DELL Inspironスモールデスクトップ(3030) レビュー

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スモールデスクトップ(3030)について解説します。
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Inspironスモールデスクトップ(3030)レビュー

Inspironスモールデスクトップ(3030)はDELLのエントリータイプに位置づけられるInspironシリーズに属するスモールデスクトップPCです。

Inspironデスクトップ(3030)レビュー
【プロモーション/貸出機材提供:デル・テクノロジーズ(株)】
シリーズ
特徴
Inspironシリーズ

上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリーシリーズ。他のシリーズと比べて価格が低めに設定されています。コンパクトタイプのボディに加え、スリムタイプのボディを採用したモデルが用意されています。
XPSシリーズ Inspironの上位に位置づけられるDELLのハイパフォーマンスシリーズ。ミニタワーボディを採用しており、一定の拡張性を確保。
Inspironスモールデスクトップ(3030)の主な特徴は次のとおり。

・コンパクト/スリムな筐体を採用
・第12世代/第14世代インテルCoreプロセッサ搭載
・落ち着いたデザイン


メーカーからInspironスモールデスクトップ(3030)をお借りすることができたので、ここではInspironスモールデスクトップ(3030)の特徴/スペック等について詳しく解説したいと思います。
【参考】Inspironスモールデスクトップ(3030)の特徴解説/先代モデルとの比較動画
Inspironスモールデスクトップ(3030)の特徴解説/先代モデルとの比較に関する動画をYouTubeにアップしています。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】
第14世代インテルCore i5-1440/16GBメモリ/512GB SSD/CPU内蔵グラフィックス
1)コンパクトなデスクトップPC

Inspironスモールデスクトップ(3030)は、デルのエントリシリーズInspironに属するデスクトップPCです。

ボディサイズは、幅92.6mm × 高さ290mm × 奥行き292mm。
非常にスリムなので置き場所に困るシーンは少ないと思います。
簡単に掴める大きさです。

27インチモニタに接続するとこんな感じ。

側面部は黒ですが、前面部は濃いめのブルー。
前面部の下部に幾何学的な模様が入っており、デザイン上のアクセントになっています。
2)スペックをチェック
Inspironスモールデスクトップ(3030)の主なスペックは次のとおり。先代モデルのInspironスモールデスクトップ(3020)のスペックを並べてみました。

【Inspironスモールデスクトップ(3030)の主なスペック】
 
【参考】
Inspironスモールデスクトップ(3020)
Inspironスモールデスクトップ(3030)
CPU
第13世代インテルCore i3-13100プロセッサー (4コア, 12MB キャッシュ, 3.4 GHz-4.5 GHz)
第13世代 インテルCore i5-13400プロセッサー(10コア,20MBキャッシュ,2.5GHz-4.6GHz)
第13世代 インテル Core i7-13700 プロセッサー (16-コア, 24MB キャッシュ, 2.1GHz − 5.1GHz)
第12世代インテルCore i5-12400(6 コア, 18 M キャッシュ, 2.5GHz to 4.4GHz)
第12世代インテルCore i7-12700(12 コア, 25 M キャッシュ, 2.1GHz to 4.8GHz)

第14世代インテルCore i3-14100(4コア,8スレッド,12 MB)
第14世代インテルCore i5-14400(10コア,16スレッド,20MB)
第14世代インテルCore i7-14700(20コア,28スレッド,33MB)
メモリ
8 GB, 1 x 8 GB, DDR4, 3200 MHz
16 GB, 1 x 16 GB, DDR4, 3200 MHz
8GB, 1×8GB, DDR5, 4400MT/s
16GB, 1x16GB, DDR5, 4400MT/s
ストレージ
256GB/512GB/1TB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB/1TB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
インテルUHDグラフィックス 730 共有 グラフィックス メモリー 付き(Core i3/i5搭載時)
インテル UHD グラフィックス 770 共有 グラフィックス メモリー 付き(Core i7搭載時)
インテルUHDグラフィックス730(CPU内蔵)
インテルUHDグラフィックス770(CPU内蔵)
光学ドライブ

トレイロード式 DVD ドライブ (DVD±RW/CD-RW)

トレイロード式 DVD ドライブ (DVD±RW/CD-RW)

