DELL Inspiron 11 3000(3180) レビュー/評価

DELLパソコンの購入に役立つ情報を提供するサイトです。
Inspiron 11 3000(3180)について詳しく解説します。
HOME > DELLノートPC > Inspiron 3000シリーズ > Inspiron 11 3000(3180)レビュー/評価
  • デル即納モデル
  • DELLデスクトップパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLノートブックパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLパソコンをインチで選ぶ
  • DELLパソコンを筐体で選ぶ
  • DELLパソコンをキャンペーンで選ぶ
  • DELLパソコンをランキングで選ぶ
  • DELLモニタを選ぶ
  • 法人向けデルパソコン
  • デルパソコンカスタマイズ講座
  • 他社パソコン比較購入ガイド
  • HP比較購入ガイド
  • レッツノート比較購入ガイド
  • 富士通パソコン比較購入ガイド
  • レノボ比較購入ガイド
  • Microsoft Surface
DELL
Inspiron 11 3000(3180)レビュー/評価
Inspiron 11 3000(3180)は11.6インチ液晶を搭載したコンパクトノートPC。

InspironノートのエントリーシリーズInspiron 3000シリーズに位置づけられており、価格を重視した構成になっています。

→参考:Inspiron 3000シリーズの特徴/ラインアップ

Inspiron 11 3000レビュー
Inspiron 11 3000(3180)の主な特徴は次のとおり。

・11.6インチ液晶搭載のコンパクトノート
・丸みを帯びたかわいらしいデザイン
・コストパフォーマンスに優れたAMDプロセッサを搭載
・最小構成で28,980円(税抜/配送料込)という安さを実現(この記事執筆時点)


11.6インチ液晶搭載
一番の特徴は、11.6インチ液晶という小さめの液晶パネルを搭載している点。液晶が小さいため、ボディがコンパクトなつくりになっており、かばんからの出し入れがしやすいほか、携帯しやすいです。いろんなところに持っていって使いたい、というニーズがあるのなら、オススメです。

→詳細情報:コンパクトなボディ

AMDプロセッサ搭載モデル
あと、インテルプロセッサではなく、コストパフォーマンスに優れたAMDプロセッサを搭載しているため、価格が抑えられています。

この記事執筆時点では、最小構成で28,980円(税抜/配送料込)という安さを実現しています。

約3万円で携帯性に優れたノートPCが手に入るというのは、なかなか魅力的です。

→詳細情報:AMDプロセッサを搭載しており、高いコストパフォーマンスを誇る

コスパ重視
上位シリーズで搭載されることの多いインテルCoreプロセッサ搭載モデルと比べると性能面で動きがもっさりするのは事実です。

しかし、Web閲覧/動画再生といった比較的負荷の軽いタスクであれば、個人的にはそれほどストレスなく処理できると思うので、性能よりも価格を重視したい人にとっては候補として検討するのはありでしょう(性能を重視したいのであればインテルCoreプロセッサ搭載モデルをオススメします)。

*DELL Webサイトの製品ページを確認する
Inspiron 11 3000(3180)
ここでは、Inspiron 11 3000の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説します。
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)コンパクトなボディ
コンパクトなボディ
Inspiron 11 3000(3180)は、11.6インチという小さめのサイズの液晶パネルを搭載しているため、コンパクトなボディに仕上がっています。

ノートと比較
ノートと比較してみました。

脇に抱えて持ってみた
こうやって脇に抱えて持ってみると、その小ささがよくわかります。

携帯しやすい
このぐらいの大きさだと、すごく携帯しやすいですね。

厚さ
厚さは約20.8mm。

掴みやすい
それほどスリムではありませんが、掴みやすい厚さです。

液晶を開く
液晶を開いたところ。

液晶 最大角度
液晶はここまで開くことができます。

持ち歩きしやすい
重量は約1.154kg。持ち歩くのがそんなに苦にならない重さです。

コンパクトなボディ
とにかくコンパクトなので持ちやすいですね。

すべりにくい
底面部がざらざらしているのですべりにくいです。持つときにしっかりホールドできます。

24インチモニタと比較
24インチ液晶モニタの横に置いてみました。11インチ液晶搭載のInspiron 11 3000のコンパクトさが際立ちます。

膝の上で作業できる
幅があまりないので、膝の上に置いて作業することも可能。外出先でちょっと作業したいときにも使えると思います。

かばんからの出し入れがしやすい
ボディの奥行きがあまりないので、かばんからの出し入れはすごくしやすいですね。

さっと取り出せる
取り出し口で引っかかることが少ないので、さっと取り出せます。

ディパック/仕事用の鞄の両方とも、出し入れしやすいです。
2)AMDプロセッサを搭載しており、高いコストパフォーマンスを誇る
【Inspiron 11 3000(3180)の主なスペック】
 
