DELL Inspiron Mini 12レビュー

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Inspiron Mini 12について解説しています。
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DELL
Inspiron Mini 12レビュー
Inspiron Mini 12は、12.1型液晶を搭載したDELLミニノートPCです。
Inspiron Mini 12dellミニノートMiniMini 9との比較
Inspiron Mini 12の主な特徴は次のとおり。
1.とにかくコンパクト
Inspiron Mini 12は重量が約1.24kgであり、コンパクトな筐体に最新テクノロジーを積み込んだミニノートです。この軽さであれば、どこへでも気軽に持ち運ぶことができます。
2.ファンレス構造
ファンレス構造を採用しているため、静音性に優れています。外出先の静かな環境で使用したい場合にもバッチリです。
3.生活防水対応
トレイ構造のキーボードを採用しており、30ccまでの水滴からPCを保護します。
ここでは、Inspiron Mini 12の特徴・スペック等について詳しく解説したいと思います。
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの展示機です(記事執筆:2008年11月)。
1)第一印象
新たに発売されたDELL Inspiron Mini 12に触ることができたので、Inspiron Mini 12について詳しくレビューしたいと思います。

dell Inspiron Mini 12
Inspiron 12は、インテルAtom プロセッサを搭載しつつ、12.1インチ液晶を搭載したノートです。

Atomプロセッサは、Core2 Duoプロセッサなどと比べると非力ですが、コストが安いというメリットがあります。したがって、ノート自体の価格も抑えることができるのです。

このMini 12は、9月に発売されたMini 12に比べて一回り大きくなっています。Mini 9の液晶が8.9インチ、 Mini 12の液晶が12.1インチ。この違いは大きいですね。

dell Inspiron Mini 12
奥がMini 12、手前がMini 9ですがほとんど親亀・子亀状態。それでいて重量はMini12が1.24kgでMini9が1.04kgですから、わずか200gの差しかないことになります。

Mini 12を持ってみると、重量のバランスがいいのか軽く感じます。 これなら携帯用として持ち歩くのも、それほど苦にならないかも。

dell Inspiron Mini 12
あとやっぱりデザインがいいですね。光沢のあるボディに丸みを帯びたフォルム。洗練されたイメージを醸し出します。一昔前の無骨なDELLノートのデザインはどこにも感じられません。細部まで手を抜かずに作り込まれています。
2)パーツ詳細(側面部)
DELL Inspiron Mini 12の側面部について見ていきます。まず右側面部。

dell Inspiron Mini 12
左から5-in-1カードリーダ(SDメモリカード、SDHC、マルチメディア、メモリースティック、メモリースティックPro)、ヘッドフォンジャック、マイク入力端子、 USB2.0、LANポートが搭載されています。

次は左側面。

dell Inspiron Mini 12
左から電源端子、VGAモニタ接続端子、USB 2.0端子×2となっています。
3)パーツ詳細(キーボード)
DELL Inspiron Mini 12のキーボード部分について見ていきます。

dell Inspiron Mini 12キーボード
12.1インチの大型液晶を搭載する筐体の採用により、キーボードの大型化も図られています。

キーピッチ
キーピッチは17.5mmとフルサイズキーボード並み。おがけで窮屈な思いをすることなく、快適な入力操作を行うことができます。

また、8.9型液晶搭載のInspiron Mini 9と違い、ファンクションキーも設定されているほか、Tab、Shift、Enterキーなど、頻繁に使用するキーについても適度な大きさが確保されています。

dell Inspiron Mini 12
dell Inspiron Mini 12
おかげで、デスクトップのキーボードと同じ感覚で入力することができ、らくらくブラインドタッチを行えます。

次の写真はInspiron Mini 9のキーボード。5段の配列しかなく、ファクションキーが設定されてないのがわかります。
dell Inspiron Mini 12
Inspiron Mini 12では、キーストロークもしっかり確保されているので、入力時もふにゃふにゃした感覚はなく、しっかりとした入力操作を実行できます。

dell Inspiron Mini 12
タッチパッド部分の感度も良好です。思った通りにカーソルを動かすことができました。ボタン部分もしっかりと押し込むことができるので、ストレスなく操作することができます。

dell Inspiron Mini 12
dell Inspiron Mini 12
電源ボタンはキーボードの左上。軽く押すだけで電源がオンになります。

dell Inspiron Mini 12
電源がオンの場合、右上にある電源ランプが点灯します。

dell Inspiron Mini 12
4)パーツ詳細(液晶)
DELL Inspiron Mini 12の液晶部分について見ていきます。

dell Inspiron Mini 12液晶
Mini 12の液晶は12.1インチ。これはAtomプロセッサ搭載ノートとしては、現時点で最大の大きさです。最大解像度は1280×800。一般的なミニノートの解像度が1024×600ですから、それよりは、縦方向/横方向とも広い範囲を表示することが可能です。

下の写真は、8.9型のInspiron Mini 9と比べたところ。奥に置いてあるのが、Mini 12です。液晶の大きさの違いは歴然としています。 やっぱり、大きい液晶の方が使いやすいなあ。