寸法
幅92.6mm
×
高さ290.00mm
×
奥行き292.8mm
幅92.6mm
×
高さ290.00mm
×
奥行き292mm
【CPU】
CPUは、第12世代/第14世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルを選択可能。最新世代の第14世代インテルCoreプロセッサに加えて、2世代前の第12世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルが用意されています。
個人向けエントリシリーズのInspironと中小企業向けのVostroシリーズが統合される形になっため、価格重視の人/企業向けに古い世代のCPUを搭載したモデルを準備したのかな。
CPU 第14世代インテルCore i3-14100 第14世代インテル Core i5-14400 第14世代インテル Core i7-14700
コアの数 4
(Performance-cores:4)
(Efficient-cores:0)
10
(Performance-cores:6)
(Efficient-cores:4)
20
(Performance-cores:8)
(Efficient-cores:12)
スレッドの数 8 16 28
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.70GHz 4.70GHz 5.60GHz
キャッシュ 12MB 20MB 33MB
■第14世代インテルCoreプロセッサの特徴■
第14世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)を混在させています。コア数を単純に増やすとマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第14世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることが可能になっています。
レビュー機にはCore i5-14400プロセッサを搭載。
【メモリ】
メモリはDDR5のシングルチャネル構成です。
メモリ1枚挿しのシングルチャネル構成よりも、2枚挿しのデュアルチャネル構成の方が、データへのアクセスが速くなるケースが多いのですが、Inspironスモールデスクトップ(3030)ではシングルチャネル構成しか選べません。マニュアルを確認したところ、メモリスロットは2基搭載されているので、デュアルチャネル構成にしたければ購入後に増設することは可能だと思います(増設は保証の対象外となります)。
メモリ容量は 8GB/16GB搭載モデルを搭載可能。 エントリクラスに位置づけられるデスクトップPCなので、ネットを見る/SNSを楽しむ/動画を再生する、といった比較的負荷の軽いタスクであれば、8GBのメモリを積んでいればストレスを感じるシーンは少ないと思います。しかし、余裕のあるパフォーマンスを確保したければ16GBメモリ搭載モデルがおすすめ。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
【ストレージ】
ストレージは、512GB/1TB SSDを選択可能。高速アクセスできるM.2 PCIe NVMeタイプのSSDを採用しています。
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
【グラフィックス】
グラフィックスには、CPU内蔵タイプのみを搭載可能。
グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX30シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
CPU内蔵タイプのグラフィックスは、高い描画処理能力を必要とする画像/動画の編集やゲームなどを快適に処理するには向いていないので、こうした用途に使いたいのなら、他のNVIDIA GeForce RTXシリーズ搭載モデルを検討することをオススメします。
【まとめ】
この構成を見る限り、Inspironスモールデスクトップ(3030)はエントリーレベルに位置づけられているのがわかります。基本的には、ネットを見る/SNSを楽しむ/表計算ソフトを普通に使う/動画を再生するなど、あまり負荷のかからないタスクがメインの人向けの構成になっていると思います。
3)各パーツをチェック
Inspironスモールデスクトップ(3030)の各パーツをチェックしてみましょう。
前面部。上から順に電源ボタン、メディアカードリーダー、グローバルヘッドセットジャック、USB 2.0 Type A×2、USB 3.2 Gen 1 Type-A×2、USB Gen 1 Type-Cが配置されています。
先代モデルにはType-C端子は搭載されていなかったのですが、本モデル(3030)ではType-C端子が搭載されるようになりました。
中央に光学ドライブを配置。
右側面部。
左側面部。左上に通気孔が配置されています。
背面部。
上から順にライン出力、HDMI 1.4b、DisplayPort、2 x USB 3.2 Gen 1 Type-A、2 x USB 2.0、LANポートが配置されています。
中段には拡張カード用のスロットを配置。一番下には電源端子を配置しています。
【USB端子】
USB端子
個数/場所
最大転送速度
USB 2.0 Type-A 2個/前面部
2個/背面部
0.48Gbps
USB 3.2 Gen 1 Type-A 1個/前面部
2個/背面部
5 Gbps
USB 3.2 Gen 1 Type-C 1個/前面部 5 Gbps
USB端子は全部で8個搭載しています(前面部4個/背面部4個)。
【映像出力端子】
 
個数/場所
DisplayPort 背面部/1個
HDMI 背面部/1個
映像出力端子は上の2種類が搭載されています。おそらくは2画面同時出力に対応していると思います。
4)筐体内部をチェック
本モデルは、背面部右にある2つのネジを外せば、簡単に筐体内部にアクセスできる仕様になっています。
背面部の右上に配置されているネジと
右下に配置されているネジを外します。
次に、側面部後ろの出っ張っている部分を背面部側に引っ張ると、
側面部が外れます。
スリムボディを採用しているため、ぎっしりパーツ類が組み込まれているのがわかりますね。
筐体内部。左上にマザーボード、右上の手前側にハードドライブケージ、奥側に光学ドライブを配置。左下に電源ユニットが配置されています。
(*筐体内部の各パーツの詳細については、サービスマニュアル(英語版)を参照してください)
マザーボード中央にはCPUファンを配置。
ファンに右側にメモリスロットが2基配置されています。レビュー機は、左側のスロットにメモリが差し込まれており、右側のスロットは空きの状態です。
CPUファンの下には、PCIe x1 スロットとPCIe x16 スロットが配置されています。このレビュー機の構成では、2つのスロットとも空きの状態です。スリムタイプボディで筐体内部のスペースに制約があるため、これらのスロットを利用する際には、増設するデバイスのサイズが適合しているか事前に確認する必要があります。
一番下には電源ユニットを配置。
180 W Bronze内蔵電源供給ユニット(PSU)を採用しています。
5)同梱物をチェック
同梱物をチェックします。
電源ケーブル。ちょっと太めです。3Pコンセントプラグに、同梱されている変換アダプタ(3P→2P)を装着して使用するタイプです。
キーボード/マウスは有線タイプを同梱。どちらもUSB Type-Aで接続するタイプです。
まとめ

以上、Inspironスモールデスクトップ(3030)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・コンパクト/スリムな筐体を採用
・第12世代/第14世代インテルCoreプロセッサ搭載
・落ち着いたデザイン


第12世代/第14世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルを選択できるスリムデスクトップPCです。省スペース性を重視したデスクトップPCを検討している人にオススメ。