Inspiron 11 3000(3180)
OS
Windows 10 Home(S モード) 64ビット 日本語

Windows 10 Pro (64ビット) 日本語
 液晶
(最大解像度)
11.6インチ
(1366×768)
アンチグレア
タッチパネル
×
CPU
第7世代 AMD A6-9220e プロセッサー Radeon R4 グラフィックス付き/
第7世代 AMD A9-9420e プロセッサーRadeon R5 グラフィックス付き/
メモリ
4GB, DDR4, 2400MH
ストレージ
64GB/128GB eMMC ストレージ
グラフィックス
内蔵 グラフィックス AMD APU 付き
光学ドライブ
なし
主な端子類
1 x HDMI 1.4a
1 x USB 3.1 Gen 1
1 x USB 2.0
1 x マイクロSDカードリーダー(SD、SDHC、SDXC)
カラー
グレー/ホワイト
薄さ
約20.8mm
最小重量
1.154kg

OSには、Windows 10 Home(S モード)64ビット日本語/Windows 10 Pro (64ビット) 日本語を選択可能。

Windows 10 Home(S モード)は、Microsoft Store からのアプリのみが許可されており、セキュリティを強化できますが、従来のWidnowsアプリケーションは使えません。Windows 10 Home(S モード)はSモードを解除して、通常のWindows 10 Homeとして利用することが可能です。

→参考:Windows 10 (S モード) に関してよくあるご質問

CPUは、コストパフォーマンスに優れたAMDの第7世代APUを搭載。AMD A6-9220e/A9-9420e のいずれかを選択できます。

メモリは4GB搭載モデルを選択可能。

ストレージはスマホ等で使われることの多いeMMCストレージを搭載。64GB/128GBのいずれかの容量を搭載したモデルを選択できます。

いずれにしても、通常のノートPCに搭載されるストレージ容量と比べると少ないので、容量の大きなデータを扱う場合には外付けのストレージを用意した方がいいでしょうね。

グラフィックスは内蔵タイプ。描画処理能力はあまり期待できないので、画像/動画編集、ゲームといった、負荷のかかるタスクには不向きです。

この構成を見れば、Web閲覧/ビジネスアプリケーションの操作/動画再生といった、比較的負荷が軽めのタスク向けのノートだと言えると思います。

この記事執筆時点では、最小構成で28,980円(税抜/配送料込)という安さを実現しているので、価格重視の方にオススメですね。

Inspiron 11 3000 AMDのパフォーマンスをチェックしてみましょう。レビュー機のスペックは次のとおり。

●Inspiron 11 3000 AMD(グレー)エントリー・プラス
■CPU:第7世代 AMD A6-9220e プロセッサー Radeon R4 グラフィックス付き
■メモリ:4GB, DDR4, 2400MHz
■ストレージ:eMMC ストレージ
■グラフィック:内蔵グラフィックス AMD APU付き

Windowsエクスペリエンスインデックス
Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは上のとおり。

CPU:7.8/メモリ:5.9/ストレージ:6.8/グラフィックス:4.6

多少動作がもっさりすることがあります。なので、性能重視の人にはちょっと厳しいと思います。

ただし、動画を見たり、Webを閲覧したり、SNSをしたり、といった負荷が軽めのタスクであれば、個人的にはそれほどストレスは感じません。いつもキビキビ動かないと嫌だ!という人には厳しいですが、主にこうしたライトなタスクを行い、価格重視で、パフォーマンスはある程度妥協してもいい人にはありだと思います