Mini 12と9の液晶の違い
Mini 12は光沢付きの液晶を搭載しています。鮮やかな色調を再現できて非常に綺麗です。ただし、照明の映り込みが発生しやすいので、注意が必要です。Inspiron Mini 12では、光沢つき液晶しか選択できません。

液晶部分の上部にはWebカメラが搭載されています。130万画素カメラのため、鮮明な映像を映し出すことが可能です。

Webカメラ
5)デザイン
DELL Inspiron Mini 12のデザインについて見てみましょう。角が丸くなっており、光沢ありの天板になっているのはInspiron Mini 9と同じ。

dell Inspiron Mini 12デザイン
シンプルでスタイリッシュなデザインは、すっきりとした印象を与えます。国産メーカーが提供しているミニノートのぼてっとした弁当型のデザインよりも格好いいと思うのですがどうでしょう?

Inspiron Mini 12ではブラックととホワイトの2つのカラーリングが用意されています。

黒と白
ブラックのほうが落ちついた印象を与えますが、天板部分についた指紋が目立ってしまいます。指紋がきになる人はホワイトにしたほうがいいかもしれません。

ただし、ホワイト・ブラックいずれとも、内部の色は同じです。パームレスト部分も含め、内部の周辺部分はすべて光沢処理されており、高級感があります。

パームレスト


Webカメラ
薄型化を実現しているため、すごくシャープな印象を与えますね。私個人としては、持っていて満足感の得られるデザインだと思います。

Mini 12ブラック
6)すごく薄くてスリム!!
Inspiron Mini 12の最大の特徴は、12.1インチの液晶を搭載しているのに、非常に筐体が薄くなっている点です。

dell Inspiron Mini 12
見てください。この液晶部分の薄さ!これだけ薄いので、液晶部分を開けるときも力はいりません。軽く開けることができます。

スリム


薄い
< 妙な出っ張りもなく、すごくスマートです。
7)Inspiron Mini 9との比較
ここでは、12.1インチ液晶を搭載したInspiron Mini 12と8.9インチを搭載したInsprion Mini 9を比較してみます。

dell Inspiron Mini 12
【大きさ】
これだけ液晶の大きさが違うと、筐体にもこれだけの差が出てきます。ぱっと見た限り、Inspiron Mini 9のほうがコンパクトで持ちやすそうに思いますが、実際持ってみると、バランスがとれているためか、Mini 12もそれほど重く感じません。

Mini9と12
重量はMini9が1.04kg、Mini 12が1.24kg。Mini 12のほうが+0.2kgなのですが、
あまり、それだけの差は感じませんね。

ブラックとホワイト


Mini 12
【薄さ】
またスリムさもMini 12の勝ち。↓の写真の左がMini 12ですが、12の方が薄くなっています。持ってみた感触も、全然違いますね。Mini9の方が分厚いため、重量が軽いのにもかかわらず、ずしっとした感じがします。

薄さ
【解像度】
液晶の最大解像度はMini 12が 1280×800なのに対し、Mini 9では1024×600。さすが液晶が大きいだけあってMini 12の方が一回り大きな画面を表示できます。でも、12.1インチ液晶搭載なら、もう少し解像度が高くてもいいかな、とも思ってしまいます。

ただ、Mini9に比べて縦方向で30%以上解像度が広くなっているので、インターネットを閲覧するときにスクロールする回数が少なくなるのはうれしいですね。Mini 9だと頻繁にスクロールする必要がありますから。

【キーボード】
最大の違いはキーボードでしょう。Mini9が無理矢理詰め込んだ印象を受けるのに対し、Mini12では余裕を感じられます。

まずはMini 12のキーボード。一般的なノートのレイアウト配列になっています。キーピッチはデスクトップ並の17.5mmを実現。窮屈さを感じることはありません。Enter、Tab、Shiftキーなど、頻繁に使用するキーも大きめの設定になっており、非常に押しやすいです。

Mini 12キーボード
次はInspiron Mini 9。非常にコンパクトなつくりになっており、
ファンクションキーが設定されていません。Enter、Tab、Shiftキーも小さめのため、お世辞にも打ちやすいとはいえません。
このキーボードは英語キーボードのため、キーピッチ17mmを確保していますが、日本語キーボードを選択すると、もっとキーピッチ幅が狭くなるため、さらに打ちにくくなります。

Mini 9キーボード
打ちやすさを重視するなら、断然Inspiron Mini 12をお勧めします。

【バッテリ】
バッテリ駆動時間はいずれも3時間半程度で同じです。ミニノートとしては標準的なバッテリ駆動時間と言えます。とはいえ、1日中外出先で使用するには心許ないレベルなので注意が必要です。

【ストレージ】
またInspiron Mini 12ではストレージとして従来のHDD(60/80GB)を搭載していますが、Mini 9ではSSD(8/16GB)を搭載しています。
SSDのほうが高速性、省電力性、耐衝撃性の点で優れていますが、
高価であるため大容量のストレージを搭載することができません。

Mini 9では最大容量でも16GB。画像や映像を大量に保存することはできません。大容量ストレージが必要ならInspiron Mini 12がおすすめです。