。上の画像の左がInspiron 16 Plus、右がInspiron 15 5515です。Inspiron 16 Plusの方がタッチパネルが大きい、パームレストが広いのがわかります。パームレストが広いと、長時間タイピングするときに手を置いておける場所が広くなるので、疲労を軽減できます。
【右側面部】
上の画像の左から順に、ヘッドフォンおよびマイクロフォンオーディオジャック、USB 3.2 Gen1 Type-A ポート、SDカードリーダー、通気孔が配置されています。
SDカードリーダーにSDカードを差し込んでみました。奥まで差し込むと、少しだけSDカードがはみ出します。
右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
【左側面部】
上の画像の左から順に、電源端子、通気孔、HDMI 2.0ポート、USB 3.2 Gen1 Type-A ポート、USB4 Type-C(DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 4対応)、電源およびバッテリーステータスライトが配置されています。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
左右の側面部のすべての端子類にデバイス・ケーブルを接続するとこんな感じになります。
最近のノートPCでは、キータイピング中にデバイス・ケーブルが邪魔にならないよう、ボディの奥の方に端子類を集中させる傾向があるのですが、Inspiron 16 Plusの場合、端子類は手前側にも配置されています。ボディの奥の方には通気孔が配置されており、効率的な排熱を最優先に設計されているのがわかります。
■前面部
前面部に端子類は配置されていません。
カバーは開けやすく、
ゆっくりとであれば、片手だけでカバーを開けきることができます。いちいち両手を使わなくても、カバーを開けられるのは非常に便利です。
■背面部
中央に通気孔が配置されています。
■底面部
底面部の約半分を通気孔が占めています。左右にスピーカーを配置。
9)同梱物をチェック
Inspiron 16 Plusの同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
Inspiron 16 Plusは、高性能グラフィックス搭載モデルを選択できる仕様のため、ACアダプタは結構大きめ。
平べったい形状をしています。
結束バンドが用意されており、持ち歩くときはケーブルを束ねることができます。
130W型のACアダプタを採用。
専用の端子で接続して充電するタイプです。
左側面部の一番奥にある電源端子に接続します。
電源ケーブルは、引っかけたりしたときに破断しないよう丈夫なつくりになっています。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は507g。ちょっと重めです。
各パーツ詳細などを示したペーパーも同梱されています。
まとめ
以上、Inspiron 16 Plus(7610)について詳しく見てきました。主な特徴は次のとおり。

・デル初となる16インチ液晶搭載ノートPC
・3K (3072 x 1920) の高解像度パネルを採用
・16:10のアスペクト比のパネルを採用しており、縦に広く表示できる
・第11世代インテルCore(H45)プロセッサを搭載
・グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 3050を搭載したモデルを選択可能
・スリムボディ
・ボディにアルミカバーを採用


Inspiron 16 Plus(7610)はデル初となる16インチ液晶を搭載したスリムノートPC。3kパネルを採用しており、精細感の高い表示が可能。第11世代インテルCore Hプロセッサを搭載しているほか、NVIDIA GeForce RTXシリーズ搭載モデルも選択でき、高い描画処理能力を発揮するモデルを選択できます。

性能にこだわりたい人、クリエイティブワークを快適にこなしたい人にオススメです。アルミカバーを用いているため、ボディの質感も高く、スタイリッシュなデザインに仕上がっています。

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