あくまで安価でコンパクトなノートが欲しい人、これまでPCを持っていない人やセカンドマシンを探している人にも向いているでしょう。

レビュー機よりも上のスペック(第7世代AMD A9-9420e プロセッサーRadeon R5 グラフィックス付き/8GBメモリ)も構成できるので、パフォーマンス重視なら、こちらを検討するのもありでしょう。

ドラゴンクエストベンチマーク
ちなみにドラゴンクエストXベンチマークテストも実施してみました。

「標準品質」「1280×720」で「やや重い」の評価。やはりゲームを楽しむのは厳しそうです。

搭載している端子類は、USB 3.1 x1、USB 2.0 x 1、 HDMI v1.4a、microSDカードリーダー x 1、ヘッドフォン / マイク入力ジャックコンビネーション。

USB端子は2つ。映像出力端子として普及の進むHDMI端子を搭載しているので、外部モニタに出力可能です。

標準サイズのSDカードスロットは用意されていません。microSDカードしか使えないので、普段標準サイズのSDカードを使用している人は注意が必要です。

またLAN端子も搭載していないので、有線でネットに接続できません。ネットに接続するにはワイヤレス環境が必要です。

なお、高速でアクセス可能なIEEE acには非対応。802.11bgnが使用可能です。

あと、ステータスランプがないのでマシンの状態がわかりにくいですね。

スピーカー
スピーカーはキーボード上部の左右に配置されています。

キーボード上部 スピーカー
この位置にスピーカーがあると、手で音が遮られにくいので、直接音が耳に響いてきます。

音楽を聴いてみましたが、ちょっとシャカシャカしており、中低音が足りてない感じ。

ただ、この価格帯のノートとしては個人的には及第点をあげられる仕上がりです。期待しすぎるのはよくありませんが、バックグランドとして聞くには十分ありだと思います。
*DELL Webサイトの製品ページを確認する
Inspiron 11 3000(3180)
3)丸みを帯びたボディを採用
丸みを帯びたデザイン
Inspiron 11 3000(3180)では、四隅が丸みを帯びたデザインを採用しています。

かわいらしい感じ
柔らかみを帯びたデザインで、ちょっとかわいらしい感じがします。

光沢あり
天板部は光沢があります。すべすべした仕上がりです。

反射が綺麗
光が当たったときの反射が綺麗です。

安さ重視のノートPCですが、野暮ったい感じ、チープな感じはないです。

表面を手でちょっと触っただけでは汚れや指紋はつきにくいです。

ブラックとグレーのツートン
キーボードはブラック、キーボード周辺部はグレーとなっており、天板部と同じカラーリングのため、統一感があります。

カラーバリエーションとしてグレー以外にホワイトを選択可能です。

グレーは渋めですね。明るめのカラーが良ければホワイトがいいもしれません。丸みを帯びたデザインなので、ポップな感じに仕上がっていると思います。
4)各パーツをチェック
■液晶パネル
液晶
液晶は11.6インチパネルを採用。最大解像度1366×768ドットパネルを搭載しています。

非光沢パネル
非光沢タイプのアンチグレアパネルを搭載しているため、照明などの映り込みが発生しにくく実用性は高いと思います。

表示はちょっと淡い感じがします。あと青が強めです。

視野角
左右の視野角は十分ですが、上下の視野角が狭めです。上の写真のように、角度をずらすと、表示が見にくくなってしまいます。見づらいときは角度を微調整する必要があります。

このあたり、低価格モデルの宿命ですね。上位クラスのモデルに搭載されているIPSパネルであれば視野角が広いので、こんな風な見え方はしないのですが。

精細感
ただ、文字つぶれ等は発生しておらず、精細感はあります。角度をしっかり調整すれば、見づらさはほとんどないので、実際に作業するときに問題を感じるシーンは少ないと思います。

写真
自分で撮影した風景写真を表示してみました。細部までしっかり表現できています。

オンライン動画をフル画面で視聴してみましたが、圧倒的な綺麗さはありませんが、慣れれば見るのに不足はありません。あんまり期待しすぎず見るには十分だと思います。

■キーボード
キーボード
キーボード。

セパレートタイプ
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用しています。

Enterキー 小さめ
EnterキーとBackSpaceキーがちょっと小さめ。

Enterキー
最初は打ち間違えが発生しやすいかもしれませんが、慣れれば支障はないと思います。

キー 平ら
キー表面は平らになっています。

キー表面 ざらつき
キーの表面にはざらつきが設定されており、すべりにくい仕様になっています。

キーピッチ
キーピッチは約18mm。

使いやすいキーボード
フルサイズのキーボードよりも狭くなっていますが、実際に使ってみると、そんなに窮屈な感じはしないですね。

少し慣れれば、特に問題なくブラインドタッチできます。使っていて打ち間違えが発生しづらく、ストレスが溜まりにくいですね。

コンパクトノートなのにキーボードが使いやすいのはうれしいですね。価格の安いノートPCですが、キーボードに手を抜いていないと思います。
■タッチパッド
タッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体になったタイプを採用。

反応良好
タッチパッド、クリックボタンとも反応は良好。ストレス無く操作することができます。

パームレスト
パームレストは表面がつるつるしており、汚れがつきづらい仕様になっています。
■側面部
左側面部
左側面部。

HDMI端子
DC電源入力、HDMI端子、USB 3.1 Gen 1端子、microSDカードリーダーが配置されています。

microSDカードリーダー
通常サイズのSDカードは使えず、microSDカードのみが利用可能です。

カード装着
microSDカードを奥まで差し込んだところ。microSDカードのほぼ全体が収まりますが、少しだけはみ出しているのがわかります。

電源ケーブル接続
電源ケーブルを端子に接続したところ。ケーブルを接続する際には、少しスペースが必要です。

右側面部
右側面部。

USB
オーディオジャック、USB 2.0端子が配置されています。

左右にUSB端子
左右両側面部にUSB端子が配置されているので、どちら側でもUSBデバイスを接続できます。

背面部
背面部に端子類は配置されていません。

前面部
前面部。液晶を開くときに指を入れるだめの窪みが設定されています。

■底面部
底面部
底面部。継ぎ目はなく、簡単には筐体内部にアクセスできない仕様になっています。中央に「Inspiron」のロゴが配置されています。バッテリは内蔵されています。
■ACアダプタ/ケーブル
ACアダプタ/ケーブル
Inspiron 11 3000(3180)は本体がコンパクトなだけに、同梱されているACアダプタもコンパクトタイプです。

手の平サイズ
手の平サイズになっており、

立方体
持ちやすい立方体の形状をしています。

電源ケーブル
電源ケーブルはちょっと太め。

ACアダプタ重量
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は約262gです。
まとめ
Inspiron 11 3000レビューまとめ
以上、Inspiron 11 3000(3180)について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

・AMDプロセッサを搭載
・11.6インチ液晶搭載のコンパクトノート
・丸みを帯びたデザイン
・ホワイト/グレーのカラーリングを選択可能
・コストパフォーマンス重視のエントリーモデルとして位置づけられる
・最小構成で28,980円(税抜/配送料込)という安さを実現(この記事執筆時点)


ボディがコンパクトだということ、プロセッサにインテル製ではなくAMD製を搭載している点が大きな特徴です。

動きが多少もっさりするところがあるのは事実ですが、それでもこの価格でノートPCが手に入るのは大きな魅力だと思います。

まだパソコンを持っていないのであれば、おすすめしたいですね。パフォーマンス面が少し物足りないのですが、Web閲覧/動画再生といった、比較的負荷の軽い作業であれば、それほどストレスなく処理できると思います。

コンパクトボディなので、家の中のどこにでも移動させて、好きな場所で使用することが可能です。また、外に持ち出して利用するのもありでしょう。液晶が非光沢タイプなので、明るい場所でも画面の反射が気になりません。

ACアダプタもコンパクトなので一緒に持ち歩くのもそんなに苦にならないと思います。

すでにデスクトップマシンを持っている人がセカンドマシンとして購入するのもありだと思います。使いたいところですぐにPCを使えるというのは、本当に快適ですから。

多少動きがもっさりしてもいいから価格が安いパソコンが欲しい人、とにかく安さ重視のパソコンを選びたい人、いろんなところに持ち出して、自分の好きな場所/タイミングで使いたい人にオススメです。

*詳しくは、Inspiron 11 3000(3180)詳細情報 (DELL Webサイトにジャンプします)を参照してください。


DELLラインアップ シリーズ早見表
DELLラインアップ デスクトップ早見表 ノートブック早